新日本書紀《異世界転移後の日本と、通訳担当自衛官が往く》

橘末

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第二章 西端半島戦役

第二十五話 父親

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    父親の話をしよう。

    真面目な父親だった。
    どれくらい真面目かと言うと、実の息子が笑った顔を思い出せない程だ。
    何時見ても、引き締まった表情だったとおもう。
    仏頂面という訳でも無かったから、旧家の当主としての重責を感じていたのかもしれない。
    当然、躾は厳しかった。
    甘い母親に厳しい父親。
    それでバランスが取れていたと思う。

    そんな父親だったが、旧家の割に開明的な家風という事もあって、体罰の類いは皆無だった。
    ビンタすら無かったから、そういう意味では一般家庭よりも緩かったかもな。
    厳しいというのは、躾の細かさだ。
    旧家であり宮司だからか、実家の禁止事項は本当に多かった。
    あれは駄目、これは駄目のオンパレードだったと思う。
    正直、一般家庭の数十倍はあったとしても、何ら不思議じゃない。
    一般家庭を知らないから、何とも言えないけど……………。
    引き取り先の遠縁も、結構裕福な家だったからな??。

    え、自慢じゃないよ。

    自慢じゃないから帰らないで。
    だいたい、何処へ帰るつもりなんだよ?
    いや、ホントホント。

    でだ、どこまで話したっけ?

    そうそう、厳しい躾話だ。
    どれだけ厳しいかと言うと、部屋の性質毎に入り方すら、かなり違った覚えがあるな。
    この部屋は洋室で客間だから、ノック何回とか。
    和室なんかだと、部屋に踏み込む足の順番が決まってたな。
    この部屋は右足からとか。
    あとは、どの襖を開けて入るとか、出るとかだな。
    入口と出口が別になってる部屋が、半分以上だぞ。
    信じられるか?
    訳の分からない習慣がほとんどだったさ。

    ただ楽だったのは、客に強要しないってところか。
    考えてもみろよ。
    ただでさえ妬ましいボンボンだぞ。
    家に行って変なルールを押し付けられたら、どう思うよ?
    せっかく広い家へ遊びに来たのにかくれんぼもやりにくいとか、子供には相当なストレスだぞ。
    虐められたっておかしくない。
    子供でも、そういうところは田舎社会だからな。
    まあ、実際には家が家だから遠巻きにされるぐらいか。
    子供って、意外と空気が読めたりするよな。

    そういえば、家に来た民俗学者に一度だけ会った覚えがあったっけ。
    訳の分からない習慣について、根掘り葉掘り訊いてた。
    父親が困った様な、うんざりした様な顔を見せたのは、かなり珍しかったから印象に残っている。

    仏頂面じゃなかったし、普段から引き締まった表情だったのは事実だが、何て言うのかな…………。
    どこか無表情に近いというか、感情が無さそうというのか……………。

    ああ、そうそう。
    そんな感じだ。
    感情が稀薄なんだな。
    そんな父親だったから、その時の表情は印象に残っているんだ。

    あの時の学者さんどうしたのかな?
    しつこそうだったけど、二度と来なかったな。
    父親のあの表情も、それっきりだった。
    旧家らしく、秘密主義的なところがあったからな。
    根掘り葉掘りは、そうとう嫌だったんだろう。

    え!?
    ああそうだな。
    そう考えると、開明的なのは外面だけか。
    外部と接触する際に、そう見せ掛けている様なもんだな。
    開明的じゃ無かったな………………。

    いや、良いんだ。
    どうせ勘当状態だしな。

    そうそう、勘当と言えばあの時も父親の変わった表情が見れたな。
    うんざりした様な顔はあれっきりだったんだが、あの時はまた別の顔だったっけ。

    そう、家を出された時ね。
    追い出されたのとは、ちょっと違うな。
    こうした方が、お前の幸せかもしれない。
    そんなニュアンスだった。
    選択肢を一つ用意した感じだな。
    実際問題、あのまま地元に居たら、針のむしろだったと思うし。
    田舎は怖いぞ??、そういうとこ。
    旧家だから、正面切っては何も言わなかったろうけど、その分陰口が酷かったろうな。
    でも、子供だったからなぁ。
    家族と離れて寂しいってのは、あの頃だと大きかったわ。

    まあ母親は、最初付いて来るつもりだったらしいけどな。
    それも父親が止めたらしい。

    理由?
    正直、よく覚えてないわ。
    ただ、今考えると無理のある話だよな。
    旧家なんて、盆暮れ正月は大勢で集まる訳だし。
    そうでなくとも宮司の妻じゃあ、あれこれ手伝いもあるし、離れるのは無理だったろうな。
    催し事の度に炊き出ししたり、飾り付け手伝ったりしてさ。
    そういう事があれば、氏子会とも調整が必要だしな。

    皮肉な話、ただの神社だったら宮司一人でも、充分だったんだろう。
    そこそこ大きくてもな。
    でも、俺の実家は由緒正しい出雲大社だった。
    人手は必要だし、それなりの立場の人が出ないと不味い事もある。
    宮司の妻が離れて暮らすのは、現実的じゃない。

    でも、子供の頃ってそんな事情は分からないだろ?
    東京に来てからは、毎晩ずっと泣きっぱなしだったわ。
    それこそ、泣き疲れて気絶する様な眠り方だったな。
    遠縁レベルの親戚なのに、散々迷惑掛けたもんだ…………………。

    え、たらい回し?
    それでも不思議じゃなかったけどな。
    そういうのは、話も出なかった。
    感謝しているよ。

    そうだな。
    良い人達だ。

    父親の話に戻そう。
    ちなみに、俺の父親は山さんと同じ名前だったな。
    今気付いたわ。

    ブワップフェ!?
    霧谷ぃ、霧谷ちゃんよ??う。
    いきなり口を塞ぐってのは、ちょっと無いんじゃないのか???

