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ぱちっと目を覚ましたら、いつもと違う天井だった。
驚きの余りガバッと起き上がったら、お父様が机の前に向かって唸っていた。
「お父様?」
「ネヴィ起きたんだね。調子はどうだい?」
お父様は僕ににこやかな笑顔を見せてくれる。
手元はすごい勢いで動かされてるけど…
「いっぱい寝れて元気だよ!お父様はお忙しいの?」
ベッドからシュタっと降りて、ラグくんとねこさんを抱っこしながらお父様の元に駆け寄る。
書類の内容は僕にはまだ分からない内容ばかりだったけど、領地の支出についての書類だけは理解できそうだった。
でも、支出に関する書類は一切手がつけられてなくて、端の方に寄せられている。
「そうだね。最近は書類が溜まりすぎて処理しても無くならないんだ」
「そうなんだ。僕元気いっぱいだからお父様のお手伝いできるよ!」
「ネヴィは優しいね。大きくなったらお父様の手伝いをしてくれるかい?」
5歳だし、小さな子供だからってもあってお手伝い作戦は失敗に終わった。
なら次の作戦はこうだ!
端っこに置かれた支出に関する書類と、乱雑に置かれている羽ペンとインクをお父様に気が付かれないようにとって、ソファの前に置かれている机にとった物たちを置いた。
支出に関する書類に書かれている内容が、かなり計算間違いが多かった。
白紙の紙も一緒に持ってきたから、間違った計算を白紙の紙で再計算してから支出の書類に訂正を加えていった。
ほぼ全部の欄が計算間違いがあって、書類としてなってないと思う。
支出の書類の下にある予算の紙は目も当てられなかった。
間違った計算の元出されている予算の書類は本来必要とされない額面が記載されていた。
予算も計算し直した支出の額面と照らし合わせながら、本来必要である額面に訂正して正しい予算として書き直した。
本来の予算額と比べたら額面が三分の一程抑えられた。
これ、計算をわざと間違っているのか、それとも余った予算分をちょろまかしているのか。
お金は無限に湧いて出てくる物じゃないんだよ?
他の支出の書類と、予算の書類を無心で処理し始めた。
全てが終わる頃には、お母様が目の前のソファに座っていた。
「ネヴィご機嫌よく何をしているのかしら?」
「ぴっ」
お母様の表情は笑顔なのに背後に般若が見える。
ガタガタと体を震わせていると、僕が訂正した書類をお母様が手に取った。
「あらあら…旦那様こちらをご覧なさって」
お母様が書類を持ってお父様の元にいく。
二人して書類をのぞいている姿に何故か緊張して背がピーンと伸びた気がする。
二人の表情が段々と真剣な顔つきに変り、お父様に至っては立ち上がって棚から複数の書類を持ってきた。
その書類を僕の前に置いた。
「ネヴィこれも一度計算してもらえるかな?」
お父様の後ろから見えるお母様のそのまた後ろに般若が見えてコクコクと頷いた。
手元にある書類を眺めると、さっき見た支出の書類と予算の書類だった。
再計算を行った書類を裏面にして、間違いがあった時ように用意をしたけど…
さっき計算し直した支出の書類より酷かった。
羽ペンをへし折りたくなったけど、折りたくなるのをグッと堪えて訂正をしまくった。
予算の書類もかなり酷くて、本来必要とする予算の二倍も請求されていた。
この予算は多分すでに支給済みだから余った分がどう使われているか分からない。
「お父様全部できました」
「ありがとうネヴィ。そういえばもう少ししたら夕方の授業のお時間だから行ってきなさい」
そっと書斎から出され、少し固まってから侍従の顔を見た。
「如何なされましたか?」
「んーん何もない。お父様に夕方の授業に行くように言われたの」
「左様でございましたか。お時間も押しておりますので、私がネヴィレント様の教科書をお取りしてまいりますので、騎士と共に勉強部屋に参ってください」
「わかった。気をつけてね?」
「ありがたきお言葉。それでは行ってまいります」
侍従が頭を下げてから早歩きで僕の元から離れていった。
騎士をじっと見ると、苦笑いで笑いかけてくれた。
ラグくんとねこさん、それに騎士と一緒に廊下を歩けば大公殿下が前から歩いてきた。
お辞儀をしようとすると片手で止められた。
「もう動いても問題ないのかい?」
「はい!元気になりました!」
「よかった。今からどこかに行く予定なのかい?」
なんでそんなことを聞いてくるんだろう。
「夕方のお勉強の時間なので勉強部屋に行く予定です」
「偉いな。その道すがら私も一緒でも良いか?」
よしよしと頭を荒く撫でられるけど、悪い物ではなかった。
「少ないお時間になりますが喜んで」
大公殿下だから失礼にならないように行動をする為に気を引き締めてた。
驚きの余りガバッと起き上がったら、お父様が机の前に向かって唸っていた。
「お父様?」
「ネヴィ起きたんだね。調子はどうだい?」
お父様は僕ににこやかな笑顔を見せてくれる。
手元はすごい勢いで動かされてるけど…
「いっぱい寝れて元気だよ!お父様はお忙しいの?」
ベッドからシュタっと降りて、ラグくんとねこさんを抱っこしながらお父様の元に駆け寄る。
書類の内容は僕にはまだ分からない内容ばかりだったけど、領地の支出についての書類だけは理解できそうだった。
でも、支出に関する書類は一切手がつけられてなくて、端の方に寄せられている。
「そうだね。最近は書類が溜まりすぎて処理しても無くならないんだ」
「そうなんだ。僕元気いっぱいだからお父様のお手伝いできるよ!」
「ネヴィは優しいね。大きくなったらお父様の手伝いをしてくれるかい?」
5歳だし、小さな子供だからってもあってお手伝い作戦は失敗に終わった。
なら次の作戦はこうだ!
