9 / 19
第9話
しおりを挟む
そして1人歩いていた直人のもとへいつもの仲間が声をかけていた
「直人~!!」
「(笑)陽太は相変わらず声でかいんやから・・・・」
「だってぇ」
「・・・・・おかえり」
「ん・・・ただいま」
いつものみんなの顔みたらまた、泣きそうや。
「中川先輩には会えたん?」
「・・・・うん」
悲しそうに笑う直人。
まるで泣くのを我慢してるみたい。
「直人・・・・なんでそんな悲しそうな顔してるんよ」
「えっ?そうかなぁ・・・気のせいやで?」
強がって見せたけど・・・
「直人?大丈夫?」
そう言って顔を覗き込む陽太。
「大丈夫や!」
「どうしたんや。直人らしくないやん」
「なんで陽太の方が泣きそうな顔してるんや」
「だって🥺」
「お前は幸せなんやろ?」
そう言ってまた笑う直人は陽太をよしよしした。
「・・・・・」
「俺・・・もう先輩のこと忘れる」
「えっ」
直人の発言に3人は驚いた。
「もう決めたから」
「直人・・・・」
「それでいいのかよ・・・直人は!」
「ええよ。もう苦しい思いするの嫌やし?」
(直人・・・・)
「なぁ?カラオケでもいく?行こうよ!」
「・・・・・」
直人の空元気に何も言えない3人がいた。
そして中川くんの方はと言うと
「で?なんだっけ・・・・」
相変わらず塩対応を頑張ろうとしている中川くんが、そこにはいた。
「ねぇねぇ!中川くんって今付き合ってる人とかいないんでしょ?」
「まぁ・・・・居ないけど」
「じゃあさぁ真昼とデートしてあげてよ」
「えっΣ(゚д゚;)デート?その前に真昼って誰?なんで」
「なんでって・・・別にいいじゃん」
「いやいや良くないだろ」
「ちょっと迷惑だよ」
その真昼って子も無理やり連れてこられたみたいだけど?
・・・・同じ卒業生か。
違うクラスだし
「断るって言ったら?」
「秒で断るの?付き合ってる人いないんでしょ?」
「俺、好きな人居るし」
それは嘘はじゃないし
「えぇー大岡くんだっけ? 」
「・・・ちがうし」
なんでその名前・・・
「違うよっ」
「なぜ君が答える」
「えー?違うの?」
なんだか囲まれてる。
もう勘弁してくれよ
好き勝手言いやがって・・・もう帰りたいんだけど?
「振られたんじゃなかった?」
「中川くんが振ったんじゃなくて振られたんだよね?しかも男の子に」
「・・・・(なんで知ってんだよ)」
「その次に好きになった子(?)も」
山「えっ(///д///)(ギクリ)」
思わず赤くなった。
「そうそう」
「ひ、引かないのかよ!ってか、なんで知ってんだよ(⑉・ ・⑉)」
「何となくねー。中川くんの行動見てると分かりやすいし」
「!?」
なんだよ、つけられてたのか?
