異世界ではハッピーエンドにして下さい。

田中さん

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終わりとはじまり

私と姉夫婦との関係(冷静)

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 今更だ本当に今更、気付くなんて。
彼は、私と付き合いながらも姉とも繋がっていたんだ。
私は私のことを、鼻で笑っていた。
こんな近くで、二人のことを見ていたはずなのに気付かないなんて……
 二人はまだ、私の事に気づいていない。
だから、私は言った。
「こんばんは」
「真琴」
驚いている二人。
どうしようかな?
「違うの真琴。これはね」
「何のこと?」
私は、分からないという顔をする。
そして、彼が口を開いた。
「俺は、真琴と別れたい。貴美子さんは、俺が必要なんだ。守らないといけない」
私は、彼の言葉を聞いてザワつきがスーと引いて行った。怒りなんて通り過ぎて、何故か落ち着いていた。
 なるほど彼が言うには、私は彼を必要としていない。ましてや、私のことは守る必要がないと言いたい訳だな。
「ごめんね。ごめんなさい。私は、彼が必要なの」
姉いや貴美子は、膝から崩れ落ちワンワン泣き始めた。
やめていただきたい。私が、悪い子みたいになってる。泣きたいのは、こっちなんだが。
見てるこっちが、馬鹿馬鹿しい。
「勝利、分かった別れよう。貴方が最低な人間だって分かってよかった」
一応、酷い言葉は言っとこう。
「なっ」
元彼は、俺が悪いのかよと言おうとしていたが、被せるように言葉でさえぎった。
「もう、二人の顔を見たくないから。さようなら」
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