35 / 56
第4章
4-9 レールの上での戦いは……ロマンだ
しおりを挟む
「熱いな、このバトルステージは……」
暗闇の中をトロッコがとんでもない勢いで疾走しながら、俺達を乗せている。
鉄の車輪はキーキーと凄まじい唸りとともに火花を飛ばしている。
凄まじい風が頬を叩くように吹き付けてくる。
俺たちは立っているのもやっとな状況で、四天王の一人であるキング・ゴーレムの『フロア・デック』と対峙していた。
セドナは彼から目線をそらさないまま、俺に叫ぶ。
「ゴメン、シイル! あの護符、どこかに落としちまったんだ!」
「なに?」
あのチートアイテムである『野生の護符』を落としてしまったのは、少し痛い。
恐らく、俺が起こしてしまった爆風に巻き込まれた際に吹き飛んだのだろう。こんなことなら、護符をセドナの服に縫い付けておくべきだった。
「悪い、俺のせいだ……けど、作戦に支障はないはずだ! マルティナ、頼むぞ!」
「うん!」
そういうとマルティナはフロア・デックの前に立って笑みを浮かべる。
「まったく、こんな鉄くずがまだ動いているなんて……。見た目もダサいし、力しか能がなさそうだし……。本当に無能の集まりなんだね、キミを作った人はさあ!」
『ホウ……ソレハ主ヘノ侮辱ト判断スル……』
「へえ、分かるんだ? そうだよ、バカにしてるんだよ、キミたちを作った三流魔導士をね!」
『主ヲ侮辱スルノデアレバ、死ヲ与エヨト、我ラハ命ヲ受ケテイル……。故二貴様ヲ最優先デ排除スル……』
そういうと、フロア・デックは攻撃対象をマルティナに移した。
(流石だな……)
マルティナの固有スキルの挑発(タウント)は、無生物であるゴーレムにも有効なのだ。だが、マルティナに向けて拳を振り上げた瞬間。
「そこだ!」
セドナの技『足払い』が命中した。
見た目よりもかなり※体重の重いセドナの一撃は、寧ろこういう崩し技の時にこそ威力を発揮する。
(※本編に出るセドナの体重は、120キロくらいです)
『ム……何故……!?』
外見から想定もできないほどの重い蹴りに、フロア・デックは思わず身体をぐらつかせる。
「よし、やっぱりこの状態異常は効くな……」
俺は心の中でガッツポーズをした。
眠り攻撃が効かないゴーレムであっても、こういう『スタン』は効果がある。奴は大きな隙を作った。
そしてちょうど、トロッコ坂道に差し掛かった。ここからは日光の『いろは坂』のような折り返しが何度も続いている。
これは絶好のチャンスだ。
「よし、今だ!」
「うん、行くよシイル!」
俺たちはセドナにトロッコの操縦を任せて、身体を後傾させているフロア・デックにとびかかる。
『ム……!』
フロア・デックは身体を起こせず、そのままトロッコから落下した。
がりがりと坂を滑り落ちるフロア・デックの上に俺たちはサーフィンの要領で飛び乗る。
「うおおおおお!」
「シイル、気を付けて!」
サーフィンというより、斜面を滑り落ちるその様は、まるで草ぞりだ。
マルティナも奴に飛び乗るが、やはりゴーレムはでこぼこした体ということもあり、態勢を崩す。
……ここでソリ代わりのフロア・デックから落下したら、最期だ。
俺はマルティナに手を伸ばす。
「危ない、マルティナ!」
「うわ! ……ありがと、シイル!」
そしてマルティナは少し安堵したような表情を見せた後、俺にアイテムを渡してくれた。
「はい、シイル! 少し壊れたけど、数は十分あるよ!」
