病弱モブは推しのサポキャラを助ける為に、お金も積むし、ゲームのシナリオも改変します

あやまみりぃ

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 結局休暇中は首都のスイーツ巡りをしたよ。シルバリウスが付きあってくれて、楽しかった!
 そして、ダンジョン復帰!
 ちょっと間が空いてしまった為、緊張したけどもまぁ俺は基本的に補助媒体を抱えてシルバリウスの腕の中にいるだけなのでね。
 ダンジョン復帰1日目は時間を優先した為、ドロップ品を何も取らずに来たんだけど、ちょっと不味かったみたい。
 次からは少なくても1つは魔石を持って帰ろうと思った。
 職員のハルさんが、顔色悪かったのが気になったけど大丈夫だろうか。

 そして、お馴染みダンジョン日誌。
-------------
・1/20~1/26お休み
・1/27ダンジョン地下23階
 なし(無しは不味そうなことが分かった)
・1/28お休み
・1/29ダンジョン地下25階
 金貨3枚(魔物自体が大きくなった為に魔石が大きくなった。帰ったのは夜中だった)
・1/30~31お休み
・2/1ダンジョン地下27階
 金貨2枚(魔物の遭遇率が高かった。帰ったのは朝方だった。腕の中で寝ちゃってたけど)
・2/2~4お休み
・2/5~6ダンジョン地下29階
 金貨3枚(初めて野宿した)
・2/7~8お休み
・2/9ダンジョン地下31階
 白金貨2枚、金貨24枚
-------------
 
 今まで、シルバリウスが戦闘もこなしていたんだけど、魔物自体が大きくなった為、揺れるシルバリウスの腕の中からでも問題なく魔物を屠る事が出来るようになったよ。
 おかげで立ち止まったり回避する手間が減ったので時間短縮!
 ただ、地下21階層からはフロア自体地下に下がれば下がる程やはり広くなっているし、魔物等の生息地域などの関係上遠回りしないといけない場面もあり、時間はかかった。
 と言っても、ここに来てシルバリウスの走る速度が上がったので、何とかなっている。
 ……実は「時」属性魔法の発動にはこう言う基礎体力や筋力が必要だったのだろうか。
 確かに肉体使う系の魔法だったら魔法で強化するか、筋肉で強化しないと体が壊れるか……。
 図らずとも重り(俺)を持ったまま移動するのが良い鍛錬になっているのかも。
 後は地下27階と地下28階の攻略時には初めてダンジョンで一夜を明かした。
 階段の近くが安全らしくて、俺たちも階段の近くで寝泊まりしたんだけど、他の攻略者達と初めて喋った!
 2人パーティはとても驚かれたし、”お前達が噂のサンタークロウスか”と言われたけど、何の話だろうか?
 話したのは気の良いおっちゃん達で飴をくれたり、現実の魔物とダンジョンの魔物の違いを教えてくれたり楽しかったけど、やっぱり夜はベッドで寝たい。
 まぁ、シルバリウスと1つの毛布を使って座りながら寝るのも良かったけど、シルバリウス周りを警戒して寝れないからね。
 階段の近くは魔物の被害はなくても、人に襲われる可能性がある為、やっぱり見張りは必要だそう。
 まぁ、シルバリウスの勧めもあり俺はしっかり寝させて貰ったけど。

 地下29階の攻略は早朝5時から行って、夜8時位までかかった。
 本当ならまた野宿して翌日に地下30階のボス戦に挑んだ方が良いのだろうが、ベッドで眠りたかったので、軽く夕食を食べつつ長めの休憩を取り、ボス戦へ。
 色々な魔物がワラワラ出てきては屠り、出て来ては屠りと、結局2人でボスを倒すのに約2時間かかったし、俺も魔力が残り4割になっていたし、シルバリウスも俺も何度かヒヤッとする場面があったのでさすが30階のボスだろう。
 あとはドロップ品を回収するのにも結構時間がかかった。
 ……地道にしゃがんで拾って収納しての繰り返しで、回収が面倒くさすぎるのだが何とかならないだろうか?

 休憩しつつ、帰還報告をする為に受付に行くと遠い目をしたハルさんがいた。
 最近いつ行っても帰還後の受付はハルさんが対応してくれるのだが、俺達の専属担当になったのだろうか?

 遠い目をしたまま、ダンジョンカードのランクがアップ!
 殆どシルバリウスのおかげなんだけど、ゴールドカードとなるとやっぱりちょっと嬉しいよね。
 その時一緒に”魔石の回収とか面倒くさいのだが何か良い方法はないか”と聞いたところ、従来通りポーター(荷運びが専門の攻略者)を雇うのが良いのではないかという話しだったが、そもそも地下30階層まで行けるポーターが限りなく少ない。
 他の案を聞くと、ゴーレムを使うのが良いのではないかという事で、ゴーレムを売っているお店を紹介してもらい、前回同様シルバーカードの時より増えた提携のお店の冊子を貰い、報酬の受け取りへ。
 白金貨2枚、金貨24枚と報酬は良かったが、労力と報酬の割合を考えるとやっぱり地下20階のダンジョンの方が良さそうだった。

 ***

〈???視点〉
「あぁ? あいつらは2日前に地下29階の転移陣で帰ってきた?」
「はい。詳しくは担当の者を呼びますが」
 ダンジョン協会の貴賓室に、職員と青年が2人。主に喋っているのは職員と茶髪の青年だ。
「いや、そんじゃ近いうちに地下29階の攻略も始めるだろ。俺たちも肩慣らしを兼ねて明日から先に入っておくか。
 まぁ、地下29階は使えるルートが殆ど決められているようなものだからどっかで見ることができるだろ」
「地下29階への受付報告を待ってから、地下31階へ転移し、30階のボス部屋で待っていた方が良いのではないでしょうか?」
 一緒にいたもう一人の緑髪眼鏡の青年が茶髪の青年に声をかける。
「いや、俺も”サンタークロウス”がどんな感じなのか見てみたいからな。ダンジョンも久しぶりだし」

 因みにこの茶髪の青年が言うあいつらとは、リューイとシルバリウスの2人組の事で、地下29階の攻略を始めたのは奇しくも同じ日だった。
 ただし、1日で攻略するつもりだったリューイ達は朝早く出発しており、それに気が付いた職員が茶髪の青年に報告しようにも、既に茶髪の青年はダンジョン攻略へ行ってしまった後だったと言う。
 3時間の差で、後から来ると思っている茶髪の青年達が”サンタークロウス”に遭遇する事は無かった。
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