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第5章
新たな我が家
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月日は流れ9月になり、再び実りの季節が訪れた。
僕は領地の収穫状況を確認するため、ヴァロンへと向かった。
馬車に揺られヴァロンの町へ到着した。最初に訪れた時のような、僕を攻撃する雰囲気は無く、町の人々は皆笑顔で迎えてくれた。
ヴァロン城へ入り、僕は城の大広間で年貢収入の報告を受けた。
町の長老たちが、領地内の地区毎の収穫状況の記載された書類を提出し、僕がそれを決裁していく。
今年は去年のように豊作ではないが不作では無く、何よりも不作が発生しなかったことに僕は安心した。
書類の決裁が終わると、僕は護衛騎士のクロードと従者数人だけを連れて領内を見回った。
麦畑の穂は実が豊かになり、果樹園も青々と葉が茂ってよく実っていた。
領内を見回りながら、僕は村人たちに声をかけ、作業の進捗状況や困りごとを直接聞いた。どの場所でも、皆が笑顔で迎えてくれ、すっかり領民たちが僕を領主と認めてくれたことを、僕は非常に嬉しく思った。
視察が終わり、1週間ほどで僕はボルフォーヌの我が家に戻った。
新棟は今の屋敷から少し離れた丘に建設されることが決まり、起工式の当日、僕は家族全員で建設地へと向かった。
建設地に到着すると、家族全員が集まって起工式が始まった。新棟の建設に向けて、僕は作業員たちの前で感謝の意を表し、起工宣言を行った。式が終わると、工事のために準備が整えられ、建設作業が正式にスタートした。
数日後、建設が本格化し、のみや金槌の音が響く中、僕は時折建設現場に立ち寄った。
新棟の建設工事は順調に進み、当初の予定より早く、来年の夏には完成する見込みとなった。僕はこの先の未来に期待を寄せつつ、日々の生活に励んでいた。
ボルフォーヌでの日々は非常に平和で、遠く離れた戦場でも戦局がスラーレン軍の有利に進んでいたこともあって、ベルタン軍が戦場へ派遣されることも無かった。僕は毎日領地の仕事をこなしながら、絵画や音楽などの新しい趣味にも取り組んでみた。
領地の仕事や家族との時間の合間に、空いた時間を使って絵を描いたり、楽器の練習をしたりした。特に風景画を描くことが気に入り、ボルフォーヌの美しい自然をキャンバスに収めるのが楽しみとなった。
僕たちの平穏な生活はしばらく続き、あっという間に冬になった。
高原地帯であるボルフォーヌの冬は厳しいが、畑や野原に一面雪が積もり、真っ白に染まる景色を僕は好きだった。
寒さの中でも、家族との時間は心を温め、火を囲む夜のひとときが特に楽しみだった。
家の中では、暖炉の前で家族が集まり、温かい飲み物を飲みながら、これまでの一年を振り返る時間を持った。
また来年夏の新棟の完成に向けて、未来の生活について話し合い、新棟の完成に向けた期待を共有した。
さらにボルフォーヌの雪景色をキャンバスに収めることで、冬の美しさを描き出すことができた。
そうしてクリスマスが過ぎ、年が明け、春の訪れも近づいてきた。
アルベールもすくすくと成長し、生後6ヶ月で初めて「ママ」と言ったとマリーが教えてくれた。アルベールの成長を見守りながら、僕たちは新たな春の始まりに心を躍らせていた。
春が訪れると、ボルフォーヌの自然が再び目を覚まし、新しい生命が溢れる季節となった。雪が溶け、山々が緑に包まれる中、僕は農作業が再開された畑や果樹園を見回りながら、新たな季節の始まりを楽しんだ。
やがて夏が近づき、新棟の完成が待たれる中、僕は最後の仕上げを確認し、家族と共に新しい屋敷の準備を進めた。新しい屋敷の家具の購入も進め、ロジェが町のカジノで儲けたお金も使い、豪華な家具を多く購入した。
そして6月上旬のある日、ついに新棟が完成した。
大喜びの僕たちは、早速新たな屋敷へと向かうことにした。
屋敷の立派な門をくぐると、まず僕たちを出迎えたのは広大な庭だった。
青々とした芝生が広がり、奥へと進む道の両側には季節毎の木々が行儀良く並んでいた。
庭の中央部には広場があり、その中心には噴水が高く噴き上がっていた。その周囲には色とりどりの花々が咲き誇り、庭全体がまるで一つの大きな絵画のようだった。
