39 / 52
第39話 光、到着
しおりを挟む
「僕さ、最近凄く食欲があるんだよね~
食べ過ぎて便秘になったのかな?
体重も増えたし、
甘いものは控えたほうがいいのかな~?」
そう言いながらも、
陽向はケーキを三つも注文してその上にメロンソーダ・フロートを注文していた。
僕は目を白黒とさせながら、
「あ~ やっぱりそれって食べ過ぎでは……?!」
と言うと、陽向は照れ笑いをしながら、
「だよね、そう思うよね?!
でも、中毒みたいで、我慢できないんだ~」
そう言いながらやってきたケーキを3秒と言わず平らげた。
いや、3秒と言うのは大袈裟だけど、
すごい速さで食べてしまった。
そしてメロンソーダ・フロートのアイスを平らげると、
炭酸水なのにゴクゴクと水の様に飲み干していた。
「プハー」
っと言ってグラスを離した陽向の口にはクリームがべっとりとついていて、
それを舐めて落とす姿が猫の様で、
気づけば周りにいた何人かの男性がチラチラと陽向の方を見ていた。
きっと、彼の食欲や食べ方を皆見ていたんではない。
きっとそんな陽向が可愛いから……
そんな事を思っていると光が早くも到着した。
後ろから陽向に抱きつくと、
「お前、心配させるなよ」
そう言って陽向の頭に顔を埋めた。
「え? あれ? 光?!」
突然の光の登場にビクッりして目を白黒させる陽向に、
「今から病院へ行くぞ」
そう言って伝票を手に取った。
暫く唖然としていた陽向は僕の方に向き替えると、
「あー! さてはサム!
光に僕が便秘だっていったんだな!」
と、ここが茶店という事を忘れたかの様に大声で言う陽向に、
「君、光にバレるのが恥ずかしいってクネクネしてたのに、
その他大勢にバレるのは構わないんだ……」
そう言うと陽向は、
「え~ 他の人なんて芋やカボチャと一緒だよ~」
そう言って笑った。
向こうで既に支払いを済ませた光が、
「何恥ずかしげもなく大声ではなしてるんだよ。
主治医には連絡入れておいたから待っていてくれてるんだぞ。
早く来いよ」
そう言って光が颯爽と茶店のドアを開けると、
僕たちが来るのを待っていてくれた。
モールの前に待たせておいた車に乗り込むと、
陽向の掛かり付けの産婦人科だと言うところへと向かった。
「へ? 産婦人科?! 便秘って産婦人科だったの?!
僕、てっきり胃腸科だと思ってたよ~」
と馬鹿な事を言っている陽向をしかめっ面で見た後、
ふ~っと息をついて目を閉じた。
かの陽向は、
「ク~ ケーキもう一個食べたかったな~」
と、まださっきのケーキを恋しそうに思い出していた。
そうこうしているうちに、
車は柳産婦人科という所へと入って行った。
中へ入ると、委員長らしき人がロビーまで出迎えてくれて、
直ぐに二人を診察室へと通してくれた。
「サムはここで待機していてくれるか?」
そう言われ、僕はロビーの椅子に腰掛けた。
そして30分ほどもすると二人が診察室から出てきた。
僕はドキッとして椅子から立ち上がった。
早く結果を知りたくて二人の方を見ると、
光はドクターと何やら話している様で忙しそうだったので、
陽向の方を伺うと、陽向は真っ青な顔をして
心ここにあらずみたいな感じだったので、
僕の方までソワソワとしてしまった。
食べ過ぎて便秘になったのかな?
体重も増えたし、
甘いものは控えたほうがいいのかな~?」
そう言いながらも、
陽向はケーキを三つも注文してその上にメロンソーダ・フロートを注文していた。
僕は目を白黒とさせながら、
「あ~ やっぱりそれって食べ過ぎでは……?!」
と言うと、陽向は照れ笑いをしながら、
「だよね、そう思うよね?!
でも、中毒みたいで、我慢できないんだ~」
そう言いながらやってきたケーキを3秒と言わず平らげた。
いや、3秒と言うのは大袈裟だけど、
すごい速さで食べてしまった。
そしてメロンソーダ・フロートのアイスを平らげると、
炭酸水なのにゴクゴクと水の様に飲み干していた。
「プハー」
っと言ってグラスを離した陽向の口にはクリームがべっとりとついていて、
それを舐めて落とす姿が猫の様で、
気づけば周りにいた何人かの男性がチラチラと陽向の方を見ていた。
きっと、彼の食欲や食べ方を皆見ていたんではない。
きっとそんな陽向が可愛いから……
そんな事を思っていると光が早くも到着した。
後ろから陽向に抱きつくと、
「お前、心配させるなよ」
そう言って陽向の頭に顔を埋めた。
「え? あれ? 光?!」
突然の光の登場にビクッりして目を白黒させる陽向に、
「今から病院へ行くぞ」
そう言って伝票を手に取った。
暫く唖然としていた陽向は僕の方に向き替えると、
「あー! さてはサム!
光に僕が便秘だっていったんだな!」
と、ここが茶店という事を忘れたかの様に大声で言う陽向に、
「君、光にバレるのが恥ずかしいってクネクネしてたのに、
その他大勢にバレるのは構わないんだ……」
そう言うと陽向は、
「え~ 他の人なんて芋やカボチャと一緒だよ~」
そう言って笑った。
向こうで既に支払いを済ませた光が、
「何恥ずかしげもなく大声ではなしてるんだよ。
主治医には連絡入れておいたから待っていてくれてるんだぞ。
早く来いよ」
そう言って光が颯爽と茶店のドアを開けると、
僕たちが来るのを待っていてくれた。
モールの前に待たせておいた車に乗り込むと、
陽向の掛かり付けの産婦人科だと言うところへと向かった。
「へ? 産婦人科?! 便秘って産婦人科だったの?!
僕、てっきり胃腸科だと思ってたよ~」
と馬鹿な事を言っている陽向をしかめっ面で見た後、
ふ~っと息をついて目を閉じた。
かの陽向は、
「ク~ ケーキもう一個食べたかったな~」
と、まださっきのケーキを恋しそうに思い出していた。
そうこうしているうちに、
車は柳産婦人科という所へと入って行った。
中へ入ると、委員長らしき人がロビーまで出迎えてくれて、
直ぐに二人を診察室へと通してくれた。
「サムはここで待機していてくれるか?」
そう言われ、僕はロビーの椅子に腰掛けた。
そして30分ほどもすると二人が診察室から出てきた。
僕はドキッとして椅子から立ち上がった。
早く結果を知りたくて二人の方を見ると、
光はドクターと何やら話している様で忙しそうだったので、
陽向の方を伺うと、陽向は真っ青な顔をして
心ここにあらずみたいな感じだったので、
僕の方までソワソワとしてしまった。
0
あなたにおすすめの小説
流れる星、どうかお願い
ハル
BL
羽水 結弦(うすい ゆずる)
オメガで高校中退の彼は国内の財閥の一つ、羽水本家の次男、羽水要と番になって約8年
高層マンションに住み、気兼ねなくスーパーで買い物をして好きな料理を食べられる。同じ性の人からすれば恵まれた生活をしている彼
そんな彼が夜、空を眺めて流れ星に祈る願いはただ一つ
”要が幸せになりますように”
オメガバースの世界を舞台にしたアルファ×オメガ
王道な関係の二人が織りなすラブストーリーをお楽しみに!
一応、更新していきますが、修正が入ることは多いので
ちょっと読みづらくなったら申し訳ないですが
お付き合いください!
天啓によると殿下の婚約者ではなくなります
ふゆきまゆ
BL
この国に生きる者は必ず受けなければいけない「天啓の儀」。それはその者が未来で最も大きく人生が動く時を見せる。
フィルニース国の貴族令息、アレンシカ・リリーベルは天啓の儀で未来を見た。きっと殿下との結婚式が映されると信じて。しかし悲しくも映ったのは殿下から婚約破棄される未来だった。腕の中に別の人を抱きながら。自分には冷たい殿下がそんなに愛している人ならば、自分は穏便に身を引いて二人を祝福しましょう。そうして一年後、学園に入学後に出会った友人になった将来の殿下の想い人をそれとなく応援しようと思ったら…。
●婚約破棄ものですが主人公に悪役令息、転生転移、回帰の要素はありません。
性表現は一切出てきません。
36.8℃
月波結
BL
高校2年生、音寧は繊細なΩ。幼馴染の秀一郎は文武両道のα。
ふたりは「番候補」として婚約を控えながら、音寧のフェロモンの影響で距離を保たなければならない。
近づけば香りが溢れ、ふたりの感情が揺れる。音寧のフェロモンは、バニラビーンズの甘い香りに例えられ、『運命の番』と言われる秀一郎の身体はそれに強く反応してしまう。
制度、家族、将来——すべてがふたりを結びつけようとする一方で、薬で抑えた想いは、触れられない手の間をすり抜けていく。
転校生の肇くんとの友情、婚約者候補としての葛藤、そして「待ってる」の一言が、ふたりの未来を静かに照らす。
36.8℃の微熱が続く日々の中で、ふたりは“運命”を選び取ることができるのか。
香りと距離、運命、そして選択の物語。
奇跡に祝福を
善奈美
BL
家族に爪弾きにされていた僕。高等部三学年に進級してすぐ、四神の一つ、西條家の後継者である彼が記憶喪失になった。運命であると僕は知っていたけど、ずっと避けていた。でも、記憶がなくなったことで僕は彼と過ごすことになった。でも、記憶が戻ったら終わり、そんな関係だった。
※不定期更新になります。
愛しい番に愛されたいオメガなボクの奮闘記
天田れおぽん
BL
ボク、アイリス・ロックハートは愛しい番であるオズワルドと出会った。
だけどオズワルドには初恋の人がいる。
でもボクは負けない。
ボクは愛しいオズワルドの唯一になるため、番のオメガであることに甘えることなく頑張るんだっ!
※「可愛いあの子は番にされて、もうオレの手は届かない」のオズワルド君の番の物語です。
※他サイトでも連載中
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
✻本作品(オリジナル)の結末をif(運命の番)ルートに入れ替えて、他サイトでの投稿を始めました。タイトルは「一度目の結婚で愛も希望も失くした僕が、移住先で運命と出逢い、二度目の結婚で愛されるまで」に変えてます。
オリジナルの本編結末は完全なハッピーエンドとはいえないかもしれませんが、「一度目の〜…」は琳が幸せな結婚をするハッピーエンド一択です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる