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第143話 破滅の足音4
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「ゴブ~」(アイタタタ・・・頭ぶったゴブ)
私たちの前には普通に片側の扉が半開きになった状態で開いている
「うわぁ、本当に開いちゃってるわ~、ダメ元でも色々試してみるものよね~」
「叔母様・・・開いたら開いたでこの状況は非常に説明が難しいのでは・・・見なかったことにして閉めちゃいましょうか」
奥方様がまた難しい顔をして王妃様に小声で話しかけながら頭を抱えておられます
「まぁ国の危機ということで問題はないでしょう、何なら最後に入った人が少し開けたまま出てしまったとかで良いでしょう、どうせ10年単位で立ち入りしてなかったでしょうし」
「しかし・・・この扉の封印のことや開けられた者がゴブリンだったとかいうのは国家の尊厳や王家の血筋の信憑性にとってとんでもない事案になりませんか」
「ふふふ、今日ここにいる皆にはもちろん箝口令を強制させてもらうわよ~それはそれとして早く部屋に入りましょ、メイド達はもう持ち場に戻っていいわよ、余計な事喋ったらあんた達が妊娠したらここに連れてきて試すからね」
「ひぃぃ~、問題なくても勘弁してほしいです~寿命が縮まります!」
「冗談よ、冗談!信じてるわよ?特にルー君の傍仕えのみんなは特にね!」
「は、はいい~それでは業務があるので失礼いたします~」
メイドさん達は全員足早に戻っていってしまった
皆さん忙しそうだもんな、こんな隠し部屋の捜索なんぞに最後まで付き合えないよ
王妃様とアリシア様、奥方様とアイラ様とわたしだけで入るようだ
「途中の書庫には初代様の手記や研究成果をまとめた資料があるそうです、まずは資料を探して王都の結界とかを発動させることが出来ないかしら~」
「ゴブゴブ」(これがそうじゃないかな~日記みたいなのがあるゴブ~)
「あっこら、ミセッティ勝手に触っちゃまずいですよ、初代様の手記だなんて」
「ゴブゴブ~」(おっさんの日記なんて大丈夫だゴブ~)
ぱらっとめくると懐かしの日本語で書かれていますね
これはこっちの人は読めないだろうな
「これが初代様の手記というのは鑑定して確定しているようなのですが全て記号で書かれていて読むことが出来ないのよね~暗号表とかも無いみたいだし」
「ゴブゴブゴブ」(ふむふむ、建国前の冒険者時代からの日記だゴブ)
日記を付けるなんてなかなか男子高校生にしてはマメな奴だな
「あら、ホントですわ、皆に英雄王と認められる前の初代様の冒険譚なんて歴史学者には喉から手が出るほどの資料ですわね、少し字が汚いですがちゃんと読めますね」
どうやらアイラお嬢様の[翻訳]スキルは書物にも有効なようです
けっこう汚い字で書かれている日本語の漢字も読めるようだ、さすがだゴブ
「あんた達・・・扉は開けるは初代様の暗号を読み解くとか一体どういう状況なのかしら?母は先程から目まいと頭痛が止まりませんよ」
「あははは、ミセッティちゃんも大概だけどアイラちゃんもなかなかの逸材ですわね、さすがは上流貴族の本流だけはあるわね、頼もしいですわ~」
「先に言っておきますけどアイラちゃんは私と愛する旦那様との間で出来たれっきとしたコスタリア家の血筋ですからね?王様との逢瀬などしておりませんから!」
「ゴブゴブ」(それでは大事なことが書いてないか読んでみるゴブ~)
***年**の月**
うっしゃー、異世界に召喚されたぜ、マジか
女神様の祝福とスキルもゲットしたし人生勝組決定だわ
勇者と魔王どちらか選べって勇者に決まってんじゃん
鈴木の奴はバカだな~自ら嫌われ役になってもいいとか意味分からんわ
まぁ知り合いが魔王役って時点で俺がこの世界の支配者になるのは確定だわww
これからは日記でも付けて俺がどれだけすごい偉業をしたか本にしてやろう
真理の奴も聖女とかいって外見きれいになってやる気満々だし
一緒に来たのはいいけどこっちのかわいい子と喋ると睨んでくるのがうぜぇ
「・・・初代様は女神様に召喚されて勇者になられたそうですわ」
