19 / 24
第1章 冒険者ギルドの契約職員なのです!
冒険者の悩みを聞くのもお仕事なのです―その12
しおりを挟む
「白組のみーなさーん。準備はーいいですかー。いっきまっすよー」
『一丈青』のミユキ様はまったくいつも通りです。
うわさには聞いていたのですけど、ミユキ様はたとえ大軍が相手のいくさ場でも、いつもと変わらないのだそうです。
そして今日ものんびりと声をあげてます。
ミユキ様の前に『及慈雨』ミスズさんが出てきます。
「みんな。いつも通りで気負わず、でも気合いを入れていこうぜ。この世界の住人に、一生ネタにできる面白いものを見せたいじゃねえか」
「応!」
ミスズさんの声に、ミユキ様、ノノさん、サシャさん、ジョータさんにモモさんが拳を上にあげ応じます。
今回の依頼は「ふんどしを着用し大勢に見せる」こと。
ふつうに考えてしまえばイロモノにしか思えません。
そう、わたしは、わたし自身が思っていました。
でも白組の人の顔はこれからいくさ場に向かう冒険者そのものの真剣な顔です。
これが、これこそが冒険者、なのです。
わたしはちょびっとだけ、自分の甘さやぬるさを恥じました。
自分は冒険者に依頼を斡旋するのに、その依頼をここまで真剣に考えていただろうか、と。
わたしってまた考え込んでいたようです。
ずっとホールで接客していたミチオさんが駆け足でこちら、舞台裏にきたのにすぐに気付けませんでした。
ミチオさんに背中をぽん、と叩かれてようやく我に戻った始末、なのです。
「もうすぐ開演だけど、準備はいいかしら?」
ミチオさんの言葉に白組の面々も、紅組の面々も無言でうなづきます。
「じゃあ、じゃあ。みんなが組んだ予定通り、最初に見せるのは白組の人たちからね。わたしも、みんなのパフォーマンスを楽しみにさせてもらうわ」
るんるんとステップを踏んでミチオさんはステージへと戻っていきました。
会場からは大陸公用語で開演を告げるアナウンスが聞こえてきます。少し間を置きながらのアナウンスです。
大陸公用語を、北方民族語や中部民族語などに通訳しないといけないので、その時間を配慮してるようですね。
劇場の舞台の袖でミチオさんの挨拶がはじまりました。ヘッドマイク装着での挨拶です。
えと? 「ヘッドマイクとか、それに前にはラジオと言っていたけどあるのか?」
ありますとも。
あるんです。アルカディアには。
アルカディアには異世界人がつくったキカイが。
とりわけムセンと言われるキカイは異世界の人たちがこちらに来てから一番「無いと最悪に困る」と言われたものでして、ソッコーで作り上げたそうです。
おっと、ミチオさんの挨拶がはじまってしまいました。
「商人、観客のみなさーん、きょうはわたしの新作、最新の肌着『ふんどし』の発表会を見に来てくれてありがとう! 下着だから、えっちなこと考えてしまうかもだけど、それだけで終わらせないつもりで作ったしぃ。なによりもきょうのパフォーマーもそれだけじゃあ終わらせない、わよ。わたしも、たのしみにしてるんだから。それじゃあはじめちゃいましょ。ふんどし発表会、開演よ!」
「用意もー気負いもーいいですねー。それでーはー……白組、出陣!」
ミユキ様、発言の後半は間延びしてないのです。
颯爽とキビスを返し、つかつかつか、と舞台に進んでいきます。
そう、ミユキ様が先陣、先鋒なのです。
初手ミユキ様、の登場に観客大盛り上がりです。こうなると普段は威厳があふれイカメシい顔をした商人おじさんも、おばさんおねえさんも、ただの一般男子、一般女子に戻ってしまうものなのですね。
「うおぉぉ、ミユキ様だーっ! えええっ!?」
ミユキ様の姿に、その男子も女子も驚愕です。
あれは驚きますよね。
だってミユキ様ってば、ショート丈にした水軍服に白ふんどし、という姿なんですから。
「なぜ……その組み合わせ、を?」
「おそらく水域での作業、それに特化した機能美を追求した結果でしょう。しかし、なぜでしょう。見ているだけで感じる、この背徳感は」
ここで『大漁旗』ジョータさんも登場します。ジョータさんもミユキ様と同じく上が水軍服で下はふんどし一丁です。
ジョータさんはウンディーネなので水軍服がよくお似合いなのです。
……なぜかヒューマンだけは。たとえばアイコさんやまりあさんはジョータさんのこの姿を見て固まってしまったのですけど。
ということはさておき、現在舞台ではミユキ様とジョータさんがデッキブラシを持って甲板掃除をしているようなパフォーマンスを実演中です。
歌いながら、踊りながらの甲板掃除です。ミユキ様もジョータさんも歌がうまい、のです。
なるほど、ジョータさんの故郷、水仕事が多いウンディーネの世界にはふんどしがあると言ってました。
ふんどしの活用法を見せているのですね。
それにしてもミユキ様もジョータさんもきゅっと引き締まったおしりがきれい、なのです。
おっと。
ジョータさんやミユキ様のおしりを見て、うっとりしてるのはわたしだけじゃないので、わたしはヘンタイさんじゃないですよ?