    え、山さんの離婚理由?
    あ………………。

    ま、まあその、なんだ。
    言い掛かりってのは、厄介だよな。
    うんうん………………。

    その、すまん………………。

    お、おう。
    話の続きか。
    八百万組ってあるだろ?
    実は、うちが筆頭株主だったりするんだが、それも父親の代からだったりするな。
    仕組みは分からないけど。

    え、二階堂って週刊誌読むの!?
    それが、今年一番驚いたニュースだな。
    ちなみに何を読んでるんだ?

    まさかのオッサン向け!?
    いや、まあ自由だけどさ………………。

    すみません、ごめんなさい、セクハラ扱いは止めてください。
    社会的に死んでしまいます。

    ふぅ……………………。
    それで、何だっけ?
    八百万組の筆頭株主になるには、資金力がおかしいって話か。
    正直言うと、さっきの通りだ。
    俺には仕組みなんて分からない。
    当時は子供だったし、今は興味が無い。
    ただ、怪しい人の出入りは無かったな。
    来客そのものが、旧家にしては極端に少なかったから、変な客が来れば覚えてる筈だ。
    少なくとも、十年以上前はそうだったと思う。

    いや、待った!
    来客じゃないけど、変な人は居たな。

    お、おう。
    二階堂のその食い付きっぷりは何なんだ?
    まあ良いか。
    えーとだな、何をやっているのか分からない人が居たんだわ。
    父親の執務室から出てくるのを、何回か見た覚えがある。
    一応、観光名所だから案内役とか、パフォーマンス役とか色々あるんだけど、そういう仕事じゃあ見た事が無いんだ。

    え、パフォーマンス役って知らない?
    テーマパークの着ぐるみとか、ピエロみたいな人の事だ。
    実家じゃあ、お祓いとかやってたな。
    ああ、パフォーマーって呼ぶのか?

    いや、あれだけ規模が大きいと、ねぇ……………。
    権禰宜の人ぐらいなら、気休め以上に意味があると思うけど、半分は見習いの人だからさ。
    正規の職員だったとは思うけど、パフォーマンス以上の期待は出来ないんじゃないかなぁ。

    いやいや、どうでもいいって………………。
    食い付いて来たのは君だろ?
    こういう裏話を聞きたかったんじゃないの?

    ああ、オカルト趣味か………………。
    そういう話を信じるのは自由だと思うけど、変な壺を買わされない様にな。
    まあ、それでだ。
    何の仕事をしているのか分からない人が居たって、それだけの話なんだけどな。
    でも、考えてみたら変なんだ。
    家庭に仕事の話を持ち込まない父親だったけど、その仕事場は家と同じ敷地内だぜ。
    何の仕事を担当しているのか分からないって、そりゃ変じゃないか?
    人前に出ない仕事なら、スーツどころかポロシャツでもTシャツでも良いだろう?

    え?
    田舎だし、少なくとも実家はそんなもんだったぞ。
    まあいいや。
    とにかく、それらしい格好をしているのが不自然だったんだ。






    それでって?
    それだけだよ。
    心当たりはそれだけだ。
    俺の居なくなった後は知らんけど。
    しかしあれだな、二階堂。
    君は、もう少し人の気持ちを考えて発言しような。
    当事者や関係者に対して、週刊誌の内容が事実なのかどうかなんて訊いたら、普通は面倒な事になるぞ。

    いや、君が大丈夫でも俺が大丈夫じゃないからね。

    余計、俺が大丈夫じゃないよ!
    『嫌われても大丈夫です』って、本格的に本人の前で言っちゃいけないセリフだぞ!
    まったく、どうして話が逸れるのかねぇ。

    霧谷ぃ??!
    聞こえてるぞ!
    今、『誰も興味無いから』とか何とか言ったろ!
    後で覚えてろよ。

    ………………、二階堂は『大丈夫です』連呼してるけど、本当に大丈夫なのか?

    え、あ……………。
    すまん、二階堂。
    君は親父さんが…………その……………。

    え!?
    人間だとは思ってないって、それはちょっと言い過ぎ何じゃ………………。
    まあ、気にしてないなら良いんだけど……………。
    いや、良くは無いのか……………。
    どっちにしろ大丈夫を連呼してる奴は、大丈夫に見えないぞ。

    しかしあれだな。
    人によって事情は様々だけど、俺なんかマシな方だとしみじみ思うよ。

    いや、ホントだって。

    え、それはどうでもいいの?
    ああ、そう………………。
    じゃあ何なんだい?

    奇妙な動物の鳴き声?
    噂をすれば?
    そんな、ホラーじゃあるまいし。

    二階堂、何を言って………………、ちょ、ちょっと待て!?
    小銃を振り回すな!
    連射に切り替えるのはもっと止めて!
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