「ゴブ・・・」(なんか馬鹿っぽい男子高校生感が満載だゴブ)
そこからは勇者の軌跡の異世界冒険記録が始まるのかと思えば書いてあることはどこどこの女の子と仲良くなったとか異種族の女の子の口説き方が分かったとか、たまにおいしいメシや特産品の記述があるだけでほとんど女子関連ばかりの話題だ
「それでどうなの?初代様の冒険で今回の危機に役立つ情報は書いてあったかしら」
王妃様がアイラお嬢様に問いかけてくる
「う・・・まだ初代様が市井で勇者として地道に活動されていた記録までしか読み進めておりませんのでもう少しお待ちいただきたいです・・・」
「ゴブ~」(正直モテた自慢話ばかりで読むのが辛くなってきたゴブ)
「しっ!少し黙っててミセッティ、私も読むのが辛くなってきましたがこの国難に何か役立つ記載がないか我慢して読み進めてみますわ」
***年**の月**
やった、やってやったぜ!とうとう俺が連合国の王に推薦されたぜ
鈴木の奴と打合せ通り・・・より少し派手になったが闘ったかいがあったぜ
闘った後のあいつらの手の平返しは爽快だったな
これで俺は魔王を下した英雄としてこの大陸の王になるのだ
これで国中の美人達が俺の元へ集まってくるぞ、ぐへへ、楽しみだ
「・・・一旦休憩しましょうか」
アイラお嬢様がもう耐えられなくなってきているゴブ
多少の脚色はあるとは思っていただろうが貴族の歴史で尊敬を一身に集める建国の英雄王がクソ野郎なエロガキだったという事実を目の当たりにしてしまってはな・・・
続きはわたしが読み進めておきましょうかね
***年**の月**
くそぅ、真理の奴、本当に出ていきやがった
せっかく俺の仲間としてのよしみで王妃にしてやったってのによ
重婚はイヤだとかいうから一応女共は側室にもせずに大奥で囲うだけにしてたのに
俺はこの大陸統一の英雄王だぞ
鈴木と太田の奴も真理の味方してくるし、ふざけるなってんだ
・
・
・
***年**の月**
真理の奴、妊娠していたのか・・・
子供が産まれたとかマジかよ、俺に息子が出来たってことか
会いたい、会いたい
くそ、真理の周りの奴ら教会とか名乗って国王である俺の言うことも聞かないし
こんなことならあの時ちゃんと時間をとって話し合えばよかった
真理の奴なんでこんな大事なことを黙って出ていったんだよ
・
・
・
***年**の月**
俺も随分と年をとったもんだ
今日はとうとう息子アレクの戴冠式か
アレクが成人して教会から出てこっちに来て5年、貴族の受けもいいし内政も俺より出来るし、もう俺が王でいる必要がない
あいつによく似てよく出来た息子だよ
真理の奴はこっちに戻ってくることはなさそうだが、たまに会えればそれでいい
あいつの組織も大きくなって忙しそうだしな
これからはあいつに見習って本来の「勇者」として国民のために少しは役に立つか
「ゴブブ~」(何だか年をとって丸くなってきているゴブ~)
・
・
・
***年**の月**
やっと完成した
構想より20年以上かかってしまったか
地脈の魔力を利用して王都全体を囲うほどの結界を発生させる装置
異世界の首都では定番の防御結界で包まれた安全な街になるぞ
ダメな親父だったがこれぐらいは息子と息子を支える国民のために完成させるぞ
この発想はこっちの世界の奴らでは思いつかないだろうしな
異世界マンガを読みこんだ俺たちでしかこんなバカげた装置は作ろうとしないだろう
今さらながら鈴木と太田の寿命の永さがうらやましい
「ゴブー!」(あったー、あったゴブ!この先に結界発生装置があるらしいゴブ)
「本当!よくやりましたわミセッティ、こんなクズ・・・いえ若気のいたり全開の初代様の偉大な功績がこの先にあるのですね」
少し先に進むと真っ暗なひらけた広間の中心にスーパーコンピュータみたいな装置が鎮座しているようだ、暗くて全体はよく見えないが
「これが結界発生装置ですか、一応王家で話は伝わってはいるのですが・・・壊れているのか起動の呪文が失念されてしまっているのか、原因不明のままもう何百年も稼働していないみたなのよね~」
王妃様が光魔法で周りを照らすが広間が広すぎて全体は暗いままだ
「せっかくたどり着いたのに壊れてしまっていてはしょうがないですね・・・」
「ゴブ~」(無駄足だったゴブ~?)