建物は壁面は真っ白、純金がふんだんに使われた屋根は金色で、屋根には美しい装飾が施されていた。
家の内部に入ると、広々としたロビーが広がっていた。高い天井には美しいシャンデリアが輝き、壁には我が家の歴史を描いた絵画が飾られていた。
我が国の貴族たちの先祖と言われるド=ルー王の時代から始まり、その次男であるアラン王子の活躍、千年前のベルタン家の英雄であるアンベールの武勇伝と廊下を進むにつれ時代が進んで行った。そして父上の行った灌漑事業の絵もあり、最後に僕の戦場での活躍が描かれていた。
広々とした大広間には、大きな窓から自然光が降り注ぎ、明るく開放的な雰囲気を醸し出していた。奥には当主の座るべき椅子もあり、椅子には豪華な装飾が施されていた。また窓からは広大な庭も望め、外の景色と調和した明るい空間が広がっていた。
家族全員が集まるリビングルームは、広さと快適さが両立した素晴らしい場所であり、暖炉の前に配置されたソファや椅子は、皆が集まってくつろげるようにデザインされていた。
リビングルームの隣には、食事を楽しむためのメインダイニングがあり、大きなテーブルがいくつも置かれていた。テーブルの上には、細かい装飾が施されたテーブルクロスがかけられ、精緻な食器が並べられ、家族やゲストとの食事が一層特別なものとなるように工夫されていた。
巨大な屋敷の中に数十とある部屋には、書斎や音楽室もあり、僕の趣味や仕事に合わせた家具や装飾が整えられていた。書斎には大きな本棚と広いデスクがあり、落ち着いて仕事や読書ができる環境が整っていた。音楽室には、様々な楽器が美しく配置されており、音楽を楽しむための完璧な空間が用意されていた。
また、マリーや母上のために衣装部屋も用意されており、豊富な収納スペースと鏡が完備されていた。そこには豪華な衣装やアクセサリーが整然と並べられ、装飾的なデザインが施された棚や引き出しが、日々の装いを選ぶ楽しさを提供していた。
最上階の4階には、家族全員の寝室があり、それぞれがプライバシーを確保しつつ、快適な空間が提供されていた。寝室には柔らかいカーペットと高級なベッドが備えられ、リラックスできる環境が整っていた。特にマリーと僕とアルベールのための寝室は、広々としたバルコニーに面しており、そこから見える夜空の眺めが心に残る美しい景色となっていた。
さらに広大な庭には、屋外プールやテニスコート、バーベキューエリアまで設けられ、家族や友人と共に楽しいひとときを過ごすための場所が充実していた。巨大な屋敷は王城にも見劣りしないほど立派だったが、回っても回っても回りきれないほど広大だった。
「最高の屋敷じゃないか。本当に素晴らしいよ」僕は新棟の素晴らしさに感動し、家族も皆新たな我が家を称賛していた。
「しかしこれでは屋敷内の移動も大変じゃないか?」僕は少しだけ不安に思い言った。
「ご安心ください、この屋敷にはエレベーターという最新の設備が備わっていますから。」ジャンが言った。
僕はエレベーターという最新の機械に興味津々で、その説明に耳を傾けた。エレベーターというのは人が何人も入る巨大な箱らしく、そこに乗るとあっという間に行きたい階に行けるということだった。
「百聞は一見にしかずです、実際に乗ってみましょう。」ジャンが言った。
エレベーターの扉が開くと、内部は予想以上に豪華で、金箔が施された壁とクリスタルの装飾が目を引いた。エレベーターの床には燕尾色の高級な絨毯が敷かれ、手すりは純銀製で磨き上げられていた。
「このエレベーターは、最新技術を駆使して作られており、非常にスムーズで静かに動きます。」ジャンが続けた。「この階数の書かれたボタンを押すと、勝手にエレベーターが動き出して目的の階に到着するのです。」
僕はボタンを押してみると、エレベーターはほとんど音も立てずに滑らかに動き出し、数秒で指定のフロアに到着した。そのスムーズさと静音性に感動し、これがこの屋敷の豪華さと利便性をさらに引き立てることを実感した。
家族もエレベーターの機能やデザインに感心していた。特にマリーはその豪華さに目を輝かせ、母上は感嘆の声を上げていた。
「これで、どの階にも快適に移動できるわね。」とマリーが言い、僕も頷いた。「広大な屋敷内で、移動がこんなに楽になるなんて、本当に助かる。」
新棟の各部屋を見回りながら、僕たちはその細部にわたる配慮と最新設備の数々に満足し、家族全員が新しい生活に胸を膨らませていた。
続く
僕は領地の収穫状況を確認するため、ヴァロンへと向かった。
馬車に揺られヴァロンの町へ到着した。最初に訪れた時のような、僕を攻撃する雰囲気は無く、町の人々は皆笑顔で迎えてくれた。
ヴァロン城へ入り、僕は城の大広間で年貢収入の報告を受けた。
町の長老たちが、領地内の地区毎の収穫状況の記載された書類を提出し、僕がそれを決裁していく。
今年は去年のように豊作ではないが不作では無く、何よりも不作が発生しなかったことに僕は安心した。
書類の決裁が終わると、僕は護衛騎士のクロードと従者数人だけを連れて領内を見回った。
麦畑の穂は実が豊かになり、果樹園も青々と葉が茂ってよく実っていた。
領内を見回りながら、僕は村人たちに声をかけ、作業の進捗状況や困りごとを直接聞いた。どの場所でも、皆が笑顔で迎えてくれ、すっかり領民たちが僕を領主と認めてくれたことを、僕は非常に嬉しく思った。
視察が終わり、1週間ほどで僕はボルフォーヌの我が家に戻った。
新棟は今の屋敷から少し離れた丘に建設されることが決まり、起工式の当日、僕は家族全員で建設地へと向かった。
建設地に到着すると、家族全員が集まって起工式が始まった。新棟の建設に向けて、僕は作業員たちの前で感謝の意を表し、起工宣言を行った。式が終わると、工事のために準備が整えられ、建設作業が正式にスタートした。
数日後、建設が本格化し、のみや金槌の音が響く中、僕は時折建設現場に立ち寄った。
新棟の建設工事は順調に進み、当初の予定より早く、来年の夏には完成する見込みとなった。僕はこの先の未来に期待を寄せつつ、日々の生活に励んでいた。
ボルフォーヌでの日々は非常に平和で、遠く離れた戦場でも戦局がスラーレン軍の有利に進んでいたこともあって、ベルタン軍が戦場へ派遣されることも無かった。僕は毎日領地の仕事をこなしながら、絵画や音楽などの新しい趣味にも取り組んでみた。
領地の仕事や家族との時間の合間に、空いた時間を使って絵を描いたり、楽器の練習をしたりした。特に風景画を描くことが気に入り、ボルフォーヌの美しい自然をキャンバスに収めるのが楽しみとなった。
僕たちの平穏な生活はしばらく続き、あっという間に冬になった。
高原地帯であるボルフォーヌの冬は厳しいが、畑や野原に一面雪が積もり、真っ白に染まる景色を僕は好きだった。
寒さの中でも、家族との時間は心を温め、火を囲む夜のひとときが特に楽しみだった。
家の中では、暖炉の前で家族が集まり、温かい飲み物を飲みながら、これまでの一年を振り返る時間を持った。
また来年夏の新棟の完成に向けて、未来の生活について話し合い、新棟の完成に向けた期待を共有した。
さらにボルフォーヌの雪景色をキャンバスに収めることで、冬の美しさを描き出すことができた。
そうしてクリスマスが過ぎ、年が明け、春の訪れも近づいてきた。
アルベールもすくすくと成長し、生後6ヶ月で初めて「ママ」と言ったとマリーが教えてくれた。アルベールの成長を見守りながら、僕たちは新たな春の始まりに心を躍らせていた。
春が訪れると、ボルフォーヌの自然が再び目を覚まし、新しい生命が溢れる季節となった。雪が溶け、山々が緑に包まれる中、僕は農作業が再開された畑や果樹園を見回りながら、新たな季節の始まりを楽しんだ。
やがて夏が近づき、新棟の完成が待たれる中、僕は最後の仕上げを確認し、家族と共に新しい屋敷の準備を進めた。新しい屋敷の家具の購入も進め、ロジェが町のカジノで儲けたお金も使い、豪華な家具を多く購入した。
そして6月上旬のある日、ついに新棟が完成した。
大喜びの僕たちは、早速新たな屋敷へと向かうことにした。
屋敷の立派な門をくぐると、まず僕たちを出迎えたのは広大な庭だった。
青々とした芝生が広がり、奥へと進む道の両側には季節毎の木々が行儀良く並んでいた。
庭の中央部には広場があり、その中心には噴水が高く噴き上がっていた。その周囲には色とりどりの花々が咲き誇り、庭全体がまるで一つの大きな絵画のようだった。
建物は壁面は真っ白、純金がふんだんに使われた屋根は金色で、屋根には美しい装飾が施されていた。
家の内部に入ると、広々としたロビーが広がっていた。高い天井には美しいシャンデリアが輝き、壁には我が家の歴史を描いた絵画が飾られていた。
我が国の貴族たちの先祖と言われるド=ルー王の時代から始まり、その次男であるアラン王子の活躍、千年前のベルタン家の英雄であるアンベールの武勇伝と廊下を進むにつれ時代が進んで行った。そして父上の行った灌漑事業の絵もあり、最後に僕の戦場での活躍が描かれていた。
広々とした大広間には、大きな窓から自然光が降り注ぎ、明るく開放的な雰囲気を醸し出していた。奥には当主の座るべき椅子もあり、椅子には豪華な装飾が施されていた。また窓からは広大な庭も望め、外の景色と調和した明るい空間が広がっていた。
家族全員が集まるリビングルームは、広さと快適さが両立した素晴らしい場所であり、暖炉の前に配置されたソファや椅子は、皆が集まってくつろげるようにデザインされていた。
リビングルームの隣には、食事を楽しむためのメインダイニングがあり、大きなテーブルがいくつも置かれていた。テーブルの上には、細かい装飾が施されたテーブルクロスがかけられ、精緻な食器が並べられ、家族やゲストとの食事が一層特別なものとなるように工夫されていた。
巨大な屋敷の中に数十とある部屋には、書斎や音楽室もあり、僕の趣味や仕事に合わせた家具や装飾が整えられていた。書斎には大きな本棚と広いデスクがあり、落ち着いて仕事や読書ができる環境が整っていた。音楽室には、様々な楽器が美しく配置されており、音楽を楽しむための完璧な空間が用意されていた。
また、マリーや母上のために衣装部屋も用意されており、豊富な収納スペースと鏡が完備されていた。そこには豪華な衣装やアクセサリーが整然と並べられ、装飾的なデザインが施された棚や引き出しが、日々の装いを選ぶ楽しさを提供していた。
最上階の4階には、家族全員の寝室があり、それぞれがプライバシーを確保しつつ、快適な空間が提供されていた。寝室には柔らかいカーペットと高級なベッドが備えられ、リラックスできる環境が整っていた。特にマリーと僕とアルベールのための寝室は、広々としたバルコニーに面しており、そこから見える夜空の眺めが心に残る美しい景色となっていた。
さらに広大な庭には、屋外プールやテニスコート、バーベキューエリアまで設けられ、家族や友人と共に楽しいひとときを過ごすための場所が充実していた。巨大な屋敷は王城にも見劣りしないほど立派だったが、回っても回っても回りきれないほど広大だった。
「最高の屋敷じゃないか。本当に素晴らしいよ」僕は新棟の素晴らしさに感動し、家族も皆新たな我が家を称賛していた。
「しかしこれでは屋敷内の移動も大変じゃないか?」僕は少しだけ不安に思い言った。
「ご安心ください、この屋敷にはエレベーターという最新の設備が備わっていますから。」ジャンが言った。
僕はエレベーターという最新の機械に興味津々で、その説明に耳を傾けた。エレベーターというのは人が何人も入る巨大な箱らしく、そこに乗るとあっという間に行きたい階に行けるということだった。
「百聞は一見にしかずです、実際に乗ってみましょう。」ジャンが言った。
エレベーターの扉が開くと、内部は予想以上に豪華で、金箔が施された壁とクリスタルの装飾が目を引いた。エレベーターの床には燕尾色の高級な絨毯が敷かれ、手すりは純銀製で磨き上げられていた。
「このエレベーターは、最新技術を駆使して作られており、非常にスムーズで静かに動きます。」ジャンが続けた。「この階数の書かれたボタンを押すと、勝手にエレベーターが動き出して目的の階に到着するのです。」
僕はボタンを押してみると、エレベーターはほとんど音も立てずに滑らかに動き出し、数秒で指定のフロアに到着した。そのスムーズさと静音性に感動し、これがこの屋敷の豪華さと利便性をさらに引き立てることを実感した。
家族もエレベーターの機能やデザインに感心していた。特にマリーはその豪華さに目を輝かせ、母上は感嘆の声を上げていた。
「これで、どの階にも快適に移動できるわね。」とマリーが言い、僕も頷いた。「広大な屋敷内で、移動がこんなに楽になるなんて、本当に助かる。」
新棟の各部屋を見回りながら、僕たちはその細部にわたる配慮と最新設備の数々に満足し、家族全員が新しい生活に胸を膨らませていた。
続く
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