22 / 56
第3章
3-6 マルティナが本当に無邪気な世間知らずだと思っているのか?
しおりを挟む
「ふーん……」
俺にギュっとくっついて離れないマルティナのやり取りを見て、何やらニヤニヤとディラックは笑みを浮かべてきた。
「ねえ、マルティナちゃん」
「なあに、ディラック?」
「マルティナちゃんはシイル君のことが好きかい?」
「勿論! もう、滅茶苦茶好き! だから一緒に旅しているんだから!」
そうマルティナは朗らかに笑ってくれた。
それを見たディラックも釣られて笑う。
「ふうん。じゃあ、今日はシイル君とデートでもするのかい?」
「ふえ? で、デート? ……えっと……その……」
だが、マルティナは急に顔を赤らめて俯く。
ディラックにからかわれて迷惑しているじゃないか、まったく。
マルティナは少しどもりながらも、俺に一枚の地図を見せてきた。
「で、デートじゃないけど……実はさ、シイル! この間この町の地図を貰ったんだ! だからさ、あたしが今日は『ガイドブック』になったげる!」
「ガイドブック?」
「うん! 流行りのブティックや劇場、何でも覚えてるからさ! シイルは行きたいところある? どこでも連れてったげるね!」
「いいのか?」
もしそうなら、マルティナにアクセサリーを買ってあげたいと思っていた。
この王都に来るまで大変な苦労をしてきたのだから、その礼を兼ねてだったが。
だが俺が少し悩んでいるとマルティナは上目づかいで尋ねてきた。
「あ、そうだ! それとも今日はお部屋で過ごす?」
「部屋で?」
「あたしのこと、一日中『抱いて』過ごしてもいいんだよ?」
「お、おい、そういうのは……」
一瞬、俺は良からぬことを連想してしまい、必死で頭を振る。
まだ子どものマルティナが、そういう意味でいうわけないじゃないか。
そう思ってマルティナの方を見ると、彼女はクスクスと笑って答える。
「ドMのあたしはさ、シイルに『モノ』として使ってほしいからさ! ガイドブックじゃなくて『ぬいぐるみ』になったげてもいいよ? 一日中あたしとぎゅ~ってしながら、お日様が沈むの見るの? ……嫌?」
「いや、そういうわけじゃないけど……」
なんだ、やっぱりそういうことか。
俺はすぐに胸を撫でおろした後、首を振った。
「いや、折角だから町に行きたいな。ディラックも折角だしどうだ?」
「僕も一緒にかい? ……ったく、シイル君。君ってやつは……まあ、それより……」
そうディラックは呆れたような顔をしてきた。
同時にマルティナのほうをチラリと見やり、
「マルティナちゃん、僕の目は誤魔化せない。……シイル君にはもっと正直に気持ちを伝えたほうがいいよ?」
「……フフ……」
そういうと、マルティナは何も言わずに笑った。
(まったく、ディラックに心配されるなんてな……)
……まあ、正直俺はロナと本音で語り合うことが出来なかったことで今のような関係になった。
そう考えると、ディラックが『本音で話し合うべきだ』と言う通りマルティナはもう少し腹を割って話をしたい。
そう思いながら外に向かおうとドアに手をかけると、外が何やら暗かった。
「え?」
……否、暗いのではなく、影が地面に大量に映っているのだ。
そして見上げると。
「……な……!」
そこには大量のドラゴンが王城に向かって飛んでいく姿があった。
「嘘、でしょ……?」
「わ、これは……」
その様子を見たディラックとマルティナも顔色を変えた。
「王様に表敬訪問に来た……訳じゃないよね?」
「あたりまえだろう? ……なんて数だ……しかも、あの先頭にいる白銀のドラゴンは……リア・ヴァニア……」
震えるような声でディラックは呟いた。
その名前は俺も聞き覚えがある。
「リア・ヴァニアって、まさか……」
「ああ。魔王軍四天王の一人だ……。その圧倒的な火炎は『全てのものを跡形もなく焼き尽くす』と言われているね……」
やはりか。
彼女のそのブレスの威力は鉄をも一瞬で灰にするほどの威力を持つ。
「それにしてあいつらは何しに……」
そう俺が呟いた瞬間。
「グオオオオオ!」
凄まじい咆哮が空に響き渡った。
先日戦ったホワイトドラゴンをさらに上回る声量と恐ろしさを感じさせる迫力。
近所の村人たちも奴の叫びに気づいたらしく、家から出て騒ぎ始めている。
「ひい……リア・ヴァニアじゃ……!」
「なんでこんなところに!?」
そして次の瞬間。
『滅びよ、愚かな人間ども!』
そう叫び声が響くとともに、リア・ヴァニアと多数のドラゴンたちの口から凄まじいブレスが大地に放たれた。
「な……!」
一瞬にして大地が炎に包まれる。
……この位置では聞こえないが、幾人もの命がその一瞬で奪われたことは想像に難くない。
俺はそれを見て、言葉を失った。
(そんな……ロナ……! なんで、こんなことするんだよ……!)
