君の鼓動を感じて~BLUEストーリー~

藤原葉月

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風邪

第14話

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それから数日後のことだ。

「コホコホ」
「ちょっと、タケくん。大丈夫なん?今日は休んだら?しんどそうやん」


いつものように迎えに来た大助は俺が咳をしているのに気づいてくれた。
「知らんで?途中で倒れても」

大木もなんやかんや心配してくれてて・・・

けれどいつも通りに歩いている3人




一方で

「コホコホ」

こちらも風邪をひいたのか?

「ちょっ、みっちー・・大丈夫?熱は?」
「・・・うん・・・大丈夫・・・」

いやお互い風邪ひくなよ?
そう言うてたのに・・・?
「あれ?タケくん先輩は?」

いつものように上から見ていると?
いつものスカイブルーのかさが見当たらなかった。


今日は小雨が降っていた。

だけど、2人の傘しか見えやんかった、


けれどじつはタケくんは学校には来ていたんや。

ツレのふたりに支えられながら登校していたんや。

それなら傘は折りたたまれてるわなꉂ🤣𐤔
それは納得やわ


だけどみっちーはそれに気づかんかったみたいや。

それを知らずにいるみっちーは先輩は来ていないと思い込んでしまい、下を見るのをやめてしもたんや。


けどじつは下を見ていたのはみっちーだけやなかった!
健は見ていたのだった。


「あっ!雨.止んだんちゃう?」

「あっ、ほんまや 」
と、傘をたたむ2人・・・と思いきや?

「えっ・・・・」


「・・・・・」

そこには2人に支えてもらってたタケくん先輩が現れ・・・

「うそや。えっ?まさかみっちー・・先輩がいないと思って?」


先輩がいないと思って見るのを辞めたん?

そのみっちーはしんどそうにしていて・・・

「健・・・?ケホケホ・・・どうしたん?行くで?」

「あっ、ごめん。今行く・・(どうしよう・・言うた方がええんかなぁ)」

いつもは報告してくれ健なのになぜだか言えない彼がいて・・・


しかし?

「・・・・😞」

「ちょっと、タケくん。ほんまに大丈夫なん?熱高いんちゃうか?」

ええんや。はぁはぁ・・・」

「ほんまに言う事聞かんなぁ。あの子に会いたいのはわかるけどさ」

だがしかしやはり力尽きてしまった彼を保健室まで運び・・・

「あなたよくここまで来れたわね」

「ですよね。俺たちもそうおもいますわ。ちょっと、会いたい人がいまして・・・」

「そうなんですよ。恋煩いってやつですか」

「・・・・・」

反発する気力さえないみたいだ。
「ごめんな?2人とも・・・」


「まぁ、わかるけどね。あとは任せなさい」
「じゃあ、おねがいします」


そして、
「藤波くん、大人しく寝てなさいね?ちょっとだけ抜けるから・・・」


「・・・・はい」

そして1人ベッドで眠ることになった丈くん。


その頃みっちーも

「はぁはぁ・・・」

「みっちー、大丈夫?なんだか、しんどそうだよ?保健室行く?」

「ほんまや。顔色悪いで?」

「風邪、引いたんか?」

「うん・・・ケホケホ・・薬もらってくるわ。ケホケホ・・・」

「朝から咳してたしな。あんまり無理したらあかんで?ついてこか?ひとりで行ける?」


「ありがとう、大丈夫や。一人で行くわ。移動教室やろ?先、行ってて?ケホケホ・・・」


と話している所へクラスメイトが来て・・・


「道岡!俺が連れてってやるわ!保健室いくんやろ?」

「えっ・・・・」

なぜか肩を組まれた。

「あ、ありがとう・・・。いやでも一人で行けるし・・・」

「察してくれや。安藤先生に会いたいんや」

と耳打ちされ、

「!?」
「なっ?ええやろ?」
「・・・・わ、わかった。ケホケホ」
【会いたいから】か。

なんかわかる気がするわ。

俺も具合い悪くてほんまは休みたかったんやけど
やっぱり先輩に会いたかったんや。

もしかして・・・朝いなかったのは・・・先輩も具合い悪くて休みやったんやろうか?

そんなことを思いながら保健室に来てみたのは良いのだが・・


「ケホケホ」
「道岡?大丈夫か?なんか体熱いし・・・咳してるけど・・・」

「ん、大丈夫。ベッド・・・借りようかな・・・・」

とフラフラしながら入ろうとしたら・・・・・


「(๑˘。˘๑)*.。💤」

「!?」

びっくりしすぎて

シャッ


カーテンを閉めた。
「あ、あ、あの人・・・」

「ん?どうした?あの人?」

「(先輩が寝てる?えっ?うぇっ?来てたん?)」
⤴なぜだか1人パニック。
「・・・・・」

⤴しゃがみ込んだ。

「ど、どうした道枝。寝ないで大丈夫なのか?ものすごくしんどそうやけど?」

「あっ・・・いや・・・ケホケホ・・・なんか具合いわるそうかひとがもうひとりいたみたいで・・・ケホケホ・・その人が寝てたから・・・ケホケホ」

「そ、そっか」
「ありがとな?着いてきてくれて・・・。先生いなくて残念・・・だったな」

「まぁ、それは仕方ないけど・・・」
「じゃあ、俺・・・薬もらったら直ぐにいくからケホケホ先に戻っていいよ?先生戻るまで待ってるわ・・・」

「それもそうだな。じゃあ、お大事に・・・」

とさっさと行ってしまったのだ。
いや、もっといてやれよ。

病人なんやからさ!
君のようなふしだらな(失礼な)理由で保健室に来たわけやないんやから。


「(今のうちに・・・・)」


でもその方が彼にとっては好都合だったみたいや。


「はぁはぁ・・・」
道枝駿佑「・・・・・」


思わず先輩の頬に手を当てると・・・

「うわっ、熱ッ。熱あるのにきたんか?・・・・タケ・・・ハル・・・先輩」

いつも言えない名前を呼んでみたりして。

「すごい汗・・・」

と呟くと


「・・・・ん」

目を覚まし・・・

「えっ(;゚Д゚)!な、なんでや」
目を覚ました先輩はめちゃくちゃ驚いている。
そしてガバッと起きる。
「まだ起きちゃダメですよ」
「いや、けど・・・」

「先輩・・・大丈夫なんですか?具合い悪いのに登校したんですか?」
と先輩をゆっくり寝かせ・・・

「いや・・・もう大丈夫や。いま、休んだからな。それより・・・みっちーはなんで?」


「風邪ひくなって言っておいて・・・」

なぜだか先輩の言葉をさえぎり俺は話そうとして

「まぁ、そうなんやけど・・・」

そして俺がもう一度起きようとしたのを何故か止めて

「起きなくて・・・大丈夫です。ケホケホ。実は俺も・・・ケホケホ。薬貰いに来て・・・・ケホケホ。先輩が寝ていたからびっくりして・・・」

「顔赤いやん。俺、代わるから・・・」

「・・・大丈夫です。(先輩よりは・・・)先輩は寝ててください。じゃあ・・・俺は戻るんで・・・・ケホケホ」

「あ、あぁ。お大事に・・・(咳しとるやんか。しかもフラフラしとるし。ほんまに大丈夫か?)」


「そっちもお大事に!」

振り返っていうてくれたけど、かれはめちゃくちゃしんどそうやった。


こうして俺は教室に戻った。
結局、薬を貰わずに・・・・

「みっちー、大丈夫?」

「・・・・ケホケホ・・・大丈夫・・・」

「大丈夫やないやん。保健室行ったのに薬もらってこやんなんて有り得やんわ。」

「だって・・・ベッドは空いてなかったし・・・、先生いなかったし・・・。ベッドは先輩が使ってたし・・・。先輩、具合い悪かったんやな」

「・・・(やっぱり)なぁ?人の心配より自分の心配したらどうや。自分も風邪気味やのに・・・」

「・・・・うん・・・ケホケホ」

「もう体調わるいのになんで来たんや。ほな、次の休み時間にもっかい保健室いくで?」
「・・・・うん」

相当具合い悪くなってきたみたいや。

その頃こちらは・・・

「武くん早退するん?」
「うん。熱は下がったんやけど・・・ケホケホ。大事をとってな」

「その方がええわ。人にうつさへんしな。けど、何で来ようと思ったん?いつもなら休むー言うのに・・・」

「そ、それは・・・・」



「なぁ?なんでなん?」


「それは(あいつに)」

「・・・先輩に・・・」


「会いたかったから・・・・」



2人はやはり同じことを思っていたのだった。
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