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side story5 ~懐妊~
この物語は、本編14話で、義藤と芭乃が朽木谷に戻ってからしばらく経った頃の話――。
気候も清々しく、外の風が心地よいある日。
朽木谷の仮御所からほど近い河原に、芭乃と義藤の姿があった。
「良い天気だな、芭乃」
義藤は、芭乃の膝を枕にして、寝転んでいる。
こんなことができるのも、ここ最近は戦が減ってきているからだった。
戦が減っているのは決して足利将軍家の状況が好転したというわけではなく、畿内をおさめる勢力との争いが、義藤が朽木谷での隠遁生活をしているからということも手伝って、今は一時的に小康状態になっているというだけのことだった。
「戦が少ない今のうちに、祝言をあげようと考えているんだが、芭乃はどう思う?」
義藤がふいにそんなことを聞いてくるので、芭乃は驚いてしまう。
「祝言……ですか? でも、私は側室ですし、そういうのは……」
通常、側室との祝言を挙げるということはあまりない。
特に、将軍家では異例のことだろう。
芭乃としては、もう側室として認めてもらっているのだから、それだけで十分だという気がしていたのだが。
「俺がそうしたいんだ。誰にも反対はさせない」
義藤は芭乃の手を握りしめながら、そう告げる。
しかし、芭乃は少し困ってしまう。
「義藤様、お気持ちはとても嬉しいのですけど……それがまた争いに繋がってしまうようなことがあれば、かえって申し訳ないですし……」
一部の家臣たちの反発を考えると、芭乃としては祝言をあげたいと言ってくれる義藤の言葉を素直に喜ぶことはできなかった。
ただでさえ、早く正室を迎えるようにと各地から送られてくる縁談を、義藤は片っ端から断っているのだ。
そのことによる家臣たちの不満を、芭乃はたまに耳にしてしまうことがある。
義藤がしかるべき家の娘を正室として娶れば、足利将軍家はもっと力を付けることができるのに、と。
義藤がいつか正室を迎えるということは、側室に入ったときから覚悟をしていたことだから、嫌だとかそういう気持ちはない。
義藤は将軍なのだから、それに相応しい妻を娶るのは当然のことだし、正室の生家が将軍家の援助をできるぐらいの力があれば、義藤がこんな田舎に仮御所を構える必要なんてないのだし……。
でも、義藤はそういう助力をまったくあてにはしていないようだった。
むしろ、嫌っているといってもいい。
義藤の頑なさは、増えるはずの味方を減らし、敵ばかりを増やしている……と揶揄する家臣もいる。
芭乃が一度さりげなく『ご正室を迎えては?』という話をしてみたことがあるが、義藤はとたんに機嫌が悪くなって数日口をきいてもらえなかったので、それ以来そのことに触れたことはない。
「お前はまた、余計なことばかり考えているんだろ?」
「余計な事じゃありません……」
「俺のためとか思って余計な気遣いしても、それって全然俺のためじゃないから」
義藤に言われて、芭乃は言葉に詰まってしまう。
何が義藤のためなのか、芭乃自身にもよく分からなくなることがある。
義藤がまだ菊童丸と呼ばれていた頃、皆に黙って彼を御所から町に連れ出し、父から酷く叱られたことがある。
義藤が行きたいとねだったからそれが彼のためだとその時の芭乃は思ったが、無事に帰ることができたから良かったものの、もしもあの時何事かが起きて義藤が無事でなかったなら……。
芭乃のしたことは、義藤のためではなかったということになってしまう。
見方を変えると、芭乃は本当に何が正しいのか分からなくなることがある……。
「芭乃、何が俺のためなのか、何が俺の幸せなのかは俺が考える。俺の人生なんだから。俺は確かに将軍かもしれないが、その前に一人の人間だ」
「義藤様……」
「お前の人生を勝手に決めてしまった俺に、こんなことを言う資格はないのかもしれないけれど……でも、俺は家臣たちのために生きているわけじゃない」
義藤は、まだ自分を強引に側室に迎えたことを後悔しているのかもしれないと芭乃は思った。
「義藤様、芭乃は義藤様のお側にいられて、とても幸せです。義藤様は将軍様だから、芭乃がなりたいと言ったとしても、側室になれるわけじゃありませんでした。だから、義藤様が芭乃を側室にと言ってくださって、今では良かったと思っています」
