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第二章
2ー01
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一組の前を通る時はいつもドキドキする。
あれから月島君とはすれ違う時とかに目が合えば挨拶する仲になった。
恥ずかしいけど…とっても嬉しい。
和希は驚いていたけど…、そんなに驚くことかな?
まあ、そうかも知れない。
今まで自分から友達を作る事はなかったからね。
でも、月島君の隣には必ず矢嶋君が居る。
それが何故か見ていられない。
月島君は矢嶋君にいつも優しい笑顔だ。
でも僕には……手を挙げて挨拶してくれたりするけど、特別なものではなくて…いや…特別じゃなくて良いのかな?うん?特別じゃないよね。
ないない。
芸術の授業に、月島君がいない時があった。
気になるけど、宇喜多君に聞くことが出来なくて…。
ましてや矢嶋君には…無理……。
こんなに他人の事に興味を持った事はなかったと思う。
月島君の事を気にするようになってから、いろいろな噂話を聞くようになった。
中学の頃は途切れる事なく彼女が居たとか…。
入学式の日に別れたとか…。
何だか、人を探してるんだって…。
とっても可愛い子だって聞いた。
ずきり。
矢嶋君は?矢嶋君よりも可愛い子なのかな?そもそも、女の子だよね、探してるのは…。
でも、この高校は女子の人数が極端に少ない。
もともと、男子校だったのもあるし、女子校が近くに二校あるのでなかなか増えないらしい。
そんな中で探すのは簡単だよね…。
ずきり。
ずきり?なんで?
難しい事は分からない。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
あれから月島君とはすれ違う時とかに目が合えば挨拶する仲になった。
恥ずかしいけど…とっても嬉しい。
和希は驚いていたけど…、そんなに驚くことかな?
まあ、そうかも知れない。
今まで自分から友達を作る事はなかったからね。
でも、月島君の隣には必ず矢嶋君が居る。
それが何故か見ていられない。
月島君は矢嶋君にいつも優しい笑顔だ。
でも僕には……手を挙げて挨拶してくれたりするけど、特別なものではなくて…いや…特別じゃなくて良いのかな?うん?特別じゃないよね。
ないない。
芸術の授業に、月島君がいない時があった。
気になるけど、宇喜多君に聞くことが出来なくて…。
ましてや矢嶋君には…無理……。
こんなに他人の事に興味を持った事はなかったと思う。
月島君の事を気にするようになってから、いろいろな噂話を聞くようになった。
中学の頃は途切れる事なく彼女が居たとか…。
入学式の日に別れたとか…。
何だか、人を探してるんだって…。
とっても可愛い子だって聞いた。
ずきり。
矢嶋君は?矢嶋君よりも可愛い子なのかな?そもそも、女の子だよね、探してるのは…。
でも、この高校は女子の人数が極端に少ない。
もともと、男子校だったのもあるし、女子校が近くに二校あるのでなかなか増えないらしい。
そんな中で探すのは簡単だよね…。
ずきり。
ずきり?なんで?
難しい事は分からない。
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