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school!
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しおりを挟む「そんな気がしないけど学校でこうして会うの初めてなんですよね」
「そうだな、今日はお前の飯が食えるしな」
そう、今日は先輩達にお昼ご飯を作ることになっていた。昨日あのVIPルームでの話を思い出したおれは秋と優にそれを話すと、俺たちのも作ってとなんともわがままなことを言い始めた。もうどうせ作るなら結局先輩達も式もみんな呼ぶことにしたのだ。赤羽さんは今日お休みだった。
「……俺まで良いんですか?」
「何がダメなんだ」
遠慮がちな式に氷怜先輩が笑って式の頭をぐしゃぐしゃにすると式が嬉しそうに笑った。
そうそう、みんなで食べると2倍美味いしね。
「唯たろうご飯とか作れるのー?」
瑠衣先輩今日は太郎の気分らしい。本当に呼び名がコロコロ変わるな。
唯太郎なおれはかなり大きくなったお腰につけたきびだんご……ではなくお弁当を広げた。
「ランチらしいやつにしました」
「相変わらず凝ってんなぁ」
秋が呆れたようにつぶやくも美味いけどさと付け足した。
今日はパンを主食にエビとアボカドのサンドイッチとフランスパンにつけるようのアボカドディップ。卵たっぷりブロッコリーと玉ねぎのポテサラ。おかずに濃厚ソースのハンバーグとウインナー。
飲み物は春さんブレンドの紅茶にしてみた。
良い感じに一口サイズに全部してあるのだ。ランチョンマットを広げて並べたらピクニックみたいで可愛い。
「流石に昼はめっちゃ食べるかなって」
「すげえな……」
「ひーは食べるよー胃袋宇宙だから」
「俺よりお前の方食うだろ」
「どうぞー食べてください!」
やはりそこは男子の胃袋、みんな食べるよね。みるみる手を付けられていく。作り甲斐あるよなぁ。よかったいっぱい作って。
式が覗き込みながらつぎに何を食べようか迷っている。
「マジですごいな、見直したわ唯斗」
「え、そんな料理できなそう?」
おれの質問にも答えず式めっちゃ食ってる。これたぶん餌付けされて見直したって言ってるだけだ。
「うんま!唯たろうえらーい!」
「マジで美味いわ」
「良かったね氷怜、良い奥さんになるよ」
暮刃先輩の言葉に一堂がおれの方を向く。
たしかに美容を突き詰めたおれは少しは奥さん代わりになるかもしれない。
「女子力には自信あります!」
「唯、たぶんそこ恥ずかしがるところ」
「え!?」
胸を叩いてみせたおれに優が訂正した。氷怜先輩が笑いを堪えて口元を隠し、瑠衣先輩は隠しもせずに笑い転げている。暮刃先輩は微笑んで紅茶を飲んだ。
「唯はそういうところがダメだよな」
「唯らしいんだけどね」
「馬鹿だよな」
秋と優と式が好き勝手言い始めたのでアボカドディップつきパンを口に突っ込んだ。何も言わずにもぐもぐし始めたので作戦は成功だ。
紅茶も美味しい、と少しだけ目を見開いた先輩は改めておれたちを見た。
「ほんと色んなことしてるよねぇ君たち」
「先輩達っていつも何してるんですか?自由な時間」
式が気になっていたのか、パンを口に挟んだまま聞き耳を立てる。そう言えばおれ先輩達の私生活全然知らない。
「うーん、聞きたい?」
暮刃先輩は怪しく笑ったので、おれたちは正座に切り替えた。
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