……正直、俺はロナが魔王になったと聞いて、どこか見くびりがあった。
元は人間である彼女が魔王になったのであれば、人間に酷い危害を加えることはないだろうと。
だが、ホワイトドラゴンの一件でそれは疑惑になり、今この瞬間確信になった。
……ロナはもう、俺の知っている大好きだった妹じゃない。
あいつは人を苦しめ、滅ぼすための魔王になったのだと。
「……シイル、大丈夫?」
「ああ……」
マルティナは俺を心配する目つきを見せたが、その直後にキッと空を見上げる。
「分かったよね、シイル? ……ロナは……もう、シイルの妹じゃないってこと……」
「ああ……」
そして彼女は俺の頬を優しく触って、ぽつりと呟いてくれた。
「もう、家族みたいな関係の人は、世界中であたしだけ……だよね? 辛いよね、大切『だった』妹が、あんな残酷に人を殺すなんて……けど、あたしはずっとシイルの傍にいるし、人類を裏切ったりしないから……だから、安心して?」
「ありがとうな、ロナ……」
マルティナは本当に優しい子だ。
彼女の優しさに溺れてしまいたくなるところだが、今はそんな場合じゃない。
俺は涙をぬぐうと、ディラックは隣で笑みを浮かべた。
「……フフン、これはチャンスかな……」
「なにいってんだ、ディラック?」
「僕の足で城に向かえば、奴らより先に王都には先に到着できるはずだ! そして、華麗に王様を助け出すナイトになるって作戦だ!」
「はあ?」
確かに、ドラゴンたちが火を噴いたのは町はずれの廃村の付近だった。
王都まではまだ距離がある。
「そして王様に恩を売れば、今度こそ僕は勇者に! そして、そのあとにリア・ヴァニアたちを倒せば、僕も英雄に……!」
「ちょ、それはやめろよ、ディラック!」
「まったく、ドラゴンさまさまだね……神は僕に味方してくれているみたいだ……!」
その考えはまずい。ディラックの目論見は一から十まで間違っている。
そう思って俺は止めようとしたが、ディラックは鼻で笑った。
「おっと、君の言いたいことは分かるよ、シイル君? 『多くの人が苦しんでるのに、自分の利益ばかり考えるなんて最低だ!』だろ?」
「いや、俺が言いたいのはそうじゃなくて……」
「けど、僕のモットーは『おいしいとこどり』だからね! あいにくそんなお説教は聞けないよ! それじゃあシイル君、君ははやくこの町から逃げるんだね!」
そういうと、彼は猛スピードで駆け出していった。
相変わらず足だけは速い。
「ディラック、話は……! ったく、また行っちまったか……」
「本当にディラックは早とちりばかりするんだね……」
俺が言いたかったことはそんなことじゃなかったのに。
ディラックは利己的な人間だが、割と繊細な性格だ。自分の行動に負い目を感じていることもあるのか、どうも話を聞き入れようとしないところがある。
半ばマルティナも呆れながらも、剣と荷物袋を持って立ち上がる。
「それで、シイル? どうするの?」
「……まずは住民を非難させよう。レベル1の俺たちに出来ることは、まずそれだ」
英雄的な活躍をして周囲に感謝されて、祝福されるような『おいしい仕事』とやらは、ディラックにでもやらせておけばいい。
それより、今の俺は誰に褒められなくてもいいから、一人でも多くの人の命を救いたい。状況的にも『自分の命よりも民の命を大切に』といつも仰っている陛下の意思を尊重するべきだ。
そう思いながらマルティナの方を向くと、彼女もは笑顔でうなづいた。
「流石だね、シイル! けど……あのリア・ヴァニアたちはどうするの?」
「ああ……俺に考えがある……けど、話は走りながらだ!」
勿論、あの手の『超強力な魔法攻撃』をぶっぱなせるようなドラゴン軍団は、元の世界での『低レベル縛り』で何度も倒したことがある。
……その時に使った切り札(ジョーカー)は、幸い俺の手に残っている。
素敵な切り札は、最後の最後に見せるつもりだ。
