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ルノア村奪取編
第7話 反逆者の娘、レオリア
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屋敷を出て村への道を辿る。屋敷に滞在しても良いと言われたが断った。あんな趣味の悪い屋敷にいると俺の美的感覚まで麻痺しそうだ。
屋敷からある程度離れた場所まで歩いてから、護衛という名目で付けられた監視の兵士に精神支配をかけて遠ざける。流石に用心はしてくるか。
またしばらく進むと、農作業中の村人に出会した。しかし、村人達は相変わらず物珍しそうにこちらを見るだけで、話しかけようとすると距離を取られてしまう。仕方なく村の僻地へと歩いて、川沿いへ腰を下ろした。
のどかな川のせせらぎと、じわじわと照り付ける太陽を浴びながら思考を巡らせる。
村の滞在については問題無い。後はどのようにしてこの村を奪取するか。
村人は残したい。あくまで外側からは支配者が変わったことは隠さないといけないからな。となれば村人へと取り入るキッカケを……しかしこのままでは……。
「あれ? この匂い」
耳元で急に声がしたので驚いて飛び退く。脳裏に兵士達との戦闘が過り、振り向き様に魔法名を唱えた。
「精神支配」
目が合ったのは獣人の少女だった。革の装備にマントを羽織った狩人の姿。一見すると弓使いの装備のようだが、その腰には2本のショートソードがぶら下がっていた。
「ちょっ、ちょっと!? 急に物騒な魔法使わないで……」
精神支配が効かない?
もう一度よく見てみる。
「そ、そんなにマジマジと見ないで……ぼ、僕恥ずかしいよ」
少女は碧のショートカットの合間から生えた獣耳を小刻みに動かしながら俯いている。オドオドとどこか心配そうに俺のことを見ていた。
可愛らしくはあるが、とても強いように思えない。レベルで言うと20ほどか? その程度の獣人に精神支配が効かないとは……どういうことだ?
それにどこかで見たような……。
「あ、あの、もし違ったらごめんなんだけど……」
「なんだ?」
「君、僕を助けてくれた人じゃ、ないかな? 同じ匂いがする」
少女は恐る恐る近付いてくると、俺の体の匂いを嗅ぎ始めた。
匂い?
獣人は鼻が効く。獣耳と尻尾意外は人間と同じだからすっかり普通の人間種のようなイメージを持ってしまった。
だが、そうだ。思い出した。この少女は俺がこの世界にやって来てすぐ、獣人から助けた娘か。この村の者だったとは……。
「思い出したよ。あの時の子か」
「あの後大丈夫だった? 兵士達に酷いことされなかった?」
これはキッカケとしては強力かもしれない。この村の実体を確かめるにはちょうど良い。
自分の中で精一杯さわやかな笑顔を浮かべた。
「あぁ。大丈夫だったよ。ちゃんと許して貰った」
……酷いことになったのはあの獣人達だがな。
その後、俺がなぜこの村にいるのかを尋ねられ、商人としてグレディウスから滞在の許可を得たことを伝えた。奴隷のくだりは伏せたが。
「ぼ、僕……人に助けられたの初めてだったから……君の名前は?」
「ヴィダル」
「いい名前だね。僕はレオリア」
レオリアという少女は、こちらの顔をチラチラと見て何かを言おうとする。そして、数度躊躇った後、口を開いた。
「あの、さ……もし良かったら僕の家に来ない? 宿に困ってるでしょ?」
「いいのか? 助かるよ」
申し出を受けると、彼女の顔は一気に明るくなった。
◇◇◇
レオリアの家は村の僻地にあった。外観からはかなり古い物に感じられたが、中は掃除が行き届いて綺麗に保たれていた。
食事を出すと言われ、椅子に腰掛ける。
彼女が台所で木製の皿を取り出し、鍋に火を付ける。
「家族は?」
「母さんは僕が小さい時に病気で。父さんも、もういないんだ」
いない? 子供を置いて行ったりはしないだろうし、モンスターに襲われたのだろうか?