……たぶん、なのです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
作者より、ちょっと、いやかなり長いあとがき。
上衣セーラーは「ちょっとまずいかな」と考えないでもなかったんですけど、でも出そうとした理由が「元々水軍服だったからだし」だったので決行しちゃいました。
上=柔道着、下=ブルマ、という組み合わせ(を考えて漫画にされた先達がいます)に近いものも、考えないでもなかったのですが。
ちなみにせっかくここまで読んで頂けたので過去調べた資料などから。
江戸時代初期。
新興都市江戸の町に住む庶民にはなかなか着衣がまわらなかったと。
(木綿もまだ貴重で古着を買っていたそうです。木綿がいかに貴重なのかは本作でいずれ)
で、一心太助に代表されるような魚河岸などの従事者はふんどし一丁。
ですが上に何も着ないのも見栄が張れないので体に墨を入れたんだそうです。
「何かを着ているように見えるように」。
なお世界観が江戸時代っぽいウンディーネもそういう世界の人、になります。
なのでフェッチの極みみたいな描写にも必然性がある……のですなのですよ。
『一丈青』のミユキ様はまったくいつも通りです。
うわさには聞いていたのですけど、ミユキ様はたとえ大軍が相手のいくさ場でも、いつもと変わらないのだそうです。
そして今日ものんびりと声をあげてます。
ミユキ様の前に『及慈雨』ミスズさんが出てきます。
「みんな。いつも通りで気負わず、でも気合いを入れていこうぜ。この世界の住人に、一生ネタにできる面白いものを見せたいじゃねえか」
「応!」
ミスズさんの声に、ミユキ様、ノノさん、サシャさん、ジョータさんにモモさんが拳を上にあげ応じます。
今回の依頼は「ふんどしを着用し大勢に見せる」こと。
ふつうに考えてしまえばイロモノにしか思えません。
そう、わたしは、わたし自身が思っていました。
でも白組の人の顔はこれからいくさ場に向かう冒険者そのものの真剣な顔です。
これが、これこそが冒険者、なのです。
わたしはちょびっとだけ、自分の甘さやぬるさを恥じました。
自分は冒険者に依頼を斡旋するのに、その依頼をここまで真剣に考えていただろうか、と。
わたしってまた考え込んでいたようです。
ずっとホールで接客していたミチオさんが駆け足でこちら、舞台裏にきたのにすぐに気付けませんでした。
ミチオさんに背中をぽん、と叩かれてようやく我に戻った始末、なのです。
「もうすぐ開演だけど、準備はいいかしら?」
ミチオさんの言葉に白組の面々も、紅組の面々も無言でうなづきます。
「じゃあ、じゃあ。みんなが組んだ予定通り、最初に見せるのは白組の人たちからね。わたしも、みんなのパフォーマンスを楽しみにさせてもらうわ」
るんるんとステップを踏んでミチオさんはステージへと戻っていきました。
会場からは大陸公用語で開演を告げるアナウンスが聞こえてきます。少し間を置きながらのアナウンスです。
大陸公用語を、北方民族語や中部民族語などに通訳しないといけないので、その時間を配慮してるようですね。
劇場の舞台の袖でミチオさんの挨拶がはじまりました。ヘッドマイク装着での挨拶です。
えと? 「ヘッドマイクとか、それに前にはラジオと言っていたけどあるのか?」
ありますとも。
あるんです。アルカディアには。
アルカディアには異世界人がつくったキカイが。
とりわけムセンと言われるキカイは異世界の人たちがこちらに来てから一番「無いと最悪に困る」と言われたものでして、ソッコーで作り上げたそうです。
おっと、ミチオさんの挨拶がはじまってしまいました。
「商人、観客のみなさーん、きょうはわたしの新作、最新の肌着『ふんどし』の発表会を見に来てくれてありがとう! 下着だから、えっちなこと考えてしまうかもだけど、それだけで終わらせないつもりで作ったしぃ。なによりもきょうのパフォーマーもそれだけじゃあ終わらせない、わよ。わたしも、たのしみにしてるんだから。それじゃあはじめちゃいましょ。ふんどし発表会、開演よ!」
「用意もー気負いもーいいですねー。それでーはー……白組、出陣!」
ミユキ様、発言の後半は間延びしてないのです。
颯爽とキビスを返し、つかつかつか、と舞台に進んでいきます。
そう、ミユキ様が先陣、先鋒なのです。
初手ミユキ様、の登場に観客大盛り上がりです。こうなると普段は威厳があふれイカメシい顔をした商人おじさんも、おばさんおねえさんも、ただの一般男子、一般女子に戻ってしまうものなのですね。
「うおぉぉ、ミユキ様だーっ! えええっ!?」
ミユキ様の姿に、その男子も女子も驚愕です。
あれは驚きますよね。
だってミユキ様ってば、ショート丈にした水軍服に白ふんどし、という姿なんですから。
「なぜ……その組み合わせ、を?」
「おそらく水域での作業、それに特化した機能美を追求した結果でしょう。しかし、なぜでしょう。見ているだけで感じる、この背徳感は」
ここで『大漁旗』ジョータさんも登場します。ジョータさんもミユキ様と同じく上が水軍服で下はふんどし一丁です。
ジョータさんはウンディーネなので水軍服がよくお似合いなのです。
……なぜかヒューマンだけは。たとえばアイコさんやまりあさんはジョータさんのこの姿を見て固まってしまったのですけど。
ということはさておき、現在舞台ではミユキ様とジョータさんがデッキブラシを持って甲板掃除をしているようなパフォーマンスを実演中です。
歌いながら、踊りながらの甲板掃除です。ミユキ様もジョータさんも歌がうまい、のです。
なるほど、ジョータさんの故郷、水仕事が多いウンディーネの世界にはふんどしがあると言ってました。
ふんどしの活用法を見せているのですね。
それにしてもミユキ様もジョータさんもきゅっと引き締まったおしりがきれい、なのです。
おっと。
ジョータさんやミユキ様のおしりを見て、うっとりしてるのはわたしだけじゃないので、わたしはヘンタイさんじゃないですよ?
……たぶん、なのです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
作者より、ちょっと、いやかなり長いあとがき。
上衣セーラーは「ちょっとまずいかな」と考えないでもなかったんですけど、でも出そうとした理由が「元々水軍服だったからだし」だったので決行しちゃいました。
上=柔道着、下=ブルマ、という組み合わせ(を考えて漫画にされた先達がいます)に近いものも、考えないでもなかったのですが。
ちなみにせっかくここまで読んで頂けたので過去調べた資料などから。
江戸時代初期。
新興都市江戸の町に住む庶民にはなかなか着衣がまわらなかったと。
(木綿もまだ貴重で古着を買っていたそうです。木綿がいかに貴重なのかは本作でいずれ)
で、一心太助に代表されるような魚河岸などの従事者はふんどし一丁。
ですが上に何も着ないのも見栄が張れないので体に墨を入れたんだそうです。
「何かを着ているように見えるように」。
なお世界観が江戸時代っぽいウンディーネもそういう世界の人、になります。
なのでフェッチの極みみたいな描写にも必然性がある……のですなのですよ。
0
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺の伯爵家大掃除
satomi
ファンタジー
伯爵夫人が亡くなり、後妻が連れ子を連れて伯爵家に来た。俺、コーは連れ子も可愛い弟として受け入れていた。しかし、伯爵が亡くなると後妻が大きい顔をするようになった。さらに俺も虐げられるようになったし、可愛がっていた連れ子すら大きな顔をするようになった。
弟は本当に俺と血がつながっているのだろうか?など、学園で同学年にいらっしゃる殿下に相談してみると…
というお話です。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる