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第1章
召喚されて殺されるまでの1年間(表) その1
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俺のの固有能力というのは実験室と言う名前だった。
なぜ、そんな能力があるのかわからない。特に研究に没頭していたと言う経歴もないし、そういう仕事をした事はない。どんな能力かは、現時点でわからない。実際に使ってみるしかない。
「今日は、この後食事会を夕方から行います。それまでは、皆さん自由に過ごしてください」
案内役の魔導師は、そう言ってこの場から去っていった。残された俺たちは、俗に言うメイドさん達に案内され、用意された個室に向かう。その途中、色々と話しかけた所、不思議な事が幾つか見つかった。
・この世界の文化レベルは中世ぐらい。
・異世界の文明があまり浸透していない。
・果て無き迷宮と言うところから、時々魔物が現れて、被害が出ている。
特に気になったのはこの三点、異世界召喚を長い事行っていれば、それなりに文化レベルが向上しているはずだった。でも、中途半端な感じで停滞している。異世界物のお約束ともいえる、トイレ問題、食事問題、お風呂問題は、トイレ以外は改善されていない。
魔法と言う、今まで無い存在があるので、必要が無いのかもしれないが、なんとなく引っかかる。
果て無き迷宮と言う存在も、この世界で1年間過ごすことになると、無視できない存在かもしれない。
そんな事を考えながら、個室に到着する、メイドさんは、後で呼びに来ると言ってこの場から立ち去っていく。
用意されていたのはは、ホテルのような部屋だった。大きなベットがあり、なかなか過ごしやすそうな部屋だ、残念なのは、お風呂が無いことだろう。大浴場もどうやらないみたいだし、この辺はどうすればいのか、確認しないといけないだろう。
確認と言うと、俺の能力もそうだ。空いた時間で確認しておこう。おそらく、今はその時なのだろ、夕食まで、個々に確認すべきだと。親切なようで、不親切なのかもしれない。
「研究室!」
取りあえず、名前を呼んでみた。しかし何も起こらなかった。
(研究室!)
頭の中で、叫んでみる。すると、壁の一部に学校の教室の扉のような物が現れた。扉には、研究室と書いてある。
「・・・」
何か納得できない物を感じたけど、これが自分の能力だと理解できた。研究室への扉を作ると言う能力。
「失礼します」
そう言いながら、中に入るとそこには、色々な機材があった。
「研究室か・・・」
そこには、6畳ぐらいの部屋があった。理科準備室連想させるような、怪しい機材がおいてある。骸骨の標本が無いのが、せめてもの救いだろう。
そして、中に入った事で、この能力の事が理解できた。魔力を使いさまざまな実験が出来る場所、そういう能力だ。
・解析機 中に入れた物を解析して、データにすることが出来る。
・演算機 データをに色々と手を加えて、さまざまな物に変換することが出来る。
・複製機 演算された物を、魔力を利用して物質化すること出来る。
主な能力はこの3つ。
試しに、持っていたスマホを解析機に入れてみる。
その結果、物凄い量のデータが抽出された。後で判明した事だが、スマホから抽出されたデータは、素材だけでなく、情報的なものも解析され、それを魔力で再現できる事になるのだった。
演算機を使い、スマホから作れる物を考える。今現在作れるのは、素材関係物だけだった。スマホそのものの複製は、レベルが低くて実行できない様だ。
演算機は、頭の中に直接イメージが浮かんでくる、解析機の結果は、データベースに保存され、研究室内で閲覧可能となる。スマホの解析結果は、思った以上に膨大で、レベルが低くて見れない情報もかなりある。
「これは、今のままでは何も出来ないな・・・」
スマホの素材は、複製してもあまり使えない気がする。
「となると・・・」
少し思いついたことがあるので、試してみる。
「これだけの魔力で、これが作れるとは、凄いのかな?」
自分持つほとんどの魔力をつぎ込んで、それは完成した。
解析と演算には、魔力を使用しないことが正直助かった。出来上がったものは、1メートルより少し大きな銅の剣。有名RPGでの序盤の武器の一つ。10円玉を解析して、それを元に演算で形を変えて作り出した物だった。
柄の部分まで銅だと不便なので、スマホの素材からプラスチックがあったので、それを利用している。
もっとも、レベルが不足しているので、大きさはこれが限界だった。
何も無いところから、魔力で物を作り出す。考えれば恐ろしい能力だ。これは、正直に話すことは出来ない。
どうやって誤魔化そうか、夕食までの時間、俺は部屋で一人悩むのだった。
---------
なろうでも公開しています。
そっちのストックがあるので、1章は早めにこちらでも公表します。
なぜ、そんな能力があるのかわからない。特に研究に没頭していたと言う経歴もないし、そういう仕事をした事はない。どんな能力かは、現時点でわからない。実際に使ってみるしかない。
「今日は、この後食事会を夕方から行います。それまでは、皆さん自由に過ごしてください」
案内役の魔導師は、そう言ってこの場から去っていった。残された俺たちは、俗に言うメイドさん達に案内され、用意された個室に向かう。その途中、色々と話しかけた所、不思議な事が幾つか見つかった。
・この世界の文化レベルは中世ぐらい。
・異世界の文明があまり浸透していない。
・果て無き迷宮と言うところから、時々魔物が現れて、被害が出ている。
特に気になったのはこの三点、異世界召喚を長い事行っていれば、それなりに文化レベルが向上しているはずだった。でも、中途半端な感じで停滞している。異世界物のお約束ともいえる、トイレ問題、食事問題、お風呂問題は、トイレ以外は改善されていない。
魔法と言う、今まで無い存在があるので、必要が無いのかもしれないが、なんとなく引っかかる。
果て無き迷宮と言う存在も、この世界で1年間過ごすことになると、無視できない存在かもしれない。
そんな事を考えながら、個室に到着する、メイドさんは、後で呼びに来ると言ってこの場から立ち去っていく。
用意されていたのはは、ホテルのような部屋だった。大きなベットがあり、なかなか過ごしやすそうな部屋だ、残念なのは、お風呂が無いことだろう。大浴場もどうやらないみたいだし、この辺はどうすればいのか、確認しないといけないだろう。
確認と言うと、俺の能力もそうだ。空いた時間で確認しておこう。おそらく、今はその時なのだろ、夕食まで、個々に確認すべきだと。親切なようで、不親切なのかもしれない。
「研究室!」
取りあえず、名前を呼んでみた。しかし何も起こらなかった。
(研究室!)
頭の中で、叫んでみる。すると、壁の一部に学校の教室の扉のような物が現れた。扉には、研究室と書いてある。
「・・・」
何か納得できない物を感じたけど、これが自分の能力だと理解できた。研究室への扉を作ると言う能力。
「失礼します」
そう言いながら、中に入るとそこには、色々な機材があった。
「研究室か・・・」
そこには、6畳ぐらいの部屋があった。理科準備室連想させるような、怪しい機材がおいてある。骸骨の標本が無いのが、せめてもの救いだろう。
そして、中に入った事で、この能力の事が理解できた。魔力を使いさまざまな実験が出来る場所、そういう能力だ。
・解析機 中に入れた物を解析して、データにすることが出来る。
・演算機 データをに色々と手を加えて、さまざまな物に変換することが出来る。
・複製機 演算された物を、魔力を利用して物質化すること出来る。
主な能力はこの3つ。
試しに、持っていたスマホを解析機に入れてみる。
その結果、物凄い量のデータが抽出された。後で判明した事だが、スマホから抽出されたデータは、素材だけでなく、情報的なものも解析され、それを魔力で再現できる事になるのだった。
演算機を使い、スマホから作れる物を考える。今現在作れるのは、素材関係物だけだった。スマホそのものの複製は、レベルが低くて実行できない様だ。
演算機は、頭の中に直接イメージが浮かんでくる、解析機の結果は、データベースに保存され、研究室内で閲覧可能となる。スマホの解析結果は、思った以上に膨大で、レベルが低くて見れない情報もかなりある。
「これは、今のままでは何も出来ないな・・・」
スマホの素材は、複製してもあまり使えない気がする。
「となると・・・」
少し思いついたことがあるので、試してみる。
「これだけの魔力で、これが作れるとは、凄いのかな?」
自分持つほとんどの魔力をつぎ込んで、それは完成した。
解析と演算には、魔力を使用しないことが正直助かった。出来上がったものは、1メートルより少し大きな銅の剣。有名RPGでの序盤の武器の一つ。10円玉を解析して、それを元に演算で形を変えて作り出した物だった。
柄の部分まで銅だと不便なので、スマホの素材からプラスチックがあったので、それを利用している。
もっとも、レベルが不足しているので、大きさはこれが限界だった。
何も無いところから、魔力で物を作り出す。考えれば恐ろしい能力だ。これは、正直に話すことは出来ない。
どうやって誤魔化そうか、夕食までの時間、俺は部屋で一人悩むのだった。
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