いずれにせよ、レオリアはこの家に1人で暮らしているのか。この僻地の家で1人……か。
そう思うと、料理をする彼女の背中が寂しげに感じた。
彼女の姿をもう一度良く見てみる。小柄で華奢に見えるが……装備を外した今なら分かる。その細い腕や脚はしなやかに筋肉が発達しており、明らかに普通の村娘とは違う。
俺は彼女の雰囲気に囚われてしまっていたようだ。今後は改めないとな。
「はいどうぞ。朝仕込んだヤツで悪いけど」
差し出されたのは肉と野菜の入ったスープだった。
口に運ぶ。野生味あふれる獣の風味が、一緒に煮込まれた野菜で緩和されて食べやすく工夫されている。
「あ、味は、どう……かな?」
「美味いよ。しかしなぜ肉が入っている? 高級品では?」
「僕、モンスター討伐をしているんだ。村に危険なモンスターが来ないように。その時にね、倒したモンスターの肉を貰うの」
なるほどな。獣系モンスターの肉なら家畜と同じように調理可能だ。しかし……。
「モンスター討伐なんて兵士達の仕事だろ?」
「討伐は危険だから、死んでもいい人が行くんだ」
「死んでもいい……どういうことだ?」
「僕の父さんは、グレディウスに逆らって処刑された。だから、僕は反逆者の娘ってこと」
レオリアが目を伏せる。
「……他の村人は? レオリアは? そのままでいいのか?」
「できる訳無いじゃないか。父さんは村で1番強かった。それが手も足も出なかった。あのギルガメスには……」
ギルガメス。あの大男の獣人か。
レオリアはスープをゆっくり口にして飲み込む。その表情、言葉の強弱……全てが今の生活が不名誉だと物語っていた。
「村のみんなも自分達の生活だけで手一杯なんだよ。作物はほとんど献上しなければならない。できなければ子どもが取り上げられる。この村は……あの親子の為にあるんだ」
そんな彼女を見ていると、胸の奥に言葉にできない気持ちが込み上げる。
「レオリア」
「な、なに?」
「俺が言うのもなんだが……君はすごいよ。そんな境遇の中真っ直ぐに生きてるなんて」
「ぼ、僕なんて……」
レオリアが急に顔を赤くして俯いた。
猫耳が小刻みに動くのを見て、彼女の人生に想いを馳せてしまう。吸い込まれるように手を伸ばして、その頭を撫でてしまった。
「ひぅっ……!?」
レオリアの顔がさらに赤くなる。そこで急に我に返って手を離した。
「す、すまん」
しまった。労わりたい一心でつい子供にするようなことを……。
「いいよ……れしかったし……」
「え?」
「な、なんでも無いよ!」
レオリアはすごい勢いで自分のスープを食べ始めた。
……。
村人は支配者に対する不満を持っている。それを力で押さえ付けているのがこの村の現状。村人達は恐怖に支配されている。
抑圧された村人達の解放……そういうシナリオで仕込むか。
屋敷からある程度離れた場所まで歩いてから、護衛という名目で付けられた監視の兵士に精神支配をかけて遠ざける。流石に用心はしてくるか。
またしばらく進むと、農作業中の村人に出会した。しかし、村人達は相変わらず物珍しそうにこちらを見るだけで、話しかけようとすると距離を取られてしまう。仕方なく村の僻地へと歩いて、川沿いへ腰を下ろした。
のどかな川のせせらぎと、じわじわと照り付ける太陽を浴びながら思考を巡らせる。
村の滞在については問題無い。後はどのようにしてこの村を奪取するか。
村人は残したい。あくまで外側からは支配者が変わったことは隠さないといけないからな。となれば村人へと取り入るキッカケを……しかしこのままでは……。
「あれ? この匂い」
耳元で急に声がしたので驚いて飛び退く。脳裏に兵士達との戦闘が過り、振り向き様に魔法名を唱えた。
「精神支配」
目が合ったのは獣人の少女だった。革の装備にマントを羽織った狩人の姿。一見すると弓使いの装備のようだが、その腰には2本のショートソードがぶら下がっていた。
「ちょっ、ちょっと!? 急に物騒な魔法使わないで……」
精神支配が効かない?
もう一度よく見てみる。
「そ、そんなにマジマジと見ないで……ぼ、僕恥ずかしいよ」
少女は碧のショートカットの合間から生えた獣耳を小刻みに動かしながら俯いている。オドオドとどこか心配そうに俺のことを見ていた。
可愛らしくはあるが、とても強いように思えない。レベルで言うと20ほどか? その程度の獣人に精神支配が効かないとは……どういうことだ?
それにどこかで見たような……。
「あ、あの、もし違ったらごめんなんだけど……」
「なんだ?」
「君、僕を助けてくれた人じゃ、ないかな? 同じ匂いがする」
少女は恐る恐る近付いてくると、俺の体の匂いを嗅ぎ始めた。
匂い?
獣人は鼻が効く。獣耳と尻尾意外は人間と同じだからすっかり普通の人間種のようなイメージを持ってしまった。
だが、そうだ。思い出した。この少女は俺がこの世界にやって来てすぐ、獣人から助けた娘か。この村の者だったとは……。
「思い出したよ。あの時の子か」
「あの後大丈夫だった? 兵士達に酷いことされなかった?」
これはキッカケとしては強力かもしれない。この村の実体を確かめるにはちょうど良い。
自分の中で精一杯さわやかな笑顔を浮かべた。
「あぁ。大丈夫だったよ。ちゃんと許して貰った」
……酷いことになったのはあの獣人達だがな。
その後、俺がなぜこの村にいるのかを尋ねられ、商人としてグレディウスから滞在の許可を得たことを伝えた。奴隷のくだりは伏せたが。
「ぼ、僕……人に助けられたの初めてだったから……君の名前は?」
「ヴィダル」
「いい名前だね。僕はレオリア」
レオリアという少女は、こちらの顔をチラチラと見て何かを言おうとする。そして、数度躊躇った後、口を開いた。
「あの、さ……もし良かったら僕の家に来ない? 宿に困ってるでしょ?」
「いいのか? 助かるよ」
申し出を受けると、彼女の顔は一気に明るくなった。
◇◇◇
レオリアの家は村の僻地にあった。外観からはかなり古い物に感じられたが、中は掃除が行き届いて綺麗に保たれていた。
食事を出すと言われ、椅子に腰掛ける。
彼女が台所で木製の皿を取り出し、鍋に火を付ける。
「家族は?」
「母さんは僕が小さい時に病気で。父さんも、もういないんだ」
いない? 子供を置いて行ったりはしないだろうし、モンスターに襲われたのだろうか?
いずれにせよ、レオリアはこの家に1人で暮らしているのか。この僻地の家で1人……か。
そう思うと、料理をする彼女の背中が寂しげに感じた。
彼女の姿をもう一度良く見てみる。小柄で華奢に見えるが……装備を外した今なら分かる。その細い腕や脚はしなやかに筋肉が発達しており、明らかに普通の村娘とは違う。
俺は彼女の雰囲気に囚われてしまっていたようだ。今後は改めないとな。
「はいどうぞ。朝仕込んだヤツで悪いけど」
差し出されたのは肉と野菜の入ったスープだった。
口に運ぶ。野生味あふれる獣の風味が、一緒に煮込まれた野菜で緩和されて食べやすく工夫されている。
「あ、味は、どう……かな?」
「美味いよ。しかしなぜ肉が入っている? 高級品では?」
「僕、モンスター討伐をしているんだ。村に危険なモンスターが来ないように。その時にね、倒したモンスターの肉を貰うの」
なるほどな。獣系モンスターの肉なら家畜と同じように調理可能だ。しかし……。
「モンスター討伐なんて兵士達の仕事だろ?」
「討伐は危険だから、死んでもいい人が行くんだ」
「死んでもいい……どういうことだ?」
「僕の父さんは、グレディウスに逆らって処刑された。だから、僕は反逆者の娘ってこと」
レオリアが目を伏せる。
「……他の村人は? レオリアは? そのままでいいのか?」
「できる訳無いじゃないか。父さんは村で1番強かった。それが手も足も出なかった。あのギルガメスには……」
ギルガメス。あの大男の獣人か。
レオリアはスープをゆっくり口にして飲み込む。その表情、言葉の強弱……全てが今の生活が不名誉だと物語っていた。
「村のみんなも自分達の生活だけで手一杯なんだよ。作物はほとんど献上しなければならない。できなければ子どもが取り上げられる。この村は……あの親子の為にあるんだ」
そんな彼女を見ていると、胸の奥に言葉にできない気持ちが込み上げる。
「レオリア」
「な、なに?」
「俺が言うのもなんだが……君はすごいよ。そんな境遇の中真っ直ぐに生きてるなんて」
「ぼ、僕なんて……」
レオリアが急に顔を赤くして俯いた。
猫耳が小刻みに動くのを見て、彼女の人生に想いを馳せてしまう。吸い込まれるように手を伸ばして、その頭を撫でてしまった。
「ひぅっ……!?」
レオリアの顔がさらに赤くなる。そこで急に我に返って手を離した。
「す、すまん」
しまった。労わりたい一心でつい子供にするようなことを……。
「いいよ……れしかったし……」
「え?」
「な、なんでも無いよ!」
レオリアはすごい勢いで自分のスープを食べ始めた。
……。
村人は支配者に対する不満を持っている。それを力で押さえ付けているのがこの村の現状。村人達は恐怖に支配されている。
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