【R18】禁断の家庭教師

幻田恋人

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8章「二人だけの秘密…」

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号泣していた私を、レイコは泣き止むまで抱きしめていてくれた。

不思議なものでレイコに抱かれていると安心したのか、それまで放心状態だった私の呼吸は落ち着いてきた。
高ぶっていた感情も次第に静まり、レイコの腕の中で最初はぐったりとしていた私は次第に力を取り戻した。

だが、私のペニスはまだ萎えずに上を向いていた。
もうレイコの手には握られていなかったのだが、そいつはレイコの腹に押し付けられたまま元気を失っていなかった…
先端からは恥ずかしい液体があふれ出して、彼女の白いブラウスの濡れていない部分に染みを作っていた。

そのことに気付いた私は、レイコから身体を離そうとした。

「もう、大丈夫なの?」
レイコが私の顔を覗き込むように見つめて聞いた。

「はい、泣いたりしてごめんなさい…
 気持ちは落ち着きました… でもこいつがまだ…」
私は下を向いて自分のモノを見下ろして呟いた。

レイコは少し笑って、
「すごいのね、セイジさんは…
 あんなにたくさん私の顔に出したのに、ずっと立ちっぱなしだったものね…
 あなたの硬いのがお腹に当たってたから、私も落ち着かなかったわ。」
わずかに私から身を引いた。

私は恥ずかしくて仕方がなかった。
レイコにまだ怒張している私のむき出しのペニスを見つめられているのだ…

レイコは
「でも、あなたの大事な部分が無事で良かった。
 フフフ、少し元気すぎるようだけど…」
と笑顔で私を見つめながら、白く細長い指先で私の亀頭に触れ、先端から出てくる液体を優しく指でなぞった。
そして、人差し指と親指の間で糸を引く透明な液体をうっとりと見つめて、

「綺麗…」

とつぶやいて、濡れた指を舌先で舐めとった。

私は身体を震わせ、レイコの美しい顔を見つめた…
レイコの笑顔… 私には女神の笑顔に見える。

「初めてだったんです… 僕…」
とつぶやく私に

「?」
問いかけるようなまなざしを向けるレイコ。

「女の人に触られるの… それに見られるのも…」
私は消え入りそうな声でレイコに言った。
その時には勃起は治まり、私と同じように下を向いていた。

レイコは美しい眉をひそめて言った。
「そうだったの…
 ごめんなさい…
 初めての異性との大切な射精を、私みたいなおばさんの手で出させてしまって…」

本当にすまなさそうな表情でレイコはうつむく。

私は大きく首を振り、大声でレイコに言った。
「そんなことありませんっ!
 レイコさんは、おばさんなんかじゃないっ!
 僕の… 僕の憧れの人なんです…」

「あなただから、うれしかったんです…
 恥ずかしかったけど… レイコさんだから幸せな気持ちで射精出来たんです。
 僕の人生で一番気持ちのいい射精でした…」
と自分の気持ちを正直に告白した。、

「ごめんなさい、レイコさんだなんて呼んで…」

レイコは首を振って、
「それでいいわ、二人の時は『お母さん』なんて呼ばないでね。
 呼んだら怒るわよ。」
と言って笑った。

「それに、ありがとう。
 あなたの気持ちは本当にうれしい…」

「でも…、うれしいけど、それ以上は言っちゃだめ。」
と彼女は小さく首を振って、

「私は人の妻なのよ…」
少しさびしげにレイコは言った。

「……」
私はレイコにもっと自分の気持ちを訴えたかったが、

「でも… 好きなんです…」

言えたのはたったこれだけだった。

レイコは美しい目で、私をじっと見つめていた。
彼女の瞳が少しうるんだように見えたが、私の気のせいだろうか?

そしてレイコは立ち上がり、
「さあ、セイジさん。
 汚れた部分を洗って着替えなさい。服を用意するわ。
 私も顔を綺麗にしなきゃ。」
と言って、私の肩を優しく叩くと浴室を出て行った。

そうなのだ、レイコの美しい顔を私の精液でドロドロにしてしまったのだ…
今では乾いてカピカピになっていた
申し訳なくて仕方がなかったが、少しうれしい自分もいた。

憧れのレイコが私の放出した精液を顔で受け止め、そればかりか全部飲んでくれたのだ…
私は感動で身体が震えた…

レイコに言われたとおりに、私は自分の精液とこぼした紅茶で汚れた下半身を洗い流した。
彼女の手の感触を思い出して、また少し勃起してしまった。

私はレイコが用意してくれたバスタオルで身体を拭き、その横に置いてあった新しい男物のパンツとウエストがフリーサイズのスラックスを履いた。

リビングに入ると、すでにレイコが待っていた。
彼女の顔は綺麗になり、いつもの美しい顔に戻っていた。
私はレイコの顔に見とれた。

「そのズボン、サイズはおかしくないようね。
 夫の部屋着用にに買っておいた新品なのよ。安心してね。
 今日はそれを履いて帰りなさい。」
レイコは明るい口調で私に言った。

「はい、ありがとうございます。」
私は礼を言い、ソファーに腰掛けた。

レイコが、
「もう一度紅茶を淹れるわね。
 フフフ、今度はこぼさないから。」
と言ってキッチンに姿を消した。

私は一人になってため息をついて思った。

『よかった、レイコが普段通り明るく話してくれて…』

私はレイコが口をきいてくれないのではないかと不安だったのだ。
レイコに嫌われたのではなかったので安心した。
安心すると、また涙が出てきた。


新しいティーセットを持ってきたレイコは、二人分の紅茶を淹れて私の向かいのソファーに腰を下ろした。

「さあ、いただきましょ。体が温まるから。
 少しブランデーを入れたの。」
彼女はそう言って、自分でも飲み始めた。

私も飲んだが、彼女の言うように身体が中から温まってくる…

少しの沈黙の後、レイコが言った。

「今日の浴室でのことは二人だけの秘密よ、サヤカには絶対に言わないで。
 約束して。」

私は慌てて頷き、
「言いませんっ、誰にも!」
と、大声で誓った。
 
「二人だけの秘密… 二人だけの…」
私はその言葉の響きに、嬉しさのあまり眩暈を感じた。

レイコが私の目を見つめて
「それで、あなたの話っていうのは何なの?」
と聞いてきた。

「えっ、あ、あの、それは…」
私はどもってしまった。

「ふふふ…、私の下着の事?」
微笑んだレイコの口から出た言葉に、私は愕然とした。

「知ってたんですか…」
私は身体中の力が抜けてしまった…
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