助けてくれたのは怪盗殺人団の団員でした。

えだまめ

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第1章【運命はこの時狂い始めた】

作戦会議をはじめましょう

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莉音が作ったスパイシーなカレーを食べ終わると、「さて、作戦会議をしましょうか」と、佑美が切り出した。
そう、紗枝は人を殺す依頼をしてここにいるのだ。でも、いざ殺すとなると怖気付く。
「チッ……。こいつの事だし、どうせいじめっ子を殺せ、とかなんでしょ」
「まあまあ、依頼は依頼なんだしさ。ほら、誰か言ってたじゃん。お客様は神様ですーってさ」
ひたすら悪態をつく莉音に七桜は宥めながら話を進める。
「今回のターゲットは、白浜中学校三年二組城崎愛理、大島花蓮、霧崎望だっけ」
陽菜が呟くように言う。そうそう、と佑美は頷く。
「まずは、殺し方よねぇ~。やっぱりここは中学校ってことで食中毒かしら?でも、それじゃあ七桜が感染する場合もあるし、食べなきゃ怪しまれるかもねぇ~」
紗枝は少し不機嫌になった。私の心配はないのか。と。
「敢えて無難に刺殺。それには部屋の間取りを聞かないと。七桜、いける?」
陽菜の問いに七桜は「おっけー!」と返した。
「もしも窓際にベットがあったとしたら、ワイヤーと……うーん、小刀でいいかな?あと、必要なのはある?」
「ないね。さすが莉音。ワイヤーなんてよく思いついたね。」
「そうでしょ!陽菜!ワイヤーで屋根から勢いよく窓に体当たり!どう?」
紗枝を置いといて、話は続く。元々、少し自己中な紗枝は苛立った。
「あのさ、私いなくて良くない?」
と、ぶっきらぼうに言うと佑美は
「じゃあ、帰っていいわよ。でも、このこと話したら……」
言い終わる前にヒュンっ!と手裏剣が後ろの壁に刺さった。
「殺すわよ」
ゾクッと背中に嫌な寒気を感じて、紗枝は尻尾をまいて帰った。
佑美はふう、と一息ついて、
「さぁ、作戦会議をしましょう。」
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