確かに、芭乃は自分で選んで義藤の側室になったわけではなかった。
気がつけば、そうなるしかない状態になっていて、他の選択肢はなかった。
でも、今となってはあの時の義藤の強引さがあったからこそ、こうして堂々と義藤の傍にいられる。
それを今の芭乃が幸せと感じるのは、芭乃自身が選んだことだ。
「俺はお前を俺の人生に巻き込んだ。俺の感情だけで巻き込んだ。だから、俺はお前にできるだけ幸せになってもらいたいと考えている」
「だから、芭乃は幸せですよ、義藤様。こうして二人で時間を過ごすことができること、義藤様のお側に堂々といられることが、とても嬉しいんです」
「芭乃……」
「芭乃も……義藤様に幸せになってもらいたいと考えています。ただ、芭乃は時々、どうするのが義藤様の幸せに繋がるのか、分からなくなることがあります。でも、さっきの義藤様の言葉を聞いて、なぜそうなるのかやっと分かりました。私が義藤様の幸せを決めることなんて、できないんですよね。義藤様の幸せは義藤様にしか決めることができないんですから……」
「そうだな。その通りだ」
「でも、それは芭乃も同じですよ?」
芭乃がそう言うと、義藤は意外なことを聞いたような顔をする。
「え? 同じ?」
「はい。義藤様に芭乃の幸せを決めることはできません。だから、芭乃が幸せだとか不幸せだとか、義藤様は勝手にいろいろ考えるのをやめてください」
芭乃の言葉に、義藤は苦笑する。
「そうだな。これは芭乃に一本取られた」
二人は顔を見合わせ、同時に笑い出した。
「そろそろ戻りましょうか。風も少し冷えてきましたし。風邪でもひいたら、大変です」
「そうだな。戻るか」
義藤は芭乃の膝枕から起き上がり、大きくのびをする。
芭乃も立ち上がり、差し出してきた義藤の手を握ろうとしたのだが。
「……っ……!?」
激しい目眩を感じて膝から崩れ落ちそうになる芭乃を、義藤の腕が支えた。
「大丈夫か、芭乃?」
「だ、大丈夫です……すみません。急に立ちあがったから……かもしれません……めまいが酷くて……」
「顔色が青い。すぐに戻ろう」
「はい……」
義藤に支えられるようにして御所への道を戻りかけると、近習たちが慌てて駆け寄ってくる。義藤はそれをとどめた。
「大丈夫だ。俺が連れて行くから」
義藤に守られるように支えられながら、芭乃は何とか仮御所に戻った。
部屋から侍医が出てくるのを待って、義藤は部屋に入った。
侍医は何も言わず微笑んで会釈だけをしていったので、芭乃がいったいどういう状態なのかまだ義藤には分からない。
何か重い病気なのか、それともただの風邪なのか……。
しかし、芭乃の口から出てきたのは、意外な言葉だった。
「あの……義藤様、できたみたいです」
「え? できた?」
「はい。できたみたです」
芭乃は笑っているが、義藤には何のことかさっぱり分からない。
「な、何がだ、芭乃? 何ができたんだ?」
「もちろん、私と義藤様の赤ちゃんですよ」
芭乃は腹の辺りをなでながら、満面の笑みを浮かべる。
「俺と……芭乃の……」
「はい……喜んでくれますか、義藤様?」
「あ、当たり前だ! 嬉しいに決まってる! ただ、今は少し驚いているというほうが大きいが。その……触ってもいいか?」
義藤が遠慮がちに聞いてくるので、芭乃は笑って義藤の手を自分の腹に導いた。
「まだぜんぜん……何も感じないと思います。お腹も大きくないし……でも、間違いなくいるんです。私と義藤様の赤ちゃんが……」
「そうか……すごいな。ここにいるのか……」
義藤はまだ信じられないといった表情で、芭乃の腹をなでる。
そして、芭乃の顔を見て言った。
「芭乃、この子のためにも、やはり祝言を挙げよう。俺はこの子が俺の子だと……将軍の子だと宣言したい。それに、子が生まれるとなれば、態度が和らぐ者もいるだろうしな」
「はい……よろしくお願いします」
「ああ。家臣の説得はすべて俺がやるから、芭乃は余計な心配などせずに、身体をいたわってくれ」
「はい。ありがとうございます」
芭乃は義藤の言葉に、素直に頷いた。
この子の幸せは、いずれ義藤や芭乃のように、この子自身が決めていくものなのだろう。
けれども、親として、できることは何でもしてあげたい……芭乃はそんな不思議な、今まで感じたことのない温かな気持ちを感じていた。
