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第三章
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その頃には断るのにも疲れていて、そんな変な告白おかしいとか思う程まともな思考回路をしていなかったと思う。
『早く帰りたい』と思ってしまってたんだ。
その日から先輩……小寺さんは帰りに教室に迎えに来てくれて、一緒に帰るようになった。
休みの日はデートにも行った。
今思うと、映画やゲーセンなど友達と行くような場所ばかりだったけれど、その頃はどこに行くのも楽しかった。
小寺さんはいつも僕のことを気にしてくれたし、僕も小寺さんのことを大切に思うようになっていた。
放課後、誰もいない教室でキスをした。
初めてのキスだった。
唇が触れるだけのキスだけどドキドキした。
小寺さんは優しかった。
その頃には僕は、小寺さんのことが好きになっていたんだ。
僕たちはキスをした。
いつも触れるだけの優しいキスだけど、僕は恥ずかしく、そして嬉しかった。
放課後の教室て、夕暮れの公園で、人気のない学校の階段で……。
毎日、一日の最後は「お休みなさい」のメールで終わる。
電話の時もあったけど、あまり電話はしなかった。
最初は僕が恥ずかしがって会話が途切れがちなのを、小寺さんが気にしてくれていたんだと思ってた。
ある時、声が聞きたくて電話をするとずっと話し中だった。友達と話くらいするよねと、僕だって和希と電話はよくするし気にしていなかった。
でも、ある時からいつ電話しても繋がらなかった。
『早く帰りたい』と思ってしまってたんだ。
その日から先輩……小寺さんは帰りに教室に迎えに来てくれて、一緒に帰るようになった。
休みの日はデートにも行った。
今思うと、映画やゲーセンなど友達と行くような場所ばかりだったけれど、その頃はどこに行くのも楽しかった。
小寺さんはいつも僕のことを気にしてくれたし、僕も小寺さんのことを大切に思うようになっていた。
放課後、誰もいない教室でキスをした。
初めてのキスだった。
唇が触れるだけのキスだけどドキドキした。
小寺さんは優しかった。
その頃には僕は、小寺さんのことが好きになっていたんだ。
僕たちはキスをした。
いつも触れるだけの優しいキスだけど、僕は恥ずかしく、そして嬉しかった。
放課後の教室て、夕暮れの公園で、人気のない学校の階段で……。
毎日、一日の最後は「お休みなさい」のメールで終わる。
電話の時もあったけど、あまり電話はしなかった。
最初は僕が恥ずかしがって会話が途切れがちなのを、小寺さんが気にしてくれていたんだと思ってた。
ある時、声が聞きたくて電話をするとずっと話し中だった。友達と話くらいするよねと、僕だって和希と電話はよくするし気にしていなかった。
でも、ある時からいつ電話しても繋がらなかった。
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