わたしも浄化魔法で足元を照らしながら装置のまわりを歩いて調べてみる
・・・電源プラグみたいなのがコンセントから抜けておりますが
「ゴブ・・・」(まさか、そんな初歩的な原因で止まっている訳ないゴブ・・・)
プラグをコンセントに差し込んでみた・・・が装置は起動しない
「ゴブ」(電源スイッチとかもあったりするのかゴブ?)
よく見ると装置に張り紙が貼ってあった
[装置を長期間停止させる時はプラグを抜いてブレーカーを落としましょう]
「ゴブー」(旅行前に家電の電源を確認する時みたいだゴブー)
「ミセッティ?先ほどから色々いじっていますが壊してはいけませんよ?」
部屋を照らして調べていくとさっき入ってきた入口の真上にどこかで見たブレーカーボックスが壁についていた
「ゴブゴブ」(これだゴブ、届かないので肩車とかしてほしいゴブ)
わたしは担いでもらってブレーカーの下がってしまって「切」になっている棒を上に押し上げてやった
ヴィィーンと低い音がなって部屋の照明が付き装置が稼働し始めた
「あらあら、まぁ、ミセッティちゃん、よく装置の稼働方法が分かったわね~」
王妃様は驚きとともに嬉しそうに褒めてくれる
「ゴブ」(結界装置といってもただの家電と変わらなかったゴブ)
「ミセッティ、偉いわ!これで王都は魔物の侵入を許さない堅固な守りを手に入れたのね!」
「ゴブッフー」(その通り!これで王都は魔物一匹の存在も許さない・・・)
どや顔で功績を自慢しようとしたわたしだったが突然に頭痛と吐き気と腹痛に襲われてうずくまってしまった・・・それに目まいもしてきたゴブ
「もしかしなくても魔物の存在を許さない浄化の結界内にいたらミセッティちゃんもマズいんじゃないのかしら」
おぃぃぃ、そういうことは先に言って欲しかったゴブ
「ゴブゥ~」(退散~撤収、撤収ゴブ~)
私たちの前には普通に片側の扉が半開きになった状態で開いている
「うわぁ、本当に開いちゃってるわ~、ダメ元でも色々試してみるものよね~」
「叔母様・・・開いたら開いたでこの状況は非常に説明が難しいのでは・・・見なかったことにして閉めちゃいましょうか」
奥方様がまた難しい顔をして王妃様に小声で話しかけながら頭を抱えておられます
「まぁ国の危機ということで問題はないでしょう、何なら最後に入った人が少し開けたまま出てしまったとかで良いでしょう、どうせ10年単位で立ち入りしてなかったでしょうし」
「しかし・・・この扉の封印のことや開けられた者がゴブリンだったとかいうのは国家の尊厳や王家の血筋の信憑性にとってとんでもない事案になりませんか」
「ふふふ、今日ここにいる皆にはもちろん箝口令を強制させてもらうわよ~それはそれとして早く部屋に入りましょ、メイド達はもう持ち場に戻っていいわよ、余計な事喋ったらあんた達が妊娠したらここに連れてきて試すからね」
「ひぃぃ~、問題なくても勘弁してほしいです~寿命が縮まります!」
「冗談よ、冗談!信じてるわよ?特にルー君の傍仕えのみんなは特にね!」
「は、はいい~それでは業務があるので失礼いたします~」
メイドさん達は全員足早に戻っていってしまった
皆さん忙しそうだもんな、こんな隠し部屋の捜索なんぞに最後まで付き合えないよ
王妃様とアリシア様、奥方様とアイラ様とわたしだけで入るようだ
「途中の書庫には初代様の手記や研究成果をまとめた資料があるそうです、まずは資料を探して王都の結界とかを発動させることが出来ないかしら~」
「ゴブゴブ」(これがそうじゃないかな~日記みたいなのがあるゴブ~)
「あっこら、ミセッティ勝手に触っちゃまずいですよ、初代様の手記だなんて」
「ゴブゴブ~」(おっさんの日記なんて大丈夫だゴブ~)
ぱらっとめくると懐かしの日本語で書かれていますね
これはこっちの人は読めないだろうな
「これが初代様の手記というのは鑑定して確定しているようなのですが全て記号で書かれていて読むことが出来ないのよね~暗号表とかも無いみたいだし」
「ゴブゴブゴブ」(ふむふむ、建国前の冒険者時代からの日記だゴブ)
