初恋の人。

かのん

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甘くて酸っぱい苺のような恋愛

彼女

「かんぱ~い!!!!!」



男性写真がテンションアップしすぎてかなり大きい声で乾杯が始まった。



「翔先輩、サラダ食べますか?」



「あぁ、ありがとう。」



「わぁお!凛ちゃん気が利く~」



翔君の隣に座りたかったけどやっぱり隣は凛に座られた。



「そういえば凛ちゃんとマネージャーってどういう関係なんですか?最初から仲がよかったですよね~」



山之辺君ナイス質問!



てかもう松阪さんから凛ちゃんって呼び方になっているし…



「あ~それは…」



「大学の後輩なんです~サークルが一緒で…でも先輩が四年のとき私が一年だったんで一年しか一緒にいれなかったんですけど。」



「サークルってどんなサークルに入ってたの?」



「テニスです♪翔先輩すっごく上手だったんですよ!」



テニス…そういえば翔君テニス上手だったな…



「社会人になってからも一時は顔出してくれていたのに急に出さなくなってみんな寂しがってましたよ~」



「仕事が忙しくて…」



「じゃあ今度二人でテニスしません?久しぶりに…」



テニス…カノンさんを思い出すな…



私もテニスしようかな…



「あ~みんなでだったらいいけど二人きりはちょっと…」



「え~こんなに可愛い凛ちゃんが誘っているのに~だったら俺!凛ちゃん俺とテニスしよう!」



「翔先輩としたかったのに…どうしてですか?」


















「ヤキモチ焼きな彼女がいるから。」
















「ゲホッ…ゲホッ!!」



「田中さん大丈夫ですか?」



「ごめん…」



隣に座っていた後輩が心配してくれる。



「ゲホッ…」



あぁ…ビックリした!



社内恋愛だから仕事やりにくくなるといけないからみんなには秘密にしておこうって言っていたのに…



あ、でも彼女がいるぐらいは別にいいのか…

















私、翔君の彼女になったんだよね…
















翔のさっきの言葉を思い出しながらニヤニヤしていると翔と目が合う。



口角をキュッとあげていたずらそうに微笑む翔は子供のようで、母性本能がくすぐられる。



可愛すぎる!!!



「じゃあ、彼女と三人でもいいです。彼女見てみたいし。」



え!?そうくるの!?



「じゃあ、誘ってみるよ。」



誘わないで!!



もうテニスは懲り懲り…




「翔先輩ッ――」



「マネージャーはいいから俺たちとも凛ちゃんのもうよ!」



「でも…」



「今日は歓迎会なんだからみんなと飲んだほうがいいよ。」



凛は翔に促されて男性社員の輪の中に入っていく。



「田中さんはなんとも思わないんですか?」



「え!?ごめん何が!?」



花音の周りは凛とは逆で女性社員に囲まれていた。



「松阪さん、なんか色々媚っている感じでなんかね~」



まぁ確かに女性からしたら面白くない話



だけど…



「ここは仕事場だから…仕事をちゃんとしてくれるなら…」



「そうですけど~チヤホヤされてなんかムカつくよね~」



あぁ…なんか職場の雰囲気が…明日から大丈夫だろうか



こういう女子みたいな雰囲気かなり苦手なのに…

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