ひとりぼっちのラパン

沢本新

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2.〈ラプラスの悪魔〉

6 恋愛マスター

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 あの日の僕に、謝る以外の選択肢は残されてはいたのだろうか。

「ごめん!」

 風が巻き起こりそうな速度で頭を下げた。
 何が悪いのかもわからなかったし、誰が悪いのかも定かじゃない。ただ、〈ラパン〉は一人しかいないはずの運命の相手を二人も選び出していて、そのどうしようもない現実を合理的に解決する方法を、その時の僕はまるで持ち合わせてはいなかった。

「おいおい、なぜ君が謝ることがある。私には全く理解ができないんだ。ともかく、頭を上げてくれよ」

 降りしきる雪の中、ただ頭を下げ続ける僕を前に、彼女――佐倉ゆくえは戸惑いを隠せなかった。
 そりゃそうだろう。〈ラパン〉に選ばれた運命の相手が、出会った瞬間、地面に頭を擦り付けんばかりに謝りだしたら、僕だって大いに戸惑う。

「なぜ君が謝るのか、私にはさっぱりわからないが、ともかく理由くらいは教えてくれないか」

 頭を上げると、後頭部に積もった雪が背中にぱさっと落ちた。彼女の表情はこの前と何も変わらない。
 僕は、伝えられるだけのものを全て彼女に伝えた。
 〈ラパン〉を使ってマッチングを待っていたこと。二か月かかってマッチングした相手と今日会ってきたこと。〈ラパン〉がもう一人相手を選び出していたことは、今の今まで知らなかったこと。

「なるほどなるほど。〈ラパン〉ともあろうものが、よもやダブルブッキングをするとはな。これは傑作だ」
「怒らないのか?」

 さもおかしそうに肩を震わせる彼女に僕は訊いた。

「なぜ君に怒る必要がある? 君は何も悪くない。どう考えても、悪いのはこのポンコツAIの方だろう。ちょっと見せてくれないか」

 僕はスマートフォンをそのまま手渡した。彼女は〈ラパン〉に表示される自分の顔をさも愉快そうに眺めていた。

「妙な気持ちになってしまうな。私の顔なんかが、君の運命の相手です、などと他人のスマホに表示されていたかと思うと。相手をがっかりさせてしまいそうだ」
「いや、そんなことないだろ」
「なぜ?」
「それは――」

 言おうかどうか迷ったが、迷った時点で相手に失礼だったと思い直し、その失点を取り返すため、あえてそのまま口にした。

「君が、とても綺麗だからだ」

 彼女は一瞬きょとんとして、すぐに「ぶっ」と噴き出した。

「な、なんだよ」
「いや、すまない。馬鹿にしてるつもりはないんだ。そんなことを言われるとは思わなかった。とても嬉しいよ。ありがとう」

 からからと気持ちよさそうに笑う。
 真冬にはとても似つかわしくない、ひまわりのような笑顔だった。

「ところで、先ほどの話だが、君はまだその彼女との関係を承認したわけではないんだったな?」
「まぁ、そういうことになっている」
「そうか。なら、よかった」
「何が?」
「いやな、君と私のことだ。これからどうしましょう、という話さ」

 どうしましょうもこうしましょうもない。
 確かに彼女――佐倉ゆくえにとっての『運命の相手』は僕なのかもしれない。
 しかし、僕にはすでに先約がいる。
 その順番を違えることは、できない。

「勘違いしないでくれ。何も、私ごときがその彼女に取って代わろうなんてことは思っちゃいない。ただ、売約済みとは言え、せっかく〈ラパン〉が私の運命の相手を連れてきてくれたんだ。このまま、はいさようなら、ではあまりにも詮ないじゃないか」

 まるで獲物の喉笛に食らいつく虎のように、彼女の手がにゅっと伸びてきて僕の右手を捕獲した。あまりに急で、全く反応できない。その手の温かさすら、認識するのに数秒ほどの時間が必要だった。

「友達にならないか、沢村樹くん」
「友達?」
「そう、友達だ。フレンド、アミ……なんでもいい」

 他意はない――そう言われてしまうと、何らかの他意を勘繰りたくなってしまうのが人の性だ。

「どうして?」
「友達になるのに理由が必要か?」
「少なくとも、僕にとっては」

 この世には、特に理由のない好意というものも、探せばどこかにはあるのかもしれない。しかし、僕にとってのそれは、魔法とか神秘とか、誰も見たことのない幻の生き物のようなもので、子ども向けのおとぎ話の中にのみ存在する概念でしかなかった。
 佐倉は「難儀なやつだな、君は」と肩を竦めた。

