続君といる奇跡

藤原葉月

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第8話

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そんな二人の間にはやっぱり距離があり、

「中川くん!」

なんて話しかける大岡くんがいて

「!?」

2人はびっくりしてて

「えっ?あれ?ごめん。2人話してた?」
なんて呑気に言われ


「朔夜にはおすそ分け」
そう言ってブレザーの腕の部分のボタンを外して大岡くんのブレザーのポケットにいれる中川先輩。

「(朔夜・・・先輩は大岡くんを名前で呼ぶ。俺のことは直人って呼んでくれない)」



⤴嫉妬ポイント入りました

「えっΣ(゚д゚;)中川くん今何を・・・」

⤴今頃気づくし。


「制服のボタンだよ!ボ・タ・ン。定番でしょ?好きな誰かに貰うのは」

「いやでも😫これは(困る😰)す、好きって💦」

俺の方を見ながら大岡くんは困った顔をしている。

そういう所が羨ましいというか・・・好かれるんだよな。

「相変わらず隙がありすぎなんだよ。藤元くんにはもうもらったんだろ?俺のは捨ててもいいよ」

「そ、そんなことするわけ」

「朔夜には楽しませてもらったからね。そのお礼も兼ねて」

と笑いかけている。
「最後にー」
「えぇ....(困惑)」

「さっくん」

「!?」

「呼んでみたかったんだよねー」


「(ズルい!最後にニックネームで呼ぶとか!)そんな顔、俺には見せてくれやんくせに!」

2人のやり取りをまた目の当たりにしてしまい

「先輩のバカっ」

なんて思わず声に出て言ってしまう

「!?」

「・・・・・」

「ごめん、直人くん・・・中川くん。邪魔したね中川くん・・・いえ・・・中川先輩、卒業おめでとうございます!じゃああとは二人で仲良くどうぞ😊」

とだけ言うと歩いて行ってしまった。


「なんでやねん」
と思わず先輩と声が揃う。

(えぇ....(困惑)関西弁!?)

「ふふ🤭声揃えてるやん」
と聞こえてきたからにやにやしているなんて思わず。
「・・・・・・ちょっと・・・また2人きりにするとか・・・(困る)」

「・・・・・(2人きりになるの嫌なんだ)」


なんて2人は思っていてまたまた沈黙の時間が流れてしまってて・・・・


「・・・・あのさ」

「先輩・・・・これ」

直人は思い出したかのようにブーケを差し出した。

「きょ、今日は卒業の日?だし」

「えっΣ(゚д゚;)俺にくれるの?」

彼が差し出してきたのは小さくて可愛らしい花のブーケ。

「そ、卒業おめでとうございます。俺からじゃ嫌かもしれませんが・・・・(´⌒`。)グスン」


何故かもういろんな感情が溢れて泣けてきてしまった。



「あれれ?泣いてる?」

「な、泣いてないですよ!もう先輩と会わなくなるって」

「寂しい?」

「さ、寂しいわけ🥺(寂しい!寂しいよ)」


「それでも泣いてくれるんだ。可愛らしい花だね」

「ね、姉ちゃんに教えて貰って・・・(これでも先輩の為だけに作ったんやから)」

それ言わなきゃ
「そ、そっか、・・・・ありがとうな」

道枝駿佑「・・・・いえ・・・・」

しーん。

会話終了。

「(この子とは最後までこんなにも会話が弾まないなんて)」

「(先輩とはこんなにも距離が遠い。近くにいるのに・・・心の距離が遠い・・・・)」

でもいつの間にか先輩を見つめてしまっていたようで


「・・・・やっと目が合った」
「えっ(///д///)」

「・・・・だって、ずっと目を合わせてくれなかったじゃん?」

「・・・・・・」

「でも今は君が俺に目を合わせてくれてるから」

「・・・そ、それは(⑉・ ・⑉)」
「ありがとう、これありがたく貰っとく・・・じゃあ😊」


先輩がふわっと笑ってくれて行こうとした瞬間

「あ、あの!」
今や!今なら・・・・

「えっ?」

先輩が、振り返る。
「バレンタインの・・・・・」

「・・・・・?」

「バレンタインの」

直人が何かを伝えようとした時

「中川くーん!!」


「!?」

2人の邪魔をするように・・・絶妙なタイミングで先輩が、呼ばれ・・

「なに?三枝。ちゃんと聞くから」

「あっ、いや・・・先輩呼ばれてますよ」

山田涼介「いいよ、大した用事じゃないし。(君の話が聞きたい)」

「あ、あの!頑張ってください!!じゃあ」
「えっΣ(゚д゚;)それだけ?」

「それだけ言い忘れていたんで」
と言って走っていってしまった。
正しくは・・・・逃げた?


「えぇ....(困惑)」

中川くんは呆然とし


「(もう俺のことは好きじゃなくなったってこと?)」

「(ダメだ!全然ダメだ!)」

直人は走りながらそう思い・・・・止まると涙が止まらなかった。

「(あの子をすきだと気がついたのに・・・・)」

「(先輩に、好きってちゃんと伝えたいのに)」

「こんなに好きなのに!!」


2人は好きになりすぎたのか、かえってこじらせてしまったみたいだ。
「大岡くん、俺・・・先輩のことを好きだって言え無くなっちゃいました😣😭せっかく背中を押してれたのに・・・・」

「・・・・・(追いかけられないなんて俺もダメな男だな)」


「中川くん!!話あるんだけど」

「わかった。後で行くからちょっとまってて?」
「わかった」

中川くんは目の前に朔夜と善一郎カップルがいるのに気がついた。



「中川くん、良かったの?」

「いいのいいの。それより何?俺、忙しいんだけど」


「よっ」

「相変わらずラブラブなおふたりさん。なんか用?」

「中川くん!そのブーケ」

また君付けに戻してる朔夜。

「おー?それはもしや」

「あぁ、三枝がくれたんだ。たった今・・・・」

「ちょっと待て・・・中川・・・三枝にもらって何も言わなかったのか?」

「ありがとうは言ったけど?」
「さっぱりしすぎやろ!」

「中川くん」

「まぁ、そういうもんだよ?俺たちの仲は。ただの先輩と後輩」

と言いながら歩いていってしまう


「待てよ・・・お前・・・三枝のこと・・・・」


「・・・・・」

ピタリととまる中川くん

「そうだよ!好きだよ・・・」


顔は見えないがそう言う中川くんに
「・・・・・・」

「俺はいつの間にかあの子のこと・・・・」

「それちゃんと本人に・・・」

「言うわけないじゃん?言えなかったよ。話せば話すほど・・・・俺たちはこじれてくんだから」

「えっ・・・」

「もういいんだよ。心配してくれてありがとう。ごめん・・・・な?邪魔して」

中川くんが泣いてる。
あんなに負けず嫌いな中川くんが・・・・・


「そんな!」

2人は・・・2人は両思いなのに?

言ってあげたいのに何も言えない大岡くんが、そこにはいて

「・・・・朔夜」


「善くん😣🥺🥺🥺😭」
なぜか2人を思って泣き崩れる大岡くんを善くんは何も言わずに抱きしめていた。




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