Timeless Love~君の隣で~

藤原葉月

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第1章

第16話 みんなで遊園地!

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「はぁーい!今日はダンスサークルのみんなと遊園地に来ちゃいましたァ?ユニバです!」
「イエーイ 」



涼太がカメラを回しながらとても嬉しそうに実況してる。
ユニバの年間パスを持つ男らしいわ。
他は、なんでかチケットが手に入ったんや。
いつもは無口やのに、今日はよく喋っとる

 「けど涼太って、高所恐怖症やなかった? 」

あっ、また昴くんの毒舌が出た。

「・・・・ 」


 「ちょっと!昴くん!それ言わない約束やろ?
それでは皆さん、楽しみましょー! 」

と1人ハイテンション。 

「ふふっ、相変わらずオモロいこやな 」

 「そうやろー? 」

 「そういえば、涼太はカメラマンになりたい言うてたし、タッキーはモデル目指してるとか、昴くんはメイクアップアーティストとかも言うてたよな。光はデザイナーやーって !みんな張り切って夢を教えてくれたよな!みんなならなれるわ!」

「そう、そうなんよ。ダンスは趣味とか言うてたからな。 」

 「すごいよなー。みんなそれぞれ夢があってさ 」

 「そういう和も料理人目指すんやろ? 」

 「おー!店でも構えたらみんなを呼んだるわ! 」

そして、



「昴くん、それどこでかったんですか?可愛い 。僕もつけてみたい!」

「せやろ?可愛いやろー?タッキーもつけてみなよ !絶対似合うから」

2人は可愛いものに夢中だ。
ってか、お前ら女子かよっ! 

 「・・・・・・ 」

今のは、孝くんのこころの声である。 

 「みんな2人ずつとかで歩いてんになんで俺だけ1人やねん!! 」

 「・・・・(笑) 」

 「・・・・ 」

「(あとそれと心做しか大山に避けられとるような・・・・) 」
⤴寂しいのか?

大山の(正しくは大と並んで歩くあいつの)後ろ姿を凝視しながら歩く俺。

 「みんな!お化け屋敷入ろうよ」
と昴くんがにこやかに言う。


⤴入る気満々な人

「えっΣ(゚д゚;) 」
戸惑うタッキー。

「ええよ?昴くんは入る気満々なんやな?2人ずつとかではいる?それとも1人ずつ? 」

 「せめて2人ずつにしない? 」

⤴ちょっとビビる人 

 「もちろんペアで行きましょう! 」

⤴意外と乗り気 

 「一人で行く勇気ないだけやん 」

「う、うるさいなぁ・・・」

「ええやん。2人、2人、3人で行こに!文句なしやで?」 

 「ペア分けジャンケンポン!✊ ✋ ✌ 」

 「あっ!僕、大山くんとや! 」

 「えっ・・・ 」

 「・・・ !?」

「昴くん、よろしくな? 」

と昴くんと大山の2人は、さっさとペアを組む。 

 「・・・・大は俺とペアやな。よろしく 」

 「孝くんとや。もしかして、和の方がが良かったかな? 」

「あほ・・・。誰でもええわ(図星) 」

「よろしくな(昴くんとがよかったな) 」

⤴本音 

何故か大ちゃんから視線を感じた。ごめんな? 

そして、残りの3人(タッキー、涼太、光)が、先頭を行くことなった! 

「ギャー(;Д;)ギャー!ぎょえー!!助けてぇ 」

と、叫び続けるやつが1人(笑)
ってか、涼太の声しか聞こえん(笑) 

怖がり度100%やな(笑)

 「ちょっと、涼太くん・・・うるさい・・・ 」

「案外怖がりやな 」

冷静な2人。
だが、なんやかんや楽しそうだ。
兄弟みたいな関係なんかな・・・、きっと。 

そして俺は、昴くんと歩く番になったのはよいが・・・ 
 「・・・・・ 」

「・・・・・ 」

なぜだか無言で歩いていて・・・・。

何喋ってええのかわからんのもあるけど・・・。

ここ、お化け屋敷やんな?
もっと怖いかと思ったけど・・・・ 

「なぁ?大山くん・・・ 」

「えっ? 」

急に話しかけられビクついた俺・・・なんやけど、バレへんように聞いてみた。
「な、な、なんやった?」

 「香水の香りの君はみつかったん? 」

「えっ(;゚Д゚)! 」

ぼーっとしてて話しかけられ思わず叫んでしもた。

ってか、香水の香りの君って・・・ 

 「いや、えーっと 」

「その反応は見つかったんですね?それが誰なのか分かったんですか? 」



「いや・・・えーっと👉👈・・・ 」
俺がはっきりせずにいると、

 「見つかったん?見つかってないん?どっち? 😒」
痺れを切らしたのかなぜか睨まれた。


 「あの子、時々毒づくで? 」

大ちゃんがそう言ってたの思い出した 

「(大ちゃんの言う通りや・・・。これが毒舌?)実はまだ見つかってないです・・・ 💦」

「なんで敬語? 」

「(自覚してないんか?)」


2人はお化け屋敷が怖くないのか気にせずサクサク歩きながら、違う話題をしていた。 



「僕な?大山くんにずっとお礼が言いたかったんや 」

「(えっ?話題変えた?)えー?俺にお礼なんて・・昴くんになにかしてあげたっけ? 

 「大山くん、この間ゆうてくれたやん 」

「なぁ?昴くんはさ、メイクアップアーティスト目指しとるんやろ?それを、みんなの前でお披露目したらどうや 」

「えー?女の子は喜ぶかもやけど・・・・男子は・・・ 」

「えー?でもさ、今は男子も化粧するやん?男性のモデルとかさ!女形だってするやん?流星の腕なら喜んでくれたりするんちゃう?例えばやけど、肝試しをする時のメイクとか? 」

「例えば、文化祭とか ?」

「そう!それや!高校の文化祭と言えばや! 」

「んー・・・ 」

「もう少し今の高校で頑張ってみたらどうや? 」

これは、大山くんの看病に行った時に彼がくれたアドバイスだ。 

 「実はな、大山くんのアドバイスのおかげもあって、あのあと勇気を出してみんなのメイクをしてみたんや!クラスメイト全員! 」

「おー!そうなんや!すごいやん・・・で? 」

「そしたらな?思ったより喜んでくれて・・・ 」

「やった!1歩前進やん! 」

「今では、一緒にご飯食べに行けるくらいの友達ができた・・・。
もちろん男子やで? 」

大橋和也 「そっかそっか!よくやったやん!昴くんの良さをわかって貰えたやん!よしよし、よくやった! 頑張ったんやな?」

「大山くんのおかげやねん。ありがとう 」

 「えー?俺は何もしてへんよ?昴くんが勇気を出して頑張ったからやろ? 」

と、俺は無意識に昴くんの頭を撫で撫でしていた。

その姿を・・・ 

「!? 」

孝くんと、大ちゃんの2人は目を見開いて見てしまい・・・。
いや?暗いのに見えたのか?
それとも光が当たって見えたのか? 

お化け屋敷が怖いのを一瞬で忘れてしもている2人。 

「和のやつ、昴くんにあんなことできるやなんて 」

と、頬を膨らます大に対して・・・ (一応、嫉妬中)



「・・・・・・ 」
黙る孝くん。
こちらも嫉妬中?


「孝くん?顔怖いよ・・・・ 」

「・・・・ところでさ・・・・ 」
「えっ? 」

「・・・・・ごめん、まよったみたいやわ 」

「!?工エエェ(゚〇゚ ;)ェエエ工!? 」

⤴なぜだか迷子になるおふたり。
動揺し過ぎです。 

「あれ?孝くんと大ちゃんは? 」
 「あれ?すぐ後ろ着いてきたのに・・・ 」

さほどふたりの行動を気にしていないのか?

「まさか・・・迷子とか? 」

⤴その通り 
「えー?あの二人に限って・・・ 」

そう心配しながらも2人はサクサク歩いていた。 

そして・・・ 

「ちょっと大!そんなくっつくなよ!怖いんか? 」

「怖くない怖くない・・・ 」

めっちゃ、孝くんの後ろにピッタリとくっつく大ちゃん。 ビビりやな。

「怖いんやろ?正直に言えや 」

「怖いです。孝くん助けて・・・・ 」

「はぁ(。´-д-) 」

ため息・・・ 

「でも怖いんは、和と昴くんがどんな会話してたか気になって仕方なくて・・・ 」

「・・・・・ (それは俺もやけど・・・。なぜか言えない・・・)」

さっきのシーンが頭から離れないふたり。 

 「(別に俺は・・・) 」

 「気にしやんふりしてたけど・・・嫉妬して和にいつか八つ当たりしそうな自分がいて怖いんや・・・ 」

正直に言う大ちゃんに対して、

 「・・・・・ 」
  

孝くんは黙っていた。


 「ってなんか言うてよ・・・。恥ずかしいやん 」

と?この2人に心配されている側の2人は・・・・ 

 「昴くんはさ、好きな人が急に冷たい態度してきたらどうする? 」

「えっ(;゚Д゚)! 」

珍しく動揺しているのか? 

 「えっ?そこ驚くとこなん? 」
 「実は今、そんな感じ? 」

 「えっ?その人は(まさか昴くんのことが大好きな大ちゃんが)昴くんに冷たいん? 」

 「ちゃうよ。逆・・・。僕が彼(大ちゃん)に冷たくしてるんです 」

 「・・・・実はな・・・・俺もや・・・ 」

 「えっ・・・ 」

「というより・・・俺もまだ自分の気持ちがわからんのや 。好きかもしれやんってだけなんやけど・・・・なんやモヤモヤしてるんや」

そんな会話をしていたらいつのまにか出口に着いていた。 

 「昴くん、ゴールしてしもたわ(笑) 」

 「なんだ、つまんない 」

 「でも、一番乗りみたいやで?昴くん、全然お化け見てへんかったもんな?全無視 」

 「大木くんこそ見てなかったやん(笑) 」

 「そこは見てない方が怖ないかなーって 」

「あー、それわかる(笑) 」

となんやかんや楽しそうな2人であった。

「大丈夫!大丈夫や! 」

 「・・・・・・大、もう終わってるから・・・・ 」

まだ構え!のポーズをしながらの大ちゃんと戻ってきた孝くん&大ちゃんペア。

方向音痴はNo.1だったかもしれない。 

そして・・・ 
 「僕らはものすごく怖い世界から脱出せいこうです!ミッションクリアしました 」

一番のりで入ったのに3番手ででてきた三兄弟(笑)


 「その実況マジいらねぇ 」

「でも、めっちゃおもろかったわ。主に涼太くんが(笑)怖がりすぎて途中からお化けたちの方がビビってたみたいし 」

 「それな!絶対ビビりNo.1やわ 」

 「はぁ(。´-д-) 」

⤴じつは怖くて、いまは気が抜けて魂まで抜けた人。 

 「涼太がうるさすぎて途中から楽しめやんかったわ。なぁ?光 」

「えっ(;゚Д゚)! 」

「なぁ?話聞いてた? いや、なんで聞いてないんや」
 「えー?なんやっけ? 」

「フフフ🤭俺の方がレベルが高かったんやな?きっと 」

なぜだか自信満々な涼太。話はまだ続いていたんか?いつのまにか魂が戻ってまいりました 

「なんのレベルや。ゲームのしすぎやわ! 」

「タッキーは真面目やなぁ 」

3人もなんやかんや楽しんだみたいだ。

けど、いつのまに順番入れ替わったんやろ・・・ 

そしてそれからも様々なペアで遊園地を楽しむ7人なのでした。 

女3 「あの子たち可愛い 」

女2 「ほんとだ!お揃いの着けてるー 」

と、ヒソヒソとしながら通り過ぎてく女の子たち。 

 「最後はこれだァ! 」

と、タッキーがなぜだか張り切って指さしたのは・・・ 

 「遊園地と言えば、最後はこれですよねー 」

「ライトアップしてきたな・・・。いつのまにか日が暮れてるし・・・ 」

 「えー?高いとこ😰またァ?いやや 」

「涼太くん!最後のミッション開始や!いっくでー?光も!行こ! 」

「行こう行こう」 
背中を押すタッキーと光に対して

「いやや !」
と全否定する涼太がいた。


 「逃がさへんから! 」

ベアを決めなくても自然と3人はさっさと乗り込んで行ってしまった。 

「昴くん!!! 」

「は、はい・・・ 」

ガシッと捕まれ・・ 

 「俺とのろに! 」

 「えっ(;゚Д゚)!ちょっと! 」

大ちゃんは大胆にも昴くんの手を引いて乗り込んでいってしもた。

ってかさ・・・・ 

「えっ、ちょっとぉー・・・2人きりしやんでよ 」

大ちゃんたちが行ってしもたから残ったのは俺と孝くんだけ?嘘やろー!!



「・・・・・ 」



でも、そういえば今日、孝くんと一言も話してへんような?

別に避けてたりした訳やないけど・・・
たまたまペアに当たらんかっただけで・・・・ 。な、なんでこんな時に当たるかな。

 「・・・・ほな、行くか・・・」 

「・・・・・うん・・・・ 」

孝くんのあとを、ぎこちなく追いかけ・・・ 

「しゃーなしやろ?残りもんなんやし 」
 「なんも言うてへんし・・・ 」

そう言い合いながらも乗り込むと・・・ 

 「・・・・・・・ 」

しばらく沈黙が続き・・・ 、

 「そういえば・・・ 」

「えっ(;゚Д゚)! 」

孝くんが急にしゃべりだし、さらに差し出したのはこないだの合コンバーベキューの時の写真。

えっ?持ち歩いとるん? 

「・・・・凄いな。撮られてたんや。まさかのカメラマン 」
 「それ、大山の分な?ってか頼まれた写真、全員分焼き増しするの大変やったわ。マジカメラを甘くみたらあかんわ。涼太に少しコツ聞いといたけど・・・ 」

 「なんでここで渡すん?ポスト入れるとか、呼び鈴押して渡すとか、あるやろ?(笑) 俺ら隣同士で住んでるんやから」

「・・・・渡す機会失ったから。とりあえず、いつでも渡せるように持ってただけや・・・。あとそれ、渚ちゃんだっけ?の分もあるから。渡しといてくれるか? 」

 「へぇ?そうなん・・・? 」

 「で?あの渚って子とは、付き合っとるんか? 」

「えっ?なんで? 」

 「なんや、つきあってないんか?カップル誕生言われてたやん 」

「いや?付き合ってはないよ?カップルはカップルの振りしただけやし・・・ 。と言うかしてもらったようなもんやし」

 「二人でいなくなったのに? 」

「あの後すぐ帰ったし・・・ 」

「そうか。【香水の君】をさがしとるんやっけ?初恋の君?やっけ・・・ 」
 「・・・・そんなんやないんやけど・・・ (なんでそんなことまで知っとるんや!)」

 「まぁ、見つかるとええな・・・ 」

「・・・・・うん・・・ 」

そんな少しだけの会話やのに嬉しく感じるやなんて。
というか普通に話せてる?俺たち。

乗ってるあいだ、ドキドキして嬉しかった。
でも、苦しかった。


2人きりやのに苦しかった。



でも俺はこの後、【香水の君】の正体に気づくことになるやなんて思ってもみなかったんや。 

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