「ありがとな、マルティナ! 行くぞ!」
「うん!」
そういって、俺たちはありったけの補助アイテム『詐欺師の目明し』をゴーレムに投げつける。
これは、試金石とともに金の真贋判定に使われる薬品であり、金属を溶かす効果がある。鉱山の街ミーヌには、あって当たり前の道具だ。
フロア・デックのように金属ゴーレムの場合には特効になると踏んで、前日のうちに買っておいたものだ。
「手を貸してくれ、マルティナ!」
「勿論! ……ここだよね、急所は!」
ゴーレムの顔面、手足、そして何よりEmethの札が隠されていると思しき心臓部に薬品を次々にぶつけていく。
『グオ……ヨセ……機能ガ……止マル……!』
「まだまだ、こいつも喰らえ! 低レベルクリアの必携品だ!」
そして俺は、ゴーレムの足元に『蝸牛(かたつむり)の足跡』を投げつけた。これは先日王都周辺のモンスターを倒している中で入手したアイテムだ。
いわゆる粘着のりのような代物で、使うと対象の素早さを下げられる効果がある。
正直、先制を取る必要性はレベル差でごり押しするようなプレイの中では意味は薄い。
だが、低レベルクリアの場合は先制攻撃は必須だ。
セドナのスタン技は、こいつよりも素早くないと効果がないため、今のうちにデバフをかけておかなくては勝ち目がない。
また、この『蝸牛の足跡』を使ったのは、猛烈な勢いで坂を滑り落ちる俺たちのブレーキにするためでもある。
『貴様ラ……! 足ヲ封ジルか……ダガ損害ハ軽微……覚悟スルコトダ……」
速度が減衰したこともあるのだろう、フロア・デックは身を起こそうとしてきた。
ここで一撃でも貰ったら俺たちに勝ち目はない。セドナと合流が必要だ。
「そろそろだな……。飛ぶぞ、マルティナ!」
「うん!」
そして俺たちはスラロームを走っていたトロッコに向けて飛び上がる。
「よっと……。どうだい、うまくいったかい?」
「ああ! だけど、まだ倒し切れてない……来るぞ!」
『参ル……報復ヲ敢行スル……』
坂を利用して相当に身体を削り取ったにも関わらず、フロア・デックはまだ動作する。
……やはり、Emethの札を何とかしないとダメか。だが、すでにその弱点は先ほどの攻撃で露出している。
フロア・デックは大きくジャンプして、こちらのトロッコに飛び乗ってきた。
『フン……!』
そして全身から凄まじい蒸気を噴き出した。……なるほど、原始的ながら蒸気機関を補助動力に用いているのか。
『ドウヤラ、過小評価ヲシテイタヨウダ……。全力デ排除スル……』
そういうとともにフロア・デックはこちらに襲い掛かってくる。
……だが、すでに素早さのデバフの効果でセドナのほうが速さは上だ。
「そこ!」
二度目の足払いがフロア・デックにさく裂した。
『ヌウ……』
通常の地面で戦っているのであれば、この程度の足払いは難なく耐えられるだろう。
だが、今は不安定なトロッコの上だ。フロア・デックは態勢を戻せずにズシンと身体を倒す。
「今だね!」
そういうと、マルティナはフロア・デックの懐に飛び込むと、強引にゴーレムの心臓部をひっつかんで素手でこじ開ける。
「く……!」
『何……貴様……正気カ……!?』
フロア・デックが驚くのも無理はない。
まだ、その心臓部には俺がかけた『詐欺師の目明し』が残っている。
ジュウ……と自身の皮膚が焼けるのも気にせず、マルティナは弱点を露出させてくれた。
さらにマルティナはフロア・デックの顔を隠すように飛びつく。
(くそ……!)
