私の不倫日記

幻田恋人

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12章「抜きたくない」

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とあるホテルの一室…

私がヨーコの顔を見つめて言った。
「今日は思いっきりやるで!」

ヨーコはニヤッと笑いながら答える。
「オーッ! いっぱいやるでー!」

二人は、はしゃぎながらも真剣に互いの目を見つめ合った。
そして、抱き合いキスをした二人は一緒に浴室へに入った。

 最近、なかなか都合が付かずに私とヨーコはう事が出来なかった。
 ほぼ毎日の電話は欠かす事はなかったが、愛し合う若い二人には物足りないどころか我慢がまん出来るはずが無かった。。

二人の悶々もんもんとする日が続いた。

やっとえた…
 二人はまるで声しか聴くことの出来ないラジオのアイドルに会えたかのように、お互いにえた喜びで感動にふるえた。。

 大げさなようだが、写メやビデオメッセージなど無かった当時は互いの姿を見る事もかなわず、電話の声のみで我慢するしかなかったのだ。
 だからえて互いの顔を見ることの出来た時の感動はひとしおなのである。

 二人はこれが夢ではなく、本物であることを確かめるかのようにお互いに恐る恐るそうっとれてみる。

互いの身体にれてみて初めて、夢ではないことに安心を覚える。

 愛する相手が現実にそこにいることを確認出来ると、もう我慢がまんは必要なかった。
誰にも遠慮はらない。

二人だけの世界…

思いっきり愛し合った。
 若く愛し合う二人は、普段えない鬱憤うっぷんをここぞとばかりに、互いに相手にぶつけるように激しく愛し合った。

ヨーコが私に言った。
「今日は大丈夫な日やから、中に出してもええで…」

 そう許しを得ていた私は、歓喜と共に彼女の中に合計で4回も放出した…

 一度射精しても抜かないでつながったまま、彼女の中で私自身が回復するまで休む。
回復すればまた愛の行為の開始だ。私は腰を動かし始める…これを私は三回繰り返した。

ヨーコが快楽にあえぎながらも私の体力を心配して聞いてくる。
「あっ… 私は…気持ちええけど、うっ… あん… セイジさん…大丈夫なん…? うっ… いい…」

私は息をはずませながら、彼女の中のピストン運動を止めずに答える。
「はっ… はっ… 平気やで、ヨーコの中から抜きたくないねん… はっ… はっ… うっ…」

 二人はつながったままで色々と体位を変えて、射精をしてもまた愛の行為を繰り返した。

長かった…
自分でも信じられないくらいの激しい交わりだった…
愛し合う若い二人だから出来たのだと思う。

愛のいとなみが終わり…
 さすがに疲れた二人はつながっていた身体を離して横たわり、互いの手を握り合って激しかった行為の余韻よいんひたった。

「いっぱいやったね… 二人とも湯気ゆげ出てるんちゃう?」
笑いながらヨーコが言う。

「うん、あったかいヨーコの中に僕のあったかいのんいっぱい出したからな… ホカホカで湯気ゆげ立ってるで、きっと。もう出されへんかな?」
私も笑って答えた。

彼女は笑いながらも、うっとりとした表情で私の股間をでながら言う。
「よう抜かんと4回も出来るなあ、びっくりしたわ。
あんなん初めてやで… やりすぎや、セイジさん。」

私はヨーコの目を見つめて真剣に答えた。
「僕かて初めてや。でもヨーコの中から抜きたくなかったんや、抜くのん怖かってん… ヨーコとずっとつながってたかってん…」

ヨーコもうっとりとした目で私を見返して言う。
「うれしい… 私もセイジさんとずっと一つでいたかったもん…」

二人は見つめ合い、手を握り互いに指をからませ合った。
私達は今の幸せに感動していた。

「こんな気持ちのいいセックスは初めてや!」
 私はガバッと身体を起こしてヨーコにおおいかぶさり、二人のひたいをくっつけ合って、彼女の目をのぞき込みながらささやいた。

「また、しよな…」

彼女は上になった私の目を見返しながらうなずいて答えた。
「うん、する…」

私はヨーコの答えに満足しながらも念を押すように彼女に言う。
「絶対、絶対やで! 今度は抜かず5回に挑戦!」

「無理」
ヨーコは笑って首を横に振っている。

「無理ちゃうて。絶対やるねん!」
私はゆずらない。ヨーコに小指を差し出して言う。

「約束しよ、指切りや!」

「もう… しゃあない人やな」
ヨーコはあきらめて苦笑しながら、私と指を切った。

二人は指切りしながら大声で笑った。
笑いすぎて涙が出た…

幸せだった…
私の生きてきた人生で一番幸福な時間…
いつまでも続いてほしい…

時間よ止まってくれ!

祈る私だったが、少しアレがいただるかった.

やっぱり、やりすぎたか…
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