10年前に戻れたら…

かのん

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再会

昨日は母親と幸治と三人で母親のご馳走を食べ





そしてケーキも食べて…





でもいつもとちょっと違った食卓






ダイニングテーブルの花瓶の一輪のバラが





いつもの誕生日と違っていた





そう、やっと恭平と話せた誕生日だった





「あ、雅ちゃん!こっちこっち!」




大学の講義が終わり、ランチの約束を雅と約束していた





雅は大学で知り合い意気投合した友達で




いつも可愛らしい女の子の服装をしていて





可愛い顔立ちの女の子だ





「ごめーん遅れて!」



雅が小走りで敦子に駆け寄ってくる





その姿がまた可愛らしくて周りの男性も雅を目で追いかけていた



「ランチどこいこうかー」




「私行きたいとこあるからそこでいい?敦子も好きだと思う!」




「うん、いいよー」





「こっちだよー」





大学から徒歩五分





お洒落なカフェ風のお店だった







「私お腹空いちゃった。」





敦子と雅はお店への中へと入る




「はい、どうぞ。」




雅がドアを開けて敦子を中へ招き入れる




「ありがとう。」





“パンパンッ…”




「エッ!?」




敦子はびっくりして耳に手を当てる














「お誕生日おめでとう!!」












敦子は大学のテニスサークルに入っていた




そのテニスサークルの仲間が敦子の誕生日会を開いてくれたようだ





「え・・・えーーー!ありがとう!!」





「1日遅れだけど…」




雅が敦子にプレゼントを渡す





「ううん。すっごく嬉しい!みんなありがとう!」




「あれ?」




敦子がお店の奥のほうをみると幸治もいた





「こうちゃん…」





女性だけの集まりに1人だけ男性がいた





「幸治君がみんなに声を掛けてくれたんだよ。」





雅が敦子の耳元でそっと打ち明ける




「こうちゃん、ありがとう。」





「お、おう。」





幸治は照れて敦子から目線をそらす





「そういえば昨日は何してたの?」




雅が敦子にメニューを渡しながら聞く




「あ、昨日は…こうちゃんと私の母親と三人でご飯食べたよね。」




「まぁ…」





幸治は敦子がバラの花をもらっていたのが気になっていた





「あ!そういえばさ!」




雅が思い出したかのように大声で話した






「例の人はどうしたの?一年に1回しか会えない人!」




「え!?何それ何それ!」




周りの女子も食いついてくる




幸治ももちろん反応し、敦子の方を見る





「確か10月10日に公園にいつもいるんだよね?」





「え!?何!?男の人?」





「うん。名前とか何にも知らないんだけど…一目惚れなんだよね。」




敦子が照れながら話す





「いつから?」




幸治不機嫌そうに話しかける




「9年前から…ずっと気になってた。」




「えーすごい!」
「だけど一年に1回しか会えないんでしょ!?」
「その人何歳ぐらい?」




女の子たちが一気に敦子に話かける





幸治は敦子と小さい時からずっと一緒にいて




敦子が9年もの間誰かを好きなんて思ってもいなかった





自分が好きなように敦子も好きでいてくれると思っていた

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