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6 旧サジタリアス城の戦い
6-3. 旧サジタリアス城の戦い
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小さな図書館へ入ると、司書が奥から走って来て、ソゴゥを持ち上げるとその場で二回転して下した。セアノサスに頭を叩かれた司書を見ると、彼は極東にいた二人の司書のうちの一人で、セダムだった。
「館長、お久しぶりです!」
「元気そうで何よりだ」
「そうでもないのです、自己分析によると、私のパフォーマンスは二割も減少しております。おそらく、この街の空気中にある聖なる要素が著しく低下しているからかと思われます」
「樹精霊がいなくなったからだろうか?」
ソゴゥの問に、セダムが答える。
「それだけではないと・・・・・・極東の時は、イグドラシルを植えていたので、汚染された空気の元でも、聖なる気は広域に広がっておりました。それと同様に、この街のどこか、もしくは街の近くに邪気を広域に放つ何かが置かれたのではないかと考えます」
「それを取り除かない限り、澱んだ空気はこのままか。そういった物を探し出すことが得意な者はいないのだろうか? ヨルには分からない?」
「我は、自分の魔力が邪魔をするため、探知はあまり得意でなないのだ。本来の体であれば、もっと器用なこともできようが、仮の体ゆえ難しい」
「悪魔に身体があるの? スピリチュアルな存在かと思ってた。仮に、本来の体を顕現させるのに、どれくらいの供物が必要なの?」とソゴゥが興味本位で聞いた問いに、その場にいた司書が皆凍り付いた。
「この話は聞かなかったことに」
セアノサスとセダムが小刻みに震えながら頷く。
「とりあえず、セダムは一旦本館に戻って体調を戻すように、セアノサスはセダムの代理で、本件が片付くまでこの図書館に赴任という事とする」
「かしこまりました」
「警察も色々と調べているようですが、所轄が機能不全を起こしているうえに、本店からの調査員も、この邪気には苦労しているようですね」
「魔力が強い者ほど、邪気が分からなくなってしまうのは問題だな。第二貴族のような特殊能力を持った者達で、探索チームを作って欲しいものだな」
「おそらく、前例がないのでしょう。邪悪な物は通常、イグドラム国外から持ち込まれますが、イグドラム国境や各主要都市には厳重な空壁が設けられております。その点で、王都ではなく、この片田舎の街に、そういった物が持ち入れられたと考えられますが」
「イグドラムといえど、上空一万メートルからなら、何処からでも入れるし、俺のような能力を持っていたら、空壁は意味がない」
「館長のような能力を持つ魔族がいない事を、祈るばかりです」
「エルフは保有する魔力量が多いからな、魔族には狙われやすいのだ」
ヨルの言葉に、司書達がしんみりとする。
行方不明の子供達の事を案じているのだ。
ニトゥリーは他三人の警察官と共に、精霊の消えたとされる跡地へと来ていた。
精霊の家から少し離れたこの場所は、捜査員たちがさんざん調べたはずだが、せっかく近くまで来たのだからと現場を見に来たのだ。
精霊の家は窓が全て木で塞がれ、外の光が全く入らない上、ルキはもう寝る時間だと言って、床下の真っ暗な部屋に引きこもってしまった。
流石に、「拒絶」という悪徳と共に「光を避けるもの」という名を持つ邪神だけあって、日光に当たることが出来ないらしい。
精霊の家から、樹精獣に外へと出してもらい、木の屋根のした、怪我もなく元気な様子の馬たちに乗って、現場へとやって来た。
昨日の嵐が嘘のような快晴で、ルキが一生見ることのない青い空が、いまは少し茜色に染まっていた。
妹がいたら、あんな感じだろうか。
顔はソゴゥとそっくりだが、体は女性で背も低く、声は高い。
母親のヒャッカにも似ている。
兄弟の中で、ソゴゥは確実に母ヒャッカ似だが、他の兄弟が父カデンに似ているわけではない、と思いたい。将来、あそこまで凶悪な人相になるのは、流石に勘弁してほしいとニトゥリーは思う。
ノディマー領は領民がそれほど多くないが、領民たちは皆武闘派であり、絵画や芸術、音楽に舞踊などを極めようとして、森の奥に隠れるように住む変わり者が多いが、その彼らが領主であったカデンを「オヤジ」と呼んでいるのを目撃したときは、衝撃だった。しかも、彼らは現当主のヨドゥバシーを「若」と呼んでいるらしい、ヨドゥバシーからの手紙に泣きが入っていた。
「こ、これは・・・・・・」
地に顔が着くほど熱心に何かを探していたウィステリアが、声を上げる。
「どうしたんや、何か見つかったんか?」
「ほあああ、やはりありましたよ! これは美味で知られるエルフ舞茸、発見したエルフが舞って喜ぶほどの、エルフ殺しの風味を持つと言われる、幻の」
イフェイオンが無言で、ウィステリアを捕縛紐で縛ったのち、近くの巨木に吊し上げた。
流石は現職警官と言える、手際のよいプロの仕事だった。
チャイブは、その様子を微笑ましく眺めている。肩に一匹の樹精獣を乗せているせいか、情緒がとても安定している。
イグドラシルの樹精獣と違い、彼らは何処へでも出歩けるらしい。
樹精霊の消失ポイントは、精霊の抵抗の痕と思われる大きなエネルギーの使用された形跡があり、大地が円形に沈み、草が炭化ではなく、性質の変容により黒く変色していた。
「なるほど、魔族がおったという説もあながち間違いではないかもしれんのう」
「ウィステリア君、捜査本部から返信は来たのかい?」
イフェイオンはウィステリアを見上げて言う。
チャイブが、エルフ舞茸を樹精獣に食べさせてしまったのを見て、ウィステリアがさめざめと泣いている。
「どんだけ食い意地がはってるんや、仕事に集中せいよ?」
「私がぁ、エルフ舞茸おぅ、セイヴの市場でぇ、見かけたのはぁ、そう、十年前・・・・・・」
「ウザい喋り方すな、どうでもええわ」
「目的の女神さまは見つかったのですし、この現場と、あとイヲンの様子を確認して明日にはセイヴへと戻りましょう」
「女神を探しに来たみたく言うな、ややこしいのう。とりあえず、イヲンには明日向かうとして、もう少しこの辺りを探索してみるか」
周辺の森を確認して回り、夕飯の具材を採取して精霊の家へと戻る頃には日も暮れており、家の中では、既にルキが起き出していた。
「館長、お久しぶりです!」
「元気そうで何よりだ」
「そうでもないのです、自己分析によると、私のパフォーマンスは二割も減少しております。おそらく、この街の空気中にある聖なる要素が著しく低下しているからかと思われます」
「樹精霊がいなくなったからだろうか?」
ソゴゥの問に、セダムが答える。
「それだけではないと・・・・・・極東の時は、イグドラシルを植えていたので、汚染された空気の元でも、聖なる気は広域に広がっておりました。それと同様に、この街のどこか、もしくは街の近くに邪気を広域に放つ何かが置かれたのではないかと考えます」
「それを取り除かない限り、澱んだ空気はこのままか。そういった物を探し出すことが得意な者はいないのだろうか? ヨルには分からない?」
「我は、自分の魔力が邪魔をするため、探知はあまり得意でなないのだ。本来の体であれば、もっと器用なこともできようが、仮の体ゆえ難しい」
「悪魔に身体があるの? スピリチュアルな存在かと思ってた。仮に、本来の体を顕現させるのに、どれくらいの供物が必要なの?」とソゴゥが興味本位で聞いた問いに、その場にいた司書が皆凍り付いた。
「この話は聞かなかったことに」
セアノサスとセダムが小刻みに震えながら頷く。
「とりあえず、セダムは一旦本館に戻って体調を戻すように、セアノサスはセダムの代理で、本件が片付くまでこの図書館に赴任という事とする」
「かしこまりました」
「警察も色々と調べているようですが、所轄が機能不全を起こしているうえに、本店からの調査員も、この邪気には苦労しているようですね」
「魔力が強い者ほど、邪気が分からなくなってしまうのは問題だな。第二貴族のような特殊能力を持った者達で、探索チームを作って欲しいものだな」
