とあるメイドの優雅な日常

夕凪子凪

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翌日

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 「だいじょうぶ?セイラ。顔色がわるいわよ?」「大丈夫です、アイリ様。ご心配をおかけして申し訳ございません。」 顔色が悪いのは日記帳を探すのに睡眠時間を費やしたあげく、日記を誰かに拾われてもう既に読まれているかもしれないと気になりだしたら全く眠れなくなりまして…まあ、ようするに寝不足ですね。まあ、結局日記は見つからなかったんですけどね。…笑おうにも笑えません。ですが、今はお仕事中。気を切り替えないといけませんね。
 「そう、ならいいけど。無理はしないでね。」「ありがとうございます。アイリ様。」本当にお優しい方だなと少し心がなごみました。
 




    コンコンとドアがノックされました。「アイリ様。クライドです。お届けものがあります。入ってもよろしいでしょうか。」「ええ、どうぞ。」「しつれいしまーす」まったく心がこもっていない(と思われる)言葉と共に、「顔だけ」は綺麗なクライド様が入ってきました。彼は、文武両道、容姿端麗、品行方正と非の打ち所がないような人で「王子様みたい」「かっこいい」「抱いて!」などとメイドの間で言われていますが、私は嫌いです。というか苦手です。なんか完璧すぎて胡散臭いんですよね。
 「どーぞ、クヴィア様からのお手紙です。」「まあっ、お義母様から。」よほど嬉しいのでしょう。いつもはお淑やかなアイリ様がぴょこぴょこと可愛らしく飛び跳ねております。可愛いらしく頬を染めいつもより愛くるしさが倍になっているアイリ様を見ると襲いたくなりますね。ああ、今すぐ抱きしめて頬ずりしたい…!
 「そーだ。アイリ様。こいつ借りてもいいですか?」「ふぇ?」妄想の世界にトリップしかけていた私はその言葉で自我を取り戻しました。
「セイラを?いいけど、どうして?」「こいつにちょっと内緒話があるので。じゃ、お借りしますね。」手を引かれ、部屋の外へ連れ出されました。本人の意思は無視ですかそうですか。
   王族の住む部屋は、入り口に扉が2枚あり、ここはその間のスペースです。スペースと言っても大人が大の字になって6人ほど寝れる小部屋のようなところです。私が連れてこられたのはそこです。
 「それで、話というのは何ですか?」「これなーんだ?」突然、眼前に突きつけられたのは昨日失くしたはずの日記帳でした。
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