6 / 56
第1章
1-4 胸糞イベントも、マルティナにとっては「ご褒美」だ
しおりを挟む
「……ふう……終わりか……けがはないか、マルティナ?」
「う、うん……。ゴメンね、シイル? 助けてもらって……」
マルティナは申し訳なさそうに頭を下げてきた。
……マルティナは何かをしてもらったときに「ありがとう」ということは、あまりない。
自称ドMの彼女の口から出る言葉は基本的に「ごめんね」であり、そもそも『人に何かをしてもらう』ということを極度に嫌う。
そのことにいつも俺は、違和感を感じていた。
(そもそもドMって寧ろ、『サービスを受ける側』だったと思うけどな……。たいがい、Sを自称する奴のほうが尽くすけど……マルティナは尽くされるのを嫌うんだよな……)
そう思いながらも、俺は荷物袋を見せて笑みを浮かべる。
「それにしても危なかったな。死蔵していた攻撃アイテムが役に立ったな」
基本的にこの世界では「攻撃アイテム」は非売品だ。
そのこともまた、アイテムを使うことも売ることも出来なかった所以でもある。
だが、そうマルティナに笑いかけてる俺に対して、横からドカッとグリモアは突き飛ばしてきた。
「いて!」
「おい、シイル! 薬草よこせよ」
「え?」
「どうせ、前の戦いでは使ってないんだろ? ほら、早く!」
「あ、おい!」
薬草も同様に、すでに回復量が俺たちのレベルに追いつかなくなったにも関わらず、売ることが出来ずに残していた。
だが、今の俺たちなら十分な回復量になるだろう。
「ったくよ……。今更こんなクソアイテムで回復するなんてな……」
そういいながらグリモアは強引に俺から荷物袋を奪うと、薬草をがつがつと口に含む。
しばらくして体力が回復したのか、彼は一息つきながら俺に尋ねてきた。
「ふう、何とか回復したか……それでシイル、どうなんだ?」
「え?」
「分かんねえのかよ? さっきのサイクロプス倒して、レベルが上がったんじゃないのかよ?」
「……あ……」
「お前のスキルなら、5ぐらいは上がってもおかしくないだろ? どうなんだよ!」
俺の固有スキルは『経験値5倍』だ。
前世で俺はロナに対して、何も結果を出してあげられなかったことを強く悔やんでいた。
だからこそ、今世でこそ強くなって力になりたいという思いが、このスキルを与えてくれたのだろう。
この力があったからこそ、天才的な才能を持つグリモアやマルティナ達と一緒に旅が出来たのだ。まあ、この力を妹に向かって振るうことになることは皮肉だったが。
……だが、俺は『査定の宝珠』を握りしめながら呟く。
「いや……力が全然湧いてこないな……。査定の宝珠の光りかたも変わらない……」
やはり、どんなに経験値をため込んでもレベルが上がらないようだった。
これにより、俺のスキルは『強力なチートスキル』から『完全な死にスキル』になり下がったことが分かった。
それを見たグリモアとアリーナは、失望したようにマルティナに対して叫ぶ。
「んだよ! ったく、マルティナ! てめえと一緒に魔王を倒しゃ、一生遊んで暮らせるって思ったのによ! 当てが外れたっての!」
「そうよ! どう責任取ってくれるの? 今までため込んだレベルも魔法も全部パーじゃない! それもこれも、全部あんたのせいよ!」
なんて言い草だ。
そもそも、魔王討伐の旅に出る以上、命を落とすくらいのリスクは当然見越していたはずだ。
あれだけロナにコテンパンにやられて、命があるのはマルティナが最後まで抵抗を続けたからのはずだ。……そんなことも分からないのだろうか。
「ご、ごめんなさい……」
だが、マルティナはそう素直に頭を下げた。
「ったくよ……。俺はもう冒険なんて辞めだ! 王都に戻って、道具屋でも開くことにするよ。行こうぜ、アリーナ?」
「ええ。……まったく、あんたらと旅なんてするんじゃなかったわ! じゃあね!」
そして二人は、俺の持っていた荷物袋を抱き上げ、俺たちに背を向けて街道のほうに足を進めた。
「あ、ちょっと待てよ! アイテムを全部持っていく気か!?」
今の俺たちにとって攻撃アイテムは最後の生命線だ。
先ほどもついケチって中級レベルの攻撃アイテムを使ってしまったが、本当はもっと攻撃力の高いアイテムだってまだ残っている。
だが、グリモアはこちらを睨みつけながら答える。
「うるせえよ! 俺たちのレベルを1にしやがったお前らが偉そうなこと言えんのか?」
「そうよ! ……ていうかさ。文句があるなら、グリモアと戦う?」
「はは、いいなそれ! ……勝てると思うなら、かかって来いよ? あん?」
アリーナはグリモアの影に隠れながらニヤニヤと笑ってきた。
……全員のレベルが1であるなら、一番重装備が出来るグリモアに勝ち目はない。
俺は思わず押し黙るが、グリモアは更に俺の胸倉を掴みあげてきた。
「けど、まだ気がおさまんねえ……! そうだ、お前らの金もよこせよ!」
「うわ!」
さらにグリモアは、俺たちが腰に括りつけていたお金も全て奪い取ってきた。
「マルティナ、てめえもだよ! もうお前は勇者じゃねえ、ただの女のガキだろ?」
「きゃあ!」
俺だけじゃなく、マルティナのこともドカッと突き飛ばしてきた。
彼女の小さな体を突き飛ばして、腰についていた金貨が入った袋を奪う。
「あん? 文句あんのか?」
怒りと嘲りが混じったような表情で、グリモアはマルティナを睨みつけた。
グリモアは以前の冒険でも、素行の悪さをよくマルティナに注意されていた。
……そのことに対する逆恨みもあるのだろう。
だが、マルティナは、首を振る。
「う、ううん……? そうだよね、二人が弱くなっちゃったのはあたしのせいだから、いいよ……あげるね、お金……」
「聞き分けがいいじゃねえか。それじゃ、精々頑張れよ、勇者さん?」
そういうと、アリーナとグリモアは去っていった。
「二人っきりになっちゃったね、結局……」
「ああ……」
魔王ロナと戦っていた時の同じようなことをつぶやきながら、俺はマルティナのほうを向いた。
「ゴメンね、グリモアに殴られたの……あたしのせいだよね?」
「何言ってんだよ。悪いのはロナ……いや、魔王ロナだ。……俺の妹が、お前たちに呪いをかけたのが原因なんだからな」
「そ、そうかな……けど……今だから言っちゃうけどさ……」
そういうと、マルティナはまた興奮したような表情を浮かべた。
「あの、グリモア達の失望交じりに突き飛ばした時にあたしに見せたあの目、良かったなあ……」
「はあ?」
出たよ、と思いながらも俺は少し呆れた。
「だってさ! 今までグリモアはさ、あたしのこと『強くて怖い勇者』だと思って、遠慮してたじゃん!」
「ま、まあな……」
「それがさ! あたしをあんな風に『弱者を見る目』でさげすんで来て、しかもゴミみたいに突き飛ばしてくるんだよ? 最高に興奮したんだけど!」
彼女は決して皮肉や強がりで言っているわけじゃない。
自称『ドM』の彼女は、肉体的な苦痛だけでなく、ああやって誰かにさげすまれたり、見下されたりすることを好む。
……だが、彼女のその歪んだ性癖は恐らく先天的なものではないのだろうと俺は勘ぐっているのだが。
そんな俺の気持ちを知らないマルティナは、ニコニコと笑いながら答えた。
「これからさ! 『力を失った勇者』として、あんな風に周りからバカにされて、失望されて、見下されて……そんな最下層な人生を楽しめるんでしょ? 正直、楽しみなんだよね!」
「……やれやれ……」
だが、それとなく詮索しても彼女は過去を話したがらなかった。
……恐らくは、よほどトラウマになるような出来事があったのだろうが、今はそれについて言及する気は起きない。
「とりあえず、あそこの村に行こう。腹も減ったしな」
「うん! けど……お金はあるの?」
「ああ、今夜の宿代くらいはな」
そういって、俺は靴の中に隠していた紙幣を取り出した。
これは、万一の時に残しておいた路銀だ。……まさか、仲間に有り金を奪われて使うことになるとは思わなかったが。
グリモアたちは王城に向かったが、今の俺たちの装備では恐らくは王城までたどり着くことは難しいだろうし、あいつらと一緒に街道を歩くのはもうごめんだ。
いずれにせよ、村でしばらく休養は必要だろう。
「今日はこの金で宿を取ってさ。これからのことは明日考えるとしよう」
「そうだね。……ゴメンね、シイル?」
「気にすんなって」
だが俺は、魔王ロナを止めることを諦めたわけじゃない。
……俺はあいつに前世で、何もしてやれなかった。
実際、先の戦いでも、ロナは俺に対して、恨みごとをずっと呟いていた。
正直、俺はロナに恨まれて当然の兄だったのだろう。
だが、それでも俺は魔王となったロナが人間を傷つけ、苦しめるのを止めないといけない。
そのためなら命だって捨てる覚悟だ。
それに、希望がまったくついえた訳じゃない。
先ほども、本来ははるかに格上なはずのレッサー・サイクロプスをアイテムの力で退けることが出来たんだ。
(たとえレベル1になったとしても……! アイテムを失ったとしても……! 元の世界でさんざん『低レベルクリア』をやってきた俺なら、きっと戦えるはずだ……!)
そう胸に誓いながら、俺は村に向けて歩を進めた。
「う、うん……。ゴメンね、シイル? 助けてもらって……」
マルティナは申し訳なさそうに頭を下げてきた。
……マルティナは何かをしてもらったときに「ありがとう」ということは、あまりない。
自称ドMの彼女の口から出る言葉は基本的に「ごめんね」であり、そもそも『人に何かをしてもらう』ということを極度に嫌う。
そのことにいつも俺は、違和感を感じていた。
(そもそもドMって寧ろ、『サービスを受ける側』だったと思うけどな……。たいがい、Sを自称する奴のほうが尽くすけど……マルティナは尽くされるのを嫌うんだよな……)
そう思いながらも、俺は荷物袋を見せて笑みを浮かべる。
「それにしても危なかったな。死蔵していた攻撃アイテムが役に立ったな」
基本的にこの世界では「攻撃アイテム」は非売品だ。
そのこともまた、アイテムを使うことも売ることも出来なかった所以でもある。
だが、そうマルティナに笑いかけてる俺に対して、横からドカッとグリモアは突き飛ばしてきた。
「いて!」
「おい、シイル! 薬草よこせよ」
「え?」
「どうせ、前の戦いでは使ってないんだろ? ほら、早く!」
「あ、おい!」
薬草も同様に、すでに回復量が俺たちのレベルに追いつかなくなったにも関わらず、売ることが出来ずに残していた。
だが、今の俺たちなら十分な回復量になるだろう。
「ったくよ……。今更こんなクソアイテムで回復するなんてな……」
そういいながらグリモアは強引に俺から荷物袋を奪うと、薬草をがつがつと口に含む。
しばらくして体力が回復したのか、彼は一息つきながら俺に尋ねてきた。
「ふう、何とか回復したか……それでシイル、どうなんだ?」
「え?」
「分かんねえのかよ? さっきのサイクロプス倒して、レベルが上がったんじゃないのかよ?」
「……あ……」
「お前のスキルなら、5ぐらいは上がってもおかしくないだろ? どうなんだよ!」
俺の固有スキルは『経験値5倍』だ。
前世で俺はロナに対して、何も結果を出してあげられなかったことを強く悔やんでいた。
だからこそ、今世でこそ強くなって力になりたいという思いが、このスキルを与えてくれたのだろう。
この力があったからこそ、天才的な才能を持つグリモアやマルティナ達と一緒に旅が出来たのだ。まあ、この力を妹に向かって振るうことになることは皮肉だったが。
……だが、俺は『査定の宝珠』を握りしめながら呟く。
「いや……力が全然湧いてこないな……。査定の宝珠の光りかたも変わらない……」
やはり、どんなに経験値をため込んでもレベルが上がらないようだった。
これにより、俺のスキルは『強力なチートスキル』から『完全な死にスキル』になり下がったことが分かった。
それを見たグリモアとアリーナは、失望したようにマルティナに対して叫ぶ。
「んだよ! ったく、マルティナ! てめえと一緒に魔王を倒しゃ、一生遊んで暮らせるって思ったのによ! 当てが外れたっての!」
「そうよ! どう責任取ってくれるの? 今までため込んだレベルも魔法も全部パーじゃない! それもこれも、全部あんたのせいよ!」
なんて言い草だ。
そもそも、魔王討伐の旅に出る以上、命を落とすくらいのリスクは当然見越していたはずだ。
あれだけロナにコテンパンにやられて、命があるのはマルティナが最後まで抵抗を続けたからのはずだ。……そんなことも分からないのだろうか。
「ご、ごめんなさい……」
だが、マルティナはそう素直に頭を下げた。
「ったくよ……。俺はもう冒険なんて辞めだ! 王都に戻って、道具屋でも開くことにするよ。行こうぜ、アリーナ?」
「ええ。……まったく、あんたらと旅なんてするんじゃなかったわ! じゃあね!」
そして二人は、俺の持っていた荷物袋を抱き上げ、俺たちに背を向けて街道のほうに足を進めた。
「あ、ちょっと待てよ! アイテムを全部持っていく気か!?」
今の俺たちにとって攻撃アイテムは最後の生命線だ。
先ほどもついケチって中級レベルの攻撃アイテムを使ってしまったが、本当はもっと攻撃力の高いアイテムだってまだ残っている。
だが、グリモアはこちらを睨みつけながら答える。
「うるせえよ! 俺たちのレベルを1にしやがったお前らが偉そうなこと言えんのか?」
「そうよ! ……ていうかさ。文句があるなら、グリモアと戦う?」
「はは、いいなそれ! ……勝てると思うなら、かかって来いよ? あん?」
アリーナはグリモアの影に隠れながらニヤニヤと笑ってきた。
……全員のレベルが1であるなら、一番重装備が出来るグリモアに勝ち目はない。
俺は思わず押し黙るが、グリモアは更に俺の胸倉を掴みあげてきた。
「けど、まだ気がおさまんねえ……! そうだ、お前らの金もよこせよ!」
「うわ!」
さらにグリモアは、俺たちが腰に括りつけていたお金も全て奪い取ってきた。
「マルティナ、てめえもだよ! もうお前は勇者じゃねえ、ただの女のガキだろ?」
「きゃあ!」
俺だけじゃなく、マルティナのこともドカッと突き飛ばしてきた。
彼女の小さな体を突き飛ばして、腰についていた金貨が入った袋を奪う。
「あん? 文句あんのか?」
怒りと嘲りが混じったような表情で、グリモアはマルティナを睨みつけた。
グリモアは以前の冒険でも、素行の悪さをよくマルティナに注意されていた。
……そのことに対する逆恨みもあるのだろう。
だが、マルティナは、首を振る。
「う、ううん……? そうだよね、二人が弱くなっちゃったのはあたしのせいだから、いいよ……あげるね、お金……」
「聞き分けがいいじゃねえか。それじゃ、精々頑張れよ、勇者さん?」
そういうと、アリーナとグリモアは去っていった。
「二人っきりになっちゃったね、結局……」
「ああ……」
魔王ロナと戦っていた時の同じようなことをつぶやきながら、俺はマルティナのほうを向いた。
「ゴメンね、グリモアに殴られたの……あたしのせいだよね?」
「何言ってんだよ。悪いのはロナ……いや、魔王ロナだ。……俺の妹が、お前たちに呪いをかけたのが原因なんだからな」
「そ、そうかな……けど……今だから言っちゃうけどさ……」
そういうと、マルティナはまた興奮したような表情を浮かべた。
「あの、グリモア達の失望交じりに突き飛ばした時にあたしに見せたあの目、良かったなあ……」
「はあ?」
出たよ、と思いながらも俺は少し呆れた。
「だってさ! 今までグリモアはさ、あたしのこと『強くて怖い勇者』だと思って、遠慮してたじゃん!」
「ま、まあな……」
「それがさ! あたしをあんな風に『弱者を見る目』でさげすんで来て、しかもゴミみたいに突き飛ばしてくるんだよ? 最高に興奮したんだけど!」
彼女は決して皮肉や強がりで言っているわけじゃない。
自称『ドM』の彼女は、肉体的な苦痛だけでなく、ああやって誰かにさげすまれたり、見下されたりすることを好む。
……だが、彼女のその歪んだ性癖は恐らく先天的なものではないのだろうと俺は勘ぐっているのだが。
そんな俺の気持ちを知らないマルティナは、ニコニコと笑いながら答えた。
「これからさ! 『力を失った勇者』として、あんな風に周りからバカにされて、失望されて、見下されて……そんな最下層な人生を楽しめるんでしょ? 正直、楽しみなんだよね!」
「……やれやれ……」
だが、それとなく詮索しても彼女は過去を話したがらなかった。
……恐らくは、よほどトラウマになるような出来事があったのだろうが、今はそれについて言及する気は起きない。
「とりあえず、あそこの村に行こう。腹も減ったしな」
「うん! けど……お金はあるの?」
「ああ、今夜の宿代くらいはな」
そういって、俺は靴の中に隠していた紙幣を取り出した。
これは、万一の時に残しておいた路銀だ。……まさか、仲間に有り金を奪われて使うことになるとは思わなかったが。
グリモアたちは王城に向かったが、今の俺たちの装備では恐らくは王城までたどり着くことは難しいだろうし、あいつらと一緒に街道を歩くのはもうごめんだ。
いずれにせよ、村でしばらく休養は必要だろう。
「今日はこの金で宿を取ってさ。これからのことは明日考えるとしよう」
「そうだね。……ゴメンね、シイル?」
「気にすんなって」
だが俺は、魔王ロナを止めることを諦めたわけじゃない。
……俺はあいつに前世で、何もしてやれなかった。
実際、先の戦いでも、ロナは俺に対して、恨みごとをずっと呟いていた。
正直、俺はロナに恨まれて当然の兄だったのだろう。
だが、それでも俺は魔王となったロナが人間を傷つけ、苦しめるのを止めないといけない。
そのためなら命だって捨てる覚悟だ。
それに、希望がまったくついえた訳じゃない。
先ほども、本来ははるかに格上なはずのレッサー・サイクロプスをアイテムの力で退けることが出来たんだ。
(たとえレベル1になったとしても……! アイテムを失ったとしても……! 元の世界でさんざん『低レベルクリア』をやってきた俺なら、きっと戦えるはずだ……!)
そう胸に誓いながら、俺は村に向けて歩を進めた。
0
あなたにおすすめの小説
異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜
沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。
数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【完結】おじいちゃんは元勇者
三園 七詩
ファンタジー
元勇者のおじいさんに拾われた子供の話…
親に捨てられ、周りからも見放され生きる事をあきらめた子供の前に国から追放された元勇者のおじいさんが現れる。
エイトを息子のように可愛がり…いつしか子供は強くなり過ぎてしまっていた…
神々の間では異世界転移がブームらしいです。
はぐれメタボ
ファンタジー
第1部《漆黒の少女》
楠木 優香は神様によって異世界に送られる事になった。
理由は『最近流行ってるから』
数々のチートを手にした優香は、ユウと名を変えて、薬師兼冒険者として異世界で生きる事を決める。
優しくて単純な少女の異世界冒険譚。
第2部 《精霊の紋章》
ユウの冒険の裏で、田舎の少年エリオは多くの仲間と共に、世界の命運を掛けた戦いに身を投じて行く事になる。
それは、英雄に憧れた少年の英雄譚。
第3部 《交錯する戦場》
各国が手を結び結成された人類連合と邪神を奉じる魔王に率いられた魔族軍による戦争が始まった。
人間と魔族、様々な意思と策謀が交錯する群像劇。
第4部 《新たなる神話》
戦争が終結し、邪神の討伐を残すのみとなった。
連合からの依頼を受けたユウは、援軍を率いて勇者の後を追い邪神の神殿を目指す。
それは、この世界で最も新しい神話。
ブラック企業でポイントを極めた俺、異世界で最強の農民になります
はぶさん
ファンタジー
ブラック企業で心をすり減らし過労死した俺が、異世界で手にしたのは『ポイント』を貯めてあらゆるものと交換できるスキルだった。
「今度こそ、誰にも搾取されないスローライフを送る!」
そう誓い、辺境の村で農業を始めたはずが、飢饉に苦しむ人々を見過ごせない。前世の知識とポイントで交換した現代の調味料で「奇跡のプリン」を生み出し、村を救った功績は、やがて王都の知るところとなる。
これは、ポイント稼ぎに執着する元社畜が、温かい食卓を夢見るうちに、うっかり世界の謎と巨大な悪意に立ち向かってしまう物語。最強農民の異世界改革、ここに開幕!
毎日二話更新できるよう頑張ります!
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる