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大切な人との時間
第31話
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「ケン!!」
後ろからケンを呼ぶ女の子の声がした。
ケンは振り向き
「えっ?サキ?」
「ケンの知り合い?」
ジュンは驚いて彼女を見た。
「もしかして彼女?」
「ち、違うよ。幼なじみだよ。サキ、よくここがわかったね」
「大変なのよ!会えてよかった!!ハァハァ」
走ってきたのかサキは息を切らしている。
「大丈夫?少し休んだら?」
「ハァハァ、時間がないから」
「えっ?時間がないって・・・・」
そして、サキを座らせると
「ケン、落ち着いて聞いて?キョウカがさらわれたの」
「えっ?誘拐?」
ほかの5人もその言葉に反応。
「キョウカは最後までケンのことを心配してた。私の力を狙っている人がいることわかっていた、っていってこれを渡してって、さらわれる前にわたし預かったのこれを」
サキは、ペンダントのようなものを自分の首から外すとケンの首に掛けた。
「・・・・・!?」
すると、ケンの頭の中にキョウカがさらわれた場所が浮かんできているようだった。
「ケン?」
「キョウカが呼んでる!行かなきなゃ」
そう言ってケンははしりだした。
「まてよ!1人じゃ危ないだろ!」
ゴウはそう言ったが、もう聞こえない距離にいる。
「ゴウ君、ついて行ってあげなさい」
「・・・・わかった。行ってくる」
とゴウは、ケンを追いかけていった。
そして、サキはホッとした顔をすると、倒れ込んでしまった。
「サキさん!!」
ジュンがかろうじて抱きとめた。
「ハァハァ、最後にケンに伝えれて・・・・ハァハァ、・・・・よかった・・・・」
「サキさん・・・君は・・・・」
ヒロは驚いた。
こんな小さな少女が・・・・。
「もしかしてケン君に伝えるためだけにこの力を?」
ヒロは尋ねた。
「・・・・はい。好きだった・・・ケンが。・・・キョウカを守ろうとしているケンのことをずっと見ていたから」
「君もケンのことが・・・・」
「・・・・ハァハァ、いつかこの力を使う時が来るかもって・・・思ってた・・・・ハァハァ・・・2人のために・・・使えてよかった・・・・・」
サキさんは、目を閉じてしまった。
「ダメや!サキさん!!しんじゃだめや!!」
ジュンは、サキさんに話しかけた。
「・・・・ありがとう・・・・」
とだけ言った。
「君はあの二人が・・・ケンと、そのキョウカさんって人2人が帰ってくるのを待ってなきゃ!!ダメだよ!」
「・・・・・・」
だが、ジュンの叫びも虚しく、サキは息を引き取った。
「こんなの嫌だよ!」
ケンは彼女が、こうなったのを知らないままキョウカさんを助けに行ってしまった。
「・・・・・・」
ヨシは一部始終をただ黙って見ていた。
何も慰めの言葉がみつからないからだ。
そう、たった今会ったばかりのケンの幼なじみが命をかけてここまでやってきて、ケンに会えないまま・・・・一瞬だけは会ったが、再度会わないまま亡くなってしまったのだ。
そしてその頃、ケンに追いついたゴウは・・・
「ケン!どこにいるのかわかるのかよっ!」
「このペンダントをかけられた瞬間にキョウカの居場所が・・・・」
と、言いつつ急に足を止めた。
「・・・・・!?」
「えっ?ケン?どうした・・・」
「・・・・サキ・・・・」
「サキって、さっきお前に会いに来た子か?」
「・・・・サキが・・・・・」
その後急に涙を流し始めたケン。
「おい!どうしたんだよ、ケン!何があった!ちゃんと聞くから・・・・」
「僕のために・・・・・」
彼女の最期の言葉だった。
「《ケン、キョウカを幸せにしてあげてね?キョウカを守れるのはあなただけ。そう信じてるから》」
ケンは、ペンダントを握り・・・・・
「サキ、ありがとう」
そう呟いた。
「ケン・・・・・」
ゴウはケンに何があったのか少し悟ったようだ。
「サキが死んだ」
と言われ
「えっΣ(゚д゚;)死んだって!嘘だろ?さっきまで生きていたのに・・」
驚きを隠せないゴウ。
それもそのはずだ。
「このペンダントが少しの間だけ命を繋いでくれていたんだと思う。」
「そのペンダントが?」
「ぼく達の国ではそれを《生命の法》って呼んでて・・・。主に女の人が元々持っている力があるんだ」
「《生命の法》・・・・?」
聞いたことがあるような?
「その力は、普段使えないんだけどね。使っちゃダメだから」
「そうなのか?」
「1度だけ使うのを許される時があるんだ。と言っても、本当に1度だけしか使えないけど」
「1度だけ許される時ね・・・・」
なんとなくわかってきた。
「それはね、命をかけて守りたい人がいる時」
「ん?待てよ?それって逆じゃないのか?」
「女の人でも、男の人の時でも思う時あるでしょう?
命をかけて守りたい時って・・・。たとえそれが届かない想いでも・・・・」
「届かない想いでも?」
「というかたぶん、ゴウの国にもあるんじゃないかな?それは、女の人の使命みたいなものだって、聞いたことあるから」
「まさか、その力を使わせないために戦うのが男ってことか?」
「さすがだね!まぁ、そういうことだとは思う」
ケンは悲しみを堪えながら答えてくれた。
「ケン、悲しい時は泣いてもいいんだぜ?」
と、なぜか肩を組んできた。
「・・・・・・」
「そのサキって子は、少なくともケンのことを愛してくれたんだ。例えお前がサキって子のことをそんな風に見ていなかったとしても、支えてくれたことは確かだろ?幼なじみなんだからさ」
「ゴウ・・・」
「お前の気持ちが少しわかるんだ。もしリリカがそんな力を持っていたらと思うと・・・・」
「・・・・・・」
「とにかく、キョウカを探すよ。悲しんでばかりいられないから」
「わかった。それなら俺も手伝うよ。1人で無茶しそうだから追いかけてきたし」
「それはゴウに言われたくないよ」
「なんだよそれ。ったくお前もそんな口聞くようになったんだな」
「ジュンに聞いてるから。それと、見てきたし」
「・・・・ふーん?」
「僕は強くなりたいんだ」
「ケン」
「ねぇ?みんな心配してくれてるかな?勝手に来ちゃったし」
「多分な」
「《悲しみを乗り越えて強くなれ》って、僕の育ての父はよくそう言ってくれてた。だから、もう泣かないよ?」
「泣かない・・・なんて言うなってば。泣きたい時に泣くのも強くなる秘訣だぜ?俺はそう思ってる。だから、泣いてもいいんだ」
「ありがとう、ゴウ」
「おぉ!」
ケンとゴウの2人は朝を待ってから、ペンダントが導き出す力を借りて、再び歩き出したのだった。
一方で、サキの亡骸を土に埋めてお墓を作り、手を合わせていたヒロ達は、
「なぁ?あいつら大丈夫なのか?」
先程から落ち着かないのか、なぜか口を開いたのはヨシだった。
「ヨシさん、心配してれているんですね。さっきからそわそわしてる」
「・・・・あの彼がついて行ってるのが心配だ」
「あの彼って・・・。もしかして兄さんのこと?」
「彼は何かと首を突っ込んでくるし・・・。やってることも時々むちゃくちゃだ」
「そうでもないと思うけど?」
と言ったのはマサだった。
「うん、確かにむちゃくちゃかもしれないけどそれが兄さんなりの気配りでもあるから。嬉しい時もあります」
「・・・・・・」
「ヨシさんもそんな言い方をするけど、本当は彼が1番僕たちを見ていてくれるってわかっているんでしょう?」
と、ヒロは言うと・・・・
「・・・・・」
恥ずかしいのかさらに黙ってしまった。
「大丈夫です。きっと帰ってきてくれますから。それを信じて待ちましょうよ」
と、ヒロは言った。
「うん、そうしよう」
「・・・・・・」
4人は2人が帰るのと、真実が聞けるのを信じて待つことにした。
後ろからケンを呼ぶ女の子の声がした。
ケンは振り向き
「えっ?サキ?」
「ケンの知り合い?」
ジュンは驚いて彼女を見た。
「もしかして彼女?」
「ち、違うよ。幼なじみだよ。サキ、よくここがわかったね」
「大変なのよ!会えてよかった!!ハァハァ」
走ってきたのかサキは息を切らしている。
「大丈夫?少し休んだら?」
「ハァハァ、時間がないから」
「えっ?時間がないって・・・・」
そして、サキを座らせると
「ケン、落ち着いて聞いて?キョウカがさらわれたの」
「えっ?誘拐?」
ほかの5人もその言葉に反応。
「キョウカは最後までケンのことを心配してた。私の力を狙っている人がいることわかっていた、っていってこれを渡してって、さらわれる前にわたし預かったのこれを」
サキは、ペンダントのようなものを自分の首から外すとケンの首に掛けた。
「・・・・・!?」
すると、ケンの頭の中にキョウカがさらわれた場所が浮かんできているようだった。
「ケン?」
「キョウカが呼んでる!行かなきなゃ」
そう言ってケンははしりだした。
「まてよ!1人じゃ危ないだろ!」
ゴウはそう言ったが、もう聞こえない距離にいる。
「ゴウ君、ついて行ってあげなさい」
「・・・・わかった。行ってくる」
とゴウは、ケンを追いかけていった。
そして、サキはホッとした顔をすると、倒れ込んでしまった。
「サキさん!!」
ジュンがかろうじて抱きとめた。
「ハァハァ、最後にケンに伝えれて・・・・ハァハァ、・・・・よかった・・・・」
「サキさん・・・君は・・・・」
ヒロは驚いた。
こんな小さな少女が・・・・。
「もしかしてケン君に伝えるためだけにこの力を?」
ヒロは尋ねた。
「・・・・はい。好きだった・・・ケンが。・・・キョウカを守ろうとしているケンのことをずっと見ていたから」
「君もケンのことが・・・・」
「・・・・ハァハァ、いつかこの力を使う時が来るかもって・・・思ってた・・・・ハァハァ・・・2人のために・・・使えてよかった・・・・・」
サキさんは、目を閉じてしまった。
「ダメや!サキさん!!しんじゃだめや!!」
ジュンは、サキさんに話しかけた。
「・・・・ありがとう・・・・」
とだけ言った。
「君はあの二人が・・・ケンと、そのキョウカさんって人2人が帰ってくるのを待ってなきゃ!!ダメだよ!」
「・・・・・・」
だが、ジュンの叫びも虚しく、サキは息を引き取った。
「こんなの嫌だよ!」
ケンは彼女が、こうなったのを知らないままキョウカさんを助けに行ってしまった。
「・・・・・・」
ヨシは一部始終をただ黙って見ていた。
何も慰めの言葉がみつからないからだ。
そう、たった今会ったばかりのケンの幼なじみが命をかけてここまでやってきて、ケンに会えないまま・・・・一瞬だけは会ったが、再度会わないまま亡くなってしまったのだ。
そしてその頃、ケンに追いついたゴウは・・・
「ケン!どこにいるのかわかるのかよっ!」
「このペンダントをかけられた瞬間にキョウカの居場所が・・・・」
と、言いつつ急に足を止めた。
「・・・・・!?」
「えっ?ケン?どうした・・・」
「・・・・サキ・・・・」
「サキって、さっきお前に会いに来た子か?」
「・・・・サキが・・・・・」
その後急に涙を流し始めたケン。
「おい!どうしたんだよ、ケン!何があった!ちゃんと聞くから・・・・」
「僕のために・・・・・」
彼女の最期の言葉だった。
「《ケン、キョウカを幸せにしてあげてね?キョウカを守れるのはあなただけ。そう信じてるから》」
ケンは、ペンダントを握り・・・・・
「サキ、ありがとう」
そう呟いた。
「ケン・・・・・」
ゴウはケンに何があったのか少し悟ったようだ。
「サキが死んだ」
と言われ
「えっΣ(゚д゚;)死んだって!嘘だろ?さっきまで生きていたのに・・」
驚きを隠せないゴウ。
それもそのはずだ。
「このペンダントが少しの間だけ命を繋いでくれていたんだと思う。」
「そのペンダントが?」
「ぼく達の国ではそれを《生命の法》って呼んでて・・・。主に女の人が元々持っている力があるんだ」
「《生命の法》・・・・?」
聞いたことがあるような?
