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「ごめんっ!!!」
次の日、今度は俺が呼び出された。
そして昨日の事で長々と説教を食らっていた。
「そんな言葉で許されると思うなよ」
怖い。
いつも鋭い目付きがさらに鋭くなっている。
というか、美人の怒り顔がそもそも怖すぎる。
「俺やっぱり嫌われたよな…ごめんな…」
「当たり前だろう。あんな真似しておいて、嫌われる覚悟はできていたんだろう?」
「うう…でも婚姻届にサインもらっちゃったし…」
そう言うと相手はは?とでも言うような顔をした。
「ほら」
ぴらりと取り出した婚姻届(仮)を見て、ネオは全て思い出したのか顔をみるみるうちに赤くした。
「なっ…ばっ…!」
「ちゃんとお前の魔力が染み込んでるだろ?」
「貴様、なんで持ち込んできている!?」
「えー、だって、俺とお前のえっち記念だと思うと、な?」
「な?ではない!!それはもうしまえ!!」
そうするか。外気に晒して汚したらたまったもんじゃないもんな。
俺が丁寧にファイルに入れるのを見て、ネオはドン引きしていた。
もう怒る気も無くなったネオは、コホン、と咳払いをする。
「まぁ…なんだ。貴様は僕と一生を過ごすことを誓うんだな?」
「当たり前だろ」
「浮気しないよな?」
「ああ、絶対。お前も浮気できないもんな」
「?…ああ、浮気はしないタチだ」
「あはは、頼もしいな」
「…なら、付き合ってやらんこともない…」
最後は恥ずかしかったのか、だんだん声が小さくなっていった。
…って、ええ!?
「いいのか!?」
「フン、何度も言わせるな」
「ありがとう…!!絶対、絶対に幸せにするからな…」
嬉しすぎて、勢い余ってネオに抱きつく。
「暑苦しい!離れろ!」
「ごめん、もう少し…」
「…」
こうして、俺たちは結ばれた。
初めてが強姦だったと思うとかなり後悔しているが、今は毎日らぶらぶえっちを楽しんでいる。
「あ゙っ♡きさ、まっ♡♡ケイっ゙♡♡やりすぎだ…っ♡♡」
「ごめん、可愛すぎて止めらんねぇ…♡」
「お゙っ♡あ゙~~ッッ…♡♡」
…翌朝、怒られることが多いけどな。
次の日、今度は俺が呼び出された。
そして昨日の事で長々と説教を食らっていた。
「そんな言葉で許されると思うなよ」
怖い。
いつも鋭い目付きがさらに鋭くなっている。
というか、美人の怒り顔がそもそも怖すぎる。
「俺やっぱり嫌われたよな…ごめんな…」
「当たり前だろう。あんな真似しておいて、嫌われる覚悟はできていたんだろう?」
「うう…でも婚姻届にサインもらっちゃったし…」
そう言うと相手はは?とでも言うような顔をした。
「ほら」
ぴらりと取り出した婚姻届(仮)を見て、ネオは全て思い出したのか顔をみるみるうちに赤くした。
「なっ…ばっ…!」
「ちゃんとお前の魔力が染み込んでるだろ?」
「貴様、なんで持ち込んできている!?」
「えー、だって、俺とお前のえっち記念だと思うと、な?」
「な?ではない!!それはもうしまえ!!」
そうするか。外気に晒して汚したらたまったもんじゃないもんな。
俺が丁寧にファイルに入れるのを見て、ネオはドン引きしていた。
もう怒る気も無くなったネオは、コホン、と咳払いをする。
「まぁ…なんだ。貴様は僕と一生を過ごすことを誓うんだな?」
「当たり前だろ」
「浮気しないよな?」
「ああ、絶対。お前も浮気できないもんな」
「?…ああ、浮気はしないタチだ」
「あはは、頼もしいな」
「…なら、付き合ってやらんこともない…」
最後は恥ずかしかったのか、だんだん声が小さくなっていった。
…って、ええ!?
「いいのか!?」
「フン、何度も言わせるな」
「ありがとう…!!絶対、絶対に幸せにするからな…」
嬉しすぎて、勢い余ってネオに抱きつく。
「暑苦しい!離れろ!」
「ごめん、もう少し…」
「…」
こうして、俺たちは結ばれた。
初めてが強姦だったと思うとかなり後悔しているが、今は毎日らぶらぶえっちを楽しんでいる。
「あ゙っ♡きさ、まっ♡♡ケイっ゙♡♡やりすぎだ…っ♡♡」
「ごめん、可愛すぎて止めらんねぇ…♡」
「お゙っ♡あ゙~~ッッ…♡♡」
…翌朝、怒られることが多いけどな。
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