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人魚王子、チクニーがバレる。
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「オルク……」
「ん?」
「お、オレやっぱりそこの絨毯の上で寝るよっ」
二人で暫く海を見ていたが、オレがくしゃみをしてしまったせいで、オルクは慌ててオレを自分の寝台に突っ込んだ。
そして当然と言えば当然なのだが、その隣にはオルクが入ってきて。オレはもう、心臓がどうにかなりそうで。当初の目的なんてすっかり忘れて、なんとかこの場から逃げだしたい気持ちでいっぱいになってしまった。
「病み上がりが何を言っている。いいから、大人しくここで寝なさい」
呆れたようにオレの提案を相手にもせず却下し、頭を撫でられる。
気持ち良くて目を閉じてしまいそうになる自分を叱咤して、なおも抵抗してみた。
「で、でも。オレ犬だし~」
「俺は愛犬とは共に寝るのが夢だったんだ」
そう言われて終えば、これ以上嫌とも言いづらい。
でも、やっぱり距離が近すぎて面映い。オルクの温もりを、こんなに直に感じながら眠りにつけるなんてとても思えない。
「う、うう…」
せめてもの抵抗で、オルクには背を向けてみた。特になにも言われなかったので、ホッとしたのも束の間、なんと背中から手をまわして抱きしめられてしまった。
「うひゃっ」
「許せ。せっかくだから、愛犬の温もりを感じながら寝たい」
「う、うう……」
最早、変な唸り声しか発せられない。それに、オルクが喋るたびに、耳が擽ったくて思わず身を捩った。
「何だ。耳が赤いぞ。照れているのか」
オルクが揶揄うように、ますます強くオレを抱きしめようとしたとき。事件は起こった。
「……っ!」
オルクの指先が、オレの乳首に触れたのだ。ただでさえ、ツルツルとしたガウンの刺激でツンっと立っていた状態だったのに、オルクに触れられたと思った瞬間に、電気が走ったような感覚が駆け抜けた。思わずビクンと身体を大きく震わせてしまったオレに、オルクがびっくりした様子で声をかけてきた。
「何だ? どうした?」
「ななななんでもないっ!」
慌てて胸元に手をやり、隠したが、そんなの怪しいに決まってる。案の定、オルクが追求してきた。
「胸がどうかしたか? 触ってはいけなかったか?」
「違うっ! 乳首とか、本当、全然関係ないっ」
焦って自分でも何を言っているか分からない。身体を丸めて胸を隠しているので、後ろにいるオルクが無言のまま、どんな表情をしているのか分からなくて怖かった。
暫く沈黙が続いた後、オルクが徐に起き上がって、オレの顔を覗き込んできた。
「ひとつ、尋ねたいのだが……。出会った時、お前の乳房は随分ふっくりして見えた。あれは、人魚だからというわけではないのか」
「はあああぁあぁっ⁉︎ ふ、ふっくりって何⁉︎ 別にそんな事ないしっ」
「いや、絶対ふっくりしていた。ちょっと見せてみろ」
そう言って、更に顔を近づけて胸元を覗き込もうとするオルクを必死に突っぱねる。
「ちょっ、見なくていいよっ! ふっくりなんてしてないっ」
「してないなら、別に見せてもいいだろう。ほら」
「いいから、やめっ、……っあぁん♡」
「ん?」
「お、オレやっぱりそこの絨毯の上で寝るよっ」
二人で暫く海を見ていたが、オレがくしゃみをしてしまったせいで、オルクは慌ててオレを自分の寝台に突っ込んだ。
そして当然と言えば当然なのだが、その隣にはオルクが入ってきて。オレはもう、心臓がどうにかなりそうで。当初の目的なんてすっかり忘れて、なんとかこの場から逃げだしたい気持ちでいっぱいになってしまった。
「病み上がりが何を言っている。いいから、大人しくここで寝なさい」
呆れたようにオレの提案を相手にもせず却下し、頭を撫でられる。
気持ち良くて目を閉じてしまいそうになる自分を叱咤して、なおも抵抗してみた。
「で、でも。オレ犬だし~」
「俺は愛犬とは共に寝るのが夢だったんだ」
そう言われて終えば、これ以上嫌とも言いづらい。
でも、やっぱり距離が近すぎて面映い。オルクの温もりを、こんなに直に感じながら眠りにつけるなんてとても思えない。
「う、うう…」
せめてもの抵抗で、オルクには背を向けてみた。特になにも言われなかったので、ホッとしたのも束の間、なんと背中から手をまわして抱きしめられてしまった。
「うひゃっ」
「許せ。せっかくだから、愛犬の温もりを感じながら寝たい」
「う、うう……」
最早、変な唸り声しか発せられない。それに、オルクが喋るたびに、耳が擽ったくて思わず身を捩った。
「何だ。耳が赤いぞ。照れているのか」
オルクが揶揄うように、ますます強くオレを抱きしめようとしたとき。事件は起こった。
「……っ!」
オルクの指先が、オレの乳首に触れたのだ。ただでさえ、ツルツルとしたガウンの刺激でツンっと立っていた状態だったのに、オルクに触れられたと思った瞬間に、電気が走ったような感覚が駆け抜けた。思わずビクンと身体を大きく震わせてしまったオレに、オルクがびっくりした様子で声をかけてきた。
「何だ? どうした?」
「ななななんでもないっ!」
慌てて胸元に手をやり、隠したが、そんなの怪しいに決まってる。案の定、オルクが追求してきた。
「胸がどうかしたか? 触ってはいけなかったか?」
「違うっ! 乳首とか、本当、全然関係ないっ」
焦って自分でも何を言っているか分からない。身体を丸めて胸を隠しているので、後ろにいるオルクが無言のまま、どんな表情をしているのか分からなくて怖かった。
暫く沈黙が続いた後、オルクが徐に起き上がって、オレの顔を覗き込んできた。
「ひとつ、尋ねたいのだが……。出会った時、お前の乳房は随分ふっくりして見えた。あれは、人魚だからというわけではないのか」
「はあああぁあぁっ⁉︎ ふ、ふっくりって何⁉︎ 別にそんな事ないしっ」
「いや、絶対ふっくりしていた。ちょっと見せてみろ」
そう言って、更に顔を近づけて胸元を覗き込もうとするオルクを必死に突っぱねる。
「ちょっ、見なくていいよっ! ふっくりなんてしてないっ」
「してないなら、別に見せてもいいだろう。ほら」
「いいから、やめっ、……っあぁん♡」
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