……先ほどまでの俺だったら、彼女に『危ないから戻れ!』と叫ぶところだっただろう。
だが、それをマルティナが望むわけではない。……不本意だが、マルティナを『モノ』として使いつぶすことこそ、彼女の意思を大事にしているということなのだから。
「よし、シイル、お願い!」
「……分かった!」
そういうと、俺は詠唱を始めた。
俺の唯一使える魔法であり、もはや共通言語。そしてファンタジーの代名詞。
「神より堕天したものルシファー、そのものより与えられし力、我がもとに集え……!」
……幸い、このあたりは開けた場所だ。
ガスのにおいもしない。
俺はセドナの方を見やる。彼女も俺の意図を察したらしく、ダッと駆け出す。
「喰らえ、ファイヤーボール!」
『何……!』
レベル1の俺が使うこれは所詮チンケな火球だが、ゴーレムの札を燃やすには十分だ。
だが、フロア・デックはそれをかき消そうと両腕を構える。
『コンナモノ……弾キ飛バセバイイ……』
「させないよ!」
だが、それは想定内だ。
セドナが大きく両足を開脚させると、その両腕を強引にこじ開けさせる。セドナはロボット故、180度の開脚はお手の物なのだろう。
『ム……腕ガ閉ジヌ……! 貴様……!』
「身体が金属なのは、あんただけじゃないんでね!」
身体が重く固いセドナだからこそ、フロア・デックの押しつぶしにも耐えることが出来る。
そして俺の放った火球はゴーレムの心臓に直撃し、ゴオオオオ……と、凄まじく燃えあがる。マルティナが事前に油をかけていたのだろう。
「よし、やったあ!」
そうマルティナは喜びの声を上げてフロア・デックから飛び降りる。
「ふう……」
また、俺の目でも奴の心臓の札が燃えあがるのを確信した。
……だが今度は油断しない。奴が最期に何をするのかを見届けようと俺は身構えた。
すると、フロア・デックは俺たちにではなく、半ば注意喚起をするような事務的な口調でこうつぶやいた。
『中枢二甚大ナダメージ……。機能……停止寸前……鹵獲防止のため……自爆シマス……』
暗闇の中をトロッコがとんでもない勢いで疾走しながら、俺達を乗せている。
鉄の車輪はキーキーと凄まじい唸りとともに火花を飛ばしている。
凄まじい風が頬を叩くように吹き付けてくる。
俺たちは立っているのもやっとな状況で、四天王の一人であるキング・ゴーレムの『フロア・デック』と対峙していた。
セドナは彼から目線をそらさないまま、俺に叫ぶ。
「ゴメン、シイル! あの護符、どこかに落としちまったんだ!」
「なに?」
あのチートアイテムである『野生の護符』を落としてしまったのは、少し痛い。
恐らく、俺が起こしてしまった爆風に巻き込まれた際に吹き飛んだのだろう。こんなことなら、護符をセドナの服に縫い付けておくべきだった。
「悪い、俺のせいだ……けど、作戦に支障はないはずだ! マルティナ、頼むぞ!」
「うん!」
そういうとマルティナはフロア・デックの前に立って笑みを浮かべる。
「まったく、こんな鉄くずがまだ動いているなんて……。見た目もダサいし、力しか能がなさそうだし……。本当に無能の集まりなんだね、キミを作った人はさあ!」
『ホウ……ソレハ主ヘノ侮辱ト判断スル……』
「へえ、分かるんだ? そうだよ、バカにしてるんだよ、キミたちを作った三流魔導士をね!」
『主ヲ侮辱スルノデアレバ、死ヲ与エヨト、我ラハ命ヲ受ケテイル……。故二貴様ヲ最優先デ排除スル……』
そういうと、フロア・デックは攻撃対象をマルティナに移した。
(流石だな……)
マルティナの固有スキルの挑発(タウント)は、無生物であるゴーレムにも有効なのだ。だが、マルティナに向けて拳を振り上げた瞬間。
「そこだ!」
セドナの技『足払い』が命中した。
見た目よりもかなり※体重の重いセドナの一撃は、寧ろこういう崩し技の時にこそ威力を発揮する。
(※本編に出るセドナの体重は、120キロくらいです)
『ム……何故……!?』
外見から想定もできないほどの重い蹴りに、フロア・デックは思わず身体をぐらつかせる。
「よし、やっぱりこの状態異常は効くな……」
俺は心の中でガッツポーズをした。
眠り攻撃が効かないゴーレムであっても、こういう『スタン』は効果がある。奴は大きな隙を作った。
そしてちょうど、トロッコ坂道に差し掛かった。ここからは日光の『いろは坂』のような折り返しが何度も続いている。
これは絶好のチャンスだ。
