新日本書紀《異世界転移後の日本と、通訳担当自衛官が往く》

橘末

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第二章 西端半島戦役

第三十八話 山田の暴走

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    普段から冷静な人物が暴走するのは、事前に予想し難い。
    そういった人間の場合、極限まで溜め込んだ末の行動だからだ。
    数十年付き合って、相手の溜め込み具合を把握しているならともかく、そうでなければ不可能と言えよう。
    家族や親友でもなければ無理なのだ。
    山田の暴走も、そのパターンだった。

(俺は悪くない。
    悪くないんだ)

    理不尽に近いものを感じたのだろう。
    万屋は心の中で、そう唱え続けている。

「隊長??、追い駆けないんスか???」

    霧谷が気楽な口調で万屋に訊ねた。

「………………」

    万屋はビクッと反応したものの、俯いたままで何も答えない。
    霧谷に他意は無いのだろうが、責められていると感じたのだろう。
    こうなると、面倒だ。
    放置すれば、万屋は被害妄想を拗らせ始めるだろう。
    行く末は、銃の乱射事件か自殺といったところか。
    とにかく、ろくなものではない。

「万屋さん?」

    しかし、そこへベアトリクスが現れた。
    万屋の様子を不審に思ったのか、俯いた顔を覗き込む。

「エヒャイッペペ!?」

    急に視界へ入って来た美少女の物憂げな顔に、万屋は奇声を発した。

「大丈夫ですか?」

    万屋はその一言で奮起する。
    結局のところ、男というものは単純なのだ。
    少なくとも万屋の場合は、いくら気持ちが沈み込んでいても、美少女の一声で覚醒出来るぐらいには単純だった。

「だ、大丈夫ですよ。
    よし、追い掛けるぞ!
    霧谷は後ろから、あと二、三人俺に付いて来い!」

    現金とでも言うべきか。
    ベアトリクスの言葉により、一瞬で落ち着きを取り戻した万屋は、普段通りのザックリとした指示を出す。
    そのまま、振り向きもせず走り始めた。
    指示を出すだけマシだが、先程の山田と何も変わらない行動だが、ツッコミを入れる者はいない。
    先に駆け出してしまっているからだ。

「「「了承!」」」

    だが、万屋は山田よりも冷静だったらしく、足を止めた。
    何故なら、付いて来る部下の声に予想外な声が混じっていた為だ。

「二階堂!?
    何で!?」

    万屋は確認の為に振り向くと、驚きの声を声を上げた。

「私が居てはいけませんか?」

    二階堂の返事は平静を保っている。

(オッサン趣味だったりしないよな?)

    二階堂が付いて来る理由を理解出来ないのか、万屋は一瞬くだらない事を考えたが、すぐにそれを振り払った。

「山さんが取り乱したんだ。
    何が起こってるのか分からないよ」

    脅かす様な事を言うが、それは心の底から二階堂の為を思っての言葉だ。
    二階堂は看護士免許を持っているだけであり、戦闘訓練は基礎的なものしか受けていない。
    そんな部下を連れて行っては、万屋の責任問題にもなりかねないのだ。
    万屋としては、決して保身の為に言っているだけではなく、二階堂の事を心配しての発言だった。

「三十式の訓練は受けました。
    身を守るぐらいは出来ます。
    隊長に拉致被害者の手当てが出来ますか?」

    二階堂は万屋の意識していなかった点を突く。
    たしかに、彼女の指摘は正しい。
    そもそもの問題は山田が取り乱した事ではなく、特戦群との合流が遅れている事だ。
    その原因は不明だが、負傷者の移送に苦労しているという可能性も、充分に考えられる。
    幸運にも、部下が重傷を負った経験の無い万屋には、新鮮さすら感じる様な観点だった。
    おそらく、二階堂は予定通りにいかない時点で、自身の専門に絡めた不吉な想像をしたのだろう。

