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6歳の時にあったパーティから半年もしない内に貴族学院の初等科に入学する時期になった。
いつの間にか用意されていた制服はとても綺麗な刺繍が施されていて袖を通すのが憚れるぐらい。
最初着るのを勿体ぶっていたけど、お父様とお母様の前で何回も着ていたら慣れてきた。
制服についても聞いてみた所によると、貴族出身の生徒は制服を若干改造してもいいとの事だった。
だから制服にこんな綺麗な刺繍がされているんだ。
貴族学院っていうから制服も豪華なものなんだって納得しちゃってた。
学院に行く日も刻々と迫っているけど、お父様とお母様は学院に行く為の遠出の準備をしていない。
学院って確か王都にあるからここからだと五日かかるはずなんだけど…
学院が始まる前日あたりに魔法の鳥が手紙を届けにきた。
魔法の鳥は手紙をお父様に渡すと溶けて消えた。
「お父様その手紙は?」
「これは学院の招待状だよ。これで貴族学院まで飛んでいけるんだよ」
飛んでいくってことは転移魔法って事かな?
ただの登校の為に、転移魔法を手紙に書くなんてなんて労力の無駄遣いなんだろう。
手紙の背面は幾何学模様が書かれているからこれが転移の魔法陣になるんだろうか?
この幾何学模様が転移魔法陣であるなら、あまりにも繊細すぎて恐ろしと感じるほどの精巧さ。
「ネヴィの荷物は寮に届けているから、寮に着いたらちゃんとお片付けするんだよ?」
なぬ!?
いつの間に僕の荷物を持っていったの?
普段使っているものとか変わっていなかったから新しく買ったって事!?
「お父様もしかして…僕のものを新調しましたか?」
「学院に行くなら道具を新調するのは当たり前だよ。これから長く使い続けるんだから良い物を持っている方が壊れにくくていい」
「そうなんだ。無駄遣いさせちゃったのかなって思って…」
「ネヴィの物を揃えるのは無駄遣いにならないよ。それに昔ネヴィがお手伝いしてくれた予算案のお陰で色々と余裕が出てきたんだよ。だから気にしなくてもいいんだ」
「そっか…。でも、無駄遣いはしちゃダメだからね!これ以上ぬいぐるみさんを買ってくると怒るからね!」
実はあの事件以降お父様の過保護と溺愛が加速して、ぬいぐるみを沢山買ってくるようになった。
ベッドの上にぬいぐるみが置けなくなるぐらいになっていて、ぬいぐるみ専用の棚までできていた。
全部のぬいぐるみはもれなく真っ黒で、一部真っ黒みたいなブースが出来上がっていた。
「うう…ネヴィにまで怒られるなんて…お父様は泣きそうだよ」
お父様が悲しそうに泣いているけど、これだけは絶対に許せないからね!
色々話して今日中には学院についてないといけないから、僕は侍従たちに制服を着付けてもらった。
制服を着付けてもらうのがこれが最後で、明日からは自分で着なければならない。
貴族といえども自立が必要という事で、基本的に制服は自分で着替えるようにとされている。
流石に一人で着れない服とかが必要な時は侍従に来させてもらうのは問題ないとされている。
明日から自分で着替えることになるから侍従から制服の着方を懇切丁寧に教えてもらっている。
ボタンだけは僕の手が小さくて上手く閉められないことを懸念して、ぱちっと止めるだけのホックボタンが採用されていた。
パチンっといい音をさせながらボタンを閉めると、制服をそれなりに綺麗に着れていた。
制服を着てから、自室にあるラグくんを抱っこしながらお父様とお母様の元に行く。
可愛い可愛いと褒めそやかされて嬉しくなっていたけど、お父様の侍従の咳払いでお父様がはっとした。
「んんっ…それでは学院に行こうか。危ないからお母様と手を繋いでいてね」
「はい!」
お母様の手をギュッて握ると、お母様優しく握り返してくれた。
お父様が手紙に魔力を流すと、足元に大きめの魔法陣が広がった。
魔法陣の上には僕とお父様とお母様。
そして僕たちそれぞれの侍従が居た。
眩しい光が収まると、びっくりする程大きい城がそびえ立っていた。
いつの間にか用意されていた制服はとても綺麗な刺繍が施されていて袖を通すのが憚れるぐらい。
最初着るのを勿体ぶっていたけど、お父様とお母様の前で何回も着ていたら慣れてきた。
制服についても聞いてみた所によると、貴族出身の生徒は制服を若干改造してもいいとの事だった。
だから制服にこんな綺麗な刺繍がされているんだ。
貴族学院っていうから制服も豪華なものなんだって納得しちゃってた。
学院に行く日も刻々と迫っているけど、お父様とお母様は学院に行く為の遠出の準備をしていない。
学院って確か王都にあるからここからだと五日かかるはずなんだけど…
学院が始まる前日あたりに魔法の鳥が手紙を届けにきた。
魔法の鳥は手紙をお父様に渡すと溶けて消えた。
「お父様その手紙は?」
「これは学院の招待状だよ。これで貴族学院まで飛んでいけるんだよ」
飛んでいくってことは転移魔法って事かな?
ただの登校の為に、転移魔法を手紙に書くなんてなんて労力の無駄遣いなんだろう。
手紙の背面は幾何学模様が書かれているからこれが転移の魔法陣になるんだろうか?
この幾何学模様が転移魔法陣であるなら、あまりにも繊細すぎて恐ろしと感じるほどの精巧さ。
「ネヴィの荷物は寮に届けているから、寮に着いたらちゃんとお片付けするんだよ?」
なぬ!?
いつの間に僕の荷物を持っていったの?
普段使っているものとか変わっていなかったから新しく買ったって事!?
「お父様もしかして…僕のものを新調しましたか?」
「学院に行くなら道具を新調するのは当たり前だよ。これから長く使い続けるんだから良い物を持っている方が壊れにくくていい」
「そうなんだ。無駄遣いさせちゃったのかなって思って…」
「ネヴィの物を揃えるのは無駄遣いにならないよ。それに昔ネヴィがお手伝いしてくれた予算案のお陰で色々と余裕が出てきたんだよ。だから気にしなくてもいいんだ」
「そっか…。でも、無駄遣いはしちゃダメだからね!これ以上ぬいぐるみさんを買ってくると怒るからね!」
実はあの事件以降お父様の過保護と溺愛が加速して、ぬいぐるみを沢山買ってくるようになった。
ベッドの上にぬいぐるみが置けなくなるぐらいになっていて、ぬいぐるみ専用の棚までできていた。
全部のぬいぐるみはもれなく真っ黒で、一部真っ黒みたいなブースが出来上がっていた。
「うう…ネヴィにまで怒られるなんて…お父様は泣きそうだよ」
お父様が悲しそうに泣いているけど、これだけは絶対に許せないからね!
色々話して今日中には学院についてないといけないから、僕は侍従たちに制服を着付けてもらった。
制服を着付けてもらうのがこれが最後で、明日からは自分で着なければならない。
貴族といえども自立が必要という事で、基本的に制服は自分で着替えるようにとされている。
流石に一人で着れない服とかが必要な時は侍従に来させてもらうのは問題ないとされている。
明日から自分で着替えることになるから侍従から制服の着方を懇切丁寧に教えてもらっている。
ボタンだけは僕の手が小さくて上手く閉められないことを懸念して、ぱちっと止めるだけのホックボタンが採用されていた。
パチンっといい音をさせながらボタンを閉めると、制服をそれなりに綺麗に着れていた。
制服を着てから、自室にあるラグくんを抱っこしながらお父様とお母様の元に行く。
可愛い可愛いと褒めそやかされて嬉しくなっていたけど、お父様の侍従の咳払いでお父様がはっとした。
「んんっ…それでは学院に行こうか。危ないからお母様と手を繋いでいてね」
「はい!」
お母様の手をギュッて握ると、お母様優しく握り返してくれた。
お父様が手紙に魔力を流すと、足元に大きめの魔法陣が広がった。
魔法陣の上には僕とお父様とお母様。
そして僕たちそれぞれの侍従が居た。
眩しい光が収まると、びっくりする程大きい城がそびえ立っていた。
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