「その力は、普段使えないんだけどね。使っちゃダメだから」
「そうなのか?」
「1度だけ使うのを許される時があるんだ。と言っても、本当に1度だけしか使えないけど」
「1度だけ許される時ね・・・・」
なんとなくわかってきた。
「それはね、命をかけて守りたい人がいる時」
「ん?待てよ?それって逆じゃないのか?」
「女の人でも、男の人の時でも思う時あるでしょう?
命をかけて守りたい時って・・・。たとえそれが届かない想いでも・・・・」
「届かない想いでも?」
「というかたぶん、ゴウの国にもあるんじゃないかな?それは、女の人の使命みたいなものだって、聞いたことあるから」
「まさか、その力を使わせないために戦うのが男ってことか?」
「さすがだね!まぁ、そういうことだとは思う」
ケンは悲しみを堪えながら答えてくれた。
「ケン、悲しい時は泣いてもいいんだぜ?」
と、なぜか肩を組んできた。
「・・・・・・」
「そのサキって子は、少なくともケンのことを愛してくれたんだ。例えお前がサキって子のことをそんな風に見ていなかったとしても、支えてくれたことは確かだろ?幼なじみなんだからさ」
「ゴウ・・・」
「お前の気持ちが少しわかるんだ。もしリリカがそんな力を持っていたらと思うと・・・・」
「・・・・・・」
「とにかく、キョウカを探すよ。悲しんでばかりいられないから」
「わかった。それなら俺も手伝うよ。1人で無茶しそうだから追いかけてきたし」
「それはゴウに言われたくないよ」
「なんだよそれ。ったくお前もそんな口聞くようになったんだな」
「ジュンに聞いてるから。それと、見てきたし」
「・・・・ふーん?」
「僕は強くなりたいんだ」
「ケン」
「ねぇ?みんな心配してくれてるかな?勝手に来ちゃったし」
「多分な」
「《悲しみを乗り越えて強くなれ》って、僕の育ての父はよくそう言ってくれてた。だから、もう泣かないよ?」
「泣かない・・・なんて言うなってば。泣きたい時に泣くのも強くなる秘訣だぜ?俺はそう思ってる。だから、泣いてもいいんだ」
「ありがとう、ゴウ」
「おぉ!」
ケンとゴウの2人は朝を待ってから、ペンダントが導き出す力を借りて、再び歩き出したのだった。
一方で、サキの亡骸を土に埋めてお墓を作り、手を合わせていたヒロ達は、
「なぁ?あいつら大丈夫なのか?」
先程から落ち着かないのか、なぜか口を開いたのはヨシだった。
「ヨシさん、心配してれているんですね。さっきからそわそわしてる」
「・・・・あの彼がついて行ってるのが心配だ」
「あの彼って・・・。もしかして兄さんのこと?」
「彼は何かと首を突っ込んでくるし・・・。やってることも時々むちゃくちゃだ」
「そうでもないと思うけど?」
と言ったのはマサだった。
「うん、確かにむちゃくちゃかもしれないけどそれが兄さんなりの気配りでもあるから。嬉しい時もあります」
「・・・・・・」
「ヨシさんもそんな言い方をするけど、本当は彼が1番僕たちを見ていてくれるってわかっているんでしょう?」
と、ヒロは言うと・・・・
「・・・・・」
恥ずかしいのかさらに黙ってしまった。
「大丈夫です。きっと帰ってきてくれますから。それを信じて待ちましょうよ」
と、ヒロは言った。
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