日記を付けるなんてなかなか男子高校生にしてはマメな奴だな
「あら、ホントですわ、皆に英雄王と認められる前の初代様の冒険譚なんて歴史学者には喉から手が出るほどの資料ですわね、少し字が汚いですがちゃんと読めますね」
どうやらアイラお嬢様の[翻訳]スキルは書物にも有効なようです
けっこう汚い字で書かれている日本語の漢字も読めるようだ、さすがだゴブ
「あんた達・・・扉は開けるは初代様の暗号を読み解くとか一体どういう状況なのかしら?母は先程から目まいと頭痛が止まりませんよ」
「あははは、ミセッティちゃんも大概だけどアイラちゃんもなかなかの逸材ですわね、さすがは上流貴族の本流だけはあるわね、頼もしいですわ~」
「先に言っておきますけどアイラちゃんは私と愛する旦那様との間で出来たれっきとしたコスタリア家の血筋ですからね?王様との逢瀬などしておりませんから!」
「ゴブゴブ」(それでは大事なことが書いてないか読んでみるゴブ~)
***年**の月**
うっしゃー、異世界に召喚されたぜ、マジか
女神様の祝福とスキルもゲットしたし人生勝組決定だわ
勇者と魔王どちらか選べって勇者に決まってんじゃん
鈴木の奴はバカだな~自ら嫌われ役になってもいいとか意味分からんわ
まぁ知り合いが魔王役って時点で俺がこの世界の支配者になるのは確定だわww
これからは日記でも付けて俺がどれだけすごい偉業をしたか本にしてやろう
真理の奴も聖女とかいって外見きれいになってやる気満々だし
一緒に来たのはいいけどこっちのかわいい子と喋ると睨んでくるのがうぜぇ
「・・・初代様は女神様に召喚されて勇者になられたそうですわ」
「ゴブ・・・」(なんか馬鹿っぽい男子高校生感が満載だゴブ)
そこからは勇者の軌跡の異世界冒険記録が始まるのかと思えば書いてあることはどこどこの女の子と仲良くなったとか異種族の女の子の口説き方が分かったとか、たまにおいしいメシや特産品の記述があるだけでほとんど女子関連ばかりの話題だ
「それでどうなの?初代様の冒険で今回の危機に役立つ情報は書いてあったかしら」
王妃様がアイラお嬢様に問いかけてくる
「う・・・まだ初代様が市井で勇者として地道に活動されていた記録までしか読み進めておりませんのでもう少しお待ちいただきたいです・・・」
「ゴブ~」(正直モテた自慢話ばかりで読むのが辛くなってきたゴブ)
「しっ!少し黙っててミセッティ、私も読むのが辛くなってきましたがこの国難に何か役立つ記載がないか我慢して読み進めてみますわ」
***年**の月**
やった、やってやったぜ!とうとう俺が連合国の王に推薦されたぜ
鈴木の奴と打合せ通り・・・より少し派手になったが闘ったかいがあったぜ
闘った後のあいつらの手の平返しは爽快だったな
これで俺は魔王を下した英雄としてこの大陸の王になるのだ
これで国中の美人達が俺の元へ集まってくるぞ、ぐへへ、楽しみだ
「・・・一旦休憩しましょうか」
アイラお嬢様がもう耐えられなくなってきているゴブ
多少の脚色はあるとは思っていただろうが貴族の歴史で尊敬を一身に集める建国の英雄王がクソ野郎なエロガキだったという事実を目の当たりにしてしまってはな・・・
続きはわたしが読み進めておきましょうかね
***年**の月**
くそぅ、真理の奴、本当に出ていきやがった
せっかく俺の仲間としてのよしみで王妃にしてやったってのによ
重婚はイヤだとかいうから一応女共は側室にもせずに大奥で囲うだけにしてたのに
俺はこの大陸統一の英雄王だぞ
鈴木と太田の奴も真理の味方してくるし、ふざけるなってんだ
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***年**の月**
真理の奴、妊娠していたのか・・・
子供が産まれたとかマジかよ、俺に息子が出来たってことか
会いたい、会いたい
くそ、真理の周りの奴ら教会とか名乗って国王である俺の言うことも聞かないし
こんなことならあの時ちゃんと時間をとって話し合えばよかった
真理の奴なんでこんな大事なことを黙って出ていったんだよ
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***年**の月**
俺も随分と年をとったもんだ
今日はとうとう息子アレクの戴冠式か
アレクが成人して教会から出てこっちに来て5年、貴族の受けもいいし内政も俺より出来るし、もう俺が王でいる必要がない
あいつによく似てよく出来た息子だよ
真理の奴はこっちに戻ってくることはなさそうだが、たまに会えればそれでいい
あいつの組織も大きくなって忙しそうだしな
これからはあいつに見習って本来の「勇者」として国民のために少しは役に立つか
「ゴブブ~」(何だか年をとって丸くなってきているゴブ~)
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やっと完成した
構想より20年以上かかってしまったか
地脈の魔力を利用して王都全体を囲うほどの結界を発生させる装置
異世界の首都では定番の防御結界で包まれた安全な街になるぞ
ダメな親父だったがこれぐらいは息子と息子を支える国民のために完成させるぞ
この発想はこっちの世界の奴らでは思いつかないだろうしな
異世界マンガを読みこんだ俺たちでしかこんなバカげた装置は作ろうとしないだろう
今さらながら鈴木と太田の寿命の永さがうらやましい
「ゴブー!」(あったー、あったゴブ!この先に結界発生装置があるらしいゴブ)
「本当!よくやりましたわミセッティ、こんなクズ・・・いえ若気のいたり全開の初代様の偉大な功績がこの先にあるのですね」
少し先に進むと真っ暗なひらけた広間の中心にスーパーコンピュータみたいな装置が鎮座しているようだ、暗くて全体はよく見えないが
「これが結界発生装置ですか、一応王家で話は伝わってはいるのですが・・・壊れているのか起動の呪文が失念されてしまっているのか、原因不明のままもう何百年も稼働していないみたなのよね~」
王妃様が光魔法で周りを照らすが広間が広すぎて全体は暗いままだ
「せっかくたどり着いたのに壊れてしまっていてはしょうがないですね・・・」
「ゴブ~」(無駄足だったゴブ~?)
わたしも浄化魔法で足元を照らしながら装置のまわりを歩いて調べてみる
・・・電源プラグみたいなのがコンセントから抜けておりますが
「ゴブ・・・」(まさか、そんな初歩的な原因で止まっている訳ないゴブ・・・)
プラグをコンセントに差し込んでみた・・・が装置は起動しない
「ゴブ」(電源スイッチとかもあったりするのかゴブ?)
よく見ると装置に張り紙が貼ってあった
[装置を長期間停止させる時はプラグを抜いてブレーカーを落としましょう]
「ゴブー」(旅行前に家電の電源を確認する時みたいだゴブー)
「ミセッティ?先ほどから色々いじっていますが壊してはいけませんよ?」
部屋を照らして調べていくとさっき入ってきた入口の真上にどこかで見たブレーカーボックスが壁についていた
「ゴブゴブ」(これだゴブ、届かないので肩車とかしてほしいゴブ)
わたしは担いでもらってブレーカーの下がってしまって「切」になっている棒を上に押し上げてやった
ヴィィーンと低い音がなって部屋の照明が付き装置が稼働し始めた
「あらあら、まぁ、ミセッティちゃん、よく装置の稼働方法が分かったわね~」
王妃様は驚きとともに嬉しそうに褒めてくれる
「ゴブ」(結界装置といってもただの家電と変わらなかったゴブ)
「ミセッティ、偉いわ!これで王都は魔物の侵入を許さない堅固な守りを手に入れたのね!」
「ゴブッフー」(その通り!これで王都は魔物一匹の存在も許さない・・・)
どや顔で功績を自慢しようとしたわたしだったが突然に頭痛と吐き気と腹痛に襲われてうずくまってしまった・・・それに目まいもしてきたゴブ
「もしかしなくても魔物の存在を許さない浄化の結界内にいたらミセッティちゃんもマズいんじゃないのかしら」
おぃぃぃ、そういうことは先に言って欲しかったゴブ
「ゴブゥ~」(退散~撤収、撤収ゴブ~)
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