だが、それを切るタイミングは一度しかないし、まずは住民を避難させる方が先決だ。
そう思いながら俺とマルティナは城下町に向けて走り出した。
俺にギュっとくっついて離れないマルティナのやり取りを見て、何やらニヤニヤとディラックは笑みを浮かべてきた。
「ねえ、マルティナちゃん」
「なあに、ディラック?」
「マルティナちゃんはシイル君のことが好きかい?」
「勿論! もう、滅茶苦茶好き! だから一緒に旅しているんだから!」
そうマルティナは朗らかに笑ってくれた。
それを見たディラックも釣られて笑う。
「ふうん。じゃあ、今日はシイル君とデートでもするのかい?」
「ふえ? で、デート? ……えっと……その……」
だが、マルティナは急に顔を赤らめて俯く。
ディラックにからかわれて迷惑しているじゃないか、まったく。
マルティナは少しどもりながらも、俺に一枚の地図を見せてきた。
「で、デートじゃないけど……実はさ、シイル! この間この町の地図を貰ったんだ! だからさ、あたしが今日は『ガイドブック』になったげる!」
「ガイドブック?」
「うん! 流行りのブティックや劇場、何でも覚えてるからさ! シイルは行きたいところある? どこでも連れてったげるね!」
「いいのか?」
もしそうなら、マルティナにアクセサリーを買ってあげたいと思っていた。
この王都に来るまで大変な苦労をしてきたのだから、その礼を兼ねてだったが。
だが俺が少し悩んでいるとマルティナは上目づかいで尋ねてきた。
「あ、そうだ! それとも今日はお部屋で過ごす?」
「部屋で?」
「あたしのこと、一日中『抱いて』過ごしてもいいんだよ?」
「お、おい、そういうのは……」
一瞬、俺は良からぬことを連想してしまい、必死で頭を振る。
まだ子どものマルティナが、そういう意味でいうわけないじゃないか。
そう思ってマルティナの方を見ると、彼女はクスクスと笑って答える。
「ドMのあたしはさ、シイルに『モノ』として使ってほしいからさ! ガイドブックじゃなくて『ぬいぐるみ』になったげてもいいよ? 一日中あたしとぎゅ~ってしながら、お日様が沈むの見るの? ……嫌?」
「いや、そういうわけじゃないけど……」
なんだ、やっぱりそういうことか。
俺はすぐに胸を撫でおろした後、首を振った。
「いや、折角だから町に行きたいな。ディラックも折角だしどうだ?」
「僕も一緒にかい? ……ったく、シイル君。君ってやつは……まあ、それより……」
そうディラックは呆れたような顔をしてきた。
同時にマルティナのほうをチラリと見やり、
「マルティナちゃん、僕の目は誤魔化せない。……シイル君にはもっと正直に気持ちを伝えたほうがいいよ?」
「……フフ……」
そういうと、マルティナは何も言わずに笑った。
(まったく、ディラックに心配されるなんてな……)
……まあ、正直俺はロナと本音で語り合うことが出来なかったことで今のような関係になった。
そう考えると、ディラックが『本音で話し合うべきだ』と言う通りマルティナはもう少し腹を割って話をしたい。
そう思いながら外に向かおうとドアに手をかけると、外が何やら暗かった。
「え?」
……否、暗いのではなく、影が地面に大量に映っているのだ。
そして見上げると。
「……な……!」
そこには大量のドラゴンが王城に向かって飛んでいく姿があった。
「嘘、でしょ……?」
「わ、これは……」
その様子を見たディラックとマルティナも顔色を変えた。
「王様に表敬訪問に来た……訳じゃないよね?」
「あたりまえだろう? ……なんて数だ……しかも、あの先頭にいる白銀のドラゴンは……リア・ヴァニア……」
震えるような声でディラックは呟いた。
その名前は俺も聞き覚えがある。
「リア・ヴァニアって、まさか……」
「ああ。魔王軍四天王の一人だ……。その圧倒的な火炎は『全てのものを跡形もなく焼き尽くす』と言われているね……」
やはりか。
彼女のそのブレスの威力は鉄をも一瞬で灰にするほどの威力を持つ。
「それにしてあいつらは何しに……」
そう俺が呟いた瞬間。
「グオオオオオ!」
凄まじい咆哮が空に響き渡った。
先日戦ったホワイトドラゴンをさらに上回る声量と恐ろしさを感じさせる迫力。
近所の村人たちも奴の叫びに気づいたらしく、家から出て騒ぎ始めている。
「ひい……リア・ヴァニアじゃ……!」
「なんでこんなところに!?」
そして次の瞬間。
『滅びよ、愚かな人間ども!』
そう叫び声が響くとともに、リア・ヴァニアと多数のドラゴンたちの口から凄まじいブレスが大地に放たれた。
「な……!」
一瞬にして大地が炎に包まれる。
……この位置では聞こえないが、幾人もの命がその一瞬で奪われたことは想像に難くない。
俺はそれを見て、言葉を失った。
(そんな……ロナ……! なんで、こんなことするんだよ……!)
……正直、俺はロナが魔王になったと聞いて、どこか見くびりがあった。
元は人間である彼女が魔王になったのであれば、人間に酷い危害を加えることはないだろうと。
だが、ホワイトドラゴンの一件でそれは疑惑になり、今この瞬間確信になった。
……ロナはもう、俺の知っている大好きだった妹じゃない。
あいつは人を苦しめ、滅ぼすための魔王になったのだと。
「……シイル、大丈夫?」
「ああ……」
マルティナは俺を心配する目つきを見せたが、その直後にキッと空を見上げる。
「分かったよね、シイル? ……ロナは……もう、シイルの妹じゃないってこと……」
「ああ……」
そして彼女は俺の頬を優しく触って、ぽつりと呟いてくれた。
「もう、家族みたいな関係の人は、世界中であたしだけ……だよね? 辛いよね、大切『だった』妹が、あんな残酷に人を殺すなんて……けど、あたしはずっとシイルの傍にいるし、人類を裏切ったりしないから……だから、安心して?」
「ありがとうな、ロナ……」
マルティナは本当に優しい子だ。
彼女の優しさに溺れてしまいたくなるところだが、今はそんな場合じゃない。
俺は涙をぬぐうと、ディラックは隣で笑みを浮かべた。
「……フフン、これはチャンスかな……」
「なにいってんだ、ディラック?」
「僕の足で城に向かえば、奴らより先に王都には先に到着できるはずだ! そして、華麗に王様を助け出すナイトになるって作戦だ!」
「はあ?」
確かに、ドラゴンたちが火を噴いたのは町はずれの廃村の付近だった。
王都まではまだ距離がある。
「そして王様に恩を売れば、今度こそ僕は勇者に! そして、そのあとにリア・ヴァニアたちを倒せば、僕も英雄に……!」
「ちょ、それはやめろよ、ディラック!」
「まったく、ドラゴンさまさまだね……神は僕に味方してくれているみたいだ……!」
その考えはまずい。ディラックの目論見は一から十まで間違っている。
そう思って俺は止めようとしたが、ディラックは鼻で笑った。
「おっと、君の言いたいことは分かるよ、シイル君? 『多くの人が苦しんでるのに、自分の利益ばかり考えるなんて最低だ!』だろ?」
「いや、俺が言いたいのはそうじゃなくて……」
「けど、僕のモットーは『おいしいとこどり』だからね! あいにくそんなお説教は聞けないよ! それじゃあシイル君、君ははやくこの町から逃げるんだね!」
そういうと、彼は猛スピードで駆け出していった。
相変わらず足だけは速い。
「ディラック、話は……! ったく、また行っちまったか……」
「本当にディラックは早とちりばかりするんだね……」
俺が言いたかったことはそんなことじゃなかったのに。
ディラックは利己的な人間だが、割と繊細な性格だ。自分の行動に負い目を感じていることもあるのか、どうも話を聞き入れようとしないところがある。
半ばマルティナも呆れながらも、剣と荷物袋を持って立ち上がる。
「それで、シイル? どうするの?」
「……まずは住民を非難させよう。レベル1の俺たちに出来ることは、まずそれだ」
