悪役に好かれていますがどうやって逃げれますか!?

菟圃(うさぎはたけ)

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あっさりと封じられて、ラグの片手を振り解くことができない。
遊んでただけなのに、ラグの何をイラつかせてしまったんだろうか?

「僕何か悪いことしちゃったかな?」

ラグにそう聞くも一切返事がない。
すぐに片方の手が解放されたけど、もう片方の手が僕の肩に埋めているラグの顔の所まで持って行かれた。

そのまま僕の指をぱくりと咥えられた。

「みゃっ!?」

びっくりし過ぎて変な悲鳴が出ちゃった。
ずっともぐもぐされて、たまに甘噛みもされる。

血を吸われちゃうんじゃないかと思って、ビクビクしているけどずっと甘噛みを続けられている状態だった。
途中でちゅうちゅうと吸われたりと、段々恥ずかしさも相まって変な気分まで出てき始めてきた。

最後に指を舐められるとようやく解放された。
涎で汚れた指をラグがハンカチーフで拭ってくれた。

拭うなら最初からしないで欲しいものだと思いながらも、ラグの大きな手で遊んでいた事がラグにとってはこんな事をされていると行動で示したかったのだろうか。
本人から答えを聞けるわけではないから、僕はさっきの事を忘れる為に床に敷かれているカーペットの模様を眺め始めた。

眺め始めて少し落ち着けたと思う頃に、急にラグにに体を持ち上げられベッドに寝かせられた。
両手を簡単にベッドに縫い付けられて、全く動けないようにされた。

ラグの方を見ると頬が赤くなっていて若干息が荒い。
このラグを見るのはベッドで血を吸われた時のラグ以来に見えた。

金色の瞳は頬の赤さとは違って、鋭く僕を獲物と見ている様な視線だった。

「ネヴィは毎回私の理性を試そうとするね?そんな早く私に食べられたいのかい?」

舐められていなかった方の手をラグの口元にまで運ばれると、僕の指や甲、掌に至るまで沢山キスを落とされた。
くすぐったさに手を離れさせようとするけど、手を引こうとすると指を甘噛みされて手を引けないようにされる。

「ラグ、もうダメだって…」

「何が?」

手をがっしりと掴まれているから、引くに引けない状態になっている。
ガリっと音がしてじんわりと指先に痛みが広がっていく。

口から僕の指が引き抜かれると、僕の薬指が血で滲んでいた。
くっきりと歯形と牙の痕が残っている。

じわっと流れれる血をラグに見せつけられるように、目の前で見せつけられるように舐められた。
ゆっくりと舐められる時に見える真っ赤な舌。

その舌が艶めかしく見えて、喉からきゅうっと情けない音がなった。
情けない音に恥ずかしくなって、顔が熱くなってくる感じがした。

最後に指を舐められると、歯形がついた薬指にキスを落とされた。
僕の全てが愛おしいという風な行動に余計に顔が熱くなった気がする。

唇についた僕の血を真っ赤な舌で舐めとる扇状的な姿。
もし、このまま僕は食べれらるかもしれない。

そんな不安と、でもどこかで期待している僕も心の中にいた。
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