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お父様とお母様にソファに座って貰い、僕も真向かいのソファに腰掛けた。
ラグくんを隣に置いて真正面に視線を向けた。
「今日帰ってきましたのはザインハルト様と愛という少女についての関係性についてです」
「ええ、お聞きしましたわ。不貞とまでは成りませんが、よろしくない関係の様に見えたとの事ですね」
可憐に笑われているお母様。
お母様はお父様と大恋愛の末に結婚なされた方だから、婚約者を蔑ろにして他の女性と関係を持とうとする行動を良しとしないのだろう。
「僕たちの方が家格が下の為婚約破棄の申し出はかなり難しいと分かっております。なので、今回は抗議文を送る形にしようと思っております」
「そうだね、それが妥当な方法だろうね。ただ今回は相手が先回りして連絡を送ってきたんだよ」
お父様が胸元から一通の手紙をテーブルの上に乗せて僕の方に手紙を寄せた。
その手紙を受け取り中身を取り出し読み始めた。
筆跡的にレムナント侯爵夫人だろう。
最初に謝罪の一文が添えられていた。
そこから綴られている内容は目を見張るような内容ばかりだった。
今回の騒動について最初はハルトは愛の対応に関してはかなり嫌がっていたとの事。
また愛がハルトに執拗に付き纏い続け迷惑をかけていた事。
ある日突然僕の事を悪くいう事が多くなり、愛と積極的に交流を持つようになった。
そのような内容がツラツラと書かれていた。
所々滲んでおり、夫人が辛い思いをして書かれたのがわかる。
最後に婚約破棄については世間体にもかなり難しく、特に侯爵夫人の出自が相待ってかなり難しいとの事だった。
それについて酷く謝罪をされている内容が書かれている。
読むこちらですら辛くなる内容に僕は手紙をそっと閉じた。
「婚約の継続になってしまうのですね…」
「私達にも直接お会いして謝罪されたい旨を記された手紙を頂戴しているわ。ネヴィレントと家族になれるとあれほど喜んでいらっしゃっていたのに…」
「今回の婚約継続に関してはこちらも不服でハルトあるが受け入れるしかない事をどうか受け入れてくれ」
「分かったおります。レムナント侯爵夫人のせいだとも思っておりません。結局はザインハルト様がご自身で確認をなされず、独断と耳障りの良い言葉を信じてしまった事が原因だと理解しております」
「理解をさせてしまったようで申し訳ないわ」
2人の悲しそうな表情を見るのは嫌いだ。
「明日まで時間がありますから、お話はこれで終わりにしませんか?少し前にあったテストについてお話ししたい事がありますので」
「あら、そうなの。ならお茶しながらお話ししましょう。旦那様はまだお時間がございますか?」
「ああ、少しぐらいなら問題ないよ。ネヴィレントの話を私も聞きたいから聞かせてくれないかい?」
「ええ、よろしければ聞いてください」
少しでも嫌な雰囲気を飛ばすかのように、僕はテストであった事を話し始めた。
話している途中で届いたのは、季節のフルーツを使用したタルトとそれに合うように見繕われた紅茶。
話ながら一緒に食べる甘いものは疲れを飛ばしてくれるいいものだ。
レザリアとヴェルベルトが力を誤って闘技場の壁を壊してしまった事。
アルフレッドが氷魔法で精巧な城を作り上げた事。
クラウゼンが寝坊して危うくテストが受けられなくなりそうだった事。
それをアゼルが糸魔法を使用してすごい勢いで引っ張ってきた事。
ハクがテストで使用するノートではなく何故か帳簿を持ってきしまった事など、沢山のハプニングや楽しかった事を心ゆくまで話した。
ハルトの話だけは唯一避けて。
彼は炎魔法を駆使して僕に向けて薔薇を作ってくれた。
それがとても嬉しかったのに、それを楽しい話として披露できないのが辛い。
それでもそんな話をすればお父様とお母様の表情が曇ってしまうから僕の中にだけひっそりと留めておこう。
ラグくんを隣に置いて真正面に視線を向けた。
「今日帰ってきましたのはザインハルト様と愛という少女についての関係性についてです」
「ええ、お聞きしましたわ。不貞とまでは成りませんが、よろしくない関係の様に見えたとの事ですね」
可憐に笑われているお母様。
お母様はお父様と大恋愛の末に結婚なされた方だから、婚約者を蔑ろにして他の女性と関係を持とうとする行動を良しとしないのだろう。
「僕たちの方が家格が下の為婚約破棄の申し出はかなり難しいと分かっております。なので、今回は抗議文を送る形にしようと思っております」
「そうだね、それが妥当な方法だろうね。ただ今回は相手が先回りして連絡を送ってきたんだよ」
お父様が胸元から一通の手紙をテーブルの上に乗せて僕の方に手紙を寄せた。
その手紙を受け取り中身を取り出し読み始めた。
筆跡的にレムナント侯爵夫人だろう。
最初に謝罪の一文が添えられていた。
そこから綴られている内容は目を見張るような内容ばかりだった。
今回の騒動について最初はハルトは愛の対応に関してはかなり嫌がっていたとの事。
また愛がハルトに執拗に付き纏い続け迷惑をかけていた事。
ある日突然僕の事を悪くいう事が多くなり、愛と積極的に交流を持つようになった。
そのような内容がツラツラと書かれていた。
所々滲んでおり、夫人が辛い思いをして書かれたのがわかる。
最後に婚約破棄については世間体にもかなり難しく、特に侯爵夫人の出自が相待ってかなり難しいとの事だった。
それについて酷く謝罪をされている内容が書かれている。
読むこちらですら辛くなる内容に僕は手紙をそっと閉じた。
「婚約の継続になってしまうのですね…」
「私達にも直接お会いして謝罪されたい旨を記された手紙を頂戴しているわ。ネヴィレントと家族になれるとあれほど喜んでいらっしゃっていたのに…」
「今回の婚約継続に関してはこちらも不服でハルトあるが受け入れるしかない事をどうか受け入れてくれ」
「分かったおります。レムナント侯爵夫人のせいだとも思っておりません。結局はザインハルト様がご自身で確認をなされず、独断と耳障りの良い言葉を信じてしまった事が原因だと理解しております」
「理解をさせてしまったようで申し訳ないわ」
2人の悲しそうな表情を見るのは嫌いだ。
「明日まで時間がありますから、お話はこれで終わりにしませんか?少し前にあったテストについてお話ししたい事がありますので」
「あら、そうなの。ならお茶しながらお話ししましょう。旦那様はまだお時間がございますか?」
「ああ、少しぐらいなら問題ないよ。ネヴィレントの話を私も聞きたいから聞かせてくれないかい?」
「ええ、よろしければ聞いてください」
少しでも嫌な雰囲気を飛ばすかのように、僕はテストであった事を話し始めた。
話している途中で届いたのは、季節のフルーツを使用したタルトとそれに合うように見繕われた紅茶。
話ながら一緒に食べる甘いものは疲れを飛ばしてくれるいいものだ。
レザリアとヴェルベルトが力を誤って闘技場の壁を壊してしまった事。
アルフレッドが氷魔法で精巧な城を作り上げた事。
クラウゼンが寝坊して危うくテストが受けられなくなりそうだった事。
それをアゼルが糸魔法を使用してすごい勢いで引っ張ってきた事。
ハクがテストで使用するノートではなく何故か帳簿を持ってきしまった事など、沢山のハプニングや楽しかった事を心ゆくまで話した。
ハルトの話だけは唯一避けて。
彼は炎魔法を駆使して僕に向けて薔薇を作ってくれた。
それがとても嬉しかったのに、それを楽しい話として披露できないのが辛い。
それでもそんな話をすればお父様とお母様の表情が曇ってしまうから僕の中にだけひっそりと留めておこう。
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