「よし、今だ!」
「うん、行くよシイル!」
俺たちはセドナにトロッコの操縦を任せて、身体を後傾させているフロア・デックにとびかかる。
『ム……!』
フロア・デックは身体を起こせず、そのままトロッコから落下した。
がりがりと坂を滑り落ちるフロア・デックの上に俺たちはサーフィンの要領で飛び乗る。
「うおおおおお!」
「シイル、気を付けて!」
サーフィンというより、斜面を滑り落ちるその様は、まるで草ぞりだ。
マルティナも奴に飛び乗るが、やはりゴーレムはでこぼこした体ということもあり、態勢を崩す。
……ここでソリ代わりのフロア・デックから落下したら、最期だ。
俺はマルティナに手を伸ばす。
「危ない、マルティナ!」
「うわ! ……ありがと、シイル!」
そしてマルティナは少し安堵したような表情を見せた後、俺にアイテムを渡してくれた。
「はい、シイル! 少し壊れたけど、数は十分あるよ!」
「ありがとな、マルティナ! 行くぞ!」
「うん!」
そういって、俺たちはありったけの補助アイテム『詐欺師の目明し』をゴーレムに投げつける。
これは、試金石とともに金の真贋判定に使われる薬品であり、金属を溶かす効果がある。鉱山の街ミーヌには、あって当たり前の道具だ。
フロア・デックのように金属ゴーレムの場合には特効になると踏んで、前日のうちに買っておいたものだ。
「手を貸してくれ、マルティナ!」
「勿論! ……ここだよね、急所は!」
ゴーレムの顔面、手足、そして何よりEmethの札が隠されていると思しき心臓部に薬品を次々にぶつけていく。
『グオ……ヨセ……機能ガ……止マル……!』
「まだまだ、こいつも喰らえ! 低レベルクリアの必携品だ!」
そして俺は、ゴーレムの足元に『蝸牛(かたつむり)の足跡』を投げつけた。これは先日王都周辺のモンスターを倒している中で入手したアイテムだ。
いわゆる粘着のりのような代物で、使うと対象の素早さを下げられる効果がある。
正直、先制を取る必要性はレベル差でごり押しするようなプレイの中では意味は薄い。
だが、低レベルクリアの場合は先制攻撃は必須だ。
セドナのスタン技は、こいつよりも素早くないと効果がないため、今のうちにデバフをかけておかなくては勝ち目がない。
また、この『蝸牛の足跡』を使ったのは、猛烈な勢いで坂を滑り落ちる俺たちのブレーキにするためでもある。
『貴様ラ……! 足ヲ封ジルか……ダガ損害ハ軽微……覚悟スルコトダ……」
速度が減衰したこともあるのだろう、フロア・デックは身を起こそうとしてきた。
ここで一撃でも貰ったら俺たちに勝ち目はない。セドナと合流が必要だ。
「そろそろだな……。飛ぶぞ、マルティナ!」
「うん!」
そして俺たちはスラロームを走っていたトロッコに向けて飛び上がる。
「よっと……。どうだい、うまくいったかい?」
「ああ! だけど、まだ倒し切れてない……来るぞ!」
『参ル……報復ヲ敢行スル……』
坂を利用して相当に身体を削り取ったにも関わらず、フロア・デックはまだ動作する。
……やはり、Emethの札を何とかしないとダメか。だが、すでにその弱点は先ほどの攻撃で露出している。
フロア・デックは大きくジャンプして、こちらのトロッコに飛び乗ってきた。
『フン……!』
そして全身から凄まじい蒸気を噴き出した。……なるほど、原始的ながら蒸気機関を補助動力に用いているのか。
『ドウヤラ、過小評価ヲシテイタヨウダ……。全力デ排除スル……』
そういうとともにフロア・デックはこちらに襲い掛かってくる。
……だが、すでに素早さのデバフの効果でセドナのほうが速さは上だ。
「そこ!」
二度目の足払いがフロア・デックにさく裂した。
『ヌウ……』
通常の地面で戦っているのであれば、この程度の足払いは難なく耐えられるだろう。
だが、今は不安定なトロッコの上だ。フロア・デックは態勢を戻せずにズシンと身体を倒す。
「今だね!」
そういうと、マルティナはフロア・デックの懐に飛び込むと、強引にゴーレムの心臓部をひっつかんで素手でこじ開ける。
「く……!」
『何……貴様……正気カ……!?』
フロア・デックが驚くのも無理はない。
まだ、その心臓部には俺がかけた『詐欺師の目明し』が残っている。
ジュウ……と自身の皮膚が焼けるのも気にせず、マルティナは弱点を露出させてくれた。
さらにマルティナはフロア・デックの顔を隠すように飛びつく。
(くそ……!)