「わ、分かった。
    霧谷も最後尾に続いてくれ。
    万が一の時は援護を頼む」

    万屋は、連れて行く部下を増員する事を決めた。
    いくら基礎訓練を受けていようとも、二階堂に人は撃てないだろうというのが万屋の考えだ。
    無論、それは独断や偏見の類いかもしれない。
    だが、それなりの付き合いを経ての判断なのだ。
    万屋とて、人を見る目が全く無い訳でもない。
    二階堂の人となりを充分に考慮している。

(二階堂に殺人は無理ですわ………………)

    それが万屋の判断だった。
    二階堂が発砲するシーンを、どうしても思い浮かべられないのだ。
    だが、それだけでは付いて来させない根拠として薄い。
    実際問題、負傷者がいる可能性もある。
    だからこそ、霧谷が必要だった。
    二階堂の身を守り、彼女が発砲する必要性を無くそうというのだ。
    万屋は、どうにか上手く部下に気を使えたと言えよう。

(山さんが居ないと辛いな)

    それなりに良い判断だったが、それは偶然なのだと万屋は思っている。
    事実、二階堂が気付かなければ危うかったかもしれない。
    プロ一人が居るか居ないかで、負傷者の生死は別れるのだ。
    それ故、山田抜きでは指揮官としての役割を果たし切れていないと思った。

「「了解!!」」

    頼もしい返事に万屋は一先ず安堵する。

    そして、数分後。
    万屋達は、一向に山田を見付けられずにいた。

「に、二階堂………………。
    お、遅れるなよ」

    万屋は体力面で危うい部下に気を使うものの、既に自身が余裕を失いつつあるのだろう。
    ゼ??ハ??と息切れを始めている。
    獣道とはいえ、森林地帯を走破するのは難しい。
    万屋の様に訓練を受けた自衛官ですら、やっとの事だ。
    彼等を引き離せる山田は、流石としか言い様のない存在だった。

「しかし、かなり遅れているみたいッスね??。
    何かあったのは間違いないッスよ」

    霧谷が能天気な口調で、重要な事を言い出す。

「だろうな??………………。
    お前の視力でどうにか探せない?」

    万屋は、霧谷に無茶振りする。

「冗談ッスよね!?」

    霧谷は悲鳴をあげた。
    森の様な場所では、視力よりも視界の方が問題なのだ。
    目が良いだけではどうしようもない。

「さっきの狙撃みたいに、適当な木に登ればいけるんじゃないか?」

    万屋は諦めが悪かった。

「あの時登った木、俺が選んだ訳じゃないッス………………。
    登っても折れない木の区別までは無理ッスね」

「………………」

    だが、流石の万屋も自信無さげに答える霧谷には、これ以上問い掛ける事は出来ない。
    誰が木を選んだのかを察してしまったからだ。

「と、とにかく歩きましょう。
    まだ大丈夫です!」

    男達が無力感から重い空気を作る中で、二階堂が持ちネタを言う。

「ハハッ、そうだな」

    残念ながら、使い古しの定番ネタでは乾いた笑いしか取れない。
    二階堂の気遣いは重苦しい空気から、気不味い空気に変わる程度の効果しかなかった。

「いや、歩く必要は無くなったみたいッスよ」

    霧谷はそう言って、前方を指差す。
    微妙な空気の中でも、油断せずに仕事をしていたのだろう。
    霧谷の指し示す方向には、人影が見えた。
    距離はまだあるものの、すぐに合流出来る程度には近くだ。

「作戦は成功しつつあるな」

    万屋は安堵した。

「どうしてですか?」


    二階堂は、まだ人影がぼんやりとしか見えていないのか、不思議そうに訊ねる。

「特戦群だけなら、至近距離でも気付けないよ。
    彼等の実力はそういうレベルなんだ。
    それに、あの人影は迷彩でも何でもない、一般人の格好でしょ?」

「ああ………………」

    二階堂は納得した表情を浮かべるが、すぐに一転して頬を真っ赤に染めた。
    無理もない。
    冷静な時ならば、考えるまでもない事に気付かなかったのだ。
    他に気付かなかった者が居れば、恥ずかしさもまだマシだったのだろうが、残念な事にそんな様子の隊員は居なかった。

「山さんも、合流してるかな?
    霧谷、見えるか?」

「迷彩服だけなら、顔で判別出来るんスけどねぇ。
    顔までカムフラージュしてる上に、ベテラン特戦群隊員相手じゃあ無理ッスよ。
    他の隊員なんか、ギリースーツに近い格好してるみたいで、居る場所しか分からないッス」

    霧谷は、自信を失ったかの様に表情が暗い。

「お、おう。
    そうか」

    万屋には、特戦群隊員の存在すら掴めていないのだが、それは言えなかった。
    プライドが低いとはいえ、全く無い訳でもないからだ。

「お??い、お??い!!!」

    森林地帯の獣道とはいっても、互いに近付き合っているのだから、先方が万屋達に気付くのはそれなりに早かった。
    先に声を挙げたのは、民間人らしき若い男だ。
    目が良いというよりも、観察力があるのだろう。
    民間人の中では、いち早く万屋達に気付いた様子だ。

「(隊長、大声を出されるのは不味いのではありませんか?)」

    一人の隊員が万屋の側に寄って来て、耳打ちをする。

(こいつ誰だっけ………………。
    紛らわしい名前で??……………………、え??と??………………)

    万屋には大きな欠点があった。
    似た様な名前を覚えられないのだ。

(菊谷と絹谷のどっちかだよな………………)

    霧谷と合わせて、紛らわしい名前が三人もいたのが万屋の不幸だった。
    苦手でなくとも間違えそうな名前だ。
    本来なら、支障が出そうな時点で配置を変える必要がありそうだが、万屋小隊の特殊な事情からそれは難しい。

(菊谷は入隊後に父親が活動家と再婚だったか。
    絹谷は………………、曾祖父が運転中に車道を逆走かな?)

    ここまで似ていると、覚える手段は色々必要だ。
    万屋は、彼等の境遇を思い出した。
    不謹慎だが部下が全員訳ありともなると、流石に事情までは被りようがない為、こういった場合には有効な手段だろう。

「危険なら、向こうの隊員が止めるだろう。
    大丈夫だよ。
    あの様子じゃ、追撃も無さそうだ」

    万屋は呑気な事を言ってから、民間人へ向かって大きく手を振った。
    作り笑いとはいえ、笑顔も見せている。
    民間人を安心させようというつもりなのだ。

「隊長にしては良い気遣いですね」

「「「っ!?」」」

    横の茂みから、突然会話に入って来た山田に、万屋は思わず銃を向けた。

「こりゃ失礼」

    銃を向けたのは万屋だけではない。
    二階堂以外の全員が山田に銃を向けている。
    それにも拘らず、山田の態度は飄々としたものだ。
    動揺した様子は欠片も無い。

「隊長、許してくださいよ。
    古巣の後輩連中が心配で、ちょっとばかり本気になっただけなんですわ」

    反応が遅れて呆然としている万屋を、どう勘違いしたのか。
    山田は以前の口調と共に、心底申し訳無さそうな顔で手を合わせる。

「え、ああ………………おう。
    拝まれても困るよ」

    万屋にも言いたい事は山程あったのだが、ショックが大きかったのだろう。
    声として出せたのはそれだけだった。

(まあ、山さんだしなぁ??)

    そして、深く考える事も放棄する。
    考えても仕方の無い事と、割り切ったのだろう。

「それで、状況は?
    二階堂の出番かな?」

「いえいえ、ご老人が予想より多かっただけです。
    精神面での疲労は大きい様ですが、栄養失調気味なだけでしょう」

    万屋の質問に気が引き締まったのか、山田は最近の改まった口調を取り戻す。

「情けない話ですよ。
    事前の予想が甘過ぎた上に、遅れを取り戻す事も儘ならないなんて」

「あ、あの!
    本当に必要ありませんか?」

    山田の愚痴が始まるが、そこに落ち着きを取り戻した二階堂が割り込む。

「こっちだって、素人って程素人でもない。
    まず大丈夫だろう。
    むしろ、背負う為の男手が必要なぐらいさ」

    山田は気分を害した様子も無く、朗らかに笑った。
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