端っこに置かれた支出に関する書類と、乱雑に置かれている羽ペンとインクをお父様に気が付かれないようにとって、ソファの前に置かれている机にとった物たちを置いた。
支出に関する書類に書かれている内容が、かなり計算間違いが多かった。
白紙の紙も一緒に持ってきたから、間違った計算を白紙の紙で再計算してから支出の書類に訂正を加えていった。
ほぼ全部の欄が計算間違いがあって、書類としてなってないと思う。
支出の書類の下にある予算の紙は目も当てられなかった。
間違った計算の元出されている予算の書類は本来必要とされない額面が記載されていた。
予算も計算し直した支出の額面と照らし合わせながら、本来必要である額面に訂正して正しい予算として書き直した。
本来の予算額と比べたら額面が三分の一程抑えられた。
これ、計算をわざと間違っているのか、それとも余った予算分をちょろまかしているのか。
お金は無限に湧いて出てくる物じゃないんだよ?
他の支出の書類と、予算の書類を無心で処理し始めた。
全てが終わる頃には、お母様が目の前のソファに座っていた。
「ネヴィご機嫌よく何をしているのかしら?」
「ぴっ」
お母様の表情は笑顔なのに背後に般若が見える。
ガタガタと体を震わせていると、僕が訂正した書類をお母様が手に取った。
「あらあら…旦那様こちらをご覧なさって」
お母様が書類を持ってお父様の元にいく。
二人して書類をのぞいている姿に何故か緊張して背がピーンと伸びた気がする。
二人の表情が段々と真剣な顔つきに変り、お父様に至っては立ち上がって棚から複数の書類を持ってきた。
その書類を僕の前に置いた。
「ネヴィこれも一度計算してもらえるかな?」
お父様の後ろから見えるお母様のそのまた後ろに般若が見えてコクコクと頷いた。
手元にある書類を眺めると、さっき見た支出の書類と予算の書類だった。
再計算を行った書類を裏面にして、間違いがあった時ように用意をしたけど…
さっき計算し直した支出の書類より酷かった。
羽ペンをへし折りたくなったけど、折りたくなるのをグッと堪えて訂正をしまくった。
予算の書類もかなり酷くて、本来必要とする予算の二倍も請求されていた。
この予算は多分すでに支給済みだから余った分がどう使われているか分からない。
「お父様全部できました」
「ありがとうネヴィ。そういえばもう少ししたら夕方の授業のお時間だから行ってきなさい」
そっと書斎から出され、少し固まってから侍従の顔を見た。
「如何なされましたか?」
「んーん何もない。お父様に夕方の授業に行くように言われたの」
「左様でございましたか。お時間も押しておりますので、私がネヴィレント様の教科書をお取りしてまいりますので、騎士と共に勉強部屋に参ってください」
「わかった。気をつけてね?」
「ありがたきお言葉。それでは行ってまいります」
侍従が頭を下げてから早歩きで僕の元から離れていった。
騎士をじっと見ると、苦笑いで笑いかけてくれた。
ラグくんとねこさん、それに騎士と一緒に廊下を歩けば大公殿下が前から歩いてきた。
お辞儀をしようとすると片手で止められた。
「もう動いても問題ないのかい?」
「はい!元気になりました!」
「よかった。今からどこかに行く予定なのかい?」
なんでそんなことを聞いてくるんだろう。
「夕方のお勉強の時間なので勉強部屋に行く予定です」
「偉いな。その道すがら私も一緒でも良いか?」
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