……先ほどまでの俺だったら、彼女に『危ないから戻れ!』と叫ぶところだっただろう。
だが、それをマルティナが望むわけではない。……不本意だが、マルティナを『モノ』として使いつぶすことこそ、彼女の意思を大事にしているということなのだから。
「よし、シイル、お願い!」
「……分かった!」
そういうと、俺は詠唱を始めた。
俺の唯一使える魔法であり、もはや共通言語。そしてファンタジーの代名詞。
「神より堕天したものルシファー、そのものより与えられし力、我がもとに集え……!」
……幸い、このあたりは開けた場所だ。
ガスのにおいもしない。
俺はセドナの方を見やる。彼女も俺の意図を察したらしく、ダッと駆け出す。
「喰らえ、ファイヤーボール!」
『何……!』
レベル1の俺が使うこれは所詮チンケな火球だが、ゴーレムの札を燃やすには十分だ。
だが、フロア・デックはそれをかき消そうと両腕を構える。
『コンナモノ……弾キ飛バセバイイ……』
「させないよ!」
だが、それは想定内だ。
セドナが大きく両足を開脚させると、その両腕を強引にこじ開けさせる。セドナはロボット故、180度の開脚はお手の物なのだろう。
『ム……腕ガ閉ジヌ……! 貴様……!』
「身体が金属なのは、あんただけじゃないんでね!」
身体が重く固いセドナだからこそ、フロア・デックの押しつぶしにも耐えることが出来る。
そして俺の放った火球はゴーレムの心臓に直撃し、ゴオオオオ……と、凄まじく燃えあがる。マルティナが事前に油をかけていたのだろう。
「よし、やったあ!」
そうマルティナは喜びの声を上げてフロア・デックから飛び降りる。
「ふう……」
また、俺の目でも奴の心臓の札が燃えあがるのを確信した。
……だが今度は油断しない。奴が最期に何をするのかを見届けようと俺は身構えた。
すると、フロア・デックは俺たちにではなく、半ば注意喚起をするような事務的な口調でこうつぶやいた。
『中枢二甚大ナダメージ……。機能……停止寸前……鹵獲防止のため……自爆シマス……』
0
あなたにおすすめの小説
異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜
沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。
数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【完結】おじいちゃんは元勇者
三園 七詩
ファンタジー
元勇者のおじいさんに拾われた子供の話…
親に捨てられ、周りからも見放され生きる事をあきらめた子供の前に国から追放された元勇者のおじいさんが現れる。
エイトを息子のように可愛がり…いつしか子供は強くなり過ぎてしまっていた…
神々の間では異世界転移がブームらしいです。
はぐれメタボ
ファンタジー
第1部《漆黒の少女》
楠木 優香は神様によって異世界に送られる事になった。
理由は『最近流行ってるから』
数々のチートを手にした優香は、ユウと名を変えて、薬師兼冒険者として異世界で生きる事を決める。
優しくて単純な少女の異世界冒険譚。
第2部 《精霊の紋章》
ユウの冒険の裏で、田舎の少年エリオは多くの仲間と共に、世界の命運を掛けた戦いに身を投じて行く事になる。
それは、英雄に憧れた少年の英雄譚。
第3部 《交錯する戦場》
各国が手を結び結成された人類連合と邪神を奉じる魔王に率いられた魔族軍による戦争が始まった。
人間と魔族、様々な意思と策謀が交錯する群像劇。
第4部 《新たなる神話》
戦争が終結し、邪神の討伐を残すのみとなった。
連合からの依頼を受けたユウは、援軍を率いて勇者の後を追い邪神の神殿を目指す。
それは、この世界で最も新しい神話。
ブラック企業でポイントを極めた俺、異世界で最強の農民になります
はぶさん
ファンタジー
ブラック企業で心をすり減らし過労死した俺が、異世界で手にしたのは『ポイント』を貯めてあらゆるものと交換できるスキルだった。
「今度こそ、誰にも搾取されないスローライフを送る!」
そう誓い、辺境の村で農業を始めたはずが、飢饉に苦しむ人々を見過ごせない。前世の知識とポイントで交換した現代の調味料で「奇跡のプリン」を生み出し、村を救った功績は、やがて王都の知るところとなる。
これは、ポイント稼ぎに執着する元社畜が、温かい食卓を夢見るうちに、うっかり世界の謎と巨大な悪意に立ち向かってしまう物語。最強農民の異世界改革、ここに開幕!
毎日二話更新できるよう頑張ります!
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる