君の鼓動を感じて~BLUEストーリー~

藤原葉月

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先輩とバッタリ

第7話

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あれから俺は雨が降るとスカイブルーの傘を探すようになってしまった。

あの時、あの人に返そうと一時持っていた傘やったから忘れるはずがない。

赤と緑の傘に挟まれたスカイブルーの傘挿して歩いているのを見つけると、

「今日もあの人登校してる」
って安心してしまうんや。

たけくん先輩から【あの人】呼びに変えてるし(笑)


緑と赤の傘はあの人と一緒にいた【友達】ってことも覚えた。

あとは名前だけや。





武春目線

「まさかあいつがあの犬を飼ってくれていたやなんて・・・」
夢にも思わんかった。

しかもあれから半年は経つ。


あの時ほんまは俺に傘を返そうとしてしてくれていて・・・。
しかもあの場所はハナがいた場所。

そこに行けば俺が来ると思てたんかな。

⤴その通りです。

やのに俺はあいつに

⤴ずっとアイツ呼ばわり


「はぁ( -  - `)何やっとるんやろ俺は!!」

とひとりポカポカと自分を殴ったり・・・・ため息ついたりしている。

「もう!武くん!ため息つくならさ、宿題は他でやってくれやん?うるさくて集中出来へんのやけど?」

「(笑)」

「そうや!お前さ。数学得意やんな?これ解るか?」

「おー?どれどれ?俺に解けない問題は無いで?」
「ほんまかぁ?」

「(怒っとるはずやのになんやかんや教えてくれるやなんて優しいなぁ)」

「これはなぁ・・・」


友に教えて貰いながら俺はもうひとつ考え事をしていた。
そういえばやけど、たしかあいつに参考書を預けた・・・っていうよりもう【あげてしもた】形になってしもたな。
よく考えたら・・・まだ必要やったかもしれん。
「もう必要ないから返さんでええわ」


なんて、カッコつけたこと言うてしもたけど・・・


「なぁ?あの参考書どうしたん?」
「えっΣ(゚д゚;)」

急に話しかけられビビる俺。
「あー・・・どっか置いてきてしもたかなぁ・・・」

とこの時は誤魔化したが・・・


「ふーん😒」

と睨まれ・・・

「それ、うそやろ」

「はぁ?嘘やないわ。睨むな」「置いてきたんやなくて・・・あの子にあげたんやろ」

「ええ....(困惑)」

図星をつかれた😵‍💫

なんでわかるんや!
「しかも?【貸した】やなくて・・・あげたんちゃうの?ほら、例の背が高い1年生の【みっちー】君に!」


「!!!」

「当たりやー😁」

「ちゃわちゃうわ!か、貸したままなだけや」

「そうや!あの子のフルネーム知りたい?」「えっΣ(゚д゚;)知ってるんか?」


と、食いついてしもた。

「(うわっしもた。これじゃまるで俺が・・・・」

「聞きたい?弟が隣のクラスで名前知っとった」

「へ、へぇ?で?」

⤴結局聞きたいのか?

「①自分で調べる②今すぐここで教えてもらう。
どっちがええ?」

とニッコリ☺️

「うーん。2番やとなんから奢らなあかん流れやな」

「ピンポーン!なんでわかるん?」
「そんなんわかるわ。お前の魂胆わかりやすすぎ」


「なになに?なんの話ししてるん?」
そこへやってきたのは大ちゃん。

「俺さ、みっちーくんのフルネーム聞いたんや。今ここで聞きたかったら・・・そうやなぁ・・・【焼肉奢りで】!」
「・・・・・」

「・・・・・」

「えっΣ(゚д゚;)なんで黙るん?しかも大ちゃんまで」
「奢ってあげれば?武くん・・・」

「えー?なんか嫌やわ」

「何それ。素直に聞けばええのに」

まぁ、あいつの名前を知れるのはええけど・・・。



「そうそう!あのみっちーくんがあの子犬を飼ってくれてたんやろ?」

「なんでそんなことまで知ってるんや!」
「見てたでー?」

 そ、そんな所まで見られてたんかぁ!!

「すげーな・・」

「いや、やっぱり自分で聞くから!!」

とぐっと我慢。

そんなこんなで俺とみっちーの名前の探り合いはまだ続くのであった。
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