Timeless Love~君の隣で~

藤原葉月

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最終章

第2話 退院祝い

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そして、退院祝いをする当日がやってきた!
俺は1人、孝くんの部屋の前にいた。

ピンポーン

呼び鈴を押した。
よォーし!びっくりさせたろ!
俺は、クラッカーを構えた。

ガチャ

ドアが開けられると?

「サプラーイズ🎉🎉🎉」
「えっ?大山?」

という声が聞こえてきたけど構わず

「孝くん退院おめでとうございます🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉」
とクラッカーを鳴らしまくった。
「(またクラッカーかよ)」

「あれ?ビックリしやんの?」
なんども同じことをさせられさすがに懲りたのかな?
それてもいつもと同じくクラッカー乗せたまま無言の孝くんに聞くと?

「はぁー(。´-д-)(これもう2度目やけど)あのさぁ、近所迷惑になるからいきなりのひとりクラッカーはやめてくれるか?」

「あはは!ごめんごめん。なぁ?みんな来てる?」
期待を込めて聞いたみたけど・・・・



「いや?まだやけど?お前が一番乗りみたいやな」
「えー?そうなんや。(あれ?早く来すぎたかな)」

「一緒に来るかと思ったわ」

「・・・荷物もってるし・・・」

「・・・・入れば?」
「あっ、そうやんな!あはは。お邪魔しまーす」

そういえばやけど改めて新しい孝くん家に入るのは初めてかもしれやん。

あの時は入口までは来たけどどっちかと言うと逃げてきたから。

だから緊張する。

そして、部屋に案内されると?

「どうぞ?適当に座ってええで?」
「・・・広いな・・・部屋」

「バリヤフリーがついてるところでほんま助かった」

「ふふっ、そうなんやね」

ちょっと羨ましいかも。
「そういえばその荷物・・・」

「あっ!退院祝いに料理振る舞うって約束したやろ!だからその材料や!」
「重そうやな。言うてくれたらこっちでも用意したのに・・・」

「アカンよ。けが人にそんなことさせれんやろ?それにこれはこだわりの材料やからさ」

「・・・・そうやけどさ・・・」

「あー、そうや。この話はずぅーっとできやんかった話やけど、ほんまは事故にあった日・・・孝くん家に行く予定でいたんやで?やっと実現出来るわー」
と笑った。

「へぇ?・・・あー、でもそんな話聞いたかも」

「けど、あんなことになってしもて・・・。」

「・・・・・・」

「あの日な?珍しくバイトもないし、市場によってみようかなぁーって寄ってみたら珍しい野菜を勧められて、安く手に入ったんや。でな?孝くんに借りたお金を返すついでにサプライズで行こうかなぁ・・って思ってたんや。そんときは占いが最悪なことなんて忘れてたわ」

「・・・・(だからあん時あんな嬉しそうな顔してたんや)」



「でもやっぱり思い立って、声だけはかけようかなぁって電話したんや」

「えっ・・電話・・」

「何度もかけたのにちっとも出やんから留守なんかなぁーって」
「いやあん時はごめん(今更やけど)スマホを家に忘れたまま出かけてしもて・・・・(愛梨を追いかけてた・・・なんて言えやんかった。俺も電話しようとしてた。お前の姿を見たから、追いかけて脅かすつもりでいた)」
心の声は言わんのかいっ。


「・・・それってさ・・・また誰かといたん?」
「えっΣ(゚д゚;)」
驚く孝くん。
図星つかれた顔してる。

「・・・・・(やっぱりそんとき一緒におったのは幼なじみさんか・・・・)」

また心の中は言わへんのかいっ。

「いや、それは」


丈くんが何か言い訳を言おうとしたけど、

「さてと。みんなが来る前に料理作るわ!キッチン借りまーす」

「あっ、調味料とか分かるか?」
「探すから大丈夫。分からんかったら聞くし・・自分でも持ってきたから」

⤴そんなこといいのか?

「・・・・・りょ・・・」

⤴了解してるしꉂ🤣𐤔

「(笑)」

「話の続き言うていい?事故の日の・・・」
「えー?孝くんが言うの?」

「あの日さ、お前の星座の運勢最悪やったやろ?」

「そうなんよねー。寝坊するわ、目玉焼焦がすわ、大事な課題忘れてくわ~の日やったわ。」

「はぁ?何それ。それはトラブルやないやろꉂ🤣𐤔」

「プチトラブルばっかり起きてたわ。出かける前にはお気に入りのキーホルダーをベッドの奥に追いやってしもて」

「うさぎのキーホルダーね。よく落とすしな」
「ほんで、うさぎのキーホルダーは諦めて自転車乗り場に行ったら自転車パンクしててん」


「おー、トラブルっぽくなってきた」

「ちょっと!茶化さんといて!自転車は諦めて全力疾走して駅まで行ったら・・・」

「・・・・行ったら??」
「電車の事故で遅延してて・・・だから1時間目諦めた。なのに、大事な課題を持っていくの忘れて・・」



「次から次へと・・・。まぁ、お前にとっては小さなトラブルが続いたんやな」

「1番のトラブルはあの事故・・・やけどな・・・」


「・・・・・」


もう思い出したくもない事故やから。



黙々と手を動かしながらはなす大橋。
すげーなこいつ。

「あー、でもほんまに良かった。孝くんも俺もこうして生きてるわけやし」

「そうやな。あっ、なんか手伝おか?」
「あー、孝くんは座っててええよ」

「いや、けど・・・」

「ええからええから。今日はお祝いされる方なんやから」

「・・・・そう?じゃあ・・ゆっくりさせてもらいます 」

「そうしててくださーい」

だが、小一時間経っても誰も来なくて?

