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ずっとぷすぷす刺してくる指を掴まえて、頬を刺されないようにした。
掴まえながらもう一つ聞きたい事を思い出した。
「そういえば最近お昼時に体力をかなり奪われる事が多いけど、これって眷属になったことが原因?」
「日の下にいるのが辛いことが多い?」
「そうだね。辛いことが多くなって屋敷で過ごしていた時は日傘をさして日除けとして使っていたよ」
「少しだけいいかい?」
「ん?」
ラグザンドに簡単に指を掴んでいた手を絡め取られて、手首をまじまじと見られた。
僕から見ても手首に特別違和感を感じる事がない。
「分かったよ」
「何が原因かわかった?」
「本来私の眷属になれば日の下を歩く者の恩恵を受けられるけど、眷属化が上手く作用されなかったのが原因だろう。だから半端に左目が赤色になっていたり、日の下での行動に若干の制限が掛けられるようになったんだろうね」
微妙な眷属化が原因だったとは…
「しっかりとした眷属化がなされれば、日の下でも問題なく行動できるようになるが…」
「なるけど?」
「完全な眷属化については私も知らぬ事が多い。これに関しては父上にお聞きするほかないだろう」
完全な眷属化がされたらお母様譲りの瞳が無くなるのだろうか。
落ち着いた色合いだから気に入っていたのに。
「眷属化が完全になれば瞳の色は元に戻るよ」
「なんで僕の考えている事がわかったの?」
「眷属の考えは多少私に流れてくるからね。全て聞こえている訳ではないけど部分的な内容が聞こえるから、そこからネヴィが考えているだろう事を考察して話してみたんだよ」
「僕の思考がダダ漏れになってる訳ではないよね!?」
「ダダ漏れじゃないよ。精々伝わるのは目という単語だったり、色などの本当に簡単な単語程度だよ」
「そうなんだ。なら問題なさそうだね」
それからは特にたわいない話をして、特段拘束される事なく自室に戻る事が出来た。
僕の部屋に戻った時に、じっと鏡に映る自分の瞳をのぞいた。
真っ赤な瞳をしていて僕の容姿からしてもかけ離れてる。
この違和感もありながら何故かこの瞳が少し愛おしく思える。
如何して金色の瞳ではなく赤い瞳なんだろうか。
その考えに僕はハッとしてしまった。
僕はなんて最低なんだ。
婚約者がいる身で他の人を焦がれようとするのは違う。
頭から悪いことを振り払うように頭を振る。
ベッドにまで走ってそのままベッドの上に倒れ込んだ。
確かに僕はラグザンドに惹かれている。
でも恋に落ちたというわけではない。
小説の僕とは違って人に恋をするわけにはいかない。
恋に落ちて仕舞えばどんな行動をするかわかったものではない。
もしかすると僕自身が小説の通りに動いてしまうかもしれない。
その恐怖が脳裏にこびりついて離れない。
だからこそ僕は誰かに恋をするつもりもないし、恋をして欲しいとも思わない。
ラグザンドの事は予想外だったけど、でもこれ以上の進展は防がなければならない。
考えは大きく漏れ出る事がないから、助かっているけど思考が全て漏れてしまっているのであれば僕が…
僕が本当のネヴィレントではないと気が付かれてしまう。
ラグくんを抱きしめて天蓋を見つめた。
掴まえながらもう一つ聞きたい事を思い出した。
「そういえば最近お昼時に体力をかなり奪われる事が多いけど、これって眷属になったことが原因?」
「日の下にいるのが辛いことが多い?」
「そうだね。辛いことが多くなって屋敷で過ごしていた時は日傘をさして日除けとして使っていたよ」
「少しだけいいかい?」
「ん?」
ラグザンドに簡単に指を掴んでいた手を絡め取られて、手首をまじまじと見られた。
僕から見ても手首に特別違和感を感じる事がない。
「分かったよ」
「何が原因かわかった?」
「本来私の眷属になれば日の下を歩く者の恩恵を受けられるけど、眷属化が上手く作用されなかったのが原因だろう。だから半端に左目が赤色になっていたり、日の下での行動に若干の制限が掛けられるようになったんだろうね」
微妙な眷属化が原因だったとは…
「しっかりとした眷属化がなされれば、日の下でも問題なく行動できるようになるが…」
「なるけど?」
「完全な眷属化については私も知らぬ事が多い。これに関しては父上にお聞きするほかないだろう」
完全な眷属化がされたらお母様譲りの瞳が無くなるのだろうか。
落ち着いた色合いだから気に入っていたのに。
「眷属化が完全になれば瞳の色は元に戻るよ」
「なんで僕の考えている事がわかったの?」
「眷属の考えは多少私に流れてくるからね。全て聞こえている訳ではないけど部分的な内容が聞こえるから、そこからネヴィが考えているだろう事を考察して話してみたんだよ」
「僕の思考がダダ漏れになってる訳ではないよね!?」
「ダダ漏れじゃないよ。精々伝わるのは目という単語だったり、色などの本当に簡単な単語程度だよ」
「そうなんだ。なら問題なさそうだね」
それからは特にたわいない話をして、特段拘束される事なく自室に戻る事が出来た。
僕の部屋に戻った時に、じっと鏡に映る自分の瞳をのぞいた。
真っ赤な瞳をしていて僕の容姿からしてもかけ離れてる。
この違和感もありながら何故かこの瞳が少し愛おしく思える。
如何して金色の瞳ではなく赤い瞳なんだろうか。
その考えに僕はハッとしてしまった。
僕はなんて最低なんだ。
婚約者がいる身で他の人を焦がれようとするのは違う。
頭から悪いことを振り払うように頭を振る。
ベッドにまで走ってそのままベッドの上に倒れ込んだ。
確かに僕はラグザンドに惹かれている。
でも恋に落ちたというわけではない。
小説の僕とは違って人に恋をするわけにはいかない。
恋に落ちて仕舞えばどんな行動をするかわかったものではない。
もしかすると僕自身が小説の通りに動いてしまうかもしれない。
その恐怖が脳裏にこびりついて離れない。
だからこそ僕は誰かに恋をするつもりもないし、恋をして欲しいとも思わない。
ラグザンドの事は予想外だったけど、でもこれ以上の進展は防がなければならない。
考えは大きく漏れ出る事がないから、助かっているけど思考が全て漏れてしまっているのであれば僕が…
僕が本当のネヴィレントではないと気が付かれてしまう。
ラグくんを抱きしめて天蓋を見つめた。
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