気候も清々しく、外の風が心地よいある日。
朽木谷の仮御所からほど近い河原に、芭乃と義藤の姿があった。
「良い天気だな、芭乃」
義藤は、芭乃の膝を枕にして、寝転んでいる。
こんなことができるのも、ここ最近は戦が減ってきているからだった。
戦が減っているのは決して足利将軍家の状況が好転したというわけではなく、畿内をおさめる勢力との争いが、義藤が朽木谷での隠遁生活をしているからということも手伝って、今は一時的に小康状態になっているというだけのことだった。
「戦が少ない今のうちに、祝言をあげようと考えているんだが、芭乃はどう思う?」
義藤がふいにそんなことを聞いてくるので、芭乃は驚いてしまう。
「祝言……ですか? でも、私は側室ですし、そういうのは……」
通常、側室との祝言を挙げるということはあまりない。
特に、将軍家では異例のことだろう。
芭乃としては、もう側室として認めてもらっているのだから、それだけで十分だという気がしていたのだが。
「俺がそうしたいんだ。誰にも反対はさせない」
義藤は芭乃の手を握りしめながら、そう告げる。
しかし、芭乃は少し困ってしまう。
「義藤様、お気持ちはとても嬉しいのですけど……それがまた争いに繋がってしまうようなことがあれば、かえって申し訳ないですし……」
一部の家臣たちの反発を考えると、芭乃としては祝言をあげたいと言ってくれる義藤の言葉を素直に喜ぶことはできなかった。
ただでさえ、早く正室を迎えるようにと各地から送られてくる縁談を、義藤は片っ端から断っているのだ。
そのことによる家臣たちの不満を、芭乃はたまに耳にしてしまうことがある。
義藤がしかるべき家の娘を正室として娶れば、足利将軍家はもっと力を付けることができるのに、と。
義藤がいつか正室を迎えるということは、側室に入ったときから覚悟をしていたことだから、嫌だとかそういう気持ちはない。
義藤は将軍なのだから、それに相応しい妻を娶るのは当然のことだし、正室の生家が将軍家の援助をできるぐらいの力があれば、義藤がこんな田舎に仮御所を構える必要なんてないのだし……。
でも、義藤はそういう助力をまったくあてにはしていないようだった。
むしろ、嫌っているといってもいい。
義藤の頑なさは、増えるはずの味方を減らし、敵ばかりを増やしている……と揶揄する家臣もいる。
芭乃が一度さりげなく『ご正室を迎えては?』という話をしてみたことがあるが、義藤はとたんに機嫌が悪くなって数日口をきいてもらえなかったので、それ以来そのことに触れたことはない。
「お前はまた、余計なことばかり考えているんだろ?」
「余計な事じゃありません……」
「俺のためとか思って余計な気遣いしても、それって全然俺のためじゃないから」
義藤に言われて、芭乃は言葉に詰まってしまう。
何が義藤のためなのか、芭乃自身にもよく分からなくなることがある。
義藤がまだ菊童丸と呼ばれていた頃、皆に黙って彼を御所から町に連れ出し、父から酷く叱られたことがある。
義藤が行きたいとねだったからそれが彼のためだとその時の芭乃は思ったが、無事に帰ることができたから良かったものの、もしもあの時何事かが起きて義藤が無事でなかったなら……。
芭乃のしたことは、義藤のためではなかったということになってしまう。
見方を変えると、芭乃は本当に何が正しいのか分からなくなることがある……。
「芭乃、何が俺のためなのか、何が俺の幸せなのかは俺が考える。俺の人生なんだから。俺は確かに将軍かもしれないが、その前に一人の人間だ」
「義藤様……」
「お前の人生を勝手に決めてしまった俺に、こんなことを言う資格はないのかもしれないけれど……でも、俺は家臣たちのために生きているわけじゃない」
義藤は、まだ自分を強引に側室に迎えたことを後悔しているのかもしれないと芭乃は思った。
「義藤様、芭乃は義藤様のお側にいられて、とても幸せです。義藤様は将軍様だから、芭乃がなりたいと言ったとしても、側室になれるわけじゃありませんでした。だから、義藤様が芭乃を側室にと言ってくださって、今では良かったと思っています」
確かに、芭乃は自分で選んで義藤の側室になったわけではなかった。
気がつけば、そうなるしかない状態になっていて、他の選択肢はなかった。