みんなどうしたん?
忘れとる?

「なぁ?みんな遅ない?・・。約束の時間過ぎてるやん」

11時集合やのに、もう12時過ぎとるで?

いくらなんでも遅すぎやろ。


ピロン

LINEの音が鳴る。

「・・・・・!?」

「LINE 大 孝くん、ごめん!俺たちは、用事出来たから行けやんくなった!はっすんと2人きりで頑張って!」
というメッセージに

「えっΣ(゚д゚;)」

⤴思わず声に出た孝くん

「えっ?なに?どうしたん?」

「い、いや・・・。なんでもない・・・」

なんでやなんでやねん!

「・・・?」

大山は黙々と料理を続けていた。

いやいやいやこんな時に2人きりにするとか・・・・。

まぁ、大山の料理は間違いがないから。


「はい、お待たせ!出来たで?まずは前菜・・・」

「うわっ、すげぇ・・・」

「大ちゃんにはカレー・・光にはキノコ料理・・と思ってて・・実は合わせてみた!」

「うまそうやん」
「じつは、バイト先のレストランの新作でもあるんや」
「えっΣ(゚д゚;)まじで?すごいやん、それ」

「今度これを少しだけ改良して、ランチメニューに出してくれることになりました」


「すごいやん!」

⤴めちゃ褒めるやん

「・・・にしてもさ、みんな遅ない?そろって来やんなんてさ・・・。なんか連絡くれるとかあるやんな・・・」

「その事なんやけど・・・LINE見てみ?」

「ん?」
そういえば、料理に集中しててLINEのメール見てへんかったわ」

「LINE   大  ごめん、行けやんくなった」

「えっΣ(゚д゚;)5人ともか?」

何それ!!

「・・・・せっかくたくさん作ったのに・・・!聞いてない!!」

「・・・そうやんな。ごめん・・・」

「まぁ、ええけど?これ、食べれる分だけ取って、あとは冷まして冷凍して、明日からでも食べて?つくおきってやつにすればええんやない?」

「えっ?ええの?」


「捨てるよりはええやろ。せっかく作ったんやしさ。孝くんのための明日からのご飯や。その足じゃまだ、料理なんて出来やんやろ?」


「まぁ、そうやけど・・・・」

「あー、それとも料理を作りに来てくれる彼女でも出来たかな?」
「はぁ?そんな人おらんわ!」
おらんの知っとるくせに!


「ふーん😒(この前見たんやけどね)」

「と、とにかく食べよか。冷めやんうちに」

「・・・・そうしますか・・・」

「まだ、お前はお酒飲めやんから、せめてコーラで乾杯や」

君も飲まんやろ🤣

「(笑)そうやな。じゃあ・・・乾杯!」

なんやかんやで仲良く乾杯して食べ始めた2人。



食べ始めてしばらくして・・・

「なぁ?ずっと聞きたかったこと聞いてもええ?」

「・・・なんや、改まって・・・」


「孝くんの好きな人タイプってどんな人なん?」

「ゴホゴホ・・・」

飲んでいた飲み物を吹きこぼしそうになるし笑
「えっΣ(゚д゚;)だ、大丈夫?」

藤原丈一郎「い、いきなり何?・・・。聞いたことないこと聞くな」

「いや、聞いたこと無かったなぁ・・・・っておもったからや」
「そんなんお前が知る必要・・・」
「えー?だってさ、知り合って1年経つし・・・、ほら、俺には協力するような事してくれたら。なんなら俺も協力しようかなぁーって」
「・・・・・・・(。´-д-)ハァ-」


「あっ、そっか。幼なじみさんみたいな人が好きなんやっけ?」
「・・・・(全然ちゃうし!)」

「(な、なんで黙っとるん?)あー、それとも佐久間さん?」

「はぁ?・・あのなぁ・・・(なんで答えやなあかんねん)」


「実はさこの前見ちゃったんだよね。孝くんが佐久間さんと一緒にいるの」
「いやだから、それは・・・・」



「やっぱりあの後2人付き合ってるやん」


「ちゃうから!(そりゃあ、1日付き合うって約束その日に変更はしたけど・・・)」

「やっぱり俺も帰ろうかな」
と席を立とうとして



「・・・・待てや・・」

孝くんが俺の腕を掴んできた。

そして真剣な顔をしている。

「えっ・・・・」

「お前はいつも俺の気持ちを聞かんと先走るとこあるから・・・」

「・・・孝くんの気持ちって何?」

「い、言っとくけど俺にだって好きな人はおる・・・」

「えっ・・・(ズキン)い、いるんや・・・・」


なにこれ・・・なんの報告されるん?

「祐希さんや、佐久間さんにもそれはバレてしもて・・・・」

大橋和也「・・・・・・」

この雰囲気はもしかしたら・・・

「そ、そういう大山は、例の・・【香水の君】?といい感じなのか?」

急に何言うかと思ったわ。

「いい感じ・・・・。うーん、どうかな」
「なにか進展は?」


「あるわけない。そ、そっちこそ・・・」

「その好きなやつにはまだ伝えれてないから・・・・」

「お、俺だって・・・」


「【だって、好きな人は今ここに・・・目の前にいるから!!】」


だからさぁ、そのおもいをつたえなきゃ!!せっかく機会を与えたんやから!!2人ともファイト!!

(By大)


「お、俺・・・」

孝くんが和に何かを言い掛けたその時やった

プルルプルル

だが、タイミングが悪く孝くんに電話がかかって来た。
せっかくいい雰囲気やったのに!!

プルル

「・・・・・・」

電話に出ようとしない孝くんに

「電話・・出やんの?」

「いや、えーっと・・」

「出てもええよ?」

「・・・・・じゃ、じゃあ・・・」

と出たら、
「も、もしもし?」

「もしもし?藤原さん?」

「あっ、佐久間さん・・・」

「・・・!」

なんと電話の相手は佐久間さんで・・。
って言うか電話番号交換したん?

「・・・じゃあ・・・俺は・・・」

ショックが大きいのと、二人の会話を聞きたくなくてその場から動こうとして・・・・

「ちょっと!大山・・・」

と思わず声に出した孝くん。

【えっ?大山さんと一緒にいるんですか?】

「あっ、うん。退院祝いに来てくれてて・・・」


【そうでしたか。それはお邪魔でしたね。あの実はあなたが探しているものがたまたま見つかったのでお知らせしようと思いまして】

「そうなんですか?わざわざありがとうございます」

「・・・・・」

【メールでも良かったんですけどね笑では、あまた写メしときますね。それでは・・・】
と、電話を終わらせた。


「大山、ごめん」


「やっぱり付き合うってことやろ?」

「えっ・・・」

大橋和也「孝くん、女の子に話しかけられても全然見向きもしやんかったのに」

「ってかさ、いつの話しとるんや!そんな前の話されても。ってかさ、何怒ってるんや。なんたっそんなことで今更怒られやなあかんのや」

────────────────────────

「あ、あの!隣座っていいですか?」

「・・・・・・」

「・・・・・あ、あの!好きです!! 」

だけど孝くんはイヤフォンで課題を集中して聞いてたみたいで、彼女達の声が聞こえてないし見てなかったみたいや。
それを俺は隣で見てきたから知ってはいるけど・・・

「そんなことって・・・」

「気づかんかったわ」

「丈くんは知らんくせに・・・。そんときの女の子たちがどんな思いでいたか(俺もそのときどんな思いでいたか・・・)」

「だから、ちょっと待てって」

「俺がどんな思いでいるかも知らんくせに!!」

「えっ・・・」
「・・・・そうやっていつも・・・・」

なぜか、涙を流す大山に、俺はいてもたってもいられなくて・・・・


「あー!もう!うるさいわ!!うるさい口やな」

気がついたらキスをしてた。


「えっ・・・」

いま、何された?
「おれは・・・」

「な、なんでキスなんかしたん?」

「・・・し、したかったから?」

「・・・・な、何それ・・・もう、ええわ・・・!」


「大山?」

「孝くんのアホ!丈くんなんか嫌いや!」
「えっ・・・」


バタバタ

大山はそのまま出て行ってしもた。

「ま、待って!大山!」

大山を追いかけようとして俺は、玄関先で車椅子をひっかけて倒れてしまい、動けやんくなってしまった。

車椅子から落ちてしまい・・・身動きができやん・・・

「大山・・・待てよ・・・。イテテテ。
俺の気持ちを聞いてくれよ・・・。さっきのキスは・・・・」

そう言いながら起き上がれずにいて・・・。


孝くんにキスをされ、パニックで孝くん家を出てきた大山くんは・・・・


走って足を止め・・・・


「嫌いって言うてしもたやんかぁ!孝くんがあんなことするから・・・。

き、キスするやなんて聞いてない・・・・」


内心は嬉しいはずやのに・・・。

パニックで、心と反対のこと言うてしもたやんか!!

⤴ただいま大パニック中。

和!はよ戻ったって!
孝くんが!

大パニック起こしているので、かれはそのまま家に帰ってしまったのだ。


その頃、孝くんは・・・


「・・・・」

薄れゆく意識の中ス誰かに助けを求めなきゃ!

そう思って・・・やっとの思いで相手をみつけ・・・

発信ボタンを押したのだった。

だが、その助けを求めた相手は・・・・























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