「おそらく、前例がないのでしょう。邪悪な物は通常、イグドラム国外から持ち込まれますが、イグドラム国境や各主要都市には厳重な空壁が設けられております。その点で、王都ではなく、この片田舎の街に、そういった物が持ち入れられたと考えられますが」
「イグドラムといえど、上空一万メートルからなら、何処からでも入れるし、俺のような能力を持っていたら、空壁は意味がない」
「館長のような能力を持つ魔族がいない事を、祈るばかりです」
「エルフは保有する魔力量が多いからな、魔族には狙われやすいのだ」
ヨルの言葉に、司書達がしんみりとする。
行方不明の子供達の事を案じているのだ。
ニトゥリーは他三人の警察官と共に、精霊の消えたとされる跡地へと来ていた。
精霊の家から少し離れたこの場所は、捜査員たちがさんざん調べたはずだが、せっかく近くまで来たのだからと現場を見に来たのだ。
精霊の家は窓が全て木で塞がれ、外の光が全く入らない上、ルキはもう寝る時間だと言って、床下の真っ暗な部屋に引きこもってしまった。
流石に、「拒絶」という悪徳と共に「光を避けるもの」という名を持つ邪神だけあって、日光に当たることが出来ないらしい。
精霊の家から、樹精獣に外へと出してもらい、木の屋根のした、怪我もなく元気な様子の馬たちに乗って、現場へとやって来た。
昨日の嵐が嘘のような快晴で、ルキが一生見ることのない青い空が、いまは少し茜色に染まっていた。
妹がいたら、あんな感じだろうか。
顔はソゴゥとそっくりだが、体は女性で背も低く、声は高い。
母親のヒャッカにも似ている。
兄弟の中で、ソゴゥは確実に母ヒャッカ似だが、他の兄弟が父カデンに似ているわけではない、と思いたい。将来、あそこまで凶悪な人相になるのは、流石に勘弁してほしいとニトゥリーは思う。
ノディマー領は領民がそれほど多くないが、領民たちは皆武闘派であり、絵画や芸術、音楽に舞踊などを極めようとして、森の奥に隠れるように住む変わり者が多いが、その彼らが領主であったカデンを「オヤジ」と呼んでいるのを目撃したときは、衝撃だった。しかも、彼らは現当主のヨドゥバシーを「若」と呼んでいるらしい、ヨドゥバシーからの手紙に泣きが入っていた。
「こ、これは・・・・・・」
地に顔が着くほど熱心に何かを探していたウィステリアが、声を上げる。
「どうしたんや、何か見つかったんか?」
「ほあああ、やはりありましたよ! これは美味で知られるエルフ舞茸、発見したエルフが舞って喜ぶほどの、エルフ殺しの風味を持つと言われる、幻の」
イフェイオンが無言で、ウィステリアを捕縛紐で縛ったのち、近くの巨木に吊し上げた。
流石は現職警官と言える、手際のよいプロの仕事だった。
チャイブは、その様子を微笑ましく眺めている。肩に一匹の樹精獣を乗せているせいか、情緒がとても安定している。
イグドラシルの樹精獣と違い、彼らは何処へでも出歩けるらしい。
樹精霊の消失ポイントは、精霊の抵抗の痕と思われる大きなエネルギーの使用された形跡があり、大地が円形に沈み、草が炭化ではなく、性質の変容により黒く変色していた。
「なるほど、魔族がおったという説もあながち間違いではないかもしれんのう」
「ウィステリア君、捜査本部から返信は来たのかい?」
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チャイブが、エルフ舞茸を樹精獣に食べさせてしまったのを見て、ウィステリアがさめざめと泣いている。
「どんだけ食い意地がはってるんや、仕事に集中せいよ?」
「私がぁ、エルフ舞茸おぅ、セイヴの市場でぇ、見かけたのはぁ、そう、十年前・・・・・・」
「ウザい喋り方すな、どうでもええわ」
「目的の女神さまは見つかったのですし、この現場と、あとイヲンの様子を確認して明日にはセイヴへと戻りましょう」
「女神を探しに来たみたく言うな、ややこしいのう。とりあえず、イヲンには明日向かうとして、もう少しこの辺りを探索してみるか」
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