15 / 56
第2章
2-9 次敵に遭ったら終わり、という緊張感も楽しいですよね
しおりを挟む
しばらくしてドラゴンの体からあふれ出るマナが止まり、それを取り込んだディラックの筋肉が盛り上がるのが、鎧の上からでも分かった。
「また強くなれたみたいだね……」
……恐らくちょうど今のホワイトドラゴンのマナによってレベルアップしたのだろう。
キザな口調とともに、よく手入れされていると思われる髪をかき上げながら、ディラックは俺に尋ねてきた。
「……フフフ、どうだい、シイル君? 経験値を横取りされた今の気分は?」
「……えっと、いや……」
「ふふん。ま、言いたいことは分かるけどね。けど、こういうのは早い者勝ちだからさ。文句は言いっこなしだよ?」
「いや、そうじゃなくて……」
ダメだ、まるで人の話を聞く気がなさそうだ。
ディラックはドラゴンの亡骸から出てきたゴールドも横取りしながら鯉口を切って挑発的に尋ねる。
「それとも僕と戦う気かい? ……レベル1に落ちた君たちが、僕と戦って勝てると思うのかい?」
「別に戦う気はないけどさ……だから俺はあんたに……」
「ふふん、まあ僕を憎む気持ちは分かるけどね。それじゃ、経験値とお金、ご馳走様。僕は一足先に王城に向かわせてもらうよ」
そう一方的にまくしたてると、ディラックはそのまま去っていった。
「なんだったんだ、あいつは……」
「変な人だったね……」
そう俺はマルティナと顔を合わせて不思議そうな顔をした。
「俺は、礼を言おうと思ったんだけどな……気の早い奴だ……」
正直、レベルが1から上がらない俺たちにとって経験値は無用の長物だ。無駄に俺たちが取得するくらいなら、別の人間にくれてやる方がいい。
それより、あの最後の戦いの際、俺たちが勝てるかは運だった。
下手すれば全滅すらありえたあの状況を考えれば、横取りされたゴールドと経験値を差し引いても、感謝こそすれど恨むつもりはない。
……それに、本当に欲しいのは奴の経験値でもゴールドでもなく、ホワイトドラゴンのドロップアイテムのほうだったからだ。
俺はホワイトドラゴンの逆鱗をひっぺがした。
「よし、無事でよかった……」
「それは何に使うの、シイル?」
「ああ、こいつも強力な消費アイテムだからな。低レベルクリアには欠かせない効果があるんだ」
「へえ……った……!」
だが、俺がアイテムをちょうど道具袋にしまったタイミングでマルティナは膝を着いた。
先ほどのホワイトドラゴンとの戦いで、深手を追っていたのを思い出した俺は慌ててマルティナに駆け寄る。
「大丈夫か、マルティナ!」
「う、うん……なんとか……けど……」
「けど?」
「ごめん、ちょっと歩けなそうだからさ……。あたしのことはさ、置いてって先に行って? ……後で追いつくからさ……」
あいにく回復アイテムは先ほどの戦いで切らしてしまっている。
一応応急処置はしたが『瀕死』状態なことに変わりはない。この状態ではマルティナはどんな雑魚と戦っても命を落とすことはすぐに分かった。
……一人旅の時に「死亡」したら30秒での蘇生は絶望的だ。
俺は思わず叫ぶ。
「何言ってんだよ! 置いていけるわけないだろ?」
「けど、あたしと二人じゃ、足で惑いになっちゃうでしょ! ……シイルがあたしのせいで死ぬなんて、絶対いやだから!」
「それは俺だって……!」
だが、マルティナは涙ながらに首を振る。
「あたしはシイルの『もの』だって言ったでしょ? だから『邪魔な荷物』はここに置いて行って? ……お願いだから……あたしを大切にしないで?」
……なんでこいつは、こんなに自分を蔑ろにするんだろう。
奴隷だった過去と関係があるのか? いや、今はそんなことはどうでもいい。
そう思いながらも、俺はマルティナを黙って背負う。
「ふえ……ち、ちょっと、シイル! あたしは置いてってば!」
「勘違いすんなよ? マルティナは俺の『もの』なんだろ? だったら今は『リュック』になってもらうだけだからな」
「リュック?」
俺は精一杯、悪そうな顔をして呟く。
「まだ、マルティナには利用価値があるからな。……ロナに会うためには……お前が絶対に必要なんだ。今失いたくない」
「あたしが、必要……?」
「そうだ。だからかついでくだけだ。別にお前が大切だからじゃないからな」
「けど、もしここでモンスターに襲われたら……」
「そん時は、お前を囮にして逃げるから安心しろ」
勿論これは嘘だ。
正直、そこで襲われたら最期までマルティナを庇って戦う。
それで勝てなきゃそこで潔く死ぬ。
……マルティナのような優しい少女を置いてまで生きていたくない。
その本音を知らないマルティナは、俺の発言にようやく納得したのか、
「ごめんね、シイル……」
そういって、俺に体重を預けてくれたのを見て、俺は少し安心して一息つく。
俺はドラゴンの亡骸に手を合わせた後、その場を後にした。
それから5時間ほど歩いただろうか、正午を感じさせる日差しが頭上に輝いている。
とはいえこのあたりは比較的寒冷な土地であり、日本のような蒸し暑さはなかった。
(つーか、大抵のファンタジーって大体主人公は寒冷地の出身だよな……。ヤシの木が生えた熱帯地方が故郷になることって、割と珍しいよな)
そう、どうでもいいことを考えながら背中に背負っているマルティナに尋ねる。
「……平気か、マルティナ?」
「うん。……ねえ、シイル?」
「なんだ?」
「……あったかくて気持ちいいね、シイルの背中……」
「冷えるのか? なら、俺のコートも貸すけど……」
「ううん。大丈夫……こうやって、もっとギュっとしてたいから……」
「ならいいけど……」
「ロナちゃんって不思議だよね……? こんなに優しいシイルのことを大嫌いになるなんて……あたしは、ロナみたいにシイルを嫌ったりしない。あんな風に、自分勝手に裏切ってシイルを傷つけたりなんてしないから安心して?」
「ああ……」
そうマルティナは微笑んだ。
エンカウント=死という極限状態で、こうやって笑いかけてくれるマルティナは、本当に優しい少女だ。……絶対に死なせるわけにはいかない。
「にしても……もう5時間も歩いているのに、魔物が出ないのは幸いだな」
「うん……ちょっと、不思議だね……お香の力かな?」
「それにしても、ここまで敵に出くわさないのは、ちょっと異様だな……」
俺は低レベルクリアのための必携品『魔よけの香』を焚いている。
これはよくある『魔物との遭遇率を下げるアイテム』だ。
だが、それの効果を差し引いてもモンスターの気配を感じない。
まあ一度でもモンスターに遭遇したら、その時こそ俺たちの最期になるが。
だが、そんな風に話していた、その時。
急に遠くから誰かの声のような音が森の中に響いた。
「なあ、マルティナ……なんか、変な声が聞こえないか?」
「え? ……そういえば……」
マルティナも俺から体を少し話して耳をすませる。
「泣いている、声……かな?」
「だな。恐らく人間のな……」
これに対して、俺はどう行動するか。
それについて一瞬ためらったが、覚悟を決めてマルティナに尋ねる。
「なあ、マルティナ? 今、俺たちは体力がほぼない」
「うん。もしもモンスターにあったら……」
「全滅して、殺される。……そこまでは分かるな?」
「うん。……シイルが言いたいことも分かるよ」
「……じゃあ、その答えは?」
「フフフ。あたしは『ドM』だよ? それで殺されるなら本望だって!」
「ありがとうな……」
やっぱり、困っている奴を放っておくわけには行かない。
そう思うと俺はその声のもとに歩いて行った。
数分後、俺たちは声の聞こえる場所まで近づいた。
「ここか……って、なんだこれは!」
周辺には、夥しい量のモンスターの死体が転がっていた。
正直モンスターに襲われた人間の死体が大量に散逸していると思っていたこともあり俺は少し意外な気になった。
「凄い……レッサー・サイクロプスの死体まで……誰かが倒したのかな?」
「みたいだな……だとしたら、ホワイトドラゴンみたいな奴がいるのか? ……気をつけろよ、マルティナ」
「うん、シイルも……」
そう思いながら俺は周囲を警戒しながら先に進んだ。
……すると、
「ああああああ! もう嫌だ! 帰りたい帰りたい帰りたい!」
そんな声が聞こえてきた。
「あれ、この声って……あいつだよな」
「だよね……」
そういいながら、俺はその林から顔を出した。
「なんでまたここに戻ってきちゃうんだよ~! 絶対、僕の考えだともう王城についてるのに!」
……間違いない。持ち逃げのディラックだ。
彼は涙目になりながら、地図をクルクルとまわしながら周囲を見回している。
(なるほど、そういうことか……)
見ただけでわかる、彼の目は子どものときに迷子になったときのロナのそれと同じだった。
彼は八つ当たりとばかりに近くにいたモンスターに大して思いっきり剣を振るう。
「くっそ~! このやろ! 街道はどっちだよ、この大芋虫が!」
「グピ!」
「グピじゃなくって答えを教えろっての!」
あのレベルの下等モンスターがしゃべれるわけないことは分かるだろうに。
そんな彼の愚行を見て、合点が行った。
そもそもディラックの『素早さ』なら、通常であればもう王城についているはずだ。
にも関わらずこんな場所をうろうろしているということは、相当長い時間このあたりをうろついていたことになる。
道に迷ったイライラをこの辺のモンスターたちにぶつけて倒しまくっていたため、俺たちはエンカウントしなかったのだ。
(期せずして、俺たちは2回も助けられたってわけだな……)
やれやれと思いながら、俺は持ち逃げのディラックに近づいた。
「また強くなれたみたいだね……」
……恐らくちょうど今のホワイトドラゴンのマナによってレベルアップしたのだろう。
キザな口調とともに、よく手入れされていると思われる髪をかき上げながら、ディラックは俺に尋ねてきた。
「……フフフ、どうだい、シイル君? 経験値を横取りされた今の気分は?」
「……えっと、いや……」
「ふふん。ま、言いたいことは分かるけどね。けど、こういうのは早い者勝ちだからさ。文句は言いっこなしだよ?」
「いや、そうじゃなくて……」
ダメだ、まるで人の話を聞く気がなさそうだ。
ディラックはドラゴンの亡骸から出てきたゴールドも横取りしながら鯉口を切って挑発的に尋ねる。
「それとも僕と戦う気かい? ……レベル1に落ちた君たちが、僕と戦って勝てると思うのかい?」
「別に戦う気はないけどさ……だから俺はあんたに……」
「ふふん、まあ僕を憎む気持ちは分かるけどね。それじゃ、経験値とお金、ご馳走様。僕は一足先に王城に向かわせてもらうよ」
そう一方的にまくしたてると、ディラックはそのまま去っていった。
「なんだったんだ、あいつは……」
「変な人だったね……」
そう俺はマルティナと顔を合わせて不思議そうな顔をした。
「俺は、礼を言おうと思ったんだけどな……気の早い奴だ……」
正直、レベルが1から上がらない俺たちにとって経験値は無用の長物だ。無駄に俺たちが取得するくらいなら、別の人間にくれてやる方がいい。
それより、あの最後の戦いの際、俺たちが勝てるかは運だった。
下手すれば全滅すらありえたあの状況を考えれば、横取りされたゴールドと経験値を差し引いても、感謝こそすれど恨むつもりはない。
……それに、本当に欲しいのは奴の経験値でもゴールドでもなく、ホワイトドラゴンのドロップアイテムのほうだったからだ。
俺はホワイトドラゴンの逆鱗をひっぺがした。
「よし、無事でよかった……」
「それは何に使うの、シイル?」
「ああ、こいつも強力な消費アイテムだからな。低レベルクリアには欠かせない効果があるんだ」
「へえ……った……!」
だが、俺がアイテムをちょうど道具袋にしまったタイミングでマルティナは膝を着いた。
先ほどのホワイトドラゴンとの戦いで、深手を追っていたのを思い出した俺は慌ててマルティナに駆け寄る。
「大丈夫か、マルティナ!」
「う、うん……なんとか……けど……」
「けど?」
「ごめん、ちょっと歩けなそうだからさ……。あたしのことはさ、置いてって先に行って? ……後で追いつくからさ……」
あいにく回復アイテムは先ほどの戦いで切らしてしまっている。
一応応急処置はしたが『瀕死』状態なことに変わりはない。この状態ではマルティナはどんな雑魚と戦っても命を落とすことはすぐに分かった。
……一人旅の時に「死亡」したら30秒での蘇生は絶望的だ。
俺は思わず叫ぶ。
「何言ってんだよ! 置いていけるわけないだろ?」
「けど、あたしと二人じゃ、足で惑いになっちゃうでしょ! ……シイルがあたしのせいで死ぬなんて、絶対いやだから!」
「それは俺だって……!」
だが、マルティナは涙ながらに首を振る。
「あたしはシイルの『もの』だって言ったでしょ? だから『邪魔な荷物』はここに置いて行って? ……お願いだから……あたしを大切にしないで?」
……なんでこいつは、こんなに自分を蔑ろにするんだろう。
奴隷だった過去と関係があるのか? いや、今はそんなことはどうでもいい。
そう思いながらも、俺はマルティナを黙って背負う。
「ふえ……ち、ちょっと、シイル! あたしは置いてってば!」
「勘違いすんなよ? マルティナは俺の『もの』なんだろ? だったら今は『リュック』になってもらうだけだからな」
「リュック?」
俺は精一杯、悪そうな顔をして呟く。
「まだ、マルティナには利用価値があるからな。……ロナに会うためには……お前が絶対に必要なんだ。今失いたくない」
「あたしが、必要……?」
「そうだ。だからかついでくだけだ。別にお前が大切だからじゃないからな」
「けど、もしここでモンスターに襲われたら……」
「そん時は、お前を囮にして逃げるから安心しろ」
勿論これは嘘だ。
正直、そこで襲われたら最期までマルティナを庇って戦う。
それで勝てなきゃそこで潔く死ぬ。
……マルティナのような優しい少女を置いてまで生きていたくない。
その本音を知らないマルティナは、俺の発言にようやく納得したのか、
「ごめんね、シイル……」
そういって、俺に体重を預けてくれたのを見て、俺は少し安心して一息つく。
俺はドラゴンの亡骸に手を合わせた後、その場を後にした。
それから5時間ほど歩いただろうか、正午を感じさせる日差しが頭上に輝いている。
とはいえこのあたりは比較的寒冷な土地であり、日本のような蒸し暑さはなかった。
(つーか、大抵のファンタジーって大体主人公は寒冷地の出身だよな……。ヤシの木が生えた熱帯地方が故郷になることって、割と珍しいよな)
そう、どうでもいいことを考えながら背中に背負っているマルティナに尋ねる。
「……平気か、マルティナ?」
「うん。……ねえ、シイル?」
「なんだ?」
「……あったかくて気持ちいいね、シイルの背中……」
「冷えるのか? なら、俺のコートも貸すけど……」
「ううん。大丈夫……こうやって、もっとギュっとしてたいから……」
「ならいいけど……」
「ロナちゃんって不思議だよね……? こんなに優しいシイルのことを大嫌いになるなんて……あたしは、ロナみたいにシイルを嫌ったりしない。あんな風に、自分勝手に裏切ってシイルを傷つけたりなんてしないから安心して?」
「ああ……」
そうマルティナは微笑んだ。
エンカウント=死という極限状態で、こうやって笑いかけてくれるマルティナは、本当に優しい少女だ。……絶対に死なせるわけにはいかない。
「にしても……もう5時間も歩いているのに、魔物が出ないのは幸いだな」
「うん……ちょっと、不思議だね……お香の力かな?」
「それにしても、ここまで敵に出くわさないのは、ちょっと異様だな……」
俺は低レベルクリアのための必携品『魔よけの香』を焚いている。
これはよくある『魔物との遭遇率を下げるアイテム』だ。
だが、それの効果を差し引いてもモンスターの気配を感じない。
まあ一度でもモンスターに遭遇したら、その時こそ俺たちの最期になるが。
だが、そんな風に話していた、その時。
急に遠くから誰かの声のような音が森の中に響いた。
「なあ、マルティナ……なんか、変な声が聞こえないか?」
「え? ……そういえば……」
マルティナも俺から体を少し話して耳をすませる。
「泣いている、声……かな?」
「だな。恐らく人間のな……」
これに対して、俺はどう行動するか。
それについて一瞬ためらったが、覚悟を決めてマルティナに尋ねる。
「なあ、マルティナ? 今、俺たちは体力がほぼない」
「うん。もしもモンスターにあったら……」
「全滅して、殺される。……そこまでは分かるな?」
「うん。……シイルが言いたいことも分かるよ」
「……じゃあ、その答えは?」
「フフフ。あたしは『ドM』だよ? それで殺されるなら本望だって!」
「ありがとうな……」
やっぱり、困っている奴を放っておくわけには行かない。
そう思うと俺はその声のもとに歩いて行った。
数分後、俺たちは声の聞こえる場所まで近づいた。
「ここか……って、なんだこれは!」
周辺には、夥しい量のモンスターの死体が転がっていた。
正直モンスターに襲われた人間の死体が大量に散逸していると思っていたこともあり俺は少し意外な気になった。
「凄い……レッサー・サイクロプスの死体まで……誰かが倒したのかな?」
「みたいだな……だとしたら、ホワイトドラゴンみたいな奴がいるのか? ……気をつけろよ、マルティナ」
「うん、シイルも……」
そう思いながら俺は周囲を警戒しながら先に進んだ。
……すると、
「ああああああ! もう嫌だ! 帰りたい帰りたい帰りたい!」
そんな声が聞こえてきた。
「あれ、この声って……あいつだよな」
「だよね……」
そういいながら、俺はその林から顔を出した。
「なんでまたここに戻ってきちゃうんだよ~! 絶対、僕の考えだともう王城についてるのに!」
……間違いない。持ち逃げのディラックだ。
彼は涙目になりながら、地図をクルクルとまわしながら周囲を見回している。
(なるほど、そういうことか……)
見ただけでわかる、彼の目は子どものときに迷子になったときのロナのそれと同じだった。
彼は八つ当たりとばかりに近くにいたモンスターに大して思いっきり剣を振るう。
「くっそ~! このやろ! 街道はどっちだよ、この大芋虫が!」
「グピ!」
「グピじゃなくって答えを教えろっての!」
あのレベルの下等モンスターがしゃべれるわけないことは分かるだろうに。
そんな彼の愚行を見て、合点が行った。
そもそもディラックの『素早さ』なら、通常であればもう王城についているはずだ。
にも関わらずこんな場所をうろうろしているということは、相当長い時間このあたりをうろついていたことになる。
道に迷ったイライラをこの辺のモンスターたちにぶつけて倒しまくっていたため、俺たちはエンカウントしなかったのだ。
(期せずして、俺たちは2回も助けられたってわけだな……)
やれやれと思いながら、俺は持ち逃げのディラックに近づいた。
0
あなたにおすすめの小説
異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜
沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。
数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【完結】おじいちゃんは元勇者
三園 七詩
ファンタジー
元勇者のおじいさんに拾われた子供の話…
親に捨てられ、周りからも見放され生きる事をあきらめた子供の前に国から追放された元勇者のおじいさんが現れる。
エイトを息子のように可愛がり…いつしか子供は強くなり過ぎてしまっていた…
神々の間では異世界転移がブームらしいです。
はぐれメタボ
ファンタジー
第1部《漆黒の少女》
楠木 優香は神様によって異世界に送られる事になった。
理由は『最近流行ってるから』
数々のチートを手にした優香は、ユウと名を変えて、薬師兼冒険者として異世界で生きる事を決める。
優しくて単純な少女の異世界冒険譚。
第2部 《精霊の紋章》
ユウの冒険の裏で、田舎の少年エリオは多くの仲間と共に、世界の命運を掛けた戦いに身を投じて行く事になる。
それは、英雄に憧れた少年の英雄譚。
第3部 《交錯する戦場》
各国が手を結び結成された人類連合と邪神を奉じる魔王に率いられた魔族軍による戦争が始まった。
人間と魔族、様々な意思と策謀が交錯する群像劇。
第4部 《新たなる神話》
戦争が終結し、邪神の討伐を残すのみとなった。
連合からの依頼を受けたユウは、援軍を率いて勇者の後を追い邪神の神殿を目指す。
それは、この世界で最も新しい神話。
ブラック企業でポイントを極めた俺、異世界で最強の農民になります
はぶさん
ファンタジー
ブラック企業で心をすり減らし過労死した俺が、異世界で手にしたのは『ポイント』を貯めてあらゆるものと交換できるスキルだった。
「今度こそ、誰にも搾取されないスローライフを送る!」
そう誓い、辺境の村で農業を始めたはずが、飢饉に苦しむ人々を見過ごせない。前世の知識とポイントで交換した現代の調味料で「奇跡のプリン」を生み出し、村を救った功績は、やがて王都の知るところとなる。
これは、ポイント稼ぎに執着する元社畜が、温かい食卓を夢見るうちに、うっかり世界の謎と巨大な悪意に立ち向かってしまう物語。最強農民の異世界改革、ここに開幕!
毎日二話更新できるよう頑張ります!
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
レベルアップは異世界がおすすめ!
まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。
そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる