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ある雨の日の放課後。

宇「やっべ…傘忘れた…」

顧問「おい宇宙お前何やってんだ。
         雨の日にも早急かつ安全に
         帰宅するために傘は常備。
         これは帰宅部の常識だぞ。」

宇「ロクに仕事してない幽霊顧問に
      言われたくないっすね」

私「いや待て顧問どっから出てきた?」



顧問の話はどうでもいいとして、
宇宙傘忘れたのか…
電車通学の私はある程度は大丈夫だけど、
徒歩通学の宇宙がここから家まで傘無しは
さすがにキツイだろうな…



私「…私の傘使う?」

宇「え、いいの!?」

私「全然いいよ~」

宇「ありがとう…
      でもそしたら葵羽が濡れちゃう…
      女子が身体冷やすのは良くない…」

イケメンに言われたら完全に惚れてましたね。
イケメンに言われたら。
まぁそれは置いとくとして、宇宙って
こう見えてたまに紳士的で優しいんですよ。

私「気にしなくていいよ~
      友達の傘に入れてもらうから」

宇「え!?お前友達居たの!?」

私「前言撤回。傘返せ。」
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