俺の行動がわかりやすいだなんて・・・・そんなわけ・・・。
「だよねー?ほら中等部の子でしょ?さっきも一緒にいたし」
「・・・・(やっぱり見られてる・・・)」
「背が高くてイケメンで可愛らしい顔した子!確か三枝先輩の弟さん」
この取り巻きの中には後輩もいるみたいだ。
「・・・・・・」
「また男子?もうそろそろ女子にしなよ」
「・・・・(余計なお世話だ)」
「でも三枝くんって確か中川くんにストーカーしてた子でしょ?むしろ嫌いなんじゃ」
「そんなことない(その逆)」
「そんな子やめて女子にしなよ」
「・・・・・(ほんと好き勝手言いやがって。そんな三枝を俺は好きになってしまったというのに)」
なんて中川くんの心の声は届くはずもなく
「ほらほら2人きりでどこへでも行っちゃえ!」
「どこへでもって・・・・どこだよ」
「・・・・・」
無理やり二人きりにされ・・・その子と目が合う。
「あ、あの。中川くんが迷惑なら・・・(⑉・ ・⑉)」
「しゃあなしな?駅までならいいよ」
「ほんとに?」
「・・・・ほんとだよ」
俺はそんなことを言ってしまっていた。
だって実際三枝には振られたようなもんだし・・・・
「ヒューヒュー( 厂˙ω˙ )厂」
俺たちは茶化されながら歩き始めた。
はっきり言ってこの女子にやましい感情は一切湧いてこなかったけど・・・・。
駅までの道のりを黙って歩き始めた俺たちだった。
そして直人たちはと言うと
「そうやな!カラオケ行こ!健ちゃん先輩たちにも連絡したで?」
「そうなん?」
「みんなで行こうってさ!7人で!ええよな?直人」
「うん、ええよ」
「よっしゃぁぁぁぁ歌うで!哲平一緒に歌おうな」
「おん、ええよ?」
そして合流した俺たちは
「相変わらず元気なやつやな(笑)」
「ええやん。元気があるのはいいことやで?」
なんやかんや仲良くなった俺たちはカラオケを楽しもうとしていた。
「よっしゃあ、何歌う?春樹!一緒に歌おう」
「何にします??」
それぞれカップルで歌ったりソロで歌ったり・・・
「・・・・・」
みんながしあわせそうで嬉しそうでそれが俺も嬉しかった。
けど俺の心は満たされやんままやった。
「じゃあ・・・ここで」
と俺は真昼って子と駅で別れようとしていた。
なのに
「あ、あ、あの!」
「ん?」
なぜか服の端を掴まれ・・・、
「中川くんの好きな人って・・・・」
「いや俺振られたし」
「あの三枝くんでしょ?三枝直人くん」
「好きだよ・・・・俺・・・いつの間にか逆にあの子を逆にストーカーしちゃっていた。あっ、笑うなら笑っていいよ?振られてるし」
「笑わないよ。笑うわけないじゃないですか」
「もういいんだよ。諦めたし?嫌われたし・・・・」
中川くんも嫌われたと思い込んでいる
「あの・・・・私が言うのもなんなんですが・・・諦めないでください」
とどさくさに紛れ手を繋がれる
「えっまって?君は俺の事・・・」
「本当に好きなら彼のことを忘れちゃダメだよ」
「なにそれ・・・何言ってんの?君はおれが好きなんじゃないの?」
「私は藤元くんに負けても強気でいる中川くんが、好きだった」
「だった・・・・」
過去形に変わりましたか・・・・
「でも今の中川くんは残念な中川くんのままだよ」
「えっ・・・・・残念って」
「じゃあ、元気で!送ってくれてありがとう!卒業おめでとう」
そう言って彼女は駅の中に入っていった。
「残念な俺のままってなんだよ」
じゃあどうすれば良かったんだよ!
やっぱり俺は誰にも必要とされないままなのか?
「直人~!!」
「(笑)陽太は相変わらず声でかいんやから・・・・」
「だってぇ」
「・・・・・おかえり」
「ん・・・ただいま」
いつものみんなの顔みたらまた、泣きそうや。
「中川先輩には会えたん?」
「・・・・うん」
悲しそうに笑う直人。
まるで泣くのを我慢してるみたい。
「直人・・・・なんでそんな悲しそうな顔してるんよ」
「えっ?そうかなぁ・・・気のせいやで?」
強がって見せたけど・・・
「直人?大丈夫?」
そう言って顔を覗き込む陽太。
「大丈夫や!」
「どうしたんや。直人らしくないやん」
「なんで陽太の方が泣きそうな顔してるんや」
「だって🥺」
「お前は幸せなんやろ?」
そう言ってまた笑う直人は陽太をよしよしした。
「・・・・・」
「俺・・・もう先輩のこと忘れる」
「えっ」
直人の発言に3人は驚いた。
「もう決めたから」
「直人・・・・」
「それでいいのかよ・・・直人は!」
「ええよ。もう苦しい思いするの嫌やし?」
(直人・・・・)
「なぁ?カラオケでもいく?行こうよ!」
「・・・・・」
直人の空元気に何も言えない3人がいた。
そして中川くんの方はと言うと
「で?なんだっけ・・・・」
相変わらず塩対応を頑張ろうとしている中川くんが、そこにはいた。
「ねぇねぇ!中川くんって今付き合ってる人とかいないんでしょ?」
「まぁ・・・・居ないけど」
「じゃあさぁ真昼とデートしてあげてよ」
「えっΣ(゚д゚;)デート?その前に真昼って誰?なんで」
「なんでって・・・別にいいじゃん」
「いやいや良くないだろ」
「ちょっと迷惑だよ」
その真昼って子も無理やり連れてこられたみたいだけど?
