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36話
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「・・・どうしてここに・・・」
まさかの登場、我が恋人の1人であるアイカちゃんが俺達の前に現れた
「由良蒼。貴方が悠太ちゃんのことが好きであることは知っていたわ。もしかして何かあると思ってスパイごっこをしていたらまさかこんなことをしていたなんて・・・」
なんでスパイごっこ?なんかおかしいところがあるけど驚いたよ。全然気配感じなかった
「まさか貴方が来るなんて・・・」
俺に抱きついている由良は不機嫌な顔をする。俺の彼女であるアイカちゃんが現れることが予想外だったからか雰囲気でも不機嫌であることがすぐに分かる
「悠太ちゃんは浮気するような人じゃないのは私が知っている。だから貴方は無理やりでも付き合うようにしようとしていたこともね。私達の参戦したことに焦っていたようだったけど貴方の計画はここまでよ」
「貴方に言われたくない・・・!白山がこの学校の生徒であることを知っていながら何も話しかけることもせずに親の再婚で付き合うきっかけを作った偶然なことに頼った人には言われたくないわ!」
なんとも事実。由良が言っていることは間違いではない。親が再婚する前は3人が俺と同じ高校に通っていたことなんて知らなかったから。再婚を気に俺にアプローチをしてきたわけだし、否定できないんだよね
「なっ!そんなわけがないじゃない!だって、悠太ちゃんが私たちのこと忘れたいから・・・」
それはマジで済まない。忘れていた件については俺のせいです
「だとしても私のように近づくことくらいでしたでしょ。親の再婚で付き合うことができた人には言われたくないから!私だって・・・!」
「同じ部活になったのに付き合うことが恥ずかしくてできなかった人が私に文句を言うの?違うでしょ、私は機会・・・チャンスが生まれたからできた。貴方にもあったはずよ!それができなかっただけでしょう!」
2人ともクリティカルヒットしているんだよな・・・なんともまあ・・・すごいことを言って仰る、言っていること正しいからな・・・否定できないんだよねそれ
「キスすらしたことがない人に言われたくないから!」
「なっ!?そこまで進んでいるの!?」
驚いている顔をしている由良。おい待ってくれ、それは公開処刑だろ!
「おい、待て。一旦場所を移ろう」
私は周りに人がいないとは言え、流石にここはやばい。場所を変えるとしよう!
ーーーーー
近くの公園まで移動した俺達3人。そうして、2人はさっきの続きを再開する
「キスまでしていたなんて・・・!」
「残念だけどもう私は処女ではないわ」
「!?白山・・・まさか・・・」
「・・・・・・」
もう公開処刑じゃん、否定したら睨まれて無言だったら肯定、そうですと肯定したら睨まる。どう答えればいいのか。素直に答えるべきかもしれない
「・・・・・・はい、そうです・・・」
「!?そこまで・・・!白山の童貞を奪ったのか!家村アイカ!まだ付き合って数日なのにそこまでやっているなんて・・・!」
やべえよやべえよ。どんどん由良の口調が強くなっていく。本性剥き出ししているってレベルじゃねえよこれは・・・俺の身がやばくなるかもしれない。いや、もうそのレベルを超えているんだよな・・・あはは
「貴方に許可をする必要があること?必要はない」
「むう~!」
分かったんだけど・・・女の戦いってすごいんだな。俺ではなんか言っても無理なんだわ・・・ってか、由良の対抗って亡くなった母さんに似ているんだよな・・・父さんも同じようなことを経験したことがあるのだろうか?そう言う話を聞いたことがないような気がするけど・・・話していないだけであったかもしれないな
「狡い!」
「狡いって反抗するじゃねえよ」
なんでそうなる?
「白山のこと好きなのに!好きなのに!むう~!」
ぶんぶん腕を振る由良。なんとも可愛い反抗であるがアイカちゃんには効いていない
「ごめんなさいね、私にはそう言うのは効かないの」
こら、煽るんじゃない。なんで火に油をかけるんだよこの人!
「白山の童貞もファーストキスも!何もかも全て奪って!許さない!」
ファーストキスはユリカちゃんなんだよな・・・まあ、そんなことを言ったらさらに由良に油を注ぐことになるから言わないけどさ
「油を注いでどうするんねん・・・」
これはもうやばいんですわ。俺じゃどうにもならないし、諦めないでなんとかしろと言われてもアイカちゃんが任せて!みたいな顔をして俺を見て来るからなんとも可愛い顔で見せてくれるけど冗談みたいなことを言ってられないし・・・ツッコミしかできないぞ俺。なんとかしろと言われてもできないからどうしようもないのは事実だからな~・・・このままアイカちゃんに任せたほうがいいのか俺?本当にいいのか俺?
「さて、観念しなさい。私達の悠太ちゃんとの愛は貴方の愛では止まらないし、別れることはないわ。アプローチをしても恋愛純愛派の彼には通じないわ」
「ハーレムの時点でその主張は破綻してね?」
アレ?俺がおかしいのこれ?俺が言うことじゃないんだけどさ
まさかの登場、我が恋人の1人であるアイカちゃんが俺達の前に現れた
「由良蒼。貴方が悠太ちゃんのことが好きであることは知っていたわ。もしかして何かあると思ってスパイごっこをしていたらまさかこんなことをしていたなんて・・・」
なんでスパイごっこ?なんかおかしいところがあるけど驚いたよ。全然気配感じなかった
「まさか貴方が来るなんて・・・」
俺に抱きついている由良は不機嫌な顔をする。俺の彼女であるアイカちゃんが現れることが予想外だったからか雰囲気でも不機嫌であることがすぐに分かる
「悠太ちゃんは浮気するような人じゃないのは私が知っている。だから貴方は無理やりでも付き合うようにしようとしていたこともね。私達の参戦したことに焦っていたようだったけど貴方の計画はここまでよ」
「貴方に言われたくない・・・!白山がこの学校の生徒であることを知っていながら何も話しかけることもせずに親の再婚で付き合うきっかけを作った偶然なことに頼った人には言われたくないわ!」
なんとも事実。由良が言っていることは間違いではない。親が再婚する前は3人が俺と同じ高校に通っていたことなんて知らなかったから。再婚を気に俺にアプローチをしてきたわけだし、否定できないんだよね
「なっ!そんなわけがないじゃない!だって、悠太ちゃんが私たちのこと忘れたいから・・・」
それはマジで済まない。忘れていた件については俺のせいです
「だとしても私のように近づくことくらいでしたでしょ。親の再婚で付き合うことができた人には言われたくないから!私だって・・・!」
「同じ部活になったのに付き合うことが恥ずかしくてできなかった人が私に文句を言うの?違うでしょ、私は機会・・・チャンスが生まれたからできた。貴方にもあったはずよ!それができなかっただけでしょう!」
2人ともクリティカルヒットしているんだよな・・・なんともまあ・・・すごいことを言って仰る、言っていること正しいからな・・・否定できないんだよねそれ
「キスすらしたことがない人に言われたくないから!」
「なっ!?そこまで進んでいるの!?」
驚いている顔をしている由良。おい待ってくれ、それは公開処刑だろ!
「おい、待て。一旦場所を移ろう」
私は周りに人がいないとは言え、流石にここはやばい。場所を変えるとしよう!
ーーーーー
近くの公園まで移動した俺達3人。そうして、2人はさっきの続きを再開する
「キスまでしていたなんて・・・!」
「残念だけどもう私は処女ではないわ」
「!?白山・・・まさか・・・」
「・・・・・・」
もう公開処刑じゃん、否定したら睨まれて無言だったら肯定、そうですと肯定したら睨まる。どう答えればいいのか。素直に答えるべきかもしれない
「・・・・・・はい、そうです・・・」
「!?そこまで・・・!白山の童貞を奪ったのか!家村アイカ!まだ付き合って数日なのにそこまでやっているなんて・・・!」
やべえよやべえよ。どんどん由良の口調が強くなっていく。本性剥き出ししているってレベルじゃねえよこれは・・・俺の身がやばくなるかもしれない。いや、もうそのレベルを超えているんだよな・・・あはは
「貴方に許可をする必要があること?必要はない」
「むう~!」
分かったんだけど・・・女の戦いってすごいんだな。俺ではなんか言っても無理なんだわ・・・ってか、由良の対抗って亡くなった母さんに似ているんだよな・・・父さんも同じようなことを経験したことがあるのだろうか?そう言う話を聞いたことがないような気がするけど・・・話していないだけであったかもしれないな
「狡い!」
「狡いって反抗するじゃねえよ」
なんでそうなる?
「白山のこと好きなのに!好きなのに!むう~!」
ぶんぶん腕を振る由良。なんとも可愛い反抗であるがアイカちゃんには効いていない
「ごめんなさいね、私にはそう言うのは効かないの」
こら、煽るんじゃない。なんで火に油をかけるんだよこの人!
「白山の童貞もファーストキスも!何もかも全て奪って!許さない!」
ファーストキスはユリカちゃんなんだよな・・・まあ、そんなことを言ったらさらに由良に油を注ぐことになるから言わないけどさ
「油を注いでどうするんねん・・・」
これはもうやばいんですわ。俺じゃどうにもならないし、諦めないでなんとかしろと言われてもアイカちゃんが任せて!みたいな顔をして俺を見て来るからなんとも可愛い顔で見せてくれるけど冗談みたいなことを言ってられないし・・・ツッコミしかできないぞ俺。なんとかしろと言われてもできないからどうしようもないのは事実だからな~・・・このままアイカちゃんに任せたほうがいいのか俺?本当にいいのか俺?
「さて、観念しなさい。私達の悠太ちゃんとの愛は貴方の愛では止まらないし、別れることはないわ。アプローチをしても恋愛純愛派の彼には通じないわ」
「ハーレムの時点でその主張は破綻してね?」
アレ?俺がおかしいのこれ?俺が言うことじゃないんだけどさ
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