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第45話 繋がらない携帯
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仁は暫く自分の指を眺めていた。
そしてハ~っと息をつくと、
自分の指を少し摩ってフ~っと息を吹きかた。
「すまん、俺って実を言うと静電気人間なんだ。
まさか湿った頬で静電気が起きるとは思わなかったけど、
痛かったよな?」
そう言って苦笑いした。
“やっぱり静電気?
違うような気もするけど……だったら何?!”
僕にとっては少し謎だったけど、
仁のそう言った時の表情が少し可愛くて、
こんな状況なのにドキンと心臓が高鳴ってしまった。
“こんな時に僕は何を考えてるんだ!
静まれ心臓! 静まれ!”
時折仁の見せる表情にドギマギとし始めた僕は
その感情が何だか分からないままでいた。
「それで? 俺の質問の問いは?
何故そんなに慌ててるんだ?」
仁にまた尋ねられ、
「そう、そう、ねえ、
その辺で僕の後をついて来てるっぽい人見掛けなかった?!」
と逆に仁に尋ねた。
仁は首を捻ると、
急に真顔になって、
「何?! 誰かサムの事つけて来てたのか?!」
と怒った様に辺りを見回した。
僕も仁につられて辺りを見回したけど、
もうそれらしき人影は見当たらなかった。
「うん、もう辺りに怪しい人物は居なさそうだけど、
誰かがずっと後を付けて来てたのは間違い無いよ。
だから僕は家まで逃げようと走り出したところで仁に捕まって……」
「おい、おい、捕まってって、
人聞悪いな~
俺がお前の事つけて来てたやつみたいじゃ無いか」
そう仁に言い返され、苦笑いしながら
「や、実を言うと、
最初仁が現れたときはそう思ったんだけど、
でも今はハッキリと違うって分かってるから!」
そう答えると、
「何だかショックだな~
こんなにお前の事心配してるのに~」
そう言って冗談とも取れる様な顔をして笑った仁に又心臓は高鳴った。
僕は震える声で自分の心を隠す様に
「ねえ、仁が僕を見つけた時、
僕の事を陰からチラチラとみて人はいなかった?
周りにそんな怪しい人は居なかった?!」
そう尋ねると仁は考えた様にして少し記憶を辿っていたけど、
「いや、そう言った人物には気付かなかったけど、
普通そう言う奴らの尾行ってそう簡単に分かるもんなのか?
そうだとすると、かなり間抜けなスパイだよな。
人選間違ったんじゃ無いか?!」
そう揶揄ったように言う仁にクスッと笑って、
「実を言うと僕もそれは思ったんだよね。
彼等の尾行を僕なんかが気付く筈はないって。
もしかしてこれまでとは違った別の組織なのかな?」
僕がそう言うと、仁は少し考えた様にして、
「トムには連絡してみたのか?」
と尋ねた。
僕は思い出したように手をポーンと叩いて、
「あ、そう言えば、トムに連絡といえば、
携帯が少し変なんだよね。
何度かけても一度鳴って切れるんだ。
今までこんな事は一度も無かったのに……」
そう言うと、仁は
「お前の携帯、ちょっと見てみても良いか?」
そう言って手を差し出した。
そしてハ~っと息をつくと、
自分の指を少し摩ってフ~っと息を吹きかた。
「すまん、俺って実を言うと静電気人間なんだ。
まさか湿った頬で静電気が起きるとは思わなかったけど、
痛かったよな?」
そう言って苦笑いした。
“やっぱり静電気?
違うような気もするけど……だったら何?!”
僕にとっては少し謎だったけど、
仁のそう言った時の表情が少し可愛くて、
こんな状況なのにドキンと心臓が高鳴ってしまった。
“こんな時に僕は何を考えてるんだ!
静まれ心臓! 静まれ!”
時折仁の見せる表情にドギマギとし始めた僕は
その感情が何だか分からないままでいた。
「それで? 俺の質問の問いは?
何故そんなに慌ててるんだ?」
仁にまた尋ねられ、
「そう、そう、ねえ、
その辺で僕の後をついて来てるっぽい人見掛けなかった?!」
と逆に仁に尋ねた。
仁は首を捻ると、
急に真顔になって、
「何?! 誰かサムの事つけて来てたのか?!」
と怒った様に辺りを見回した。
僕も仁につられて辺りを見回したけど、
もうそれらしき人影は見当たらなかった。
「うん、もう辺りに怪しい人物は居なさそうだけど、
誰かがずっと後を付けて来てたのは間違い無いよ。
だから僕は家まで逃げようと走り出したところで仁に捕まって……」
「おい、おい、捕まってって、
人聞悪いな~
俺がお前の事つけて来てたやつみたいじゃ無いか」
そう仁に言い返され、苦笑いしながら
「や、実を言うと、
最初仁が現れたときはそう思ったんだけど、
でも今はハッキリと違うって分かってるから!」
そう答えると、
「何だかショックだな~
こんなにお前の事心配してるのに~」
そう言って冗談とも取れる様な顔をして笑った仁に又心臓は高鳴った。
僕は震える声で自分の心を隠す様に
「ねえ、仁が僕を見つけた時、
僕の事を陰からチラチラとみて人はいなかった?
周りにそんな怪しい人は居なかった?!」
そう尋ねると仁は考えた様にして少し記憶を辿っていたけど、
「いや、そう言った人物には気付かなかったけど、
普通そう言う奴らの尾行ってそう簡単に分かるもんなのか?
そうだとすると、かなり間抜けなスパイだよな。
人選間違ったんじゃ無いか?!」
そう揶揄ったように言う仁にクスッと笑って、
「実を言うと僕もそれは思ったんだよね。
彼等の尾行を僕なんかが気付く筈はないって。
もしかしてこれまでとは違った別の組織なのかな?」
僕がそう言うと、仁は少し考えた様にして、
「トムには連絡してみたのか?」
と尋ねた。
僕は思い出したように手をポーンと叩いて、
「あ、そう言えば、トムに連絡といえば、
携帯が少し変なんだよね。
何度かけても一度鳴って切れるんだ。
今までこんな事は一度も無かったのに……」
そう言うと、仁は
「お前の携帯、ちょっと見てみても良いか?」
そう言って手を差し出した。
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