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魔力測定の機材は見た目大きな腕輪だった。
腕輪に時計みたいな針がついていて、今針が止まっている所に0という数字が書かれている。
0が魔力がないという数値で0から離れていく程魔力が高いということになるんだろうか?
腕をすぽっと入れるとサイズが自動的に調節されて僕の腕にピッタリとなった。
「先生これどうやって魔力測定するのですか?」
「そのまま待っていれば魔力が自動的に測定されます。魔力放出をするのに訓練が必要になりますから」
「分かりました。ありがとうございます」
じっと腕輪の針を見ていると、0からじわじわと右回りで離れていったと思ったら急に針が振り切れた。
びっくりしすぎて先生の方に腕輪を見せると、先生も驚いた表情を見せた。
「…学院長を呼んできます。椅子に腰掛けて少々お待ちください」
先生が部屋から出ていって僕は一人で待つことになった。
ラグくんをもちもちとさせながら先生を待つことにした。
手から腕輪を外すか聞くのを忘れた。
ぼっとしながらラグくんをもちもちしていると、先生と最初舞台に立っていたお爺さんが一緒に来た。
「ほほう…精霊が今日は多いと思ったが、この子が要因だったみたいだね」
「精霊が何か関わりがあるのですか?」
「精霊が悪戯して魔力測定器具を可笑しくしてしまっているんだよ。これでは正確な魔力を測れないから、このペンダントを使えば問題なかろう」
お爺さん学院長にペンダントを首にかけて貰うと、腕輪の針が落ち着いて0から右回りをしてまた0にすごい近くでとまった。
「精霊の悪戯をされぐらいだから高いとは踏んでいたが、ちとこれは高すぎるのぉ」
「魔力が高いと何か不都合があるのでしょうか?」
「魔力と魔法については伯爵家では一切教えられないように徹底されておったな。ふむ、そうじゃの…魔力は生きる上で必ず必要ではあるのである程度多いのに越したことはないが、多すぎると魔力が毒になってしまう可能性があるのじゃ。人によっては魔力過多症という病気が発症してしまい、高熱が続いたり、虚弱体質になってしまったりするのじゃが…そのような症状はあったことがあるかの?」
「そのような症状はありませんでした。むしろ元気に過ごせておりました」
「魔力過多症の症状はなかったようで行幸行幸。であれば単純に魔力が多いだけではあるが操作に難点を示すだろうが頑張るんじゃぞ」
「分かりました!ありがとうございます!」
お爺さん学院長は優しく僕に向けて笑いかけてから部屋から出ていった。
精霊の悪戯というものが知らないものだった。
その精霊の悪戯は必ず調べなければいけない気がした。
かちゃんって音がしてペンダント同士がぶつかった音がした。
お爺さん学院長にペンダントを返し損ねた事に気がついた。
ペンダントを首から外して手に持った。
「先生。学院長先生にお借り頂いたペンダントをお返しして貰ってもよろしいでしょうか?」
「分かりました。学院長にお渡ししておきますね」
先生がペンダントを受け取って貰った。
「今日はこれで終わりですので、使用人に寮まで案内してもらいます。寮のレベルは事前に実施致しました筆記試験にて分けさせていただいております。貴族学院は能力主義でございますのでご了承いただけますと幸いです」
先生がそう最後に挨拶をすると使用人を呼んだ。
侍従とは何か違うのだろうか?
入ってきた使用人は燕尾服を着用していて、普段僕たちをお世話してくれている侍従と違って気品がある感じに見える。
「ネヴィレント・ツェーリア様。寮までご案内させていただきますランド・ランドと申します。ご案内にお時間を頂戴いたしますが、どうぞよろしくお願いいたします」
ランドさんが綺麗なお辞儀をしてから、僕を寮まで案内してくれた。
腕輪に時計みたいな針がついていて、今針が止まっている所に0という数字が書かれている。
0が魔力がないという数値で0から離れていく程魔力が高いということになるんだろうか?
腕をすぽっと入れるとサイズが自動的に調節されて僕の腕にピッタリとなった。
「先生これどうやって魔力測定するのですか?」
「そのまま待っていれば魔力が自動的に測定されます。魔力放出をするのに訓練が必要になりますから」
「分かりました。ありがとうございます」
じっと腕輪の針を見ていると、0からじわじわと右回りで離れていったと思ったら急に針が振り切れた。
びっくりしすぎて先生の方に腕輪を見せると、先生も驚いた表情を見せた。
「…学院長を呼んできます。椅子に腰掛けて少々お待ちください」
先生が部屋から出ていって僕は一人で待つことになった。
ラグくんをもちもちとさせながら先生を待つことにした。
手から腕輪を外すか聞くのを忘れた。
ぼっとしながらラグくんをもちもちしていると、先生と最初舞台に立っていたお爺さんが一緒に来た。
「ほほう…精霊が今日は多いと思ったが、この子が要因だったみたいだね」
「精霊が何か関わりがあるのですか?」
「精霊が悪戯して魔力測定器具を可笑しくしてしまっているんだよ。これでは正確な魔力を測れないから、このペンダントを使えば問題なかろう」
お爺さん学院長にペンダントを首にかけて貰うと、腕輪の針が落ち着いて0から右回りをしてまた0にすごい近くでとまった。
「精霊の悪戯をされぐらいだから高いとは踏んでいたが、ちとこれは高すぎるのぉ」
「魔力が高いと何か不都合があるのでしょうか?」
「魔力と魔法については伯爵家では一切教えられないように徹底されておったな。ふむ、そうじゃの…魔力は生きる上で必ず必要ではあるのである程度多いのに越したことはないが、多すぎると魔力が毒になってしまう可能性があるのじゃ。人によっては魔力過多症という病気が発症してしまい、高熱が続いたり、虚弱体質になってしまったりするのじゃが…そのような症状はあったことがあるかの?」
「そのような症状はありませんでした。むしろ元気に過ごせておりました」
「魔力過多症の症状はなかったようで行幸行幸。であれば単純に魔力が多いだけではあるが操作に難点を示すだろうが頑張るんじゃぞ」
「分かりました!ありがとうございます!」
お爺さん学院長は優しく僕に向けて笑いかけてから部屋から出ていった。
精霊の悪戯というものが知らないものだった。
その精霊の悪戯は必ず調べなければいけない気がした。
かちゃんって音がしてペンダント同士がぶつかった音がした。
お爺さん学院長にペンダントを返し損ねた事に気がついた。
ペンダントを首から外して手に持った。
「先生。学院長先生にお借り頂いたペンダントをお返しして貰ってもよろしいでしょうか?」
「分かりました。学院長にお渡ししておきますね」
先生がペンダントを受け取って貰った。
「今日はこれで終わりですので、使用人に寮まで案内してもらいます。寮のレベルは事前に実施致しました筆記試験にて分けさせていただいております。貴族学院は能力主義でございますのでご了承いただけますと幸いです」
先生がそう最後に挨拶をすると使用人を呼んだ。
侍従とは何か違うのだろうか?
入ってきた使用人は燕尾服を着用していて、普段僕たちをお世話してくれている侍従と違って気品がある感じに見える。
「ネヴィレント・ツェーリア様。寮までご案内させていただきますランド・ランドと申します。ご案内にお時間を頂戴いたしますが、どうぞよろしくお願いいたします」
ランドさんが綺麗なお辞儀をしてから、僕を寮まで案内してくれた。
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