でも、今となってはあの時の義藤の強引さがあったからこそ、こうして堂々と義藤の傍にいられる。
それを今の芭乃が幸せと感じるのは、芭乃自身が選んだことだ。
「俺はお前を俺の人生に巻き込んだ。俺の感情だけで巻き込んだ。だから、俺はお前にできるだけ幸せになってもらいたいと考えている」
「だから、芭乃は幸せですよ、義藤様。こうして二人で時間を過ごすことができること、義藤様のお側に堂々といられることが、とても嬉しいんです」
「芭乃……」
「芭乃も……義藤様に幸せになってもらいたいと考えています。ただ、芭乃は時々、どうするのが義藤様の幸せに繋がるのか、分からなくなることがあります。でも、さっきの義藤様の言葉を聞いて、なぜそうなるのかやっと分かりました。私が義藤様の幸せを決めることなんて、できないんですよね。義藤様の幸せは義藤様にしか決めることができないんですから……」
「そうだな。その通りだ」
「でも、それは芭乃も同じですよ?」
芭乃がそう言うと、義藤は意外なことを聞いたような顔をする。
「え? 同じ?」
「はい。義藤様に芭乃の幸せを決めることはできません。だから、芭乃が幸せだとか不幸せだとか、義藤様は勝手にいろいろ考えるのをやめてください」
芭乃の言葉に、義藤は苦笑する。
「そうだな。これは芭乃に一本取られた」
二人は顔を見合わせ、同時に笑い出した。
「そろそろ戻りましょうか。風も少し冷えてきましたし。風邪でもひいたら、大変です」
「そうだな。戻るか」
義藤は芭乃の膝枕から起き上がり、大きくのびをする。
芭乃も立ち上がり、差し出してきた義藤の手を握ろうとしたのだが。
「……っ……!?」
激しい目眩を感じて膝から崩れ落ちそうになる芭乃を、義藤の腕が支えた。
「大丈夫か、芭乃?」
「だ、大丈夫です……すみません。急に立ちあがったから……かもしれません……めまいが酷くて……」
「顔色が青い。すぐに戻ろう」
「はい……」
義藤に支えられるようにして御所への道を戻りかけると、近習たちが慌てて駆け寄ってくる。義藤はそれをとどめた。
「大丈夫だ。俺が連れて行くから」
義藤に守られるように支えられながら、芭乃は何とか仮御所に戻った。
部屋から侍医が出てくるのを待って、義藤は部屋に入った。
侍医は何も言わず微笑んで会釈だけをしていったので、芭乃がいったいどういう状態なのかまだ義藤には分からない。
何か重い病気なのか、それともただの風邪なのか……。
しかし、芭乃の口から出てきたのは、意外な言葉だった。
「あの……義藤様、できたみたいです」
「え? できた?」
「はい。できたみたです」
芭乃は笑っているが、義藤には何のことかさっぱり分からない。
「な、何がだ、芭乃? 何ができたんだ?」
「もちろん、私と義藤様の赤ちゃんですよ」
芭乃は腹の辺りをなでながら、満面の笑みを浮かべる。
「俺と……芭乃の……」
「はい……喜んでくれますか、義藤様?」
「あ、当たり前だ! 嬉しいに決まってる! ただ、今は少し驚いているというほうが大きいが。その……触ってもいいか?」
義藤が遠慮がちに聞いてくるので、芭乃は笑って義藤の手を自分の腹に導いた。
「まだぜんぜん……何も感じないと思います。お腹も大きくないし……でも、間違いなくいるんです。私と義藤様の赤ちゃんが……」
「そうか……すごいな。ここにいるのか……」
義藤はまだ信じられないといった表情で、芭乃の腹をなでる。
そして、芭乃の顔を見て言った。
「芭乃、この子のためにも、やはり祝言を挙げよう。俺はこの子が俺の子だと……将軍の子だと宣言したい。それに、子が生まれるとなれば、態度が和らぐ者もいるだろうしな」
「はい……よろしくお願いします」
「ああ。家臣の説得はすべて俺がやるから、芭乃は余計な心配などせずに、身体をいたわってくれ」
「はい。ありがとうございます」
芭乃は義藤の言葉に、素直に頷いた。
この子の幸せは、いずれ義藤や芭乃のように、この子自身が決めていくものなのだろう。
けれども、親として、できることは何でもしてあげたい……芭乃はそんな不思議な、今まで感じたことのない温かな気持ちを感じていた。
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