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大きすぎるお城は首が痛くなるぐらいで、僕は見上げるのはやめた。
周りを見渡すと家族が沢山いた。
その家族の一組に僕も該当するけど…
楽しそうにしている家族もいれば、神妙な顔つきの家族もいて色んな家族が見れて少し面白かった。
それにしてもなんで入学式の1日前に手紙を送るんだろう。
学院の中に入りながらふと浮かんだ疑問を考えていた。
パッと浮かんだのは、手紙を杜撰な方法で保管してなくす貴族もいたからじゃないかな?
でもそんな単純なことなのかなぁ…
ぽてぽてと歩き続けてたら広い講堂に入った。
天井はとても高く、その天井には豪華なシャンデリアが吊り下げられていた。
左右壁側にはボックス席があるけど、今日は使われることはないのかボックス席のカーテンは締め切られている。
講堂の奥にある舞台を中心にして扇状に席が広がっている。
お父様につれられてたどり着いた席は一番前の端っこの席だった。
席の背をよく見れば僕の名前が書かれている。
隣の席はザインハルト様の名前が書かれていた。
「ザインハルト殿が隣であれば少し安心だね。ネヴィこれからは一人で生活の基盤を整えなければならないけど頑張るんだよ」
どうやらお父様とお母様とはここでお別れみたい。
寂しくて涙が出そうになったけど、キュッと口を結んで泣かないように頑張った。
「ん、頑張り、ますっ…!」
「長期休暇の時には帰ってくるんだよ。これをお守りに渡しておくから毎日身につけるんだよ」
お父様が離れる前に、ペンダントをかけてくれた。
ペンダント部分は少し膨らんでるように見えるけど、その膨らみを活かすような装飾が施されている。
「お父様これは?」
「お守りだよ。ネヴィを守ってくれるようにとした物だよ」
ペンダントをぎゅうっと握った。
「お父様ありがとう!大事にしてるね」
お父様とお母様に一回ずつぎゅっとした。
ラグくんはその間僕の椅子の上で待ってもらってる。
「では私たちは帰るけど、いい子にして勉強も沢山するんだよ」
「ネヴィ元気で頑張ってね」
お父様とお母様が離れていき、一人でいる状況が出来上がった。
チラホラ僕と同じように席に座っている子以外は空席が目立っている。
ラグくんをぎゅっと抱きしめながら待っていると、まだノリがついている綺麗な制服を着ている生徒たちがゾロゾロとはいってきた。
あの波とともに入ってきていたら迷子になる未来が見える。
「ネヴィレント…久しぶりだね」
声をかけられて上を向くとザインハルト様が近くに立っていた。
そのすぐ近くにはレムナント侯爵夫妻が立っていた。
ゆっくりと立ち上がって、椅子の上にラグくんを置いてから侯爵夫妻に向けてお辞儀をした。
場も場なので挨拶は省略させてもらった。
お辞儀をしてからラグくんを抱っこしてすぐに椅子に座った。
「ツェーリア伯爵夫妻は礼儀を教えなかったようね」
レムナント侯爵夫人の文句をいう声が聞こえるけど、状況によってはお辞儀だけで許されることがあるのに。
ツンっと無視してると、レムナント侯爵が夫人を宥めてた。
侯爵といえど、レムナント侯爵夫人に強く出ることができない。
貴族史を習う時にレムナント侯爵家についてを最初に学んだ時にこの勢力図を知った。
レムナント侯爵夫人は王族に連なる血縁者であり、現国王とは従兄弟の関係である。
王族とまではいかないけど、血筋だけみれば侯爵より上の地位にいたといえる。
今は結婚しているから地位は対等になっている筈なんだけどな…
ぼんやり考えていると、侯爵夫妻はいつの間にかいなくなっていた。
ザインハルト様は隣でちょこんっと座っていて可愛い。
僕たちは婚約者同士だけど、多くは会話しないけど一緒にいる時は穏やかな時間を過ごすことができる。
「ネヴィレント…」
ザインハルト様の方を向くと、何か言いたげな表情をしていた。
「その、ネヴィレントのことをネヴィって呼んでいい?僕のことはハルトって呼んでほしいの…」
もじもじしながらいうザインハルト様が可愛くて仕方がない。
ザインハルト様ってこんなに可愛い行動をする方だっけ?
「ダメかな?」
「大丈夫です、ネヴィと呼んでください」
「ネヴィ…僕の婚約者…」
「はい、ハルト様」
にこっと笑いかけたらハルト様の顔が真っ赤になって勢いよく手で顔を隠した。
ハルト様初心すぎるよ。
周りを見渡すと家族が沢山いた。
その家族の一組に僕も該当するけど…
楽しそうにしている家族もいれば、神妙な顔つきの家族もいて色んな家族が見れて少し面白かった。
それにしてもなんで入学式の1日前に手紙を送るんだろう。
学院の中に入りながらふと浮かんだ疑問を考えていた。
パッと浮かんだのは、手紙を杜撰な方法で保管してなくす貴族もいたからじゃないかな?
でもそんな単純なことなのかなぁ…
ぽてぽてと歩き続けてたら広い講堂に入った。
天井はとても高く、その天井には豪華なシャンデリアが吊り下げられていた。
左右壁側にはボックス席があるけど、今日は使われることはないのかボックス席のカーテンは締め切られている。
講堂の奥にある舞台を中心にして扇状に席が広がっている。
お父様につれられてたどり着いた席は一番前の端っこの席だった。
席の背をよく見れば僕の名前が書かれている。
隣の席はザインハルト様の名前が書かれていた。
「ザインハルト殿が隣であれば少し安心だね。ネヴィこれからは一人で生活の基盤を整えなければならないけど頑張るんだよ」
どうやらお父様とお母様とはここでお別れみたい。
寂しくて涙が出そうになったけど、キュッと口を結んで泣かないように頑張った。
「ん、頑張り、ますっ…!」
「長期休暇の時には帰ってくるんだよ。これをお守りに渡しておくから毎日身につけるんだよ」
お父様が離れる前に、ペンダントをかけてくれた。
ペンダント部分は少し膨らんでるように見えるけど、その膨らみを活かすような装飾が施されている。
「お父様これは?」
「お守りだよ。ネヴィを守ってくれるようにとした物だよ」
ペンダントをぎゅうっと握った。
「お父様ありがとう!大事にしてるね」
お父様とお母様に一回ずつぎゅっとした。
ラグくんはその間僕の椅子の上で待ってもらってる。
「では私たちは帰るけど、いい子にして勉強も沢山するんだよ」
「ネヴィ元気で頑張ってね」
お父様とお母様が離れていき、一人でいる状況が出来上がった。
チラホラ僕と同じように席に座っている子以外は空席が目立っている。
ラグくんをぎゅっと抱きしめながら待っていると、まだノリがついている綺麗な制服を着ている生徒たちがゾロゾロとはいってきた。
あの波とともに入ってきていたら迷子になる未来が見える。
「ネヴィレント…久しぶりだね」
声をかけられて上を向くとザインハルト様が近くに立っていた。
そのすぐ近くにはレムナント侯爵夫妻が立っていた。
ゆっくりと立ち上がって、椅子の上にラグくんを置いてから侯爵夫妻に向けてお辞儀をした。
場も場なので挨拶は省略させてもらった。
お辞儀をしてからラグくんを抱っこしてすぐに椅子に座った。
「ツェーリア伯爵夫妻は礼儀を教えなかったようね」
レムナント侯爵夫人の文句をいう声が聞こえるけど、状況によってはお辞儀だけで許されることがあるのに。
ツンっと無視してると、レムナント侯爵が夫人を宥めてた。
侯爵といえど、レムナント侯爵夫人に強く出ることができない。
貴族史を習う時にレムナント侯爵家についてを最初に学んだ時にこの勢力図を知った。
レムナント侯爵夫人は王族に連なる血縁者であり、現国王とは従兄弟の関係である。
王族とまではいかないけど、血筋だけみれば侯爵より上の地位にいたといえる。
今は結婚しているから地位は対等になっている筈なんだけどな…
ぼんやり考えていると、侯爵夫妻はいつの間にかいなくなっていた。
ザインハルト様は隣でちょこんっと座っていて可愛い。
僕たちは婚約者同士だけど、多くは会話しないけど一緒にいる時は穏やかな時間を過ごすことができる。
「ネヴィレント…」
ザインハルト様の方を向くと、何か言いたげな表情をしていた。
「その、ネヴィレントのことをネヴィって呼んでいい?僕のことはハルトって呼んでほしいの…」
もじもじしながらいうザインハルト様が可愛くて仕方がない。
ザインハルト様ってこんなに可愛い行動をする方だっけ?
「ダメかな?」
「大丈夫です、ネヴィと呼んでください」
「ネヴィ…僕の婚約者…」
「はい、ハルト様」
にこっと笑いかけたらハルト様の顔が真っ赤になって勢いよく手で顔を隠した。
ハルト様初心すぎるよ。
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