君の鼓動を感じて~BLUEストーリー~

藤原葉月

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出会い

第1話 気になる先輩

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俺の名前は道岡 瞬
高校1年生や。

みんなには【みっちー】って呼ばれてる。

俺は今、すごく気になっている男の先輩がいる。

俺の前やと怒りっぽくて・・・と言うよりいつも怒ってるんちゃうか?

なのに、きになるんや。

みんなには【たけくん】とか【たけ】って呼ばれてる先輩で。

っていうか実は未だにフルネームがわからんのや。名前の漢字も分からへんし。

と言うかあの人って・・・・・・。

どっかで会ったような?

俺とあの先輩の出会いはまずは図書室。
(いくつかあるんやけどそのひとつを紹介するわ)



なんや、じぃーっと上の方の本を取りたがっていたから・・・・(取りたがっているように見えただけか?)



「(脚立使えよなぁ)」

って思ったんやけどな?

きいて?
ここからが肝心や!

俺はあの人に褒められたかったんや。


ちょっとだけでもええから褒めてほしくて・・・・

すっと、彼の横へ行き・・・その取りたそうな本を選び(勝手に)
  「はい、どうぞ。これでいいですか?」

と、にっこり笑ってとってあげたんや。

最大級のスマイルやで?

商売用のスマイルとちゃうで?

な、なのにあの人なんて言うたと思う?


「はぁ?なにこれ」

「なにこれって・・・。読みたそうにしていたから取ってあげました。読んでください」

「全然ちゃうわ。余計なお世話や。ちょっと背が高いからって・・・」
とキレられ、


「なっ💢」


「悪いけど、返しといて・・・」

と言ってなぜだか怒られた。

本は突き返してきたし・・・。

「・・・・・」

無言で彼はその場を去っていった。
いや?逃げられたんか?
「そ、そんなに怒らんくても・・・」
と呟いた。

そりゃあ勝手に読みたい本やと思って撮った俺も悪いけどさぁ!




「取った本はどうすればええんや?」

⤴返せば良いのでは?

「っていうか・・・俺の立場はどうなるん?」
⤴知るかよ


めっちゃ恥ずい思いしたやんか!


⤴結構注目されてましたからね。




この後俺はなんだかイラッとしてきて・・・・



「なんなん?あの人!!人が厚意で本を取ってあげたって言うのになんなんや💢」

1人キレて呟き、ドカッとカバンを置いて、課題をやり始めた。


「シ━━━ッd(ºεº;)」
と生徒たちが一斉に唇に人差し指を当てている。
「ハッ!す、すみません」
⤴そして謝る人


「みっちー・・・ここにいたんや」

「健・・・」
「どうしたん?みっちー・・・荒れてるやん。図書室ではお静かに」

と、なぜだか注意されたから

「お前に言われた無いわ。お前の声の方が大っきいし」
と返した。

「うわっ、ひどない?なぁ?もしかしてやけどまた例のあの先輩となんかあったん?」

「えっ(/// ^///)」
⤴わかりやすくなぜか赤くなる。
「おー!やっぱなんかあったんやんか!なにがあったん?赤くなるやなんて意味深すぎる」

というかワクワクが増しているやないか!
やめてくれや。
誤解されるやろ?

でも

「そう!そうなんだよ!あったんだよ!!健、聞いてくれるか?」

「・・・・(笑)聞いて欲しいんや」

「な、なんだよ!ええやないか」

「あー!それってもしかしてさ・・」
「何がもしかしてや」

「みっちーはさ・・・その先輩が気になるんやなくて【好き】ってことやんな?」

とにこにこして聞いてくる。

何言うてるんやこいつは。

「はぁ?好きやと?誰が誰をや」
課題を書きながらいると
「みっちーが?たけ先輩のこと?」


バキっ(芯が折れる音)

「ちょっ、なにしてんの」
「はぁ?好き?んなわけあるか!わけわからんこと言わんといてや!怒るで?」

「えー?だって・・・毎日・・・んぐぐ」
「!?」

俺は「それ以上は言うな!」という感じで彼の口を抑えた。
まわりには二人してワチャワチャ(いちゃいちゃ?)としているように見えたみたいで


「うるさいから出てけ!」

と追い出されてしもた。


「ごめぇん!みっちー」
と手を合わせる健。

「もう!健のせいや!」

「そんな怒らんくても先輩に会えたんやろ?」
とニヤリ。

「なんや!好きって!ありえやん!そんなわけあるか!」


「つまりー・・・・みっちーが恋してるんや!男の先輩やからBLってやつやな!今どきやんか」



「いやだからーそんなんや・・・///」

「つまりー、先輩を恋愛として好きってことや!」

「ありえやん!(2回目)」

「えー?だってさぁ・・・こないだあの先輩のクラスが野球の授業していて・・・誰にも分からんようにこうやって神頼みするように・・・
【どうか先輩が、ホームラン打ちますようにー】ってやってたやんかぁ!あんなんファンの女子がすることやろ?」
「!?(ファンの女子・・・)」

「願ってたんやろ?見てたでー?」
「(み、見られてた)」
「さっき言いそびれたけど、毎日あの先輩より早く来て、先輩が登校するのを上からそーっと見ているくせに!もう【好き】やんか!」

「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」

⤴謎の叫び

「いや、叫びすぎやろ(苦笑)」

こ、これが俗に言う【恋】ってやつなんか?

そ、そんなん言えるわけないやん!
相手は男やで?
男同士やで??

BLやん!!
⤴さっきからそう言うてる。

それに俺・・・あの先輩に嫌われることしたわけやし・・・・・?



「どうせ俺の事なんか・・・」

「あー!またネガティブな人になってる」


さっきから俺にこんなふうに話しかけてきて一緒にいるのは【長山健】。

俺の心許せる親友の1人であり、幼なじみなんや。

先輩のことをこんなふうに話せるのは、彼ともう1人の親友の【高原恭一】と、同じクラスのメイク男子の【大咲聖也】くんや。
俺を含めて4人でいることが多い。

そして俺はあの【たけ先輩】にまさかほんまに恋をしてしまうやなんて思ってもみなかったんや。
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