・・・・同じ卒業生か。
違うクラスだし
「断るって言ったら?」
「秒で断るの?付き合ってる人いないんでしょ?」
「俺、好きな人居るし」
それは嘘はじゃないし
「えぇー大岡くんだっけ? 」
「・・・ちがうし」
なんでその名前・・・
「違うよっ」
「なぜ君が答える」
「えー?違うの?」
なんだか囲まれてる。
もう勘弁してくれよ
好き勝手言いやがって・・・もう帰りたいんだけど?
「振られたんじゃなかった?」
「中川くんが振ったんじゃなくて振られたんだよね?しかも男の子に」
「・・・・(なんで知ってんだよ)」
「その次に好きになった子(?)も」
山「えっ(///д///)(ギクリ)」
思わず赤くなった。
「そうそう」
「ひ、引かないのかよ!ってか、なんで知ってんだよ(⑉・ ・⑉)」
「何となくねー。中川くんの行動見てると分かりやすいし」
「!?」
なんだよ、つけられてたのか?
俺の行動がわかりやすいだなんて・・・・そんなわけ・・・。
「だよねー?ほら中等部の子でしょ?さっきも一緒にいたし」
「・・・・(やっぱり見られてる・・・)」
「背が高くてイケメンで可愛らしい顔した子!確か三枝先輩の弟さん」
この取り巻きの中には後輩もいるみたいだ。
「・・・・・・」
「また男子?もうそろそろ女子にしなよ」
「・・・・(余計なお世話だ)」
「でも三枝くんって確か中川くんにストーカーしてた子でしょ?むしろ嫌いなんじゃ」
「そんなことない(その逆)」
「そんな子やめて女子にしなよ」
「・・・・・(ほんと好き勝手言いやがって。そんな三枝を俺は好きになってしまったというのに)」
なんて中川くんの心の声は届くはずもなく
「ほらほら2人きりでどこへでも行っちゃえ!」
「どこへでもって・・・・どこだよ」
「・・・・・」
無理やり二人きりにされ・・・その子と目が合う。
「あ、あの。中川くんが迷惑なら・・・(⑉・ ・⑉)」
「しゃあなしな?駅までならいいよ」
「ほんとに?」
「・・・・ほんとだよ」
俺はそんなことを言ってしまっていた。
だって実際三枝には振られたようなもんだし・・・・
「ヒューヒュー( 厂˙ω˙ )厂」
俺たちは茶化されながら歩き始めた。
はっきり言ってこの女子にやましい感情は一切湧いてこなかったけど・・・・。
駅までの道のりを黙って歩き始めた俺たちだった。
そして直人たちはと言うと
「そうやな!カラオケ行こ!健ちゃん先輩たちにも連絡したで?」
「そうなん?」
「みんなで行こうってさ!7人で!ええよな?直人」
「うん、ええよ」
「よっしゃぁぁぁぁ歌うで!哲平一緒に歌おうな」
「おん、ええよ?」
そして合流した俺たちは
「相変わらず元気なやつやな(笑)」
「ええやん。元気があるのはいいことやで?」
なんやかんや仲良くなった俺たちはカラオケを楽しもうとしていた。
「よっしゃあ、何歌う?春樹!一緒に歌おう」
「何にします??」
それぞれカップルで歌ったりソロで歌ったり・・・
「・・・・・」
みんながしあわせそうで嬉しそうでそれが俺も嬉しかった。
けど俺の心は満たされやんままやった。
「じゃあ・・・ここで」
と俺は真昼って子と駅で別れようとしていた。
なのに
「あ、あ、あの!」
「ん?」
なぜか服の端を掴まれ・・・、
「中川くんの好きな人って・・・・」
「いや俺振られたし」
「あの三枝くんでしょ?三枝直人くん」
「好きだよ・・・・俺・・・いつの間にか逆にあの子を逆にストーカーしちゃっていた。あっ、笑うなら笑っていいよ?振られてるし」
「笑わないよ。笑うわけないじゃないですか」
「もういいんだよ。諦めたし?嫌われたし・・・・」
中川くんも嫌われたと思い込んでいる
「あの・・・・私が言うのもなんなんですが・・・諦めないでください」
とどさくさに紛れ手を繋がれる
「えっまって?君は俺の事・・・」
「本当に好きなら彼のことを忘れちゃダメだよ」
「なにそれ・・・何言ってんの?君はおれが好きなんじゃないの?」
「私は藤元くんに負けても強気でいる中川くんが、好きだった」
「だった・・・・」
過去形に変わりましたか・・・・
「でも今の中川くんは残念な中川くんのままだよ」
「えっ・・・・・残念って」
「じゃあ、元気で!送ってくれてありがとう!卒業おめでとう」
そう言って彼女は駅の中に入っていった。
「残念な俺のままってなんだよ」
じゃあどうすれば良かったんだよ!
やっぱり俺は誰にも必要とされないままなのか?
0
あなたにおすすめの小説
【16話完結】あの日、王子の隣を去った俺は、いまもあなたを想っている
キノア9g
BL
かつて、誰よりも大切だった人と別れた――それが、すべての始まりだった。
今はただ、冒険者として任務をこなす日々。けれどある日、思いがけず「彼」と再び顔を合わせることになる。
魔法と剣が支配するリオセルト大陸。
平和を取り戻しつつあるこの世界で、心に火種を抱えたふたりが、交差する。
過去を捨てたはずの男と、捨てきれなかった男。
すれ違った時間の中に、まだ消えていない想いがある。
――これは、「終わったはずの恋」に、もう一度立ち向かう物語。
切なくも温かい、“再会”から始まるファンタジーBL。
お題『復縁/元恋人と3年後に再会/主人公は冒険者/身を引いた形』設定担当AI /チャッピー
AI比較企画作品
サラリーマン二人、酔いどれ同伴
風
BL
久しぶりの飲み会!
楽しむ佐万里(さまり)は後輩の迅蛇(じんだ)と翌朝ベッドの上で出会う。
「……え、やった?」
「やりましたね」
「あれ、俺は受け?攻め?」
「受けでしたね」
絶望する佐万里!
しかし今週末も仕事終わりには飲み会だ!
こうして佐万里は同じ過ちを繰り返すのだった……。
孤毒の解毒薬
紫月ゆえ
BL
友人なし、家族仲悪、自分の居場所に疑問を感じてる大学生が、同大学に在籍する真逆の陽キャ学生に出会い、彼の止まっていた時が動き始める―。
中学時代の出来事から人に心を閉ざしてしまい、常に一線をひくようになってしまった西条雪。そんな彼に話しかけてきたのは、いつも周りに人がいる人気者のような、いわゆる陽キャだ。雪とは一生交わることのない人だと思っていたが、彼はどこか違うような…。
不思議にももっと話してみたいと、あわよくば友達になってみたいと思うようになるのだが―。
【登場人物】
西条雪:ぼっち学生。人と関わることに抵抗を抱いている。無自覚だが、容姿はかなり整っている。
白銀奏斗:勉学、容姿、人望を兼ね備えた人気者。柔らかく穏やかな雰囲気をまとう。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる