sweet!!

仔犬

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dance!

4

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「わかってる事は?」

「主要メンバーはあなた達とうちの幹部人くらいの人数です。ただ引き抜いては入れ替わり立ち替わりで、まだいまいち細かくは……」

「うちが統制出来てるからメンバー把握してるだけで他のチームはそんなもんだろ。総人数なんてのは対した問題じゃない」

「まあ、そうなんですが」


赤羽にしては珍しく歯切れの悪い返事をした。今回の集会はメンバー全員への通達でもありいつもよりも集まっている人数が多い。ホールを埋めるチームメンバーを見て氷怜はその顔を確認していく。やはり氷怜の記憶するメンバー以外などここには存在しない。

階段上にいる氷怜達に静かに耳を傾け個々ができることを考える、そんな気持ちが話さなくても伝わってくるのだ。自分たちに着いてきてくれた人間を疎かにする事は氷怜にとってありえない、それがチームの人間をさらに惹きつけるのだ。

チームの中でも赤羽は氷怜に取って他にないタイプだった。有能でありながらある意味掴み所のない赤羽は元より喧嘩などに興味もないと言うのにチームの中でも貢献度は桁違いに高い。

「お前にしては歯切れが悪いな」

「そうなんですよ、少し自分の力のなさを実感したと言いますか」

言葉に似合わず爽やかな笑顔で応えた赤羽に氷怜は眉をひそめる。たまに出るあっけらかんとした態度の出現がいまだに読めず、瑠衣がケラケラと笑い出した。

「ナニナニ、赤羽っちが似合わないセリフ言ってる~」

「ヘッドイーターは神話みたいなチームですから、1から情報を集めるのに時間が掛かってしまっているので自分が分裂でも出来たら良いのになと思ったくらいです」

赤羽の言葉に那加が反応した。今日も長めの髪を束ねる彼はすごく嫌そうな表情をする。

「やめろやめろ、お前が分裂でもされたら夜中に1人で歩けなくなる」

その隣で亜蘭も同意だと頷く。

「そんな暗闇で後ろから襲うマネはしないですが」

「真っ向から来ても困るんだが?」

赤羽の神出鬼没かつ腹黒を前面に出しているそのキャラは幹部人でも少し警戒が必要なのだ。そんな会話に数人が小さく笑っているのを氷怜は聞き逃さなかった。

大分溶け込んできたやつが多い、前は萎縮する奴も多かったのにその変化を生んだのは愛しいあの子達だと氷怜自身も感じている。

そして変化は瑠衣と暮刃にもあったと。
暮刃をちらりと見るとやはり薄く笑っていた。元々貼り付けたような綺麗過ぎる笑顔で通していた暮刃も自然と笑う事が増えたと氷怜もまたつられて小さく笑う。

「でもその為に李恩を入れたんだ」

「そうですね、本当に助かってます」

「おーおー、大人を使いやがって」

黙って聞いていた李恩が階段端で嫌そうにため息を吐く。今日は麗央がいないため余計に彼の態度はだらけ切っている。麗央が居れば氷怜さんの前ではちゃんとしろと口うるさく言われてしまうからだ。

最初こそその態度に反感が多かったが李恩の実力が分かると次第にそれも減ってきていた。瑠衣が李恩に振り返る。

「オレ達より長ーく生きてるサカリンはヘッドイーターと会った事ないワケー?」

「……マジでそのあだ名馴染めねえんだよな」

「じゃあリオンソー」

「それだけはやめろ……」




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