「正直に言うよ。せっかく運命の相手と巡り合えたのに、このままさよならしてしまうのは惜しいのさ。何せ『ラパン』が選んだぐらいだ。めちゃくちゃ気が合うかもしれないだろう?」
「こ、困るよ」
「どうしてだ? いいじゃないか、減るものでもなし」
「そうは言っても……」

 渋っていると、わざとらしくしゅんとして、

「まぁ、樹くんが私と友達になるなんてまっぴらごめんだと言うのなら、この話は成立しないのだがな……」

 いかにも悲しそうな目でしおらしく俯くので、「そんなことは、ないけど」とフォローするしかなかった。
 途端に佐倉の顔がぱあっと明るくなった。

「なら、決まりだ!」

 満面の笑みを湛えた佐倉は僕の手を握ってぶんぶん振り回した。
 黙っていれば深窓の令嬢のような外見のわりに佐倉の力は強く、僕の身体はいいように振り回された。

「親しみやすいように、私のことは『ゆくえ』と呼んでくれ。よろしく頼むぞ樹くん!」

 こうして、僕と佐倉ゆくえは友達になった。

   ◆

「やあ、待ちかねたよ」

 ゆくえはいつも、あの高架下にある公園にいた。
 ラインの連絡先を交換したわけでもないし、会う約束をしたわけでもないのに、早めに帰る日はもちろん委員会の用事で帰りが遅くなった日も、ゆくえは変わらず公園のベンチに座って僕を待っていた。

「どうしていつもここにいるんだ?」

 と聞くと、

「私は暇人だからね。たった一人の友人とお話しする時間を作るのが、何よりの優先事項なのさ」

 などと、わかったようなわからないような答えが返ってきた。
 ゆくえが普段何をしているのか、どこの学校に通っているのか、どこに住んでいて、どんな暮らしをしているのか――僕には何一つ知る術はなかった。佐倉ゆくえという名前も、〈ラパン〉がなければ偽名を疑っていたかもしれない。

「いいじゃないか。君と私は友達。それ以上何が必要だ?」

 何を訊いても煙に巻かれるので、その頃にはもう諦めてしまっていた。

「今日はどうだった?」
「特に何もないよ」

 そう言うと、ゆくえはさも悲しそうな表情を作って目を伏せた。

「悲しいよ樹くん。君が公園に足を踏み入れた時の足取りや声の調子を鑑みれば、何か良いことがあったのだろうというのはほぼ自明だ。その『何か良いこと』を私に話してはくれないのだな……『友達』とは口先ばかりだったのか。親愛の情を持っていたのは私だけだったなんて……よよよ……」
「なんだよその雑な泣き真似」
「で、何があったんだい? 委細省かず、出来る限り詳細に教えてくれよ」

 ゆくえはいつもこんな風にして、僕から取れるだけの情報をかっさらっていった。熱心に相槌を打っていたかと思えば、「でも樹くん、それにはこういう意味があったんじゃないのか?」などと突っ込みを入れたり、愉快なことなら大きく口を開けて笑い、理不尽なことには怒り、どうしようもないことには軽く肩を叩いてくれた。
 有体に言えば、ゆくえはとんでもなく聞き上手だった。

「それはまさしく青春だ!」

 今日あったことを全て話し終わると、ゆくえは手を叩いて喜んだ。

「今ほど樹くんと同じ学校に通っていないのを不幸に感じたことはないよ。許されるなら私もその場に居合わせ、可愛い樹くんの様子を拝ませてもらいたかった。言っておくが、私は本気だぞ? 今こうしている間にも、脳内で樹くんの高校への編入手続きを子細に検討しているくらいだ」
「やめてくれ、頼むから」

 〈ラパン〉の不具合とは言え、ダブルブッキングの相手が同じ構内にいるとか、全く笑えない。

「困ってるんだからな。変な噂立てられて」
「いやいや、あながち噂だけでもないだろう。どうせ、遅くともあと三週間ほどで正式に付き合い始めるんだ。遅いか早いかの違いじゃないか」

 それは確かにそうかもしれないが、まだ僕が浅川と付き合わない可能性もある。マッチングされたことが明らかになった挙句、主に僕の要因によって承認しなかったと広まりでもしたら、僕の校内での立場は風前の灯だ。

「人気者だからな、浅川は。僕の都合で承認を伸ばしてることが知れたら、ただじゃ済まないよ」

 校内のSNSであることないこと書かれるだろうし、下手したら教室で嘔吐した結果、不名誉なあだ名を頂戴した小学時代の二の舞になってしまうだろう。校内における浅川のネームバリューは計り知れないものがあるのだ。

「誰が広めたんだろうな」

 そこの自販機で買ってきたホットレモンのペットボトルを傾けていると、「わからないのか?」と、隣のゆくえが小首を傾げる。

「いや、僕には全然見当もつかないんだけど」
「本気で言ってるのか? 樹くんがなぜわからないのか、私としてはむしろそちらの方が理解ができないんだが……」
「もったいつけないで教えてくれよ」

 ゆくえはホットのカフェオレを脇に置いてため息をついた。

「論理的に考えれば、噂を広めたのは浅川さん本人でほぼ間違いないな。大方、樹くんと同じように事前に相談していた友達に口を割らされたんだろう。樹くんが言ってないなら、浅川さんしかいない。実に簡単な帰結だよ」
「浅川がそんなこと言うかなぁ」
「言うさ。私にはわかる。普段だったら話さないことでも、気が緩んでいたり、浮足立っていたりするだけで口の滑りが普段よりも良くなってしまうだろう? 要するにだ、浅川さんは君とマッチングしたことによって、見事に舞い上がってしまったのさ」
「うーん。それはいくらなんでも僕にとって都合が良すぎる解釈なんじゃないか?」

 浅川が僕とマッチングして舞い上がる?
 そんなこと、あり得るんだろうか。

「何を言うんだ。女子という生き物は多かれ少なかれそんなもんさ。恋をしたことを秘密にしたい。その一方、こんなに素敵な人なんだよと誰彼構わず触れ回りたい――そんな矛盾した気持ちを抱いているのが恋する乙女ってやつなんだよ。それだけ君は浅川さんから好ましく思われているってことなんだから、もっと自信を持つといい」
「やけに言い切るな」
「当たり前だ。私はこう見えても、泣く子も黙る恋愛マスターなんだぞ?」

 むん、と胸を張るゆくえ。
 ゆくえはことあるごとに自分の恋愛マスターぶりを主張した。そもそも僕の恋愛経験自体が皆無なので、ゆくえの語る恋愛理論が正しいのかの判別はできない。ただ、些細なやりとりに迷った時にもたらされるゆくえのアドバイスは、闇の中でもがくばかりの僕にとっては「なるほど」と唸らざるを得ない説得力があった。

「言ったろう? 私は君たちの恋愛を応援したいんだ。君のためになるなら、でき得る限りの支援を惜しみはしないよ。だから、遠慮なんてせずにどんどん相談してくれ。もっと私に嬉し恥ずかしエピソードを開陳してほしいんだ!」
「本音が隠れてないぞ」
「いいじゃないか。これも持ちつ持たれつってやつさ」
「共存共栄?」
「そういうことだ。ところで、今日の議題はなんだ? 君のことだから、何か私に相談したいことがあるんだろう?」
「ないわけじゃないが……」

 なぜこんなことを同い年の女の子に相談しようとしているんだろう――頭の中にわずかに残った冷静な部分がそうぼやかなくもないが、どのみち今さらのことだ。
 以前ゆくえが言っていた通り、僕らは完全無欠の他人だ。ある意味では相沢以上に相談しやすい相手であることは間違いがなかった。

「今度、どこかに遊びに行こうかって話してて」
「ほう、いいじゃないか」
「どこに行ったらいいのかなって」
「ふむ」

 ゆくえは細い指を自分の顎に当てた。

「もし悩むのなら、すぱっと聞いてしまったらどうだ? 君が気にしているのは男の甲斐性というやつなのかもしれんが、そういうのを気にするのは男だけだぞ? 彼女の方でどこか行きたい場所があるかもしれんし」
「でも最初から丸投げって、やる気ないやつみたいに思われないかな?」
「それも一理あるが……」

 ゆくえは顎に手を当て、時折頷きながら、何かを考えていた。

「ちょっと樹くんのスマホを見せてくれないか?」
「いいけど?」

 スマホを手渡すと、ゆくえは慣れた手つきでロックを解除する。いつの間にロック解除パターン知ったんだとか、思うところがなくはなかったが、もうわりとどうでもよくなってしまっていた。

「何見てるんだ?」
「〈ラパン〉だよ。確か、プロフィール記入する欄があっただろう。浅川さんのページに何かヒントになることが書いてないかと思ってね」
「おいおい」

 本来そのページを見ることができるのは、マッチングした相手だけだ。公開情報ならともかく、そんなゴリゴリの個人情報を勝手に見せてしまっていいのだろうか。というか、いいはずがなかった。

「いいじゃないか、減るものじゃなし」

 当のゆくえはどこ吹く風だ。

「……ふむふむ、なるほどな」

 ゆくえの口角が徐々に吊上がっていく。

「浅川さんの趣味は、ああ見えてインドアなんだな」
「……確か、フォートラスト?」

 浅川のページに書かれていた情報を思い出しながら話す。浅川が挙げていたのは〈フォートラスト〉という、今巷で大人気のアクションゲームだ。小学生から大人まで、老若男女が〈フォートラスト〉廃人になっている。

「休みの日はほとんど家に籠ってゲームしてますって書いてあるぞ。ここに書くということはよっぽどであることは間違いないだろう」
「確かに、小学校の時からゲーム好きだったと思う」
「ならば、もう決まりだな」

 滑らかなタッチで僕のスマホを操作するゆくえ。

「何してんの」
「いいからいいから」

 画面を見ようとする僕を背中でガードし、何かをフリックしているゆくえ。
 そのうちに、「ほい」とスマホが戻ってくる。
 その画面を見て、僕の心臓は数秒間停止する。
 表示されていたのは、浅川へのライン画面だった。

 ――今度の日曜、浅川の家に遊びに行ってもいい?
 ――一緒にゲームやろうよ!

「……おいおいおい」

 血の気が引いたというか、なんというか。
 ゆくえはゆくえで「ははは、いいじゃないか。減るものじゃなし」とご満悦だった。

「女子というものはな、自分の趣味を彼氏に認めてもらえるのが何より嬉しい生き物なのさ。理解のある彼くん、というやつだな」
「えええ……」

 茫然とライン画面を眺めるしかなかった。
 当たり前の話だが、いったん送ってしまったメッセージは取り返しがつかない。やっぱ今のなしで、というわけにもいかないだろう。

「大丈夫さ、樹くん。大船に乗ったつもりで私を信じるといい」

 ほどなくして、僕のアカウントから送られた軽薄なメッセージの横に既読の文字が踊り、すぐさま丸々と太った猫が両手で大きく丸を描いたスタンプが灯った。

「ほら見ろ」

 得意気に鼻を鳴らすゆくえに、僕は何も言えない。頭も上がらない。
 何かスタンプでも返しておくべきか――と迷っているうちに、矢継ぎ早に浅川からメッセージが連打されてくる。

 ――いつ来る? 何時に来る?
 ――当然朝から来るよね?
 ――じゃあ九時ね! 一秒でも遅刻したらドーナツ奢るんだよ!

「激しいな。ノリノリじゃないか」

 こちらが言葉を返す隙がまるでなかった。まごまごしているうちに、浅川からのメッセージが次から次へと積もっていく。

「好感触だろうとは思っていたが、ここまでとはな。さすが『ラパン』が選んだ二人なだけはある」
「メッセージ送ったのはゆくえじゃんか」

 恨み半分、冗談半分の言葉を投げかけると、ゆくえは意外なほど神妙な顔で「そういうのはまるで問題じゃないよ」と言った。

「どうでもいい――とまでは言わないがね。君が、樹くんが言うからこそ意味を持つ言葉もある。その言葉が誰の脳みそから出力されたかなんて、実のところそこまで重要じゃないのさ」
「なんだそれ」
「そういうものだよ」

 わかったような、わからないような。
 まるでカリスマ塾講師か何かのようにゆくえはむんと胸を張る。

「だから何度も言っているだろう。私は恋愛マスターなのさ」

 その、どうだと言わんばかりの顔が妙におかしくて、僕は思わず吹き出していた。

「こら、笑うんじゃない。もしかしなくても、私を馬鹿にしているな?」

 あからさまに頬を膨らませるが、その瞳は明らかに笑っている。

「恋愛マスターじゃなくてさ、お笑いマスターとかじゃないの?」
「馬鹿を言え。とはいえ、お笑いは私も嫌いじゃない。樹くんとなら、漫才コンビを組むのも悪くないかもしれないな」
「お断りします」
「冷たい!」
「あはは」

 笑いながら、ある考えがふとよぎった。
 そんな僕の内心を見透かしたかのように、

「ん? どうした?」
「いや、なんでもないよ」
「その顔は、何かを言おうかどうか迷っている時の樹くんの顔だ」
「なんだよそれ」
「なんでも聞くぞ。ほら、お姉さんに言ってみなさい」
「言わない」
「強情っぱりめ」

 脳裏にあったのは、『呪い』のことだった。

 小学生の時からずっと僕を苦しめ続けてきた『呪い』も、『ラパン』が選んだ運命の相手である浅川に対しては発動しなかった。
 僕が抱えてきた『呪い』の正体は、僕自身よくわからないのだ。どう対峙したらいいのか、どう向き合えばいいのか。浅川七海という『運命の相手』に巡り会えた今でもよくわからない。

 ただ、この自称『恋愛マスター』にならわかるのかもしれない。
 何の根拠もなく、そう感じているのも確かだった。

「いつか、話すかもしれない」
「いつかって、いつだ?」
「いつかは、いつかさ」
「いつかなんて、永遠に来ないかもしれないぞ?」
「そうかもしれない」

 それならそれでいい。
 どのみちろくな話ではないし、浅川と出会えた今、ともすれば僕にとってはもう過去のことなのかもしれなかったからだ。
 その時の僕は、本気でそう思っていた。
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