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第1章
1-6 囮効果ってご存じですか?
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「ち、ちょっと待ってください、ベルトラン!」
「え? ……あ……」
私の手を掴んでいたことに気が付いたのだろう、ベルトランは店先まで来たところで
「す、すまない……つい、慌ててしまって……」
そういうと、顔を真っ赤にしながらベルトランは頭を下げた。
「まったく、気を付けてください!」
正直、強引な行動を取られるのは好きじゃない。
相手がイケメンだろうが、それは同じことだ。
私は少し不機嫌そうに彼を睨んだが、ベルトランは少し興奮したような様子で店内を眺めながら呟いた。
「あなたの店は……まるで、小さいころ寝物語に聞いた『魔女の宝石屋』のような雰囲気を感じてしまってな……そのからくりを早く知りたくてな」
「魔女の宝石屋?」
私はこの世界に『転移』してきた身なので、幼少期の記憶はない。
そのことは誰かに伝えたことはないのだが、ルチナは『あ!』と声を出し、ぴょんとリビングの椅子から飛び降りた。
「私知ってるよ! あの、入った人は不思議な力にかかって、どんな商品でも宝石だと思って、買っちゃう奴だよね? 落ち葉とかカエルとか! それで魔法から解けた後、みんなショックで驚くシーンが楽しいんだよね!」
「そうだ。……あなたの店の評判は、まさにそんな感じだな。ぶ……いや、知り合いの兵からよく耳にしている。それで実際に来てみたんだ」
「へ、へえ……」
そういわれて、私は思わず恐縮した。
この世界の人たちは、商品を売る際に『ただずらっと新鮮な順に並べる』『ビラを撒く』くらいしかしていない。
正直、そんな中で私の『マーケティングスキル』を使った工夫は、まるで子どものチャンバラごっこに侍が参加するようなものだった。
とはいえ、ここまで褒められたら悪い気はしない。
……しょうがない、先ほどの失礼な態度は許してあげよう。
「私の道具屋、そんなに有名だったのね……」
「ああ。……実際、店内に入って分かった。この店には様々なからくりが仕掛けてある」
そういうと、ベルトランは先ほどまで使っていたルーレットを軽く回して尋ねる。
……やっぱりみんな、一度はルーレットを触りたがるな。
「まず……このルーレット。あれはどういう意図で行っていたんだ?」
「はい、20人に平等に5分の割引をするより、一人を無料にするほうが、顧客は『お得感』を感じるためにやったことです」
なるほど、とベルトランはうなづいた。
そういうと、今度は傷薬の棚に行って商品を手に取る。
「それと、気になったのはこれだな。ここにある傷薬の商品説明だ」
「商品説明?」
「ああ。商品の産地や生産者の名前、そういったものまで克明に書いてある。……なぜこんなことをしたんだ?」
……そこに目をつけるとは、なかなかお目が高い、そう思いながら私は答える。
正直、こんな風に自分の『力を入れたこと』に気づいてもらうことはプロとして本当に嬉しい。
そう思うと、私は彼に容姿以外にも好意を持ち始めているのを感じた。
「人間は、曖昧なものを嫌いますから。『どこの誰が作ったか』がはっきり分かるようにしたんです」
「なるほど……。確かに、これであれば効能のいい薬は、この店で再購入することになる、か……」
生産者の情報を伝えることは今の時代(といっても、ここ数十年だろうが)では当たり前に行われていることだが、この時代では珍しい。
これもまた、特に薬品のような『効果が保証しきれないもの』に対して効果が大きかった。
「それと最後は……この価格設定だな」
「価格設定……ですね?」
うん、そうだ。
そこもやっぱり気づいてもらわないと困る。
「そもそも、この設定はおかしくないか?
大豆シャンプーの定期購入が銀貨10枚。
ハト麦化粧水の定期購入が銀貨15枚。
ここまでは分かる」
そうだろう、ここはよく驚かれるプランだ。
「それなのに『大豆シャンプーとハト麦化粧水の定期購入』が、なぜ銀貨14枚なんだ? ……これでは、みなハト麦化粧水のプランなど買わないではないか?」
「はい、それでいいんです。……これは『囮効果』を狙ったものなので」
「囮効果?」
ベルトランは不思議そうに尋ねてきたので、私は補足する。
「このプランだと、相対的に『大豆シャンプーとハト麦化粧水の定期購入』がお得に見えますよね?」
「そうだな。少なくとも、私ならこれを買うな」
「……ですよね? ……じつはこれ、『大豆シャンプーの定期購入』より利益率が高いんです」
「……なるほど、つまりこの『ハト麦化粧水の定期購入』は撒き餌……敵を誘導する策と同義……ということか」
「フフフ、そう考えていただければ問題ありません」」
やはり無骨な兵士は、物事を戦いに例えたがるのだろうと思うと、少し笑えた。
……だが、高々下士官程度の兵士に『利益率』という言葉を理解できるのか?
そう一瞬思ったが、私は気にしないことにした。
「サラ殿は、我々とはまったく異なる目を持っている、と聞いてな。……それで、あなたの力があれば画期的な兵装の変換が行える……そう思ってな」
なるほど、と私は思った。
……私にそんなことが出来るのか? とも思ったが、ここまで私の作った店内の仕掛けに興味を持ってくれたのは、ルチナの他には彼だけだ。
そう思うと、私は協力しようという気持ちになった。
「ええ、私に出来ることがあるか分かりませんが……力になれるなら、頑張ります」
「……ありがとう、サラ殿」
私がそういうと、彼は安堵したような表情を見せた。
ひょっとして、上官あたりに私を連れてくるように言われていたのだろうか。
もしそれがテイラー将軍だったら、正直嫌だが、まあ可能性は低いだろう。
そう思いながらも、少しよそよそしい感じが気になったので私は付け加えた。
「そうだ、私のことはサラでいいですよ?」
「ああ。それなら、えっと……え、サラ……」
だが、そういうとベルトランは顔を背けて、恥ずかしそうな顔をしながらどもってきた。
「アハハ! おまえ、相変わらずその性格、変わってないんだな」
その様子を見て、いつのまにか隣に来ていたアデルがドス……と、ベルトランの腹に軽いパンチをする。
こういう男子校のようなノリは、私にはどこか新鮮に見えた。
「実はさ、サラ。こいつこう見えても照れ屋でさ、可愛い女の子相手と個人的な付き合いみたいなこと、全然できないんだよ、な?」
「う、うるさいな……」
そういいながらも、否定せずにベルトランは恥ずかしそうな表情を見せた。
だが、思わず『可愛い』と言われて少しこそばゆい気持ちになった。
「可愛い、かな私……」
「そりゃそうだろ? サラは可愛いよ! な、ルチナ?」
「うん、絶対可愛いよね、サラお姉ちゃんは! いつもお兄ちゃん、お客さんに自慢してるもんね?」
「あ、バカ!」
アデルもそんな風に私を見ていたのか、と思うと少し恥ずかしくなるとともに嬉しくなる。
だが、そんな風に話して少し和んだのか、ベルトランは私に笑顔を見せてきた。
「だ、大丈夫だ……宜しく、サラ。お礼は弾ませてもらう」
「ええ……楽しみにしていますね?」
そういうと、今度は正面を向き合って、しっかりと握手をした。
「…………」
だが、その様子を見ていたアデルはなぜかつまらなそうな表情をしていた。
「ま、まあさ。ベルトランは昔っからモテるからさ。ちょっと笑ったら、気になるのはわかるけどな。そりゃ……」
「あ、お兄ちゃん嫉妬してるんでしょ?」
「べ、別にそんなわけねえだろ?」
そういうと、いつものようにルチナはアデルをいたずらっぽくからかう。
ルチナは兄をからかっているときが一番楽しそうだ。
「けどさあ! ベルトランには勝てないよ、お兄ちゃんは! 見た目は完敗、笑顔のまぶしさも上、頭だって絶対ベルトランのほうが賢いよね? お兄ちゃんバカだもん?」
「んだと?」
そういうと、二人は戦いのゴングがなったとばかりに、椅子から立ち上がって追いかけっこを始めた。
「お兄ちゃんを選ぶ人なんて、私以外誰もいないよ~だ!」
「あん? このやろ、その口引き裂いてやる!」
そういいながら机の周りを走り回る二人。
しばらくして、アデルはルチナにおいつき、ほっぺたを思いっきり横につねる。
「このやろ、言いたい放題言いやがって!」
「いへへ……ほめん、ほめんってはあ、おひいひゃん!」
そういいながらも、二人は楽しそうだった。
その様子を見ながら、私はベルトランと苦笑した。
「それじゃ、明日の朝に公園に来てくれるか?」
「ええ、わかったわ。宜しくね、ベルトラン」
そういうと、私は笑みを浮かべた。
「え? ……あ……」
私の手を掴んでいたことに気が付いたのだろう、ベルトランは店先まで来たところで
「す、すまない……つい、慌ててしまって……」
そういうと、顔を真っ赤にしながらベルトランは頭を下げた。
「まったく、気を付けてください!」
正直、強引な行動を取られるのは好きじゃない。
相手がイケメンだろうが、それは同じことだ。
私は少し不機嫌そうに彼を睨んだが、ベルトランは少し興奮したような様子で店内を眺めながら呟いた。
「あなたの店は……まるで、小さいころ寝物語に聞いた『魔女の宝石屋』のような雰囲気を感じてしまってな……そのからくりを早く知りたくてな」
「魔女の宝石屋?」
私はこの世界に『転移』してきた身なので、幼少期の記憶はない。
そのことは誰かに伝えたことはないのだが、ルチナは『あ!』と声を出し、ぴょんとリビングの椅子から飛び降りた。
「私知ってるよ! あの、入った人は不思議な力にかかって、どんな商品でも宝石だと思って、買っちゃう奴だよね? 落ち葉とかカエルとか! それで魔法から解けた後、みんなショックで驚くシーンが楽しいんだよね!」
「そうだ。……あなたの店の評判は、まさにそんな感じだな。ぶ……いや、知り合いの兵からよく耳にしている。それで実際に来てみたんだ」
「へ、へえ……」
そういわれて、私は思わず恐縮した。
この世界の人たちは、商品を売る際に『ただずらっと新鮮な順に並べる』『ビラを撒く』くらいしかしていない。
正直、そんな中で私の『マーケティングスキル』を使った工夫は、まるで子どものチャンバラごっこに侍が参加するようなものだった。
とはいえ、ここまで褒められたら悪い気はしない。
……しょうがない、先ほどの失礼な態度は許してあげよう。
「私の道具屋、そんなに有名だったのね……」
「ああ。……実際、店内に入って分かった。この店には様々なからくりが仕掛けてある」
そういうと、ベルトランは先ほどまで使っていたルーレットを軽く回して尋ねる。
……やっぱりみんな、一度はルーレットを触りたがるな。
「まず……このルーレット。あれはどういう意図で行っていたんだ?」
「はい、20人に平等に5分の割引をするより、一人を無料にするほうが、顧客は『お得感』を感じるためにやったことです」
なるほど、とベルトランはうなづいた。
そういうと、今度は傷薬の棚に行って商品を手に取る。
「それと、気になったのはこれだな。ここにある傷薬の商品説明だ」
「商品説明?」
「ああ。商品の産地や生産者の名前、そういったものまで克明に書いてある。……なぜこんなことをしたんだ?」
……そこに目をつけるとは、なかなかお目が高い、そう思いながら私は答える。
正直、こんな風に自分の『力を入れたこと』に気づいてもらうことはプロとして本当に嬉しい。
そう思うと、私は彼に容姿以外にも好意を持ち始めているのを感じた。
「人間は、曖昧なものを嫌いますから。『どこの誰が作ったか』がはっきり分かるようにしたんです」
「なるほど……。確かに、これであれば効能のいい薬は、この店で再購入することになる、か……」
生産者の情報を伝えることは今の時代(といっても、ここ数十年だろうが)では当たり前に行われていることだが、この時代では珍しい。
これもまた、特に薬品のような『効果が保証しきれないもの』に対して効果が大きかった。
「それと最後は……この価格設定だな」
「価格設定……ですね?」
うん、そうだ。
そこもやっぱり気づいてもらわないと困る。
「そもそも、この設定はおかしくないか?
大豆シャンプーの定期購入が銀貨10枚。
ハト麦化粧水の定期購入が銀貨15枚。
ここまでは分かる」
そうだろう、ここはよく驚かれるプランだ。
「それなのに『大豆シャンプーとハト麦化粧水の定期購入』が、なぜ銀貨14枚なんだ? ……これでは、みなハト麦化粧水のプランなど買わないではないか?」
「はい、それでいいんです。……これは『囮効果』を狙ったものなので」
「囮効果?」
ベルトランは不思議そうに尋ねてきたので、私は補足する。
「このプランだと、相対的に『大豆シャンプーとハト麦化粧水の定期購入』がお得に見えますよね?」
「そうだな。少なくとも、私ならこれを買うな」
「……ですよね? ……じつはこれ、『大豆シャンプーの定期購入』より利益率が高いんです」
「……なるほど、つまりこの『ハト麦化粧水の定期購入』は撒き餌……敵を誘導する策と同義……ということか」
「フフフ、そう考えていただければ問題ありません」」
やはり無骨な兵士は、物事を戦いに例えたがるのだろうと思うと、少し笑えた。
……だが、高々下士官程度の兵士に『利益率』という言葉を理解できるのか?
そう一瞬思ったが、私は気にしないことにした。
「サラ殿は、我々とはまったく異なる目を持っている、と聞いてな。……それで、あなたの力があれば画期的な兵装の変換が行える……そう思ってな」
なるほど、と私は思った。
……私にそんなことが出来るのか? とも思ったが、ここまで私の作った店内の仕掛けに興味を持ってくれたのは、ルチナの他には彼だけだ。
そう思うと、私は協力しようという気持ちになった。
「ええ、私に出来ることがあるか分かりませんが……力になれるなら、頑張ります」
「……ありがとう、サラ殿」
私がそういうと、彼は安堵したような表情を見せた。
ひょっとして、上官あたりに私を連れてくるように言われていたのだろうか。
もしそれがテイラー将軍だったら、正直嫌だが、まあ可能性は低いだろう。
そう思いながらも、少しよそよそしい感じが気になったので私は付け加えた。
「そうだ、私のことはサラでいいですよ?」
「ああ。それなら、えっと……え、サラ……」
だが、そういうとベルトランは顔を背けて、恥ずかしそうな顔をしながらどもってきた。
「アハハ! おまえ、相変わらずその性格、変わってないんだな」
その様子を見て、いつのまにか隣に来ていたアデルがドス……と、ベルトランの腹に軽いパンチをする。
こういう男子校のようなノリは、私にはどこか新鮮に見えた。
「実はさ、サラ。こいつこう見えても照れ屋でさ、可愛い女の子相手と個人的な付き合いみたいなこと、全然できないんだよ、な?」
「う、うるさいな……」
そういいながらも、否定せずにベルトランは恥ずかしそうな表情を見せた。
だが、思わず『可愛い』と言われて少しこそばゆい気持ちになった。
「可愛い、かな私……」
「そりゃそうだろ? サラは可愛いよ! な、ルチナ?」
「うん、絶対可愛いよね、サラお姉ちゃんは! いつもお兄ちゃん、お客さんに自慢してるもんね?」
「あ、バカ!」
アデルもそんな風に私を見ていたのか、と思うと少し恥ずかしくなるとともに嬉しくなる。
だが、そんな風に話して少し和んだのか、ベルトランは私に笑顔を見せてきた。
「だ、大丈夫だ……宜しく、サラ。お礼は弾ませてもらう」
「ええ……楽しみにしていますね?」
そういうと、今度は正面を向き合って、しっかりと握手をした。
「…………」
だが、その様子を見ていたアデルはなぜかつまらなそうな表情をしていた。
「ま、まあさ。ベルトランは昔っからモテるからさ。ちょっと笑ったら、気になるのはわかるけどな。そりゃ……」
「あ、お兄ちゃん嫉妬してるんでしょ?」
「べ、別にそんなわけねえだろ?」
そういうと、いつものようにルチナはアデルをいたずらっぽくからかう。
ルチナは兄をからかっているときが一番楽しそうだ。
「けどさあ! ベルトランには勝てないよ、お兄ちゃんは! 見た目は完敗、笑顔のまぶしさも上、頭だって絶対ベルトランのほうが賢いよね? お兄ちゃんバカだもん?」
「んだと?」
そういうと、二人は戦いのゴングがなったとばかりに、椅子から立ち上がって追いかけっこを始めた。
「お兄ちゃんを選ぶ人なんて、私以外誰もいないよ~だ!」
「あん? このやろ、その口引き裂いてやる!」
そういいながら机の周りを走り回る二人。
しばらくして、アデルはルチナにおいつき、ほっぺたを思いっきり横につねる。
「このやろ、言いたい放題言いやがって!」
「いへへ……ほめん、ほめんってはあ、おひいひゃん!」
そういいながらも、二人は楽しそうだった。
その様子を見ながら、私はベルトランと苦笑した。
「それじゃ、明日の朝に公園に来てくれるか?」
「ええ、わかったわ。宜しくね、ベルトラン」
そういうと、私は笑みを浮かべた。
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