英雄的な活躍をして周囲に感謝されて、祝福されるような『おいしい仕事』とやらは、ディラックにでもやらせておけばいい。
それより、今の俺は誰に褒められなくてもいいから、一人でも多くの人の命を救いたい。状況的にも『自分の命よりも民の命を大切に』といつも仰っている陛下の意思を尊重するべきだ。
そう思いながらマルティナの方を向くと、彼女もは笑顔でうなづいた。
「流石だね、シイル! けど……あのリア・ヴァニアたちはどうするの?」
「ああ……俺に考えがある……けど、話は走りながらだ!」
勿論、あの手の『超強力な魔法攻撃』をぶっぱなせるようなドラゴン軍団は、元の世界での『低レベル縛り』で何度も倒したことがある。
……その時に使った切り札(ジョーカー)は、幸い俺の手に残っている。
素敵な切り札は、最後の最後に見せるつもりだ。
だが、それを切るタイミングは一度しかないし、まずは住民を避難させる方が先決だ。
そう思いながら俺とマルティナは城下町に向けて走り出した。
0
あなたにおすすめの小説
異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜
沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。
数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【完結】おじいちゃんは元勇者
三園 七詩
ファンタジー
元勇者のおじいさんに拾われた子供の話…
親に捨てられ、周りからも見放され生きる事をあきらめた子供の前に国から追放された元勇者のおじいさんが現れる。
エイトを息子のように可愛がり…いつしか子供は強くなり過ぎてしまっていた…
神々の間では異世界転移がブームらしいです。
はぐれメタボ
ファンタジー
第1部《漆黒の少女》
楠木 優香は神様によって異世界に送られる事になった。
理由は『最近流行ってるから』
数々のチートを手にした優香は、ユウと名を変えて、薬師兼冒険者として異世界で生きる事を決める。
優しくて単純な少女の異世界冒険譚。
第2部 《精霊の紋章》
ユウの冒険の裏で、田舎の少年エリオは多くの仲間と共に、世界の命運を掛けた戦いに身を投じて行く事になる。
それは、英雄に憧れた少年の英雄譚。
第3部 《交錯する戦場》
各国が手を結び結成された人類連合と邪神を奉じる魔王に率いられた魔族軍による戦争が始まった。
人間と魔族、様々な意思と策謀が交錯する群像劇。
第4部 《新たなる神話》
戦争が終結し、邪神の討伐を残すのみとなった。
連合からの依頼を受けたユウは、援軍を率いて勇者の後を追い邪神の神殿を目指す。
それは、この世界で最も新しい神話。
ブラック企業でポイントを極めた俺、異世界で最強の農民になります
はぶさん
ファンタジー
ブラック企業で心をすり減らし過労死した俺が、異世界で手にしたのは『ポイント』を貯めてあらゆるものと交換できるスキルだった。
「今度こそ、誰にも搾取されないスローライフを送る!」
そう誓い、辺境の村で農業を始めたはずが、飢饉に苦しむ人々を見過ごせない。前世の知識とポイントで交換した現代の調味料で「奇跡のプリン」を生み出し、村を救った功績は、やがて王都の知るところとなる。
これは、ポイント稼ぎに執着する元社畜が、温かい食卓を夢見るうちに、うっかり世界の謎と巨大な悪意に立ち向かってしまう物語。最強農民の異世界改革、ここに開幕!
毎日二話更新できるよう頑張ります!
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
レベルアップは異世界がおすすめ!
まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。
そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる