天使に恋をした。

かのん

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待ち受け画面

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雅はそれから指名が続いて中々真莉亜の席には戻れなかったが剛がフォローしてくれた。





なんとかラストの時間までいてくれた。






(せっかく来てくれたんだから、連絡先ぐらいゲットしたい。)





「あ、真莉亜、あのさ…連絡先教えてくれない?」





「え?」



「え?」





「あ…ダメだった?」





「でも私もうここには来ないと思う。」





「うん、それは分かっているから。ココにはもう来なくていいから、だからこそ連絡先が知りたいんだ…ダメかな?」



「うん、分かった。私もまた会いたいし。」





「え///」(何これは脈ありなわけ!?)





「私やり方がわからなくて…やってもらってもいい?」




「あ、うん。じゃあ携帯貸して。」




雅が携帯を操作すると…




真莉亜が笑顔で男性と二人で写っている待ち受け画面が出てきた。





「この隣の男って…彼氏?」(もう失恋なのか)





「え///」



真莉亜が真っ赤に照れる。





「違うよ…でも王子様みたいな人なの…」




そういってテレながら話す真莉亜が可愛かった。



「…付き合わないの?」





「妹みたいにしか見てくれないから。」





「そっか…」(付き合っているわけではないならいけるかも!?)





「タクシーきたよ!」





剛がタクシーをとめてくれた。



「じゃあ…」(いつもならサラッとまた会おうって言えるのに…)





“ドンッ…”





「えッ!?」




剛が雅をタクシーに押し込ませる。



「おじさん、この人もお願いね。俺うまく言っとくから、じゃあ!」





「ちょっと!剛!」





タクシーは雅と真莉亜を乗せて真莉亜の家へと向かった。
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