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secret!!
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唯が奮闘しているのを見ながら、俺は俺で戦っていたことを思い出す。
「おすわり」
そう言った瑠衣先輩が指さした場所にすぐさま座る。こう言う時は先手必勝と謝まりの言葉を伝えるため、正座して瑠衣先輩に向かい合いゆっくり頭を下げる。
「瑠衣先輩、ごめんなさい」
「何が?」
「また勝手なことして」
「ふーん」
ふーんて。
だけどそれ以降何も反応を示してくれないし、ひたすらお酒が進むだけだ。いたたまれず、グラスが空いた時にお酌してみた。
「誰かにこれやったの」
「え、はい」
「ふーん」
ああ、めちゃくちゃ怒ってんなぁ。
でもお酌くらい普段でもする、瑠衣先輩の1番の怒りポイントってなんだ。
「お酌が嫌でしたか?あ、ドレス?そもそも勝手にやったこと…………全部だわ」
自分で口にして自分で解決。
だったらどうするのか、まずはここで瑠衣先輩の怒りゲージを確認してみる。口調はいつも通り、表情無しで目線は合わない。
でもイノさん達の時よりは怒ってない。
もしかして今沈黙してるのは試合で暴れたのがガス抜きとなったのではないだろうか。
「し、試合はどうでしたか」
俺の質問は虚しくも宙を舞って分散した。
なにも聞こえないふりで注いだお酒を全部流し込み俺の方にすっと差し出す。酒を入れろと言っているのだろう。
でも、俺はその表情を見て固まってしまう。
いつもの八重歯を見せて笑うような可愛いやつじゃなくて、宝石みたいな目を細めて口角を綺麗に上げて静かに微笑んでいる。
お、怖い。
そんな美しく微笑まれたらもう、なに考えてるわかんねえし
美人が際立ってゾッとするほど恐ろしい。
「早くしてー?」
唯一声だけが間延びしていて、それだけが救いだ。
どうにかお酒を注ぐけど正解がわかんない。誰か助けてくれ、そう思っても2人きりのこの部屋に打開策は何もない。気合を入れろ俺、男を見せろ。ドレスなのが情けないが。
視線を下に向けると正座なんてする服じゃないので、スリットが大きくずれている。少し直すと瑠衣先輩の綺麗な手が俺のドレスを掴んだ。
「アッキー、可愛い格好してるね」
誰だ、この美人。
そう思うくらい微笑んだままそんな事を言うから、また俺は固まった。このドレスが怒りポイントなのも唯じゃ無いから流石にわかるけどこの笑顔は予想外。冷や汗どころかただ寒くて指先まで冷たくなってきた。
だけど瑠衣先輩がこちらに手を伸ばし俺のエリアに入ってきた。だから手を重ねる程度は大丈夫なのかもしれない。ドレスの布で遊ぶように滑る指に自分の手を乗せた。数秒間の沈黙の後、無表情に戻った瑠衣先輩が口を開いた。
「アッキーえらいねぇ」
「え?」
まさか、ここでまたその笑顔が来るのか。
青い目が輝いてゆっくりと近づいてくるともう視線も外せない、背中では地肌を指が滑る感触にそういえばこのドレス背中が開いていたと思い出す。
「お手も出来たんだ」
ああ、失敗した気がする。
「おすわり」
そう言った瑠衣先輩が指さした場所にすぐさま座る。こう言う時は先手必勝と謝まりの言葉を伝えるため、正座して瑠衣先輩に向かい合いゆっくり頭を下げる。
「瑠衣先輩、ごめんなさい」
「何が?」
「また勝手なことして」
「ふーん」
ふーんて。
だけどそれ以降何も反応を示してくれないし、ひたすらお酒が進むだけだ。いたたまれず、グラスが空いた時にお酌してみた。
「誰かにこれやったの」
「え、はい」
「ふーん」
ああ、めちゃくちゃ怒ってんなぁ。
でもお酌くらい普段でもする、瑠衣先輩の1番の怒りポイントってなんだ。
「お酌が嫌でしたか?あ、ドレス?そもそも勝手にやったこと…………全部だわ」
自分で口にして自分で解決。
だったらどうするのか、まずはここで瑠衣先輩の怒りゲージを確認してみる。口調はいつも通り、表情無しで目線は合わない。
でもイノさん達の時よりは怒ってない。
もしかして今沈黙してるのは試合で暴れたのがガス抜きとなったのではないだろうか。
「し、試合はどうでしたか」
俺の質問は虚しくも宙を舞って分散した。
なにも聞こえないふりで注いだお酒を全部流し込み俺の方にすっと差し出す。酒を入れろと言っているのだろう。
でも、俺はその表情を見て固まってしまう。
いつもの八重歯を見せて笑うような可愛いやつじゃなくて、宝石みたいな目を細めて口角を綺麗に上げて静かに微笑んでいる。
お、怖い。
そんな美しく微笑まれたらもう、なに考えてるわかんねえし
美人が際立ってゾッとするほど恐ろしい。
「早くしてー?」
唯一声だけが間延びしていて、それだけが救いだ。
どうにかお酒を注ぐけど正解がわかんない。誰か助けてくれ、そう思っても2人きりのこの部屋に打開策は何もない。気合を入れろ俺、男を見せろ。ドレスなのが情けないが。
視線を下に向けると正座なんてする服じゃないので、スリットが大きくずれている。少し直すと瑠衣先輩の綺麗な手が俺のドレスを掴んだ。
「アッキー、可愛い格好してるね」
誰だ、この美人。
そう思うくらい微笑んだままそんな事を言うから、また俺は固まった。このドレスが怒りポイントなのも唯じゃ無いから流石にわかるけどこの笑顔は予想外。冷や汗どころかただ寒くて指先まで冷たくなってきた。
だけど瑠衣先輩がこちらに手を伸ばし俺のエリアに入ってきた。だから手を重ねる程度は大丈夫なのかもしれない。ドレスの布で遊ぶように滑る指に自分の手を乗せた。数秒間の沈黙の後、無表情に戻った瑠衣先輩が口を開いた。
「アッキーえらいねぇ」
「え?」
まさか、ここでまたその笑顔が来るのか。
青い目が輝いてゆっくりと近づいてくるともう視線も外せない、背中では地肌を指が滑る感触にそういえばこのドレス背中が開いていたと思い出す。
「お手も出来